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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • 尿路感染症の舌下錠ワクチン、動物実験で有望な結果

    2022-11-30

    尿路感染症(UTI)の治療に抗菌薬が必要なくなるかもしれません。米国の研究チームが、尿路感染症を引き起こす尿路病原性大腸菌(UPEC)に対するワクチンを開発したそうです。舌下錠で、成分が粘膜を透過するよう設計されているといいます。UPECに対する免疫応答が尿路で誘導されることが確認されたとのこと。マウスやウサギの実験では、抗菌薬と同等の有効性が認められたうえ、繰り返し使用しても胃腸障害の副作用は起きなかったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • サル痘の名称を「M痘」に変更へ WHOが発表

    2022-11-30

    世界保健機関(WHO)は11月28日、今年に入って欧米を中心に感染が拡大した「サル痘(monkeypox)」の名称を「M痘(mpox)」に変更することを推奨すると発表しました。混乱を避けるため、1年間は新旧両方の名称を併用する予定だそうです。サル痘の名称の由来は、このウイルスが最初にサルから見つかったためです。しかし自然宿主はまだ明らかになっていません。サル痘の名称は差別や偏見につながる懸念があることから、WHOが新たな名称を公募していたといいます。CNNの記事です。

  • 米FDA、血友病Bの遺伝子治療薬を承認 薬価は世界最高

    2022-11-29

    CSLベーリング社が開発した血友病Bのための遺伝子治療薬「Hemgenix」が、米食品医薬品局(FDA)に承認されたそうです。この薬は、ウイルスをベースにしたベクター(運び屋)が、血液凝固に関わるDNAを肝臓の標的細胞に送達するといいます。必要な価格は投与1回当たり350万ドル(約4億8600万円)で、医薬品としては世界最高額。しかし、血友病Bの既存薬も非常に高額なうえ定期的な治療が必要なのに対し、Hemgenixはたった1回の静脈点滴ですむそうです。ScienceAlertの記事です。

  • 街路樹が多く植えられた地域は住民の死亡率が低い 米国の調査で明らかに

    2022-11-29

    地域の緑を増やすことで、都市部の人の寿命を延ばすことができるようです。米農務省が率いる研究チームが、オレゴン州ポートランドで1990~2019年に実施された植樹活動のデータを使って分析。街路樹が多く植えられた地区の死亡率は低く、特に男性や65歳以上の高齢者における心血管疾患による死亡や、事故など以外の非偶発的な死亡が減少したといいます。また、樹木の高さが高い地区の人ほど、死亡率が低くなる傾向にあることも明らかになったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 中国、コロナ新規感染者数が過去最多 一部地域で事実上のロックダウン

    2022-11-25

    ゼロコロナ政策が続く中国で11月23日、新型コロナの新規感染者が3万1527人確認されたそうです。2022年4月に記録された2万8000人を上回り、過去最多を更新。同国は数週間前に一部の規制を緩和していたそうです。しかしその後、北京や広州などの大都市を中心に感染が再拡大し、現在一部地域では飲食店や学校が閉鎖されるなど事実上のロックダウンになっているといいます。長引く厳しい規制が、経済や市民生活に大きな打撃を与えているとのこと。BBCの記事です。

  • 流産や中絶の後、次の妊娠まで6カ月待つ必要はない

    2022-11-25

    流産や中絶後に再び妊娠するまで6カ月間空けることを推奨する世界保健機関(WHO)のガイドラインは、見直される必要があるようです。豪州の研究チームがノルウェーで、流産後の出産4万9058件と中絶後の出産2万3707件を調査。流産から6カ月未満での妊娠は、6~11カ月後の妊娠と比べて胎児発育不全リスクが低いことが明らかに。また、流産や中絶から3カ月未満での妊娠は、有害な妊娠転帰(結果)のリスク上昇に関連しないことも分かったそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 風土病とされてきた土壌中の真菌による肺感染症、米全土に広がり

