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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • 2022年医学重大ニュース<後編>

    2022-12-30

    USA Todayが2022年医学重大ニュースとして紹介した話題から、新薬に関するものをまとめました。米食品医薬品局(FDA)は10月、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新薬を承認しました。この薬を巡っては、有効性を疑問視する声や高額な薬価への落胆の声が上がりました。1型糖尿病の発症を遅らせる初の薬も11月に承認されました。8歳以上の未発症者が対象です。このほか、RSVなど各ウイルス感染症に対するワクチンの開発も続けられており、23年には朗報がもたらされるかもしれません。

  • 2022年医学重大ニュース<前編>

    2022-12-29

    2022年の医学の重大ニュースをUSA Todayがまとめています。サクッと1分!でもほとんどのニュースを紹介しています。再読して1年を振り返ってください。1月、米国の研究チームがブタの心臓を男性患者に移植したことを発表。男性は3月に死亡し、原因はブタのウイルスだった可能性があると判明しましたが、異種移植の可能性が示されました。4月には国際チームが、ヒトゲノムの配列の完全解読を発表。幅広い分野での医学的な進歩につながることが期待されています。<つづく>

  • 細菌感染かウイルス感染かを迅速に識別する新たな血液検査

    2022-12-28

    米国の研究チームが、ウイルスと細菌のどちらに感染しているかを識別する血液検査を開発したそうです。チームは世界35カ国の感染症患者からの検体を使い、遺伝子発現データを分析。ウイルスと細菌では、感染した際に、免疫に関係する8遺伝子で発現の仕方が異なることが分かったといいます。開発した検査は30~45分でどちらの感染かを識別。感度、特異度ともに90%とのこと。深刻さを増す抗菌薬の乱用を防ぐ手立てになるかもしれません。Medical Xpressの記事です。

  • 手術中の病理迅速診断の精度を上げるAIツール

    2022-12-28

    米国とトルコの研究チームが、術中迅速病理診断の精度を向上させる人工知能(AI)を開発したそうです。組織をホルマリンで固定する通常の病理診断は正確ですが、時間かかります。そのため手術中は、組織を急速冷凍して観察する術中迅速病理診断が行われます。ただこの方法は、組織が傷つくなどして不正確なことがあるといいます。チームが開発したAIは術中迅速病理診断で使う画像を通常の病理検査で使う高品質な画像に変換できるそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 慢性的な腹痛の治療標的を特定 オピオイドが不要になる可能性

    2022-12-27

    内臓の痛みの管理にオピオイドを使う必要がなくなるかもしれません。米国と豪州の研究チームが、2021年のノーベル医学生理学賞の主題として知られ、触覚や温度の受容体である「Piezo(ピエゾ)2」が腸にも存在することを確認。さらに、腸の痛覚に関連する主なイオンチャネルがピエゾ2の仲間であることも判明したそうです。ピエゾ2を標的にすることで、過敏性腸症候群などの胃腸障害にともなう慢性疼痛を治療できる可能性があるといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 新たな変異株出現につながる可能性 中国でのコロナ急拡大に専門家が懸念

    2022-12-27

    新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中国から、新たな変異株が出現する可能性があるとして、専門家が警戒しているようです。中国が公表している同国のワクチン接種率は高いのですが、使用している中国産ワクチンの効果がそもそも低い上に、高齢者の間ではブースター接種率が低いといいます。専門家は「集団免疫が確立していない環境」と指摘し、このような状況は新たな変異株発生の危険性を高めるとの懸念を示しています。AP通信の記事です。

  • カリフォルニア大学が過去の囚人実験を謝罪

    2022-12-23

    米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)が、囚人に対して行った非倫理的な実験について謝罪したといいます。1960年代と70年代に、同大学医学部の皮膚科医2人が、刑務所の医療施設で少なくとも2600人の男性囚人に対して、殺虫剤や除草剤を皮膚に塗布したり、静脈に注射したりしたといいます。UCSFはこれを認め謝罪。被害の程度などを把握するために、さらに分析が必要としています。AP通信の記事です。

  • ゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」で拡張型心筋症の治療進歩か

    2022-12-23

    狙った遺伝子を改変するゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」を用いて、一般的な遺伝性心疾患「拡張型心筋症(DCM)」を治療できるかもしれません。米国の研究チームが、DCMを引き起こす遺伝子変異を持つヒトの心筋細胞に、CRISPR-Cas9を使用。変異細胞は徐々にDCM固有の特徴を失っていったそうです。同様の遺伝子変異を持つ生後1週間のマウスにもCRISPR-Cas9を用いたところ、発症することなく平均寿命を全うしたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • コロナ後遺症「ブレインフォグ」は既存薬で治療できる

    2022-12-22

    「新型コロナ後遺症」で頭がぼうっとする「ブレインフォグ」は、注意欠如・多動症(ADHD)や外傷性脳損傷(TBI)に使われる一般的な薬2種の併用で改善するかもしれません。米国の研究チームが、コロナ後遺症に悩む患者12人を対象にN-アセチルシステイン(NAC)600mgとグアンファシン1mgを就寝時に投与。1カ月後、グアンファシンは2mgに変更されたそうです。調査に最後まで参加した8人全員が、ブレインフォグの大幅な改善を報告したといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 1日2杯以上のコーヒーで、重症高血圧患者の心疾患死亡率倍増

    2022-12-22

    重症高血圧の人はコーヒーを飲みすぎないほうがいいようです。日本の研究チームが、40~79歳の男女1万8600人を19年近く追跡調査。血圧が160/100mmHg以上の重症高血圧患者について、1日2杯以上コーヒーを飲む人は全く飲まない人に比べて、心血管疾患で死亡するリスクが2倍高くなることが分かったそうです。コーヒー1杯では、リスクが上昇することはなかったといいます。同じくカフェインを含む緑茶の摂取もリスクには関連しなかったとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • 鼻水の色で分かるあなたの健康状態

    2022-12-21

    鼻水の色で健康状態を把握してみませんか。透明な鼻水は正常ですが、量が急増した場合はアレルギーや風邪の引き始めのサインだそうです。白い鼻水が出る場合はたいてい、感染やアレルギーなどで鼻腔が刺激され、腫れている状態だといいます。黄色や緑色の鼻水は、感染と戦っていることを意味するそうです。通常、赤色や茶色の鼻水は血液が原因とのこと。黒色は喫煙が原因で、ヘビースモーカーや肺疾患の人に多く見られるといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 胎盤幹細胞で赤ちゃんの先天性心疾患を治療 世界初の試み

    2022-12-21

    英国で世界初の幹細胞技術を使って、生まれつき心臓の大動脈で逆流が生じる疾患を持つ赤ちゃんの命が救われたようです。この赤ちゃんは生後4日で心臓手術を受けたものの状態は改善せず、心機能が著しく低下。そこで、同国の研究チームがドナーの胎盤から採取した幹細胞を赤ちゃんの心臓に直接注入したところ、損傷した心筋が再生したそうです。この赤ちゃんは現在2歳になり、薬や機械の力を借りることなく元気に生活しているといいます。BBCの記事です。

  • 緑色の光で痛みが軽減 マウス実験で仕組みが明らかに

    2022-12-20

    緑色の光には鎮痛効果があるそうです。中国の研究チームがマウスの実験で、鎮痛に視細胞(錐体細胞と桿体細胞)が深く関わっていることを発見。マウスに緑色の光を浴びせて調べたところ、色を感知する錐体細胞を不活性化したマウスは鎮痛効果が全く得られず、明暗を感知する桿体細胞を不活性化したマウスは部分的な鎮痛効果しか得られなかったそうです。緑色の光を浴びると、視細胞が鎮痛に関わる脳細胞を刺激することも分かったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 中国でコロナ患者急増、今冬に感染拡大の波が3回訪れる可能性

    2022-12-20

    中国で新型コロナの感染者が急増しています。中国では今冬、感染拡大の波が3回訪れると予測されており、中国保健当局のトップは「現在第1波が訪れている」との見解を示したそうです。第1波は1月半ばまで続く見込み。第2波は1月21日から始まる旧正月休暇が引き金になり、第3波は人々が仕事に戻る2月末~3月半ばに訪れるとみられています。米国の研究機関によると、中国では2023年に100万人以上がコロナで死亡する可能性があるといいます。BBCの記事です。

