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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • WHO、米の中絶権否定判断を非難

    2022-06-30

    米連邦最高裁は6月24日、人工妊娠中絶を憲法が保障する権利として認めた1973年の判例を覆し、州ごとに中絶を禁止・規制することを容認しました。これに対し、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が「安全で合法的な中絶は医療として理解されるべきだ」と批判しています。また、危険な方法での中絶を選ぶ女性が現れ、命を落とすリスクが生じると指摘。時代の流れを「後戻り」する今回の判断が他国に与える影響にも懸念を示しています。AP通信の記事です。

  • 片足で10秒間立っていられない人は、早死にする?

    2022-06-30

    中高年の健康診断にバランス感覚を調べる検査を含めた方がいいかもしれません。英、米、ブラジルなど5カ国の研究チームが、歩行に問題のない51~75歳の中高年1702人を2008~20年にわたって調査。片足で10秒間立つことができなかった人は、その後10年間の全死因死亡リスクが84%高くなることが分かったそうです。ただし、参加者は全て白人のブラジル人であったため、今回の結果は他の民族や地域には当てはまらない可能性があるとのこと。MedicalBriefの記事です。

  • コロナ後遺症の原因判明 肺で行われる赤血球への酸素の受け渡しに滞り

    2022-06-30

    革新的な肺のMRI画像から、新型コロナの後遺症が起こる原因が判明したようです。カナダの研究チームが、コロナ感染後に息切れの症状が6週間以上続く患者を調査。MRIを撮る際に患者に偏極キセノンガスを吸い込ませることで、3億個以上存在する肺胞嚢(のう)の機能をリアルタイムで観察できたといいます。肺胞嚢では、赤血球へ酸素が受け渡されます。コロナ後遺症患者は、この受け渡しがうまく行われていないことが分かったそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 断食が神経損傷からの回復力を高める/マウスで確認

    2022-06-30

    断食による腸内細菌の活動の変化が、神経損傷からの回復力を高めるそうです。坐骨神経を損傷したマウスの実験では、1日置きに断食したマウスは毎日好きなだけ食べたマウスに比べて、神経細胞の情報伝達部分である「軸索」が50%長く再生しました。断食したマウスは、腸内細菌の代謝産物である「IPA」の血中濃度が高いことも判明。腸内細菌がIPAを産生しないように遺伝子操作したところ、軸索がうまく再生しなかったとのこと。英大学のICLが発表しました。

  • ヒトも気が合う相手を嗅ぎ分ける? 友達同士は体臭が似ていることが明らかに

    2022-06-30

    見知らぬ人と友達になれるかどうかは、体臭から予測できるようです。イスラエルの研究チームが、仲のよい友人同士のペアと無作為に選ばれたペアの体臭を、におい測定装置と人の嗅覚によって比較。友人同士の方が、においが互いに似ていることが分かったそうです。また、面識のない人たちに言葉を使わず交流してもらったところ、相手に好感を抱く場合、におい測定装置で互いに「においが似ている」と判定されることが多かったそうです。ScienceDailyの記事です。

  • MRI画像からアルツハイマー病を正確に診断する新技術

    2022-06-30

    機械学習を使った新技術で、早期のアルツハイマー病(AD)患者を正確に診断できるようになるかもしれません。英国の研究チームが、115の脳領域における660の構造的特徴を評価することで、ADを診断するアルゴリズムを開発。診断には、一般的な装置で撮影されたMRI画像が使われるそうです。このアルゴリズム単独で、ADの有無を98%の確率で予測できるといいます。また、ADの初期と後期については79%の確率で判別することも可能だそうです。SciTechDailyの記事です。

  • インフルワクチンがアルツハイマー病リスクを抑制か

    2022-06-30

    高齢者がインフルエンザワクチンを1回でも接種すると、その後の4年間のうちにアルツハイマー病(AD)を発症するリスクが40%低下するという研究成果が発表されました。米国の研究チームが、65歳以上の高齢者を4年間追跡。インフルワクチン接種者と非接種者それぞれ93万5887人を調べました。調査期間中にADを発症したのは、ワクチン接種者が5.1%だったのに対し、非接種者は8.5%でした。毎年接種した人が、最も発症リスクが低かったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 「ノロ」などの胃腸炎を起こすウイルス、唾液を介して広がる可能性