    2022-11-24

    日本でも似たような事が起こるかもしれません。米国で、これまで一部地域の風土病とされていた土壌の真菌による感染症が全土で確認されるようになってきたそうです。同国の研究チームが、公的医療保険の請求データから、2007~16年の真菌性肺感染症の症例数を郡ごとに推計。3143郡のうちヒストプラズマ症は1806郡、ブラストミセス症は547郡、コクシジオイデス症は339郡でそれぞれ確認されており、これらの郡は全州に散らばっているといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「善玉コレステロールで心臓病リスク予測」は見直す必要がある

    2022-11-24

    善玉コレステロールと呼ばれる「HDLコレステロール(HDL-C)」は、これまで考えられていたほど心臓病リスクの予測に有用ではないかもしれません。米国の研究チームが、45歳以上の成人数千人の10年にわたるデータを分析しました。HDL-Cレベルが低い白人は心臓発作リスクが高かったものの、黒人には同じことは当てはまらなったそうです。さらにどちらのグループでも、HDL-Cレベルが高いと心血管疾患リスクが低下するとの結果は見られなかったといいます。CNNの記事です。

  • 30年前の凍結胚が無事赤ちゃんに 米で「双子」誕生

    2022-11-23

    1992年4月22日に凍結された胚を使って、米オレゴン州の女性が「双子」の赤ちゃんを出産したそうです。この凍結胚は、別の匿名夫婦(夫は当時50代前半、妻は当時34歳)によって提供されたもの。無事に生まれた凍結胚の保存期間としては今回の30年が世界最長だといいます。2022年2月28日に融解した凍結胚五つのうち三つが移植可能で、3月2日に三つ全てを女性に移植。そして二つの胚が妊娠につながり、10月31日に無事に2人を出産したとのこと。CNNの記事です。

  • がんワクチンで、膠芽腫患者の生存期間が延長/第3相試験

    2022-11-23

    患者本人の免疫細胞(樹状細胞)を取り出し、脳腫瘍を標的にするように設計して作ったワクチン「DCVax-L」が、臨床試験で有望な結果が出たようです。英国などの研究チームが、標準治療を受ける成人の膠芽腫患者331人に第3相試験を実施。初発膠芽腫患者では、追加の化学療法と共にDCVax-L投与を受けた群の平均生存期間は19.3カ月で、対照群の16.5カ月を上回ったそうです。再発患者における平均生存期間は、DCVax-L群が13.2カ月で、対照群は7.8カ月だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 英国で2歳児が死亡 家庭で発生するカビの危険性と対策方法

    2022-11-22

    英国で2歳の男の子が、カビ(真菌)が原因の呼吸器疾患で死亡したそうです。カビによる健康被害を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。カビは湿った場所で繁殖し、その胞子はいたるところに存在しており、空気中に放出されているそうです。これを吸い込むと、喘息や感染症、アレルギーなどのリスクが高まるといいます。家庭でのカビの主な原因は結露だそうです。「換気をよくして湿度を下げる」「水滴をぬぐう」などの対策が有効とのこと。BBCの記事です。

  • 米FDA、初の1型糖尿病予防薬を承認 発症前の患者特定がカギに

    2022-11-22

    米食品医薬品局(FDA)が11月17日に、1型糖尿病の発症を遅らせる初の薬「Teplizumab(テプリズマブ)」を承認しました。米Provention Bio社が開発した薬で、インスリンを産生する膵(すい)臓の膵β細胞に対し、免疫細胞が誤って攻撃を与えることを抑制するといいます。膵β細胞を攻撃する自己抗体と血糖値異常が検出された8歳以上の未発症者を対象に静脈内投与するそうです。スクリーニング検査によって発症前段階の患者を早期に特定することが課題とのこと。CNNの記事です。

