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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • 個人に適切な薬を提供するための遺伝子検査 来年にも無料で実施か/英

    2022-03-30

    英国では来年にも、医薬品が患者個人の遺伝的性質に合うかどうかを調べる遺伝子検査が、国民保健サービス(NHS)で無料で受けられるようになるかもしれません。医薬品は、個人の体質によって効果が出なかったり、有害事象を引き起こしたりします。英国では、国内で多く処方されている100の医薬品のうち40について、遺伝子検査を提供する技術が既に存在しています。現状では検査は約100ポンドで、血液か唾液のサンプルを使用するといいます。BBCの記事です。

  • 関節炎治療薬で、円形脱毛症患者の1/3が脱毛改善

    2022-03-30

    関節炎治療薬「バリシチニブ」の円形脱毛症に対する有効性が明らかになったようです。米エール大学などが、円形脱毛症患者1200人を対象に第3相試験を実施。バリシチニブ4mgを36週間服用した人の35%において、脱毛が有意に改善したといいます。服用量が2mgの場合でも、20%の人に同様の効果が確認されたそうです。吹き出物の悪化、上気道感染症、頭痛などの副作用がみられたものの、そのほとんどが許容できる範囲のものだったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 父親の「メトホルミン」使用、子どもの先天性欠損症リスクに関連

    2022-03-29

    パートナーの妊娠を希望している男性は、2型糖尿病治療薬「メトホルミン」の使用に注意した方がいいかもしれません。デンマークの研究チームが、1997~2016年に同国で生まれた子ども100万人以上のデータを分析しました。出生時に母親が35歳未満、父親が40歳未満の子どもを対象にしたそうです。母親の妊娠直前の3カ月間に父親がメトホルミンを使用していると、生まれた子どもの先天性欠損症リスクが40%高くなることが分かったといいます。CNNの記事です。

  • コロナ感染、糖尿病のリスク上昇と関連

    2022-03-29

    新型コロナの後遺症の一つとして、糖尿病を念頭に置くべきかもしれません。米国の研究チームが、感染者18万人と対照群のデータを比較。感染者は、感染から1年後に糖尿病を発症するリスクが40%高かったそうです。感染者の100人に2人が新たに糖尿病と診断されることが見込まれるといいます。コロナ感染時に重症だった人ほど、糖尿病リスクも上昇することが指摘されています。リスクは、糖尿病の危険因子がない人でも上がるそうです。CNNの記事です。

  • AIとロボット工学で、パーキンソン病の新たな特徴を特定

    2022-03-28

    米ニューヨーク幹細胞財団(NYSCF)が、Google社と共同でパーキンソン病の特徴を特定する新たなプラットフォームを開発したそうです。NYSCFは、ロボットシステムを使ってパーキンソン病患者91人と健康な人の皮膚から採取した線維芽細胞の画像を100万枚以上作成。人工知能(AI)を使ってこれらの画像を分析することで、パーキンソン病の新たな特徴の特定に成功したそうです。この研究が、パーキンソン病の新薬発見につながることも期待されているといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 「人工甘味料の摂取でがんリスク上昇」で議論勃発

    2022-03-28

    人工甘味料の安全性を巡って議論が起きています。フランスの研究チームが、同国に住む10万3000人のデータを分析。人工甘味料を平均量より多く摂取すると報告した人は、全く摂取しないとした人に比べてがん発症リスクが13%高かったとの結果を発表しました。特にソフトドリンクに使われる人工甘味料が高リスクだったとしています。これに対し、「人工甘味料ががんの原因になる」ことを示す証拠としては不十分であるとの指摘が出ています。ScienceAlertの記事です。

  • 中年女性の抗生物質使用、のちの認知機能低下に関連か

    2022-03-25

    腸内細菌叢と脳は深く関係しているとの指摘があります。腸内細菌叢を変えてしまう抗生物質の使用は認知機能に影響を及ぼすかもしれません。米国の研究チームが、平均年齢54.7歳の女性看護師1万5129人のデータを分析。抗生物質を2カ月以上服用していた人は、全く飲んでいない人や服用期間が短い人に比べて、抗生物質の使用から7年後に実施した認知テストのスコアが低かったそうです。約3~4歳老化したのと同等の低さだったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 結核菌に感染すると新型コロナには感染しない?/マウス実験