  • 全く逆の働きをしていた? 情報伝達物質IL-37が炎症を促進

    2022-12-19

    アイルランドの研究チームが、これまで免疫応答を鎮める役割があると考えられてきた「インターロイキン37(IL-37)」が、実際には全く逆の働きをすることを確認したそうです。自己免疫疾患の一種で皮膚が炎症を起こす「乾癬」の発症には、皮膚のインターロイキン受容体が重要な役割を果たします。チームは、そこにIL-37が結合することを発見。IL-37が適切な方法で活性化されると、強力な炎症促進作用を発揮することが明らかになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 救命救急室受診者の6%に誤った診断か 米政府機関が調査

    2022-12-19

    米国で年間1.3億人が受診するという救命救急室(ER)で、18人に1人(約6%)に対して誤った診断が下されている可能性があるようです。米政府機関である医療品質研究調査機構(AHRQ)が、2000年1月~21年9月に発表された300近くの研究を分析した結果です。ERでは毎年、740万件の誤診が起きていると推計されるそうです。260万人の患者が回避できたはずの損害を被り、別の37万人は誤診によって回復不能な障害を負ったり、死亡したりしているといいます。CNNの記事です。

  • 2年間の世界のコロナ死者数、実際は3倍の約1500万人か

    2022-12-18

    世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルス感染症による死者数に関する新たな調査結果を公表したようです。より正確な死者数を推定するため、WHOは「実際に生じた死者数」から「パンデミックが起きなかったと仮定した場合の予測死者数」を引いた「超過死亡数」を分析。2020年と21年の2年間で、コロナによって世界で1480万人の超過死亡が発生したとの結論が出たそうです。この数字は、以前報告されていた世界のコロナ死者数の約3倍に当たるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • コロナ感染による嗅覚・味覚障害、抗体価の高い人がなりやすい

    2022-12-17

    新型コロナウイルスに感染すると、なぜ一部の人だけが嗅覚や味覚に異常を来すのでしょうか。米国の研究チームが、パンデミックの初期にコロナに感染し、回復した患者306人の血液サンプルを調査しました。コロナに対する抗体価が高かった人は、抗体価が平均以下だった人に比べて、嗅覚障害や味覚障害に苦しむ可能性が2倍高かったそうです。患者の免疫応答の強さが、嗅覚や味覚の異常に関連していることが示唆されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • CAR-T細胞療法、脳や脊髄のリンパ腫に有効な可能性

    2022-12-16

    患者自身のT細胞を改変した「CAR-T細胞」で、中枢神経(脳、脊髄)のリンパ腫を安全に治療できるかもしれません。米国の研究チームが、中枢神経系にのみリンパ腫がある患者9人にCAR-T細胞療法薬「アキシカブタゲンシロルユーセル(Axi-Cel)」を投与。腫瘍が、患者の78%で縮小または消失し、67%で完全に消失したといいます。これらの効果は10カ月間続いたそうです。また、脳脊髄液中のCAR-T細胞によって、免疫系が活性化されることも示されたといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 人工甘味料が不安症を引き起こす可能性 マウス実験で孫の代まで影響することが判明

    2022-12-16

    低カロリーの食品や飲料に広く使われている人工甘味料「アスパルテーム」が、不安症を引き起こすかもしれません。米国の研究チームが、米食品医薬品局(FDA)が推奨する1日最大摂取量の15%に相当するアスパルテームを含む水を用意。マウスに飲ませたところ、情緒検査で不安を表す行動を多く取り、不安などに関わる脳の偏桃体に著しい変化が見つかったそうです。この影響は、アスパルテームを実際に摂取したマウスの孫の代まで引き継がれたとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • mRNAがんワクチンで、黒色腫患者の再発・死亡リスク低下

    2022-12-15

    米製薬大手のモデルナとメルクは12月13日、mRNA技術を使った個別化がんワクチンが後期第2相(2b)試験で有望な結果を示したと発表しました。対象はステージ3または4の悪性黒色腫(メラノーマ)で既に手術を受けた患者157人。モデルナ開発のワクチンとメルクのがん免疫治療薬キイトルーダを併用した人は、キイトルーダの単独使用者に比べて再発や死亡のリスクが44%低かったそう。重篤な有害事象の発生率は併用群で14.4%、単独使用群で10%だったとのこと。CNNの記事です。