    2022-06-30

    胃腸炎を引き起こすノロウイルス、ロタウイルス、アストロウイルスのヒト―ヒト感染は、汚染された物に接触して、口からウイルスが入ることで起こると考えられていました。しかし、米国の研究チームによって、唾液を介して感染する可能性が明らかになったそうです。子マウスの実験で、3ウイルスが腸での複製量と同等量、唾液腺でも複製することが判明。さらに、ノロウイルスがヒトの唾液腺細胞で簡単に増殖することも分かったとのこと。NewScientistの記事です。

  • 切り札の抗菌薬がなくなる? 世界中に広がる超多剤耐性チフス菌

    2022-06-29

    治療しない場合の致死率が最大20%という腸チフス。原因菌であるチフス菌の薬剤耐性化が深刻さを増しているようです。米国の研究チームが、2014~19 年に南アジアで確認された3489 のチフス菌株のゲノム配列を解析。超多剤耐性(XDR)チフス菌が増加し、世界中に急速に広がっていることが明らかになったといいます。現在XDRチフス菌に唯一有効とされる経口抗菌薬「アジスロマイシン」が効かなくなるのも時間の問題だとみられているそうです。ScienceAlertの記事です。

  • 男性と性交渉する男性の間で髄膜炎菌感染症が流行/米フロリダ州

    2022-06-29

    米疾病対策センター(CDC)とフロリダ州保健当局は、同州で「髄膜炎菌感染症」患者を26例確認したそうです。死者は7人。患者のうち24人は男性と性交渉する男性だといいます。この細菌は唾液などを通じて、密接な接触によって拡散するそうです。高熱、頭痛、肩こり、嘔吐、濃い紫色の発疹が主な症状。初めはインフルエンザのようにみえるものの、急激に悪化することが多いといいます。感染を予防するには、ワクチン接種が最善の方法とのこと。CNNの記事です。

  • 乳がんは人が眠っている間に転移する?

    2022-06-24

    乳がんは人が眠っている間に活発になるようです。スイスの研究チームが、乳がん患者30人とモデルマウスを調査。血中を循環して転移を起こす循環腫瘍細胞は、眠っている時の方が腫瘍から多く生み出されることが分かったそうです。さらに、夜間に腫瘍から離れていく循環腫瘍細胞の方が素早く分裂し、転移につながりやすいことも明らかに。昼夜のリズムを司るメラトニンなどのホルモンが、循環腫瘍細胞の遊離をコントロールしているとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • 新しい治療法の開発に期待 アルツハイマー病の脳血管に関する新発見

    2022-06-24

    アルツハイマー病を理解するには脳の血流が重要なポイントになるようです。英国の研究チームが、タンパク質「アミロイドβ1-40(Aβ1-40)」に着目。Aβ1-40を多く産生するアルツハイマー病高齢マウスは、健康なマウスに比べて、脳の表面に張り巡らされた小動脈が狭いことが分かったそうです。この動脈が狭まることが、記憶力低下の原因の一つだといいます。そして、Aβ1-40が、血管を広げる役割を持つ「BKタンパク質」の働きを阻害することも判明したそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 英、感染リスク高い男性にサル痘予防のワクチン提供へ

    2022-06-24

    英保健当局は、サル痘予防のワクチンの提供対象を拡大するようです。これまでは患者に接触する医療従事者などに限定していましたが、男性と性交渉するなど感染リスクが高いと考えらえる男性も対象になるそうです。英国で確認されているサル痘患者の99%以上が男性で、その多くがゲイやバイセクシャルだといいます。ワクチンは元々天然痘のために開発されたものですが、サル痘に対しても85%の有効性があると考えられているとのこと。AP通信の記事です。

  • ED治療薬、化学療法耐性の食道がん治療に有効な可能性

    2022-06-24

    勃起不全(ED)治療に使われるバイアグラなどのPDE5阻害薬が、化学療法耐性の食道がん治療に効果があるかもしれません。英国の研究チームが、食道がんの腫瘍の周辺環境を調査。がんの増殖を助け治療の効果を妨げる「がん関連線維芽細胞(CAF)」の所で、酵素のPDE5レベルが高いことが判明しました。化学療法耐性の食道がんをマウスに移植し、標準的な化学療法とPDE5阻害薬を併用したところ、有害な副作用を起こすことなく、がんが縮小したといいます。News-Medical.Netの記事です。