    2022-03-25

    結核菌に感染したことがあると、新型コロナウイルスに感染しにくくなるかもしれません。米国の研究チームが、2種類の系統のマウスを使って調査した結果です。マウスをまず結核菌に感染させ、次に新型コロナウイルスに暴露させました。その結果、事前に結核菌に感染させたマウスには、コロナ感染の兆候がみられなかったといいます。結核菌に対する免疫反応が、新型コロナウイルスの肺での急速な増殖を防いだ可能性が指摘されています。EurekAlert!の記事です。

  • 治療用細菌を一時的に「不可視」に 腫瘍への薬剤送達に成功

    2022-03-25

    米国の研究チームが、治療用の大腸菌(E. coli)を使って、がん細胞を殺すことに成功したそうです。チームは、細菌が一時的に免疫系から感知されないようにする「遮蔽システム」を開発しました。細菌の表面に存在し、免疫系などの攻撃から身を守る莢膜多糖体(CAP)に着目。CAPを制御することで、大腸菌(E. coli)がヒトの血液中で生存できる時間を調節できるようになったそうです。マウスを使った実験では、腫瘍に薬剤を効果的に送達できたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • モデルナ製コロナワクチン、6歳未満にも有効 FDAに申請へ

    2022-03-25

    米モデルナ社が新型コロナワクチンについて、6歳未満への有効性に関する中間結果を公表したそうです。結果は生後6カ月~5歳の子ども6900人のデータに基づくもの。この年齢の子どもにワクチン25㎍を2回投与したところ、18~25歳の成人に100㎍を2回投与した場合と同様の免疫反応が確認されたといいます。重篤な副反応はほとんどみられなかったとのこと。同社は近く米食品医薬品局(FDA)にこの年齢に対する緊急使用許可を申請するそうです。CNNの記事です。

  • 頭痛や乾いた咳は要注意? コロナをインフルと見分ける方法

    2022-03-24

    検査以外に、新型コロナをインフルエンザと見分ける方法はあるのでしょうか。コロナとインフルエンザは両方、発熱、倦怠感、体の痛み、喉の痛み、下痢や嘔吐などの症状が出ます。ただし、頭痛や乾いた咳がある場合はコロナを疑ってもいいかもしれません。味覚や嗅覚の異常も、引き続きコロナの特徴的な症状として挙げることができるといいます。乾いた咳が悪化し、ひどい胸の痛みがある場合は病院を受診した方がいいそうです。CNNの記事です。

  • 血液脳関門を開くことができる新たな抗体を開発/マウス実験

    2022-03-24

    血液脳関門を思い通りに開き、薬剤を脳内に届けることができるようになるかもしれません。米エール大学が、重要な細胞プロセスを調節する「Wntシグナル経路」に着目。成体のマウスを使って、この経路のカギとなる受容体「Unc5B」を阻害したところ、血液脳関門が開いたままになったそうです。Unc5Bは「ネトリン-1」という物質が結合することによって働きが制御されます。最終的に、ネトリン-1をブロックする抗体の開発に成功したといいます。ScienceAlertの記事です。

  • オミクロン株には通用しない?中国の「ゼロコロナ政策」正念場

    2022-03-24

    新型コロナウイルスオミクロン株の影響で中国や香港では患者が急増しています。その中で、感染を厳しく抑え込む「ゼロコロナ政策」はいつまで持ちこたえられるのでしょうか。同国はこれまで、軽症患者でも病院に入院させていました。しかし、最近になって、軽症患者は専用施設に隔離するようルールを緩和。退院の基準も引き下げられました。ゼロコロナに対する国民の理解が得られなくなってきていると指摘する専門家もいるといいます。BBCの記事です。