  • 英国、新生児10万人を対象に全ゲノム解析実施へ

    2022-12-15

    英国の国民保健サービス(NHS)は2023年から、健康な新生児10万人に全ゲノムシーケンシング(WGS)を提供するプロジェクトを実施するそうです。治療可能な200近い遺伝子疾患のスクリーニングを行うといいます。このプロジェクトによって、これまで新生児の時点では見逃されてきた、疾患を持つ子どもを数百人特定できると推計されています。高齢になってから発症する一部のがんに関わる遺伝子変異も特定できますが、プロジェクトの対象ではないとのこと。BBCの記事です。

  • 腸内細菌叢組成の不均衡がパーキンソン病発病に関与か

    2022-12-14

    多くの種類の腸内細菌がパーキンソン病(PD)に関与しているそうです。米国の研究チームが、同国最南部に住むPD患者490人と対照群234人の便から直接採取した遺伝物質を調査。調べた257種類の腸内細菌のうち、84種類がPDに関連することが分かったそうです。PD患者では、このうち55種類が異常に増加し、29種類は激減するといいます。こうした広範囲にわたる腸内細菌叢の不均衡が、複数の経路を介してPDを誘発する可能性が示唆されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • アトピー性皮膚炎の新薬、治験で有望な結果

    2022-12-14

    アトピー性皮膚炎の新薬候補「rocatinlimab」の治験で有望な結果が得られたようです。米国の研究チームが中等~重度の患アトピー性皮膚炎患者274人に対して、後期第2相(2b)試験を実施しました。この薬は、免疫細胞の表面に発現した分子「OX40」を阻害するモノクローナル抗体です。開始から16週時点で、アトピーの重症度を表す評価指標「EASIスコア」が48~61%低下したといいます。症状の改善は、投薬中止から少なくとも20週間後まで維持されたとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • もっと多くの乳がん患者が、乳房温存療法を選択できる可能性

    2022-12-13

    乳房に複数の腫瘍が見つかったからといって、必ずしも全乳房を切除(乳房全摘術)する必要はないようです。米国の研究チームが、片方の乳房に2~3個の腫瘍が見つかり、乳房全摘術の代わりに腫瘍部分の摘出術と放射線照射を受けた40~87歳の女性約200人を追跡調査。腫瘍は全て5cm未満だったそうです。その結果、手術から5年後の再発率はわずか3%で、腫瘍が一つしかない患者が腫瘍摘出術を受けた場合の割合と同等だったといいます。AP通信の記事です。

  • 「塩基編集」で遺伝子改変T細胞を作製 初治療の白血病患者が寛解/英

    2022-12-13

    血液がんの一種であるT細胞急性リンパ性白血病の英国の少女(13)に、「塩基編集」を使った治療が初めて実施されたそうです。塩基編集は、DNAを切らずに特定の塩基を編集して遺伝子を改変する新技術です。英国のチームがこの技術を使って、ドナーから提供されたT細胞を、がん化したT細胞を見つけ出して破壊するよう改変。改変T細胞を少女に投与したところ、がんが抑えられたため骨髄移植を実施し、治療から半年後も寛解が保たれているとのこと。BBCの記事です。

  • 抗パーキンソン病薬、若い1型糖尿病患者の心血管疾患リスクを抑制

    2022-12-10

    子どもの頃から1型糖尿病を持つ人は心血管疾患を発症しやすいことが知られています。米国の研究チームが、これを抑制する方法を見つけたようです。チームは12~21歳の1型糖尿病患者の男女34人を調査。パーキンソン病や2型糖尿病の治療に使われる「ブロモクリプチン」を4週間投与された人はプラセボ群に比べて、収縮期血圧と拡張期血圧が共に低下することが分かったそうです。また、大動脈硬化の改善も確認されたといいます。ScienceDailyの記事です。

  • 口腔細菌と脳膿瘍の関連が明らかに

    2022-12-10

    脳に膿がたまる「脳膿瘍」の予防策として、口腔ケアが重要かもしれません。英国の研究チームが、脳膿瘍で入院した患者87人の記録を調査。原因が特定できなかった患者が52人おり、それらの患者から採取した膿瘍には、原因が特定できた患者に比べて約3倍高い割合で口腔細菌が存在することが分かったそうです。また、咽頭炎や菌血症を引き起こすことがある口腔細菌「アンギノーサス群レンサ球菌」が見つかる割合も有意に高かったとのこと。Health Europaの記事です。