  • 新型コロナとは別? 北朝鮮で腸の感染症が流行

    2022-06-22

    新型コロナが広がっている北朝鮮で、急性の腸感染症が流行しているようです。流行が確認されたのは、首都平壌から南に120kmほど離れた黄海南道。これまでに少なくとも800世帯が医療支援を受けたといいます。病名は明らかになっていないものの、コレラや腸チフスの可能性が指摘されています。当局は患者の徹底的な隔離の重要性を強調。北朝鮮の労働新聞は、金正恩総書記が準備した医薬品が、患者に届けられる予定だと報道しているそうです。CNNの記事です。

  • 眼球内に安全に薬剤を送達できる超極微針を開発

    2022-06-22

    加齢黄斑変性や糖尿病網膜症の治療では、白目から注射を刺して、眼球内を満たすゼリー状の硝子体に薬剤を注入することがあります。その際、感染症などの合併症の懸念がありますが、韓国などの研究チームがそれを防ぐ、栓の付いた超極微針を開発したそうです。針を刺した時にできる穴は栓で塞がれます。針は眼球内にとどまって薬剤を放出し、最終的に生分解されるといいます。ブタの実験では、薬が安全に眼球内に広がったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 腎移植後の免疫抑制薬を不要にする新技術 小児3人で成功

    2022-06-21

    米スタンフォード大学が、非常にまれな遺伝性の多臓器障害「シムケ免疫性骨形成不全(SIOD)」の小児患者3人に新たな技術を使って腎移植を行ったようです。腎移植に先立ち、チームはドナーの骨髄幹細胞を患者に移植。その際、移植片対宿主病の原因となるアルファ・ベータT細胞とCD19 B細胞を枯渇させる処理を加えたといいます。3人の腎移植は成功し、免疫抑制薬を使わずに少なくとも22~34カ月にわたって良好な経過をたどっているとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 「音に合わせて拍子を取る能力」に関連する69の遺伝子を特定

    2022-06-21

    音に合わせて拍子を取るのが得意な人と苦手な人がいるのはなぜなのでしょうか。米国などの研究チームが60万6825人のボランティアを調査。参加者の遺伝子解析(ゲノムワイド関連解析)を行った結果、拍子を取ることができる人とできない人の間で、69の遺伝子に違いがみられることが明らかになったそうです。これらの遺伝子における変異が、拍子を取る能力にマイナスの影響を与えたりプラスの影響を与えたりすることが示唆されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • ノンアルでもOK ラガービールが男性の腸内環境を整える

    2022-06-21

    ラガービールには男性の腸内環境を整える効果があるようです。ポルトガルの研究チームが、健康な男性19人を二つの群に分けて調査。一方の群にはアルコール入りのラガービールを、もう一方にはノンアルコールのラガービールを、それぞれ4週間にわたって夕食時に11液量オンス(約330ml)飲んでもらいました。その結果、両群共に腸内細菌叢の多様性が高まり、腸内環境が改善したそうです。また、体重やBMIなどに変化は見られなかったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 「プロバイオティクス」サプリがうつ病治療の助けに

    2022-06-21

    腸内環境を整える「プロバイオティクス」サプリメントが、抗うつ薬の効果を高めるそうです。スイスの研究チームが、うつ病患者47人を31日間調査。抗うつ薬に加えてプロバイオティクスサプリを飲んだ人は、プラセボを使った人に比べてうつ症状が大きく改善したそうです。サプリを使った人の腸内で乳酸菌が増えたといいます。ただ、追跡調査の結果から、この細菌が腸内に定着するには、より長い治療期間が必要なことも分かったそうです。ScienceAlertの記事です。

  • 少量で高い効果が期待される「吸入型」コロナワクチン

    2022-06-17

    吸入型の「次世代」新型コロナワクチンが開発されているそうです。カナダのマクマスター大学が、エアロゾルを吸い込むことで肺に直接送り込めるワクチンを開発。現在使われているワクチンの1%程度の量で済み、しかも効果は長続きするといいます。変異が起こりやすいスパイクタンパク質だけでなく、ウイルスの内側にあるタンパク質も標的にしており、新たな変異株にも効果が期待できるとのこと。現在、第1相試験を行っているそうです。The conversationの記事です。