  • エボラウイルス属2種を同時に標的にする新たな抗体カクテル

    2022-03-24

    エボラウイルス病の原因であるエボラウイルス属は六つの型に分類されます。そのうち、大規模な流行を引き起こし、致死率が高いことで知られるザイール型とスーダン型。この両方に有効な抗体カクテルが開発されたそうです。米国の研究チームが、エボラ生存者のサンプルから、2種類のモノクローナル抗体1C3と1C11を作製。サルにおいて、この二つを組み合わせた抗体療法がザイール型とスーダン型による深刻な症状を改善したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • リチウムの服用が認知症発症を抑える可能性

    2022-03-23

    双極性障害やうつ病患者の気分安定薬として使われるリチウムが、認知症の発症を予防する可能性があるようです。英国の研究チームが、メンタルヘルスの問題で受診した50歳以上の患者2万9618人のデータを分析。患者はみな認知症の既往歴はなかったといいます。リチウムを服用していた患者は548人おり、そのうち9.7%が認知症と診断されたそうです。一方、リチウムを服用していなかった2万9070人においては、11.2%が認知症と診断されたとのこと。News-Medical.Netの記事です。

  • 高齢者の過度の昼寝は認知症のサイン?

    2022-03-23

    発高齢者の昼寝の頻度や時間が大幅に増えたら、医師に相談した方がいいかもしれません。米国の研究チームが、74~88歳の高齢者1400人から14年にわたって集めたデータを分析。1日1回以上昼寝をする人や1日1時間以上昼寝をする人は、昼寝が毎日の習慣ではない人や1日の昼寝時間が1時間未満の人に比べてアルツハイマー病を発症するリスクが40%高かったそうです。夜間睡眠の質や量は、この結果に影響を与えなかったといいます。CNNの記事です。

  • 世界初のクロイツフェルト・ヤコブ病治療薬、開発へ一歩前進

    2022-03-22

    発症すると半年から2年で死に至るクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)。英国の研究チームが開発している治療薬が、初期研究で有望な結果を示したそうです。この薬は「PRN100」と呼ばれるモノクローナル抗体。CJD患者6人に投与したところ、薬は安全で、脳まで到達することが分かったそうです。最終的に全員が死亡したものの、患者3人においては一時期、病気の進行が安定したようにみえたといいます。副作用を報告した人はいなかったそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 大麻ベースの大腸がん治療薬、がん細胞の90%を破壊

    2022-03-22

    大麻草に含まれるカンナビノイドやキノコの抽出物を組み合わせた、大腸がん治療薬の開発が進んでいるようです。この薬はイスラエルのバイオテクノロジー企業であるCannabotech社の製品。大腸がんのモデル細胞を使った研究では、この「組み合わせ製品」は、カンナビノイドを単体で使うより大腸がんの治療に有効なことが分かったそうです。さらに、この製品を使うと大腸がん細胞の90%以上を破壊できることも明らかになったといいます。Health Europaの記事です。

  • うつ病になりやすい人、謝る代わりに自分を責める行動を取る?

    2022-03-22

    うつ病になりやすい人は、人との関係が良くない状況に陥った際、ふさわしくない行動を取ることが多いようです。英国の研究チームが、うつ病寛解後に薬が不要になった76人と、うつ病既往歴がない44人にアンケートを実施。うつ病が寛解した人は対照群に比べて、自分が親友に対して悪いことをしたと仮定した場合に、隠れたい気持ちや自分自身から距離を置きたい気持ちになる傾向が強かったそうです。その反面、謝ろうとする人は少なかったとのこと。PsyPostの記事です。

  • 血液中のアミロイドβ、末梢組織から分泌されていることを発見

    2022-03-22

    血中アミロイドβ(Aβ)レベルをアルツハイマー病(AD)の診断マーカーとして使う際は、食事の影響に注意が必要かもしれません。大阪市立大学がマウスを使って調査。血中Aβは、グルコースやインスリンの刺激により膵臓や脂肪組織などの末梢組織から分泌されることが分かったそうです。分泌されたAβがインスリン分泌を抑制することも判明したといいます。今回の結果は、2型糖尿病がADのリスク因子となるメカニズムを示唆しているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 生後12カ月で自閉症を正確に特定できるスクリーニング法

