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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • アルツハイマー病新薬レカネマブ、治験で悪化抑制効果を確認

    2022-09-29

    製薬大手エーザイのアルツハイマー病(AD)新治療薬「レカネマブ」の治験で、認知機能低下を抑制する効果が示されたそうです。治験では、早期AD患者1800人にレカネマブかプラセボを2週間に1回投与して比較。投与18カ月後、レカネマブ群の方が認知症重症度のスコアの悪化が27%抑制されたといいます。ただ、両群間のスコア差が小さいこと、脳浮腫や出血などの副作用の発生率がレカネマブ群の方が高かったことなどに懸念の声も上がっているとのこと。NewScientistの記事です。

  • CAR-T細胞療法で、全身性エリテマトーデスが寛解

    2022-09-29

    血液がんの治療に使われる「CAR-T細胞療法」が、自己免疫疾患「全身性エリテマトーデス(SLE)」の治療で有望な結果を示したようです。ドイツの研究チームがSLE患者5人に対し、患者自身の免疫細胞を取り出して遺伝子改変し、それを再び本人に戻すCAR-T細胞療法を実施。1回の治療で、SLEを引き起こす「自己抗体を産生するB細胞」が一掃されたそうです。重大な副作用も起きなかったとのこと。その後、5人の患者は5~17カ月間寛解しているといいます。ScienceAlertの記事です。

  • アルツハイマー病は「自己免疫疾患」 カナダのチームが新理論を提唱

    2022-09-29

    カナダの研究チームが、アルツハイマー病(AD)は脳疾患ではなく、脳内の「自己免疫疾患」であるとする新理論を提唱しているそうです。ADの原因については、タンパク質のアミロイドβ(Aβ)が凝集し、脳細胞を殺してしまうためだという説が有力です。しかしチームは、Aβが脳内で細菌などと戦う作用をしている可能性を指摘。Aβが細菌などと脳細胞を見分けることができず、誤って脳細胞を攻撃してしまうことがあると主張しています。Medical Xpressの記事です。

  • 運動や減量より効果的? 「ヒラメ筋」を使って代謝を上げる

    2022-09-29

    座りっぱなしの生活でも、運動や減量よりも効果的に全身の代謝を上げる方法が見つかったそうです。米国の研究チームが、座った状態でつま先を床に付けたまま、適切な方法でかかとを上げ下げすると、ふくらはぎにある「ヒラメ筋」が数時間にわたりできるだけ多くのエネルギーを消費するようになることを発見。その際、筋肉運動のエネルギー源となるグリコーゲンの代わりに、血糖や脂肪が消費されることが分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「凍結胚移植」による妊娠、高血圧関連の合併症リスク高く

    2022-09-29

    体外受精した胚をいったん全て凍結する「全胚凍結法」について、注意が必要な研究結果が報告されました。ノルウェーなどの研究チームが、北欧3カ国の妊婦450万人分のデータを分析。妊娠中に高血圧症を発症した人は、自然妊娠が4.3%だったの対し、凍結胚移植が7.4%、凍結しない新鮮胚移植が5.9%だったそうです。ただし、胚の凍結そのものではなく、凍結胚移植に伴う投薬方法が高血圧リスク上昇に影響している可能性も指摘されています。CNNの記事です。

  • 個人に合った用量の選択も可能 経口薬「リンザゴリクス」が子宮筋腫に有効

    2022-09-29

    ホルモンのエストロゲンの産生を低下させる経口薬「リンザゴリクス」で、子宮筋腫が縮小するようです。米エール大学が、月経時大量出血のある子宮筋腫患者を対象に二つの大規模治験を実施。リンザゴリクス群は、用量や副作用緩和のための治療を受けているかどうかでさらに4群に分けられました。患者の出血は、4群全てで有意に減少したといいます。患者個人に合った用量を選択できる可能性が示されたとのこと。同大学のウェブサイトで紹介されています。