  • 血液検査で、化学療法が必要な大腸がん患者を特定

    2022-06-17

    血中のがん由来のDNA(血中循環腫瘍DNA:ctDNA)を調べることで、大腸がんの再発を予測できるそうです。豪州などの研究チームが、ステージ2の大腸がん手術を受けた患者455人を調査。153人は化学療法の標準的な方法で管理され、302人は術後7週間以内に血液検査を受け、ctDNAが検出された患者だけが化学療法で治療されたそうです。化学療法を受けた患者数は血液検査をした群の方が少なく、再発を伴わない2、3年後の生存率は両群で同等だったとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • 豪州で見つかった恐怖のヘンドラウイルス変異型 有効な抗体カクテルの作成に成功

    2022-06-17

    豪州で、馬とコウモリからヘンドラウイルス(HeV)の新たな変異型「HeV-g2」が見つかりました。HeVは感染した馬の体液などを介してヒトにうつります。重篤な肺炎や脳炎を引き起こし、致死率は最大95%。HeV-g2の出現で緊張が高まる中、米国などのチームが、従来のHeVを中和する複数のモノクローナル抗体がHeV-g2にも有効なことを確認。このうち三つを新たに設計した抗体1種と組み合わせ、HeV-g2が新たに変異する能力をも抑える強力な抗体カクテルを作ったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • 新型コロナ経口薬パキロビッド、重症化リスクの高くない患者には効果なし?

    2022-06-17

    新型コロナの経口治療薬「パキロビッド」は、重症化リスクの高い人にのみ効果が期待できるようです。薬を開発したファイザー社が、「重症化リスクが標準的」な患者でのパキロビッドの有効性を調査。コロナ陽性で症状のある18歳以上の患者1100人に対し、半数にはパキロビッドを1日2回、5日間与え、残りの半数にはプラセボを与えて比較しました。その結果、パキロビッドを服用しても症状を軽くする証拠は示されなかったといいます。CNNの記事です。

  • ビタミンD欠乏と認知症発症に因果関係

    2022-06-17

    「ビタミンDレベルが低い(25nmol/L)こと」と「認知症発症」の間に因果関係があることを、豪州の研究チームが明らかにしたそうです。英国バイオバンクから得た29万4514人のデータを使って解析した結果です。全ての人のビタミンDレベルを標準値(50nmol/L)まで増やすことができれば、認知症患者の17%は発症を予防できる可能性も示唆されたそうです。ビタミンDはキノコ類や魚介類に多く含まれるほか、日光を浴びることによって皮膚でも作られます。Medical Xpressの記事です。

  • 米FDA、重度円形脱毛症治療薬で初となる経口錠剤を承認

    2022-06-17

    女優のジェイダ・ピンケット・スミスが苦しんでいることで知られる重度の円形脱毛症の治療薬として、米食品医薬品局(FDA)が米イーライリリー社のヤヌスキナーゼ阻害剤「バリシチニブ」を承認したそうです。計1200人を対象にした二つの臨床試験の結果に基づくもので、同疾患の経口治療薬の承認は初めて。この薬を1日4mg、36週間摂取した患者の40%が、頭髪の80%を取り戻したそう。主な副作用として、上気道感染症や頭痛などが確認されたとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 母乳中のIgG抗体、乳児の腸の健康を守る可能性/マウス実験

    2022-06-14

    IgG抗体は腸内の善玉菌の影響で自然に産生されます。母乳を介してIgGを受け取ることで、乳児が下痢性疾患から守られる可能性があるそうです。米国の研究チームが、母乳からIgGを受け取った赤ちゃんマウスは、下痢を引き起こす細菌の腸への付着が抑えられることを発見しました。一方で、IgG を受け取らなかったマウスは腸内細菌叢の組成に異常をきたし、炎症性疾患に関連のある炎症性サイトカインを産生する免疫細胞が腸内で増加したとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • ジャスティン・ビーバーも苦しむラムゼイ・ハント症候群とは?