    2022-03-17

    豪州の研究チームが開発した自閉症のスクリーニング法「SACS-R」の精度の高さが明らかになったようです。チームは、13,500人以上の子どもを対象に5年にわたる調査を実施。生後12~24カ月時点でSACS-Rで自閉症の可能性を指摘された子どものうち、83%がのちに実際に自閉症と診断されたそうです。豪州の一部の州ではすでに乳幼児健診でSACS-Rが使用されており、日本を含む10カ国で導入に向けた専門家のトレーニングが行われているといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 1日1杯のアルコールでも脳の萎縮につながる可能性

    2022-03-17

    たとえ適度といわれている量でも、飲酒は脳に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。米国と欧州の研究チームが、英国バイオバンクのデータから中高年3万6678人の飲酒量と脳の大きさを調査。50歳の人が1日当たり1~2ユニット(1ユニット=純アルコール8g相当)のアルコールを摂取すると、脳の灰白質と白質において2歳老化したのと同等の萎縮がみられたそうです。1日4ユニット飲酒する人は、10歳以上老化したのと同等だったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • ピューレ食が原因? 舌から黒い毛が生えてきた男性

    2022-03-17

    インドに住む50代の男性の舌から、黒い毛のようなものが生えてきたそうです。男性は3カ月前に発症した脳卒中の影響で左半身が麻痺しており、ピューレ状の食事を取っていたといいます。医師は男性の舌について、「黒毛舌」と呼ばれる状態だと診断したそうです。黒毛舌の誘因はさまざまですが、ピューレ食を取る人に起こりやすいと指摘されています。この男性は口腔内を適切に洗浄することで、20日後には舌の状態が改善したとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 明るい部屋での睡眠、心血管機能や糖代謝に悪影響

    2022-03-17

    夜、電気やテレビをつけっぱなしにしたまま寝ていませんか。米国の研究チームが、100ルクス(中程度の明るさ)の部屋で一晩眠った参加者と3ルクス(ほのかな明るさ)の部屋で眠った参加者を比較。中程度の明るさの部屋で眠った人は覚醒状態に入り、心拍数や心収縮力などが増大したそうです。これでは体が休まらないといいます。明るい部屋で寝ると、次の朝にインスリン感受性が低くなることも明らかになったようです。Medical Xpressの記事です。

  • Fli-1タンパク質がアルツハイマー病治療の新たなターゲットか

    2022-03-16

    アルツハイマー病の新たな治療ターゲットが見つかったようです。米国の研究チームがアルツハイマー病で死亡した患者の脳を調査。健康な人の脳に比べて、学習や記憶に関連する海馬における血管の周皮細胞が34%少ないことが分かったそうです。そして、残っている周皮細胞には高レベルのFli-1タンパク質が存在していたといいます。アルツハイマー病モデルマウスのFli-1タンパク質を阻害したところ、記憶に関するパフォーマンスが向上したとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • セラピー犬、救急患者の痛みや不安を和らげる可能性

    2022-03-16

    患者の痛みや不安を和らげるセラピー犬を知っていますか。このセラピー犬が、緊急救命室(ER)でも役に立つ可能性があるそうです。カナダの研究チームが、セラピー犬を大学病院の救急部門に10分間滞在させ、患者への影響を対照群と比較。セラピー犬の介入を受けた患者の48%が、不安が軽減したと報告したそうです。さらに「痛みが軽減した人が43%」「うつが軽減した人が46%」「健康状態が改善した人が41%」いたことも分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 糞便検査で、膵がんを早期に発見できる可能性

    2022-03-14

    便中の腸内細菌を調べることで、早い段階から膵がんの兆候をつかむことができるかもしれません。スペインの研究チームが、膵管腺がん患者と対照群合わせて136人の唾液と便を比較。膵管腺がん患者の便から、腸内細菌叢の独特なパターンが特定されたそうです。このパターンは、がんの進行度と関係なく確認されたことから、膵がんの早期発見に活用できる可能性が示唆されています。現在、日本でもこの検査の臨床試験が行われているとのこと。BBCの記事です。