  • がん細胞を殺すウイルス、標準治療の効かない進行がんに有効か

    2022-09-27

    英国の研究チームが、がんを殺す遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス「RP2」の第1相試験を実施しました。RP2は、がん細胞内で増殖して腫瘍を破壊したり、免疫系のブレーキを解除したり、免疫系の働きを促進する物質を産生したりするそうです。チームは標準治療の効果が得られなかった数種類の進行がん患者を調査。RP2を単独で使った患者9人のうち3人の腫瘍が縮小し、がん免疫治療薬を併用した患者30人のうち7人に効果が見られたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 高血圧の新治療法に? 「呼吸筋トレーニング」に薬や運動と同程度の効果

    2022-09-27

    呼吸に使う横隔膜などの筋肉(呼吸筋)のトレーニングが、高血圧の新たな治療法になるかもしれません。米国の研究チームが、運動選手や歌手が呼吸筋を強化するのに使う器具「パワーブリーズ(POWERbreathe)」に着目。口にくわえて息を吸ったり吐いたりする、片手で持つことができる小さな器具です。これを使って1日数分間のトレーニングを6週間続けた人は、収縮期血圧が持続的に、服薬や有酸素運動と同程度の平均9 mmHg低下したそうです。Medical Xpressに紹介されています。

  • AIが睡眠中の呼吸パターンからパーキンソン病を早期診断

    2022-09-27

    寝室の壁にルーターのような装置を取り付けるだけで、パーキンソン病の早期診断や進行の追跡ができるようです。米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、睡眠中の呼吸パターンからパーキンソン病を診断するAIシステムを開発。この装置は、従来の方法よりはるかに早い段階でパーキンソン病を診断することができるといいます。診断だけでなくパーキンソン病の進行を追跡することもできるため、治療薬を開発する際の臨床試験でも役に立ちそうです。Medgadgetの記事です。

  • 中年期によく見る悪夢、認知症の初期兆候か

    2022-09-27

    中年期によく悪夢を見るようなら、認知症に気を付けた方がいいかもしれません。英国の研究チームが、米国の35~64歳の男女600人と79歳以上の高齢者2600人のデータを分析しました。調査開始時に認知症だった参加者はいなかったそうです。35~64歳の群で週1回の頻度で悪夢を見ると答えた人は、その後10年で認知機能が低下するリスクが4倍高くなることが分かったといいます。この傾向は、女性より男性のほうが強かったとのことです。Health Europaの記事です。

  • 「1日4杯以上」がカギ 紅茶や緑茶で糖尿病リスク低下の可能性

    2022-09-21

    お茶をたくさん飲むと糖尿病リスクを抑制できるかもしれません。中国の研究チームが、お茶の消費量に着目し、8カ国の成人100万人以上を対象とした19の研究を分析。紅茶、緑茶、ウーロン茶のいずれかを1日4杯以上飲む人は、平均10年間で2型糖尿病を発症するリスクが17%低かったといいます。2型糖尿病のない成人5199人の調査では、お茶を飲むか飲まないかでは発症リスクに違いは見られなかったとのこと。飲む量がカギになるようです。CNNの記事です。

  • 多発性硬化症に関連する数十の腸内細菌を新たに特定

    2022-09-21

    米国などの研究チームが、多発性硬化症(MS)と腸内細菌叢の関連を改めて明らかにしたようです。チームは、世界4カ国のMS患者576人の腸内細菌叢組成を新手法で解析。居住地による環境的な影響を排除するため、患者と一緒に暮らす家族の中で遺伝的には無関係な人を対照群として調査対象に加えたそうです。解析の結果、MSに関連する細菌を新たに数十種類特定。腸内細菌叢の操作や食事療法などの新たな治療につながる可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 2型糖尿病新薬「チルゼパチド」、既存薬より速効性あり

    2022-09-21

    新たな2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」は、有効性だけでなく即効性も優れているそうです。英国の研究チームが、3種類の2型糖尿病治療薬を使ってヘモグロビン値が目標値に下がるまでにかかる期間を調査しました。チルゼパチド群は、「セマグルチド」群に比べて4週間、「インスリンデグルデク(iDeg)」群に比べて12週間早く目標値に到達したそうです。チルゼパチド群は、セマグルチド群に比べて体重の減りも早かったといいます。Health Europaの記事です。