  • 新型コロナの治験めぐり、「FDAの監督は不十分」と専門家が非難

    2022-11-21

    新型コロナのワクチンや薬が猛スピードで開発された裏側で、米食品医薬品局(FDA)の監督が不十分だったと豪州のジャーナリストが指摘しています。153あったファイザーのワクチン治験施設のうち、FDAが承認前に査察したのは9施設のみ。モデルナ製ワクチンやコロナ治療薬レムデシビルの査察にも同様の少なさだったそうです。データ捏造などの問題が指摘された施設もあったのですが、その施設は調査さえ行われていないとの告発もあるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ハンセン病の原因菌「らい菌」活用で、肝臓を再生できる可能性

    2022-11-21

    ハンセン病を引き起こす「らい菌」の隠れた能力が、肝臓病の新しい治療法の開発につながるかもしれません。英国の研究チームは、アルマジロがらい菌に感染することに着目し、感染したアルマジロの肝臓を調査しました。すると、らい菌は細胞の健康な成長を促し、肝臓の大きさを2倍にする能力があることが分かったそうです。細胞のDNAを分析したところ、らい菌の作用で肝細胞が発達の初期段階に若返っていることが確認されたといいます。BBCの記事です。

  • ロシュ開発中のアルツハイマー病治療薬、第3相試験で効果認められず

    2022-11-20

    スイス製薬大手ロシュ社が、開発中のアルツハイマー病(AD)治療薬「ガンテネルマブ」について、早期AD患者における記憶障害の悪化などを抑制する効果は認められなかったとする治験(第3相)の結果を公表したそうです。ガンテネルマブは、AD患者の脳内に蓄積することで知られるタンパク質のアミロイドβ(Aβ)を除去するよう設計されています。しかし今回の治験結果によると、Aβの減少レベルは想定より低いものだったといいます。CNNの記事です。

  • アルツハイマー病治療薬アデュカヌマブ、承認時の証拠を問題視する声

    2022-11-20

    米食品医薬品局(FDA)が承認したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」について、承認をいったん保留にするべきとの声が一部の研究者から上がっているようです。研究者たちは、疾患の原因がタンパク質アミロイドβ(Aβ)の沈着であるとする仮説に疑問を呈し、さらに承認時の証拠としてアミロイドPET検査の結果が使われたことを問題視。PET検査の結果は、Aβの減少ではなく、薬による脳損傷の増加を示している可能性があると指摘しています。Medical Xpressの記事です。

  • 「大麻はたばこより安全」は間違い

    2022-11-19

    大麻はたばこより安全だという考えは間違っているかもしれません。カナダの研究チームが、「大麻とたばこの両方を吸う人56人」と「25年以上たばこを吸うヘビースモーカー33人」の胸部CT画像を比較。大麻とたばこを吸う人の75%、たばこのみを吸う人の67%にそれぞれ肺気腫が見られたそうです。一見すると小さいように思うこの8%の差には大きな意味があり、大麻の使用がたばこのみの喫煙以上に肺にダメージを与える可能性が指摘されています。CNNの記事です。

  • 経膣分娩と帝王切開、生まれた子どものワクチン効果に差

    2022-11-19

    産道を通る時に母親の膣内の細菌を受け継ぐことは、赤ちゃんにとってメリットがあるそうです。英スコットランドとオランダの研究チームが、正期産で生まれた健康な赤ちゃん120人の腸内細菌叢を1歳まで追跡調査。経膣分娩児はビフィズス菌や無害な大腸菌を多くもつことが分かったそうです。こうした腸内細菌の影響で、経膣分娩児の肺炎球菌や髄膜炎菌のワクチンによる抗体レベルは、帝王切開児に比べて倍増する可能性が示唆されたとのこと。BBCの記事です。