    2022-06-14

    カナダの人気歌手ジャスティン・ビーバーさんが、「ラムゼイ・ハント症候群」によって顔の一部が麻痺していることを公表しました。この疾患は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。小児期などに感染したウイルスが顔面神経に潜伏し、何らかの原因で免疫力が低下した時に再活性化することで発症します。めまいや難聴、耳鳴りなどの症状が出ることもあるといいます。抗ウイルス薬やステロイドを使った治療法があります。CNNの記事です。

  • 2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」、肥満治療にも非常に有望

    2022-06-14

    米食品医薬品局(FDA)に承認されたばかりの2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」は、肥満の治療で減量手術と同等の高い効果が期待できるようです。薬を開発した米イーライリリー社が、太り過ぎまたは肥満の2539人を対象に72週にわたる第3相試験を実施。参加者はみな肥満関連の併存疾患があるものの、2型糖尿病ではありませんでした。週1回15mg投与(皮下注射)された人の効果が最も高く、平均して元の体重の22.5%(24kg)の減量につながったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • タイ、大麻の栽培や販売、使用を合法化

    2022-06-14

    タイ政府は禁止麻薬リストから大麻を除外したそうです。大麻の家庭栽培が解禁され、大麻草の販売や飲食店での大麻入り商品の提供も可能に。農業や観光業の促進につながることを期待しています。ただ、向精神作用のあるテトラヒドロカンナビノール(THC)を0.2%以上含む製品の販売や提供は引き続き違法です。また、タイは2018年に医療用大麻の使用を合法化しています。今後は全国のクリニックで、より自由に治療薬として使えるようになるそうです。BBCの記事です。

  • 高齢男性がみる「悪夢」、パーキンソン病の初期症状の可能性

    2022-06-10

    寝ている間に頻繁に悪夢をみる男性は、パーキンソン病に注意が必要かもしれません。英国の研究チームが、一般的な脳機能をもつ高齢男性3818人を12年にわたり追跡。悪夢を頻繁にみると報告した人は、パーキンソン病を発症するリスクが倍増することが分かったそうです。発症した人のほとんどが、調査開始から5年以内に診断を受けたといいます。悪夢の有無を尋ねることで、パーキンソン病の早期発見につながる可能性が示唆されたとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 腸内細菌の代謝産物が認知機能低下と関連

    2022-06-10

    ルミノコッカス科の腸内細菌が産生する代謝産物「イソアミルアミン(IAA)」が、認知機能の低下を引き起こすようです。米国の研究チームは、IAAが血液脳関門を通過できることに着目。腸から脳に移動したIAAの影響をマウスで調べたところ、神経細胞死につながる作用を起こすことが分かったそうです。若い健康なマウスにIAAを与えると認知機能が低下し、高齢マウスの腸でIAA産生を阻害すると認知能力が改善することも明らかになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 拒食症患者、脳の一部が大幅に縮小

    2022-06-10

    神経性やせ症(拒食症)患者に特徴的な脳構造の変化が明らかになったそうです。英国などの研究チームが、2000人近くの脳スキャンを分析。拒食症の人は、「皮質の厚み」「皮質下容積」「皮質の表面積」の三つが大幅に減少することが確認されたそうです。その減少幅は、うつ病やADHDの人にみられる脳縮小の2~4倍にも上るといいます。拒食症に対する適切な治療を早期に行えば、縮小した脳が回復する可能性も示唆されたとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 蓋付きのIL-12を作製 がん細胞のみへの攻撃が可能に

    2022-06-10

    インターロイキン-12(IL-12)は、免疫細胞を活性化してがん細胞を殺傷させる強い力を持つ物質です。しかし、正常な細胞にも障害を与えてしまうため、治療薬としては使用できませんでした。米国の研究チームが、免疫細胞への結合部分を蓋で覆ったIL-12の作製に成功。腫瘍周辺にある酵素に接触すると蓋が外れてIL-12が活性化し、免疫細胞に腫瘍を攻撃させます。マウスの実験では、懸念された副作用は確認されず、がんの治癒率も非常に高かったとのこと。The conversationの記事です。

  • 全員の直腸がんが消えた! がん免疫治療薬「ドスタルリマブ」の第2相試験

    2022-06-08

    子宮内膜がんの治療に使われるがん免疫治療薬「ドスタルリマブ」が、直腸がんにも有効かもしれません。米国の研究チームが、直腸がん(ミスマッチ修復機構欠損:MMRd)患者12人にドスタルリマブを3週間ごとに6カ月間投与。治療から6カ月後もがんの形跡は見当たらず、12人全員が「寛解(臨床的完全奏功)」だったそうです。副作用については、手術や化学放射線療法の影響で起こるような深刻なものは、今のところ報告されていないとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 乳がん治療薬「エンハーツ」、HER2陰性の一部の患者にも有効な可能性