  • 高齢者の新型コロナ感染歴、アルツハイマー病リスクと関連か

    2022-09-21

    新型コロナにかかった高齢者は、1年以内にアルツハイマー病(AD)と診断されるリスクが高くなるようです。米国の研究チームが、65歳以上の600万人のデータを分析。過去1年以内にコロナの診断を受けた人のうち、新たにADと診断された人の割合は1000人に7人だったそうです。一方で、コロナにかかっていない人のこの割合は1000人に5人だったといいます。コロナ感染で起こる炎症が、既に脳内で起きていた変化を悪化させる可能性があるとのこと。CNNの記事です。

  • 新型コロナ死者数は「世界的大失敗の結果」 ランセット委員会が報告書公表

    2022-09-21

    英医学誌「ランセット」のCOVID-19委員会が、新型コロナの死者数について「重大な悲劇かつ世界的大失敗」とする報告書をまとめました。同委員会は、科学に基づく政策や国際協力、国際金融の観点から今回のパンデミックを分析。各国が公衆衛生上の基本対策を軽視し、主要国がパンデミックの制御に協力できなかったことなどを指摘しています。今回の経験を基に、国際的な協力や協調行動に加え、緊急事態への備えが必要であると強調しています。CNNの記事です。

  • 関節リウマチ治療薬「リツキシマブ」が、重症筋無力症に有効か

    2022-09-21

    安価な関節リウマチ治療薬「リツキシマブ」で、筋力低下などが起こる自己免疫疾患「重症筋無力症」の悪化が防げるようです。スウェーデンの研究チームが、過去1年以内に筋無力症と診断された患者47人を調査。患者は標準治療に加えて、リツキシマブ500mgかプラセボを1回投与されたそうです。4カ月後、リツキシマブ群の71%で疾患がうまくコントロールされていたのに対し、プラセボ群で同様の効果が認められたのはわずか29%だったといいます。Health Europaの記事です。

  • 食事の時間が、夜勤者のメンタルヘルスに影響

    2022-09-16

    夜勤勤務のある人は心の健康を損ないやすいといいます。米国の研究チームが、夜間の食事を控えることに、その予防効果があることを確認したそうです。チームは参加者19人に2週間、夜勤に似た生活をさせて調査しました。日中と夜間に食事をした人は、ベースラインと比較してうつ気分が26%増加し、不安な気持ちは16%増加。日中のみ食事をした人に同様の変化は確認されなかったそうです。概日リズムが乱れた人ほど、症状が現れたとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 淋病の原因菌を含むナイセリア属の細菌 気管支拡張症の悪化に関連

    2022-09-16

    淋病や髄膜炎を引き起こすナイセリア属の細菌が、肺疾患悪化の原因になることが分かったそうです。シンガポールなどの研究チームが、アジア人高齢者で気管支拡張症が悪化しやすい理由を解明するため、アジアと欧州の患者のデータを分析。気管支拡張症が悪化したアジア人には、ナイセリア属の細菌が多く存在していたそうです。特に口中の常在菌であるナイセリア・サブフラバが多い患者は、重症化や反復感染のリスクが高かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 乳房インプラント関連のがんに注意 米FDAが警鐘

    2022-09-16

    乳房インプラントの健康リスクを知っておく必要があるようです。米食品医薬品局(FDA)が、公表済みの文献を調査。乳房インプラントの周りの被膜内にできた扁平上皮がんの症例を20件弱、リンパ腫の症例を30件弱見つけたそうです。FDAに寄せられる医療機器の有害事象報告でも、10件の扁平上皮がんと12件のリンパ腫が確認されたといいます。今回確認されたリンパ腫は、以前から知られている乳房インプラント関連のリンパ腫とは別の種類とのこと。CNNの記事です。

  • フランスで「自殺ほう助」の合法化めぐる議論始まる

    2022-09-16

    フランスのマクロン大統領は9月13日、スイスで認められている「自殺ほう助」の合法化の可能性について議論を始めると発表しました。スイスでは、患者が致死量の薬物を自己投与するのを手助けすることが認められています。フランスは2016年、医師が末期患者に死亡時まで鎮静剤を投与することを合法化。世論調査によると、「安楽死」については国民の大多数が賛成しているといいます。政府は来年の法改正を目指し、協議を進める予定とのこと。AP通信の記事です。