  • コロナワクチン後の発熱と抗体価に関連性はあるのか 岡山大が調査

    2022-11-18

    新型コロナワクチン接種後に発熱のある人は、高い抗体価が得られるのでしょうか。岡山大学が、モデルナ製mRNAワクチンの3回目接種を受けた49人を調査。接種後に発熱した人は、そうでない人に比べてワクチン接種1週間後の抗体価が大幅に高かったそうです。しかし接種1カ月後になると、発熱の有無と高い抗体価の間に関連性は認められなかったといいます。発熱は、20~49歳の若年層やアレルギーの病歴がある人の間で多く見られたとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • 前十字靱帯の断裂に手術は不要? リハビリのみで治癒も

    2022-11-18

    前十字靱帯(ACL)損傷が自然に治癒することはないとする「常識」が覆るかもしれません。豪州の研究チームが、ACLを断裂した18~35歳のプロスポーツ選手ではない一般の人のデータを分析。再建術を受けずにリハビリテーションのみを行った人の53%で、損傷から2年後にACLが治癒していることがMRI画像から明らかになったそうです。この人々は再建術を受けた人々に比べて、損傷から2年後の膝の痛みや機能、QOLに関する満足度も高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • アルツハイマー病の研究者が主張 「症状が現れる前に診断すべき」

    2022-11-17

    症状が現れる前から、脳スキャンでアルツハイマー病(AD)を見つけることができるようです。スウェーデンの研究チームが、認知機能に問題のない1325人を調査。PET検査で、ADに関係すると考えられているタンパク質のアミロイドβ(Aβ)とタウが脳に見つかった人は、その後数年間でADを発症するリスクが20~40倍高かったそうです。チームは、Aβとタウの両方が脳に存在する場合、認知機能の低下がなくてもADと診断するべきだと考えているといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 後遺症のない髄芽腫治療のカギか マウス実験で酵素を特定

    2022-11-17

    小児悪性脳腫瘍「膠芽腫」の既存の治療法は、子どもの脳の発達を妨げるという後遺症が問題になっています。それを回避する方法が見つかったかもしれません。カナダの研究チームが、最も悪性度の高いMYC遺伝子増幅型の髄芽腫のモデルマウスで調査。「DHODH」と呼ばれる酵素の産生を阻害すると、腫瘍の増殖が止まり、健康な脳細胞や神経細胞は悪影響を受けないことが分かったといいます。臨床試験に到達するまでには数年かかる見込みとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 腸内細菌叢が健康状態を決める? 血中代謝物の組成に大きく影響

    2022-11-16

    人間の健康状態を反映するとされる「血中代謝物」の組成が、人によって違うのはなぜでしょうか。米国の研究チームが、1500人以上から検出された930の血中代謝物を分析しました。検出された代謝物の60%以上が、腸内細菌叢または遺伝的要因と関連していることが明らかになったそうです。そしてこのうち69%は、腸内細菌叢が単独で影響を及ぼしていることが分かったといいます。一方、遺伝的要因が単独で代謝物に関与する割合は15%だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • カギは未知のニューロンか 電気刺激で脊髄損傷患者が歩けるように

    2022-11-16

    歩行能力の改善に関わる未知のニューロンが特定されたようです。スイスの研究チームが、脊髄損傷による重度または完全麻痺がある患者9人を調査。週4~5回のペースで5カ月間にわたり脊髄硬膜外電気刺激とリハビリテーションを併用した治療を行ったところ、全員が歩行器具を使って歩けるようになったそうです。モデルマウスでこの理由を探ったところ、「SCVsx2::Hoxa10」と呼ばれるニューロンが歩行能力の改善に関与していることが分かったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 話せなくなった患者の脳波を読み取り、単語をスペリング

    2022-11-15

    米国の研究チームが、脳波を分析して文字に変換する神経機能代替装置を脳卒中で話せなくなった男性の脳に移植し、文字をつづらせることに成功したそうです。各アルファベットに対応する決められた単語があり、例えばアルファベットの「A」をつづりたい時は、男性が「Alpha」と言おうとすると装置が読み取るといいます。これを繰り返すことで単語や文章としてスペリングしたものがモニターに表示でき、1150以上の単語を読み取れたとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • 世界初 ポンペ病を胎児の段階から治療