  • アルツハイマー病、軸索の膨張が原因か Aβは「関節的」に関与

    2022-12-09

    タンパク質のアミロイドβ(Aβ)沈着は、アルツハイマー病(AD)発症に間接的に関与しているのかもしれません。米国の研究チームがマウスの実験で、Aβ沈着周辺の神経細胞の軸索が細胞小器官のリソソームの凝集によって膨張したような状態になっており、それが認知機能の低下につながることを発見したそうです。さらに、タンパク質PLD3がリソソーム凝集に関連することも判明。Aβ沈着付近の膨張軸索で、特に高レベルのPLD3が発現することが分かったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • スイスで、新種のダニ媒介性ウイルスを初検出

    2022-12-09

    中国で2017年に発見された「Alongshanウイルス(ALSV)」が、スイスで広まっているようです。 同国のチューリッヒ大学が、国内のマダニからALSVを初めて検出したそうです。ALSVはダニ媒介性脳炎ウイルス(TBEV)と同じフラビウイルス科で、発熱や頭痛といった感染した際の主な症状もTBEVに似ているとのこと。21年と22年にスイスの複数地域で採取された非常に多くのマダニからALSVの遺伝子配列が見つかっており、すでにTBEVよりまん延している可能性もあるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ロックダウンの影響で、ティーンエイジャーの脳に変化/米

    2022-12-08

    新型コロナの感染拡大防止のために行われたロックダウンによるストレスで、ティーンエイジャーの脳の加齢プロセスが通常より速いスピードで進んだ可能性があるようです。米国の研究チームが、パンデミック前に撮られた子ども81人のMRI脳画像とロックダウン解除後に撮られた子ども82人のMRI脳画像を分析しました。1年弱のロックダウンを経験したことで、3歳年を取ったのと同等の変化が脳で起きたことが確認されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 冬に風邪をひきやすい生物学的理由が判明

    2022-12-08

    冬に風邪などが流行するのは、冷たい空気によって鼻で起こる免疫応答が半減することが一因のようです。米国の研究チームが、ヒト組織を使ってウイルスや細菌と戦うために鼻孔の細胞が無数に放出する細胞外小胞(EV)の働きを調査。EVはおとりの役割をし、表面にはたくさんの受容体があるといいます。鼻の中の温度が5度下がるだけで、放出されるEVが42%減り、受容体の数は最大70%減少。病原体を攻撃するEV内のマイクロRNAも半減したとのこと。CNNの記事です。

  • 睡眠中の人工照明による「光害」で、糖尿病リスク上昇

    2022-12-06

    都市部に住むだけで、糖尿病リスクが上昇するかもしれません。中国の研究チームが、中国の成人約10万人のデータを分析。屋外の夜間人工照明が多い地域に住む人は、人工照明が最も少ない地域の人に比べて糖尿病発症リスクが28%高かったそうです。中国の糖尿病症例の900万件以上が、こういった光害に起因するものである可能性が指摘されています。これまでの研究で、薄暗い人工光の中で一晩寝るだけで血糖値が上昇することが分かっているとのこと。CNNの記事です。

  • 家庭用空気清浄機で、COPD患者の心血管の健康が改善

    2022-12-06

    慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者は、自宅の室内空気汚染対策をしたほうがいいようです。米国の研究チームが、平均65歳のCOPD患者85人を6カ月間調査。高性能なHEPAフィルターとカーボンフィルターを搭載した家庭用空気清浄機を46人の患者に自宅で使ってもらったところ、全員が心血管の健康を示すいくつかの指標が改善したそうです。特に、心拍間の時間の変化を表す心拍変動(HRV)は25%増大したといいます。一般的に、健康な心臓はHRVが大きくなるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 大麻の鎮痛効果、効き目への期待から生じる部分大きく

    2022-12-05

    大麻による鎮痛効果は、「思い込み」が影響している可能性があるそうです。スウェーデンの研究チームが、大麻を疼痛管理に使った20の研究を分析。大麻群とプラセボ群の間で痛みの軽減度合いに差は認められず、両群ともに大幅な痛みの改善が報告されたそうです。これは、効き目があると思い込むことでプラセボ(偽薬)でも効果が出る「プラセボ効果」によるもので、鎮痛作用は本物の大麻成分の効果の67%に相当する可能性があるとのこと。CNNの記事です。