  • 下痢止め薬「ロペラミド」がASDの症状改善に有効か

    2022-09-14

    既存の下痢止め薬で、コミュニケーションや社会的交流の困難さなどといった自閉スペクトラム症(ASD)の中核症状を改善できるかもしれません。ノルウェーの研究チームが、コンピューターモデルを使って既存薬の中からASDの症状改善に有効な薬を調査。下痢止め薬「ロペラミド」が最も有望な候補薬であることが分かったそうです。この薬には、社会的行動にも影響を及ぼすとされる「μオピオイド受容体」を活性化する作用があるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ウイルスが自然に死滅する医療用ガウンの素材

    2022-09-14

    付着したウイルスを自然に死滅させる医療用ガウンが流通するかもしれません。英国の研究チームが、二酸化チタンのナノ粒子を含むプラスチックシートに着目。この素材は蛍光灯が発するわずかな紫外線に反応し、活性酸素種と呼ばれる分子を放出するといいます。この分子がウイルスのタンパク質と反応し、ウイルスが死滅するそうです。この素材に新型コロナなどのウイルス粒子を100万個付着させたところ、2時間後には全滅したとのこと。BBCの記事です。

  • 気管支拡張剤、「COPDではない」喫煙関連呼吸器症状に効果なく

    2022-09-14

    肺機能検査機器のスパイロメーターを使った呼吸機能検査で慢性閉塞性肺疾患(COPD)の基準を満たしていない患者には、気管支拡張剤を処方するべきではないようです。米国の研究チームが、喫煙歴と呼吸器症状があるものの、呼吸機能検査でCOPDの診断基準を満たしていない患者535人を12週間にわたり調査。患者は1日2回、気管支拡張剤かプラセボを吸入しました。調査終了後、投薬群とプラセボ群の間で症状の改善に有意差は見られなかったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • マヌカハニー、薬剤耐性菌による肺感染症に有効か

    2022-09-14

    予後不良の肺感染症を引き起こす薬剤耐性菌「マイコバクテリウム・アブセッサス(M.アブセッサス)」は、ハチミツの「マヌカハニー」で死滅させられるそうです。英国の研究チームが、嚢胞性線維症または気管支拡張症の患者16人から採取した組織を使って調査し、その効果が明らかになったとのこと。ヒト肺モデルの実験では、抗菌薬アミカシンと共にマヌカハニーを吸入した場合、アミカシンの量を8分の1に減らせることが分かったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • おでこ用体温計では黒人患者の発熱が検出できない可能性

    2022-09-09

    おでこで測る体温計は、黒人患者の発熱を見逃す可能性があるようです。米国の研究チームが、感染症にかかった黒人2031人と白人2344人で体温計の精度を調査。おでこで測るタイプは口で測るタイプに比べて、黒人患者の体温を全体的に低く測定したそう。おでこ用は、黒人患者が発熱していても23%は検出できない可能性が示されたといいます。別の研究では、血中酸素濃度を測るパルスオキシメーターでも同様の問題が起きることが指摘されています。CNNの記事です。

  • 新たなマラリアワクチン、治験で最大80%の有効性を確認

    2022-09-09

    英オックスフォード大学が開発した新たなマラリアワクチン「R21」が、多くの子どもの命を救うかもしれません。チームは西アフリカのブルキナファソの子ども409人を対象に臨床試験を実施。R21に80%の有効性があることが示されたそうです。R21は安価な上、英製薬大手GSK社製の既存のワクチンより効果が高い可能性があるといいます。R21の提供開始は大規模治験終了後の来年になる見込みで、既に年間1億回分を製造する準備が整っているとのこと。BBCの記事です。

  • 妊娠中の感染症罹患、子どもの自閉症リスク上昇と因果関係はない?