  • 世界初のブタの心臓移植を受けた米国人男性が死亡 術後2カ月で

    2022-03-14

    米メリーランド大学は、今年1月7日に世界で初めて遺伝子操作したブタの心臓の移植を受けた57歳の男性が死亡したと発表したようです。男性は数日前から容体が悪化。緩和ケアを受け、死の直前の数時間は家族と話をすることができたといいます。男性は通常の心臓移植には不適格で、ブタの心臓移植が生きるための唯一の選択肢だったそうです。移植された心臓は、術後数週間は拒絶反応の兆候を示すことなく正常に機能していたとのこと。CNNの記事です。

  • 有鉛ガソリンへの暴露で、米国人半数のIQが低下した可能性

    2022-03-10

    米国では1996年まで有鉛ガソリンが使われていました。自動車の排ガスを通じて鉛に暴露したことで、IQが低くなるリスクがあるそうです。同国の研究チームが、現在公表されているデータから有鉛ガソリンへの暴露が脳に与える影響を調査。2015年の時点で米国の人口の半数にあたる1.7億人が、子ども時代に臨床的に懸念されるレベルの鉛に暴露していたそうです。その結果、米国人のIQが累積で8.24億ポイント低下した可能性があるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 拒絶反応を防げる? 同一ドナー由来の心臓と胸腺を乳児に移植

    2022-03-10

    米国で生後6カ月の乳児に、心臓と胸腺の移植が行われたそうです。乳児は心臓の弁に異常があり、心臓移植が行われました。T細胞の成熟を担う胸腺の機能にも異常があったため、心臓移植から2週間後、同じドナーの胸腺細胞から培養した胸腺が移植されました。これにより、心臓への拒絶反応が抑えられることが期待されています。移植から半年たった今、胸腺は正常に機能しているようです。今後、免疫抑制薬からの離脱を目指すとのこと。CBS Newsの記事です。

  • 猫が新型コロナ・デルタ株に感染 深刻な変異を起こす可能性は低く

    2022-03-08

    米ペンシルベニア州の猫が、この地域で流行していた新型コロナウイルスのデルタ株「AY.3」に感染していたことが分かったそうです。飼い主が先に感染し、その後、猫に嘔吐や軟便の症状が出ました。ペンシルベニア大学が、猫のウイルスのゲノムを解析し、10の変異(一塩基バリアント)を確認。ウイルスに深刻な変異をもたらすものは、ほぼなかったとのこと。地域の感染者4200人のうち同じバリアントのウイルスを持っていたのは5%未満でした。ScienceAlertの記事です。

  • ウクライナで深刻な医療用酸素不足 WHOが警告

    2022-03-08

    ロシアによる侵攻が続くウクライナで、医療用酸素の供給に深刻な影響が及んでいるようです。現在同国では、医療用酸素を工場から病院に運ぶことができなくなっており、大半の病院で今ある酸素を近々使い切ってしまうといいます。このような状況を受けて、WHO(世界保健機関)は酸素が必要な患者に安全に医療用酸素を供給するよう求める声明を発表。ポーランドを経由する安全な輸送ルートの確保に取り組んでいるそうです。WHO Europeの記事です。

  • ウクライナの惨状 産科病棟は地下防空壕に移設

    2022-03-08

    ロシアによる侵攻が続くウクライナで、産科病院が通常通りに運営できなくなっているそうです。ロシアの攻撃が激しさを増すなか、沿岸都市マリウポリの産科病院では、薄暗い地下室を防空壕と新生児室として使うことを余儀なくされています。爆撃による犠牲者や遺体がこの病院に運び込まれ、地下室の上階では犠牲者を治療するために医師が奔走している状態だといいます。ハリコフでも同様に、産科病棟が防空壕に移されているとのこと。AP通信の記事です。