  • 英でA群レンサ球菌感染症の重症化例報告が増加 子ども7人死亡

    2022-12-05

    英保健当局は、子どもの間でA群レンサ球菌(A群溶連菌)感染症が重症化する例が増えているとして、注意を呼びかけたようです。イングランドでは今年9月以降、この菌が肺や血液に侵入して重症化する侵襲性A群レンサ球菌感染症で子ども6人が死亡。ウェールズでも女児1人が死亡したそうです。高熱や発疹が出る猩紅(しょうこう)熱の患者数も高い水準で推移しているとのこと。A群レンサ球菌感染症は通常、春先から初夏にかけて流行します。BBCの記事です。

  • 尿中のギ酸レベルで、初期のアルツハイマー病を特定

    2022-12-04

    簡単かつ安価な尿検査で、アルツハイマー病を早期に発見できるようになるかもしれません。中国の研究チームが、さまざまな重症度のアルツハイマー病患者と正常な認知機能をもつ健康な人を合わせた計574人の尿や血液を分析。アルツハイマー病患者は健康な人に比べて、尿中のギ酸量が有意に多いことが分かったそうです。ギ酸量の増加は、自分だけが物忘れがあることに気づく段階「主観的認知機能低下(SCD)」の人にも見られたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • HIVワクチン候補、第1相試験で有望な結果 広域中和抗体を誘導

    2022-12-03

    ヒト免疫不全ウイルス(HIV)ワクチンの開発が一歩前進したようです。米国とスウェーデンの研究チームが、18~50歳の健康な成人48人を対象に「eOD-GT8 60mer」と呼ばれるHIVワクチンの第1相試験を実施。このワクチンはウイルスのさまざまな遺伝子変異に応答することができる広域中和抗体の産生を誘導するといいます。8週間間隔で2回接種した36人のうち35人で、広域中和抗体が確認されたそうです。重篤な有害事象は認められず、安全性が示されたとのこと。CNNの記事です。

  • アルツハイマー病新薬レカネマブ、第3相試験で有効性確認 安全性に懸念も

    2022-12-02

    製薬大手エーザイなどが開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」に関する第3相試験の結果が公表されたそうです。治験は早期アルツハイマー病患者1795人に行われました。投与開始から18カ月時点で、レカネマブ群はプラセボ群に比べて認知症状の悪化が27%抑制されたそうです。一方でリスクについても示されています。脳出血はレカネマブ群の17.3%、プラセボ群の9%で発生。脳浮腫はレカネマブ群の12.6%、プラセボ群の1.7%で認められたとのこと。CNNの記事です。

  • 米FDA、腸炎への糞便移植製品を初承認

    2022-12-02

    健康な人の便から作られるフェリング・ファーマ社の「Rebyota」が、医薬品グレードの糞便移植製品として初めて米食品医薬品局(FDA)に承認されたようです。Rebyotaの対象は、クロストリジウム・ディフィシルによる腸炎を再発し、抗菌薬治療を受けたことがある成人患者です。直腸から行う投与は、1回で完了するといいます。臨床試験では、Rebyota 群の70%で8週間後に症状が解消したのに対し、プラセボ群で症状が解消したのは58%だったとのことです。AP通信の記事です。

  • 変形性膝関節症、コルチコステロイド注射で悪化の可能性

    2022-12-01

    変形性膝関節症(膝OA)の治療によって、かえって状態が悪化する可能性があるようです。米国の研究チームが、X線またはMRIの画像を使って膝OAの進行を2年以上追跡したそうです。コルチコステロイド注射を受けた人は、ヒアルロン酸注射を受けた人や何も治療を受けなかった人に比べて膝軟骨の退行性変化が進んでいることが分かったといいます。ただし、画像上で悪くなっていても、患者が感じる痛みは悪化していない場合もあるとのことです。CNNの記事です。

  • アルツハイマー病新薬「レカネマブ」の治験で2件目の死亡例

    2022-12-01

    製薬大手エーザイのアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の治験に参加した65歳の女性が死亡したそうです。脳卒中を発症した女性に血栓溶解薬tPAを投与したところ、脳内で大量出血が起きたといいます。この薬の治験参加者が死亡するのは2例目で、2人ともタンパク質アミロイドβ(Aβ)が血管壁に沈着することによって血管がもろくなる脳アミロイドアンギオパチー(CAA)があったそうです。CAA患者に対するAβ除去の危険性が指摘されています。Medical Xpressの記事です。

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