    2022-09-09

    妊娠中に母親が感染症にかかることと、生まれてくる子どもの自閉症リスクには因果関係がないかもしれません。スウェーデンの研究チームが、1987~2010年に生まれた子ども50万人のデータを分析。母親が妊娠中に感染症を患った子どもは自閉症リスクが高いという結果が出たものの、妊娠の前年に感染症にかかった場合も同様にリスクが高かったそうです。遺伝的変異や環境などの要因の方が自閉症リスクに強く影響している可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 今冬はインフルエンザ大流行の恐れ 米専門家が警鐘

    2022-09-09

    北半球とは季節が逆の豪州では今年、インフルエンザ患者が平均値の最大3倍に到達し、過去5年間で最悪の大流行を経験したそうです。感染のピークは通常より2カ月も早く訪れたといいます。このことから、米国の感染症の専門家が今冬のインフルエンザ流行に警鐘を鳴らしています。米政府は新型コロナウイルス感染の次の波が12月初めにピークを迎えると予測しており、コロナとインフルの同時流行に対する警戒感も高まっているとのこと。CNNの記事です。

  • 妊婦の常識「水銀の影響を抑えるために魚は控えめに」は誤り?

    2022-09-07

    「魚は水銀を含むので、妊婦は食べる量に注意が必要」は誤りかもしれません。英国の研究チームが、魚を食べる習慣のある島国セーシェルの妊婦と、魚をほとんど食べることがない英国の工業地域の妊婦のデータを分析。母親が魚を食べている場合、妊娠中の水銀レベルが子どもの成長に有害な影響を及ぼすことはないことが分かったそうです。一方で魚を食べていない場合は、母親の水銀レベルが子どもに悪影響を及ぼすことが示されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 膠芽腫の治療 脳細胞「アストロサイト」がカギか

    2022-09-07

    悪性脳腫瘍の一種、膠芽腫(グリオブラストーマ)の治療法につながる可能性があります。イスラエルの研究チームが、膠芽腫の周りに存在する脳細胞「アストロサイト」の役割に着目。動物モデルの実験で膠芽腫周辺のアストロサイトを除去したところ、数日以内に腫瘍が消失し、治療した全ての個体が生き残ったそうです。アストロサイトが腫瘍を免疫系から保護し、腫瘍の成長に必要なエネルギーを供給していることが分かったといいます。Health Europaの記事です。

  • 4人死亡のアルゼンチンの「謎の肺炎」 原因はレジオネラ菌か

    2022-09-06

    アルゼンチン保健当局は、同国で発生している「謎の肺炎」について、レジオネラ菌感染によるレジオネラ症の可能性があると発表したようです。レジオネラ菌は通常、川や湖などに生息していますが、管理が不適切な給水設備や空調装置で見つかることもあります。菌はエアロゾルとして空気中に漂っており、これを吸い込むと感染して肺炎が起きます。致死率は約10%。今回は、9月5日現在で11人の患者が確認され、このうち4人が死亡したとのこと。BBCの記事です。

  • 世界初の吸入型コロナワクチンを承認 追加接種に使用/中国

    2022-09-06

    中国で、注射針を使わない吸入型の新型コロナワクチンが承認されたようです。このワクチンは、同国のカンシノ・バイオロジクス社が開発しました。同社の注射型コロナワクチンと同様の成分を含んでおり、1回の吸入で望ましい保護効果が得られるといいます。臨床試験では、この吸入型ワクチンは注射型ワクチンを接種済みの人に有効であることが示されたそうです。そのため、今回はブースター接種での使用が承認されたとのことです。BBCの記事です。

  • ダウン症の認知機能、新たなホルモン療法で改善

    2022-09-05

    ダウン症候群の人の認知機能は、テストステロンやエストロゲンの分泌を調節する「性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)」を投与することで改善できるかもしれません。スイスなどの研究チームが、20~50歳のダウン症の男性7人に対してGnRHを2時間おきに6カ月間投与。このうち6人で、認知機能に10~30%の改善が見られたそうです。特に視空間認知や立体描写、指示理解などの能力が高まったといいます。重大な副作用は認められなかったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 新型コロナに似た「謎の肺炎」 9人発症、3人死亡/アルゼンチン