  • 関節炎治療薬バリシチニブ、新型コロナ死亡リスクを13%抑制

    2022-03-08

    関節リウマチの治療に使われる抗炎症薬「バリシチニブ」が、新型コロナの重症患者に有効なことが分かったそうです。英国の研究チームが、2021年2~12月に新型コロナで入院した重症患者8156人を調査。バリシチニブを投与された人は、そうでない人に比べて28日以内に死亡するリスクが13%低かったそうです。抗ウイルス薬やステロイド、モノクローナル抗体など他のコロナ治療を同時に受けていた場合でも、効果は一貫していたといいます。Forbesの記事です。

  • コロナ感染拡大傾向でも、多数の地域がマスク着用義務を撤廃/米

    2022-03-08

    現在米国ではほとんどの地域でマスク着用義務が撤廃されています。しかし実際は、472の郡でマスクの着用が推奨される状況だそうです。米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナの感染状況に関する郡ごとの警戒レベルを毎週公表しています。警戒レベルが「高」に分類される地域では、引き続き屋内でのマスク着用が推奨されるといいます。しかし、警戒レベルが「高」の郡を抱えているのに、マスク着用義務を早々に撤廃した州が多くあるとのこと。CNNの記事です。

  • 一度に50の遺伝子疾患を診断 画期的なDNA検査を開発

    2022-03-08

    豪州などの研究チームが、診断が難しい遺伝性神経疾患を迅速かつ正確に特定する遺伝子検査を開発したそうです。遺伝子の一部で塩基の繰り返し配列が異常伸長することによって起きる50以上の疾患を一度に調べられます。ハンチントン病、脆弱X症候群、遺伝性脊髄小脳変性症、筋緊張性ジストロフィーなどが対象です。現在は、症状などから調べるべき遺伝子に当たりを付けて検査をしており、特定までに何年もかかることがあるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 新型コロナ感染後に脳が縮小 MRIで調査

    2022-03-08

    新型コロナウイルスの感染が脳に与える影響が明らかになったようです。英国の研究チームが、コロナ感染から平均4.5カ月経過した患者401人と非感染者384人の脳をMRIで調査。なお、感染者の96%が軽症だったそうです。コロナに感染した人は、脳全体の大きさが0.2~2%縮小したことが分かったといいます。特に、嗅覚や記憶に関連する領域の灰白質が減少していたそうです。この調査は従来株やアルファ株が流行していた時期に行われたとのこと。BBCの記事です。

  • ADHDの人、「ためこみ症」のリスク高く

    2022-03-08

    物を捨てられず必要以上にため込んでしまう「ためこみ症」が、注意欠陥多動性障害(ADHD)と関連しているかもしれません。英国の研究チームが、成人のADHD患者88人と非ADHD患者(対照群)にアンケート調査を実施。ADHD患者の20%にためこみ症の症状が認められたのに対し、対照群で症状が認められたのはわずか2%だったそうです。ADHDの症状が重い人ほど、生活の質の低下、うつや不安といった、ためこみ症の問題を多く抱える傾向にあったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • RSV感染症予防薬、一般乳児への第3相試験で有望な結果

    2022-03-04

    全ての乳児をRSウイルス(RSV)から保護する予防薬の開発が進んでいるようです。米国などの研究チームが、アストラゼネカ社とサノフィ社が開発したRSV予防薬「Nirsevimab」の第3相試験を実施。この薬は、人工的に作ったRSVに対する抗体(モノクローナル抗体)薬です。治験では、RSVの流行期を初めて迎える健康な乳児が対象になったそうです。その結果、Nirsevimabを1回投与すると、治療が必要なRSVによる下気道感染症に対して74.5%の有効性を示したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 腸内細菌叢のバランスの乱れが心疾患に関連