    2022-11-15

    ポンペ病は、必要な酵素が生まれつき不足することで筋力が低下し、ほとんどが生後1年以内で死に至るまれな遺伝性疾患です。米国とカナダの研究チームが女の子の患者に、胎児の段階から酵素を補充する治療を世界で初めて実施したそうです。酵素は、妊娠24週ごろから隔週で6回にわたり、母親の腹部に針を刺してへその緒に送られたといいます。生まれた後も治療は続いていますが、女の子は1歳4カ月現在も順調に成長しているとのこと。AP通信の記事です。

  • 実験室で作られた血液を最初の2人に投与 世界初の臨床試験

    2022-11-13

    献血協力者に頼らず、輸血用血液を確保できるようになるかもしれません。英国の研究チームが、献血された血液から赤血球になることができる幹細胞を採取し、大量の赤血球を作製したそうです。2人に対して世界初の臨床試験が始まっており、少なくとも4カ月の間隔をあけて5~10mlの「実験室の血液」と「通常の血液」を2回輸血するといいます。実験室で作られた赤血球のほうが、体内で長持ちすることが期待されているそうです。BBCに紹介されています。

  • 眼疾患治療薬「ベルテポルフィン」がコロナウイルスの複製を阻害

    2022-11-13

    目の病気である脈絡膜新生血管の治療薬「ベルテポルフィン」が新型コロナ治療に有効かもしれません。器官の大きさを制御する細胞内の「Hippoシグナル伝達経路」が活性化すると、ウイルスの複製が抑えられることを米国の研究チームが確認。この経路はタンパク質「YAP」の働きで不活性化するため、ヒト培養細胞をYAP阻害薬のベルテポルフィンで処理してコロナに感染させたところ、ウイルスが検出可能レベルを下回ることが分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 多発性硬化症患者を救う「薬の切り替え」

    2022-11-12

    副作用などが原因で多発性硬化症(MS)の再発予防薬「フィンゴリモド(商品名・イムセラ、ジレニア)」の服用を中止する場合、次にどの薬を選択すればいいのでしょうか。豪州の研究チームが、世界最大のMSデータベースで薬の有効性を調査。再発寛解型MS患者がフィンゴリモドから「オクレリズマブ」か「ナタリズマブ(商品名・タイサブリ)」に切り替えると、再発回数が抑制され、身体の機能障害も安定または改善することが分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • コロナmRNAワクチン後の心筋炎リスク、ファイザーとモデルナで比較

    2022-11-12

    新型コロナのmRNAワクチン接種後に起こる心筋炎・心膜炎リスクについての研究結果です。カナダの研究チームが、ブリティッシュコロンビア州でモデルナ製かファイザー製のワクチンを2回接種した18歳以上の人を調査。2回目接種から21日以内に心筋炎や心膜炎を発症した割合は、接種100万回当たりモデルナ製が35.6例、ファイザー製は12.6例だったといいます。モデルナ製のリスクが約3倍高いことが分かりましたが、発症は非常にまれなケースとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • インフルワクチンに、成人の脳卒中リスク抑制する効果

    2022-11-11

    カナダの研究チームが9年間にわたる400万人以上のデータを分析し、インフルエンザワクチンを打つと脳卒中のリスクが低くなることを明らかにしたそうです。ワクチンを受けた人は、その後6カ月間の脳卒中発症リスクが有意に低下することが判明。これは、脳卒中リスクが高い人だけに限らず、全ての成人に当てはまったといいます。これまでの研究で、インフルワクチン接種は心臓病の人の心臓発作リスクを下げることが知られています。Medical Xpressに紹介されています。