    2022-09-05

    アルゼンチン北西部トゥクマン州の医療機関で8月18日以降、9人が原因不明の肺炎を発症し、このうち3人が死亡したそうです。検査の結果、保健当局は新型コロナやインフルエンザの可能性を除外。原因究明のため、他の感染症の検査だけでなく水道水やエアコンも調査しているといいます。症状はコロナに非常に似ており、高熱、体の痛み、呼吸困難が報告されているそうです。今のところ濃厚接触者が発症したケースは確認されていないとのこと。BBCの記事です。

  • 大気汚染の影響は、男性より女性の方が受けやすい

    2022-09-02

    排ガスへの暴露による健康被害は、男性より女性の方が深刻かもしれません。カナダの研究チームが、喫煙をしない健康な男女各5人をディーゼル排ガスに暴露させ、血液サンプルを分析しました。排ガスに暴露すると、男女ともに炎症や感染、心血管疾患に関連する血液成分に変化が確認されました。ただし、その変化は特に女性で顕著だったそうです。血漿中の90ものタンパク質レベルにおいて、男女間で明らかな違いが見られたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 超加工食品、がんや早死にのリスクと関連

    2022-09-02

    ソーセージや炭酸飲料などの超加工食品を摂取することによる健康リスクが、二つの研究から明らかになったようです。米国の研究チームが、男女20万人の食事を最長28年間調査。超加工食品が、男性の大腸がんリスク上昇に関連していたそうです。また、イタリアの研究チームが2万2000人を対象に12年間行った研究では、超加工食品が男女ともに早死にのリスクを上昇させることが示されたといいます。特に心血管疾患による死亡が目立つとのこと。CNNの記事です。

  • 血液型A型の人は、60歳未満の脳卒中リスクが高い?

    2022-09-02

    若くして脳卒中を発症するかどうかは、血液型から予測できるかもしれません。米国の研究チームが、遺伝子と虚血性脳卒中に関する48の研究データを分析。対象になったのは、脳卒中患者1万7000人と脳卒中既往歴のない対照群60万人だったといいます。血液型がA型の人は他の血液型の人に比べて、60歳未満で脳卒中を発症するリスクが18%高いことが分かったそうです。一方、O型の人は脳卒中の発症リスクが12%低かったとのこと。Medical Xpressに紹介されています。

  • 米FDA、最新のオミクロン株に対応した2価ワクチンを承認

    2022-09-02

    米食品医薬品局(FDA)は8月31日、新型コロナウイルスオミクロン株に対応するよう改良されたファイザー社とモデルナ社のワクチンを承認しました。この改良版は、従来株に加えて、感染力が高いとされるオミクロン株「BA.4」や「BA.5」にも対応する2価ワクチンだそうです。追加接種にのみ使用されるといいます。ファイザー製ワクチンは12歳以上、モデルナ製は18歳以上が対象で、前回接種から2カ月以上経過している必要があるとのこと。AP通信の記事です。

  • 注射が不要に? 画期的な経口インスリン錠剤を開発

    2022-09-02

    1型糖尿病患者のインスリン注射が不要になるかもしれません。カナダの研究チームが、歯茎と頬の間に入れておくと、頬粘膜からインスリンが吸収される錠剤を開発。ラットの実験では、インスリンは胃にとどまることなく、ほぼ100%が肝臓に直接到達したそうです。錠剤は摂取から30分後には吸収され、効果は2~4時間持続するといいます。これまで開発された飲む錠剤はインスリンの多くが胃に蓄積してしまう上、吸収速度も遅かったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • ステロイド薬の使用、脳の構造や大きさに影響する可能性

    2022-09-02

    糖質コルチコイド(グルココルチコイド)を使った合成ステロイドは、ぜんそくや自己免疫疾患の炎症抑制などの薬です。これを長期間使用すると精神面に影響が出ることがあり、その理由が分かったようです。オランダの研究チームが、ステロイドを使用している人(注射か錠剤:222人、吸入型:557人)と使用していない人(2万4106人)のMRI脳画像を分析。ステロイド使用者は白質構造の完全性が損なわれており、灰白質が縮小していたといいます。Medical Xpressの記事です。

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