    2022-03-04

    腸内細菌叢の不均衡が心筋梗塞、狭心症、心不全などの心疾患を引き起こすかもしれません。欧州の研究チームが、中年1241人を対象に腸内細菌叢と心疾患の関係を調査。心疾患治療薬の影響ではない「腸内細菌叢の乱れ」の75%は、心疾患の症状が現れる何年も前から発生していたことが判明したそうです。心疾患患者の腸内細菌叢の特徴として、健康によい影響を与える細菌が減り、悪い影響を与える細菌が増えていることが分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 多発性硬化症に関連する前駆細胞を発見 一卵性双生児を調査

    2022-03-04

    多発性硬化症(MS)を発症する非遺伝的なリスク要因が見つかったかもしれません。スイスなどの研究チームが、遺伝的な要因の影響を排除するため、双子のうち1人がMS、もう1人は健康だという一卵性双生児61組を調査。MSは病原性のT細胞が脳や脊髄に入り込んで神経細胞を破壊することで起こると考えられています。チームが最新鋭の技術を使って参加者の免疫系を分析したところ、病原性T細胞の基になる前駆細胞を発見したそうです。ScienceDailyに紹介されています。

  • 脳の情報処理能力、60歳までは低下せず

    2022-03-04

    若い頃に比べて即断ができなくなったと感じることはありますか。ドイツの研究チームが120万人を対象に、課題に対する反応速度を測るテストをオンラインで実施。20歳を超えると反応が遅くなることは事実だったものの、正解を導く情報処理能力は60歳まで衰えないことが分かったそうです。反応速度が低下する理由は、脳が衰えるからではなく、年とともに衝動性が抑えられたり、反射神経が鈍くなったりすることが原因だと指摘しています。Medical Xpressの記事です。

  • 1型糖尿病の根治へ一歩前進?幹細胞由来の移植療法

    2022-03-02

    幹細胞由来の膵島細胞移植を受けた64歳の1型糖尿病の男性患者が、薬を使わずにインスリンを産生し、自力で血糖値を制御できるようになったそうです。この結果を受けて、1型糖尿病患者17人を対象とした臨床試験が行われる予定。ただし、米Vertex Pharmaceuticals社が開発したこの治療法は、移植に対する拒絶反応を防ぐため、免疫抑制薬が不可欠だといいます。そこで複数の会社が、免疫抑制薬を使わなくてよい次世代移植療法の研究も進めているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 死の直前直後に脳内で起きていること ある患者の脳波から偶然判明

    2022-03-02

    死の間際にこれまでの人生が走馬灯のように駆け巡る――。このような現象は本当に起こるのでしょうか。カナダの研究チームが、てんかんの男性患者(87)の脳波を計測していたところ、患者が心臓発作で死亡したそうです。そのため、予期せぬ形で死亡前後の脳波を記録することができたといいます。それによると、心停止の前後ともに30秒間、夢を見たり記憶を呼び起こしたりする時と同じパターンの脳波が確認されたとのことです。BBCの記事です。

  • 不妊治療で妊娠した女性の心血管疾患と妊娠合併症リスク

    2022-03-02

    英国の研究チームが、生殖補助医療(ART)で妊娠した女性の分娩10万6000件を自然妊娠による分娩3400万件と比較した結果を公表したそうです。それによると、ARTで妊娠した女性は高血圧や糖尿病などの既往歴がある人が多く、妊娠合併症のリスクが高いことが判明。さらに心血管関連の既往歴がない場合でも、ARTによる妊娠が合併症リスクの上昇に関連していることも分かったといいます。今回の研究では、ARTの種類については考慮されていないとのこと。CNNの記事です。

  • デュシェンヌ型筋ジストロフィーの新たな治療薬、高い有効性に期待

    2022-03-02

    開発中のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の治療薬は、既存薬に比べて高い有効性が期待できるようです。カナダの研究チームが、筋肉構造を保つタンパク質が作られるように、六つのエクソン・スキップ分子を組み合わせたカクテル療法治療薬を開発。患者の組織やマウスを使った実験では、患者の約45%において症状が軽減する可能性が示唆されたそうです。さらに、この薬は心筋内にも浸透するため、心臓機能の改善も確認されたといいます。Medical Xpressの記事です。

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