  • さまざまなインフル株の感染を防ぐmRNAワクチン

    2022-11-11

    国際研究チームが、mRNA技術を使った新たなインフルエンザワクチンを開発したそうです。このワクチンは、ウイルス株間でほとんど変化が起きないとされる▽マトリックスタンパク質2(M2)▽ヘマグルチニン(HA)の茎部分▽核タンパク質▽ノイラミニダーゼ(NA)――の四つのタンパク質を標的としたものだといいます。マウスを使った感染の実験では、このワクチンがさまざまなインフル株に幅広く対応できる可能性が示されたとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 膵臓がんは、3年早く診断できる

    2022-11-10

    「体格指数(BMI)」と「糖化ヘモグロビン(HbA1c)値」を定期的に測定することで、膵(すい)臓がんを早期に発見できる可能性があるようです。英国の研究チームが、膵臓がん患者8777人と対照群3万4979人のデータを分析しました。膵臓がん患者には、正式な診断を受ける2年前から急激な体重減少が見られたそうです。HbA1c値の上昇は、診断の3年前から認められたといいます。糖尿病をもつ人の体重減少や、原因不明の高血糖症には特に注意が必要とのことです。EurekAlert!の記事です。

  • 「マジックマッシュルーム」の臨床試験 重度のうつ病治療に有望な結果

    2022-11-10

    マジックマッシュルームの幻覚成分「サイロシビン」が、うつ病の治療薬として使われるようになるかもしれません。英国の研究チームが、欧米10カ国から重度のうつ病患者233人を集め臨床試験を実施。サイロシビン25mgを含んだ錠剤を1錠投与し、心理療法を行うと、3週間後に3分の1の患者が寛解状態になったそうです。12週間経過した時点でも、5分の1の人に有意な改善が見られたといいます。ただし、副作用が認められた患者もいたとのこと。BBCの記事です。

  • パルスオキシメーターの精度に人種間格差 米FDAが会合

    2022-11-10

    パルスオキシメーターで測定した有色人種の血中の酸素濃度(酸素飽和濃度)が不正確であるとの研究結果が相次ぎ、米当局が調査に乗り出したそうです。肌の色が濃いと実際よりも高い値が出てしまうといいます。米食品医薬品局(FDA)は、この機器への懸念について話し合う専門家会議を招集。患者や医師への提言、精度を担保する方法を協議したとのことです。まずは医療従事者が、測定値が不正確である可能性を知ることが重要だといいます。AP通信の記事です。

  • ファイザー、RSVワクチンを年内にも承認申請へ

    2022-11-10

    ファイザー社が開発中のRSウイルス(RSV)ワクチンの臨床試験で、有望な結果が得られたそうです。同社は年末までに米食品医薬品局(FDA)に承認申請を提出する予定。このワクチンは妊婦向けで、母親の体内で作られた抗体が胎児に渡るよう設計されているそうです。生後間もない乳児をRSVから保護する効果があるといいます。臨床試験では、生後3カ月までのRSVによる重症化を82%、医療機関への受診を50%、それぞれ防ぐ効果が認められたとのこと。CNNの記事です。

  • わずか2時間でマウスに抗うつ効果をもたらす新薬

    2022-11-08

    安全で即効性のある抗うつ薬ができるかもしれません。中国の研究チームが、うつ症状を改善するためには、セロトニントランスポーター(SERT)と神経型一酸化窒素合成酵素(nNOS)の相互作用の遮断が有効であると考え、その作用を持つ新薬「ZZL-7」を開発。マウスに注入したところ、内側前頭前皮質のセロトニンレベルが上昇するという、うつ症状が軽減する現象が起こったそうです。薬の効果は2~3時間以内に現れ、副作用も少ない可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • インフルとRSが融合した「ハイブリッドウイルス」

    2022-11-08

    実験室での研究中に、全く異なる二つのウイルスが融合した「ハイブリッドウイルス」が見つかったそうです。英国の研究チームが、A型インフルエンザウイルス(IAV)とRSウイルス(RSV)をヒト肺細胞に同時に感染させる研究を行っていたところ、RSVの表面タンパク質を得たIAVを発見。このハイブリッドウイルスはIAVに対する免疫系を回避し、広範囲のヒト細胞に感染できるそうです。ウイルスが肺深部に到達し、重症化につながる可能性もあるといいます。ScienceAlert記事です。

  • 鼻をほじる行為が認知症を誘発する可能性

    2022-11-07

    認知症リスクを抑えたければ、鼻をほじるなどといった鼻の内側を傷つける行為は極力控えた方がいいかもしれません。豪州の研究チームがマウスの調査で、細菌の肺炎クラミジアが、鼻の嗅神経から脳に直接侵入することを実証したそうです。この細菌の侵入に対し脳細胞は、タンパク質「アミロイドβ」を蓄積させるというアルツハイマー病の特徴となる反応を起こすといいます。チームは、ヒトにも同様の経路が存在するかを確認するとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 開発中のアルツハイマー病新薬「レカネマブ」 治験参加者1人死亡か

    2022-11-07

    製薬大手エーザイが開発中のアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」が原因で、治験参加者が死亡した可能性があると医療メディアStatが報じたそうです。同薬については、今年9月に第3相試験で有望な初期結果が得られていました。しかし、被験者の1人が脳出血で死亡していたことが分かったそうです。治験責任医師は、出血がレカネマブに関連するものだと結論付けたといいます。一方エーザイは、他の要因が影響した可能性にも言及したとのこと。CNNの記事です。

  • ドイツ、大麻の合法化計画を発表 近くEUに承認を求める方針

    2022-11-06

    ドイツ政府が、娯楽目的の大麻の所持や販売などを条件付きで解禁する計画案を公表したそうです。それによると、最大30gの大麻の購入や所持を合法化。認可を受けた店が、成人に娯楽目的の大麻を販売することも認められるそうです。私的な大麻草栽培も、3株まで許可されるといいます。今回の合法化は、闇市場対策にもなるようです。同国は近く欧州連合(EU)に対し、この計画案がEU法に沿ったものであるか承認を求めるとのことです。AP通信の記事です。

  • 甘い味? 中国で吸入型コロナワクチンの提供始まる

    2022-11-06

    中国上海市が、口から吸うタイプの新型コロナワクチンの接種を開始しました。このワクチンは、同国のカンシノ・バイオロジクスが開発したといいます。既存のコロナワクチンを接種済みの人を対象に、無料で提供されるそうです。短いノズルから霧状のワクチンをゆっくりと吸入し、5秒間息を止めるだけで完了するとのことです。接種した人からは「ミルクティーを飲んでいるようだ」「甘い味がした」との感想が出ていたといいます。AP通信の記事です。

  • 自閉症マウスの社会性が改善 高気圧酸素治療で

    2022-11-05

    自閉症の人の社会性を高める方法が見つかったかもしれません。イスラエルの研究チームが、気圧を高めた部屋で100%濃度の酸素を吸入させる「高気圧酸素治療」に着目。自閉症の遺伝子変異を持つマウスに対して、1時間の高気圧酸素治療を計40回実施したところ、自閉症に関連する脳内の神経炎症が軽減したそうです。さらに、マウスの社会的関心が高まり、初対面の相手と一緒に過ごすことを好むようになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 患者が発する声からパーキンソン病と新型コロナを診断するアプリ

    2022-11-05

    患者の話し声をアプリで分析するだけで、パーキンソン病や新型コロナの重症化リスクを早期に特定できるかもしれません。豪州の研究チームが、人工知能(AI)を使って患者の音声記録を分析することで、この2疾患の特徴を識別するアプリを開発したとのこと。アプリはわずか10秒で音声を評価し、治療の要否を助言してくれるそうです。人間には聞き分けづらい声の震えやこわばり、話すスピードの遅さなどを分析し、疾患を検出するといいます。Medgadgetの記事です。

  • 35歳までに禁煙をすれば、死亡率に悪影響及ばず

    2022-11-04

    禁煙は35歳までに成功させたほうがいいようです。米国の研究チームが、1997~2018年にアンケートに答えた25~84歳の成人55万人のデータを分析。このうち 7.5万人が2019年末までに死亡したそうです。そして、35歳までに禁煙をした人の死亡率は、喫煙経験のない人の死亡率とほとんど変わらないことが示されたといいます。全死因死亡率は喫煙経験のない人と比べ、35~44歳で禁煙した人が21%高く、45~54歳で禁煙した人は47%高かったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 双極性障害、統合失調症、統合失調感情障害に共通する遺伝子を特定

    2022-11-04

    長い間別のものとして考えられてきた複数の精神疾患が、症状だけでなく遺伝的にも共通点があることが分かったようです。米国の研究チームが、「双極性障害」「統合失調症」、それら両方の症状が混在する「統合失調感情障害」に共通する強力な危険因子として「AKAP11遺伝子」を特定したといいます。これら三つの疾患について、研究チームは「互いに境界があいまいなスペクトラム(連続体)の一部と考えられる」としています。AP通信の記事です。

  • 体内時計の「活動期」に食事を取ると、なぜ太りにくいのか

    2022-11-03

    概日リズム(体内時計)における活動期に食事を取ると太りにくいといいます。米国の研究チームがその理由を明らかにしたそうです。チームは、高脂質食を概日リズムの非活動期(昼間)に与えたマウスの方が、活動期(夜間)に与えたマウスよりも体重が増加することを確認。そして、活動期に脂肪細胞内でアミノ酸のクレアチンが増加し、熱産生レベルが高まることを発見しました。これが体重増加の抑制に関係していると考えられるそうです。Medical Xpressの記事です。

  • がんを直接攻撃しない新たなCAR-T細胞療法で、マウスのがんが縮小

    2022-11-03

    米国の研究チームが、がんを直接攻撃するのではない、新たなCAR-T細胞療法を開発したそうです。チームは、免疫細胞のマクロファージが、他の免疫細胞ががんを攻撃するのを妨害してしまうことに着目。マクロファージを破壊するCAR-T細胞を作製し、卵巣や肺、膵臓にがんのあるマウスを治療したところ、がんが縮小したそうです。マクロファージの減少やCAR-T細胞が放出するサイトカインによって、マウスのT細胞ががんを攻撃できるようになったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • 1日3時間以上ゲームをする子どもは認知能力が高い

    2022-11-02

    子どもの認知機能を高めたければ、テレビを見せるよりもゲームをさせる方がいいかもしれません。米国の研究チームが、9~10歳の2000人のデータを分析。1日3時間以上ゲームをする子どもは全くゲームをしない子どもに比べて、短期記憶や衝動抑制のテストの成績が良かったそうです。また脳の画像検査から、ゲームをする子どもの脳は、判断・行動に関わるワーキングメモリと注意力に関連する領域が活性化していることも分かったといいます。CNNの記事です。

  • 腸内細菌叢の乱れと臓器移植後の死亡率の関係が明らかに

    2022-11-02

    腸内細菌叢のバランスが乱れている患者は、臓器移植後の死亡率が高いそうです。オランダの研究チームが、腎臓や肝臓の移植手術を受けた患者1087人から採取した1370の糞便サンプルを分析。腸内細菌叢のバランスが乱れている人の移植後3年生存率が77%だったのに対し、多様性に富んだ腸内細菌叢を持つ人の3年生存率は96%だったそうです。また、移植後に使う免疫抑制薬が腸内細菌叢の乱れの主要因であることも明らかになったといいます。Medical Xpressの記事です。

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