    2022-06-08

    乳がん治療薬「エンハーツ」は、がんの増殖に関わるタンパク質HER2が多く発現する「HER2陽性」乳がんに使用されます。米国の研究チームが、HER2陰性に分類される「HER2低発現乳がん」を患い、転移性または切除不能な状態と診断された患者500人を調査。がんの進行が抑えられた期間は、標準的な化学療法を受けた人が5.5カ月間、エンハーツを使った人は10カ月間でした。エンハーツによって、生存期間が約6カ月延長することも示されたといいます。AP通信の記事です。

  • オプジーボと化学療法の組み合わせが、膵臓がん治療に有効

    2022-06-07

    膵(すい)臓がんの有望な治療法が見つかったようです。米国の研究チームが、転移性の膵管腺がん(PDAC)患者100人を対象に臨床試験を実施。がん免疫治療薬「ニボルマブ(商品名オプジーボ)」と二つの化学療法薬「ナブパクリタキセル」「ゲムシタビン」を組み合わせて投与された患者は1年生存率が57.7%で、化学療法のみの患者の平均生存率35%を上回ったそうです。ニボルマブの代わりに「ソチガリマブ」を使用した方が有効な患者もいるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 肥満患者、減量手術でがんの発症・死亡リスクが低下

    2022-06-07

    肥満患者が減量手術(肥満外科手術)を受けると、がんのリスクを低減できるかもしれません。米国の研究チームが、2004~17年に肥満治療のために減量手術を受けた患者5053人と手術を受けていない肥満患者2万5265人の10年後を比較。減量手術が、肥満と関連があるとされる13種類のがん発症リスクを32%低下させることが分かったそうです。さらにこの手術によって、がん関連で死亡するリスクが48%低くなることも明らかになったといいます。ScienceDailyの記事です。

  • 加齢黄斑変性の進行を抑えるサプリ、従来より有益な配合成分を確認

    2022-06-07

    加齢黄斑変性(AMD)の進行を抑えるためのサプリメントがあります。しかし、成分のβカロテンが、喫煙者が摂取した場合に肺がんリスクを上昇させることが分かっていました。そこで、βカロテンを抗酸化物質のルテインとゼアキサンチンに置き換え、安全性と効果を調べる研究が行われたそうです。米国の研究チームが、参加者3883人を10年間追跡したデータを分析。肺がんリスクは上昇せず、AMD進行抑制の効果は高まることが確認されたそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 毎日コーヒーを飲むと、死亡リスクが最大30%低くなる

    2022-06-07

    カフェインを含んだコーヒーを毎日適量飲むと、長生きできるかもしれません。中国の研究チームが、心血管疾患やがんを患っていない37~73歳の英国人17万1616人を調査。コーヒーを飲まない人と比べると、7年後(平均値)に死亡しているリスクが、甘いコーヒーを1日1.5~3.5杯飲む人は30%低く、甘くないコーヒーを1日1.5~3.5杯飲む人は16~29%低かったそうです。甘いコーヒーを飲む人は、平均でティースプーン1杯の砂糖を入れていたとのこと。CNNの記事です。

  • がん治療に光明 遺伝子改変T細胞療法で、すい臓がんが縮小

    2022-06-07

    遺伝子改変T細胞療法は、遺伝子改変した免疫細胞のT細胞を使ったがんの治療法です。米国の研究チームが、ある治療困難なすい臓がん患者のT細胞遺伝子を改変。T細胞受容体(TCR)が、腫瘍細胞内に隠れる突然変異タンパク質を発見できるよう操作したといいます。このT細胞を患者に戻したところ、腫瘍が72%縮小したそうです。ただ、同じ療法を受けた別の患者の治療は失敗に終わっており、その理由は明らかになっていないとのこと。AP通信の記事です。

  • パキロビッドで治療後にコロナ再発? 症状が出る前に感染させる可能性も

    2022-06-07

    新型コロナ治療薬「パキロビッド」を使用した場合、治療終了後もしばらく注意が必要かもしれません。米国の研究チームが、パキロビッドで治療後にコロナがぶり返す症例を調査。再発後、他の人にコロナをうつした事例が少なくとも2件あり、患者に再度症状が現れる前から感染させる可能性も示唆されたそうです。患者のウイルス量は、パキロビッドの投与によって一旦減少するものの、その後なぜか一部の人で再び増加するとのことです。CNNの記事です。

  • HPV検査で子宮頸がん検診の頻度を安全に減らす/英

    2022-06-02

    英国では、子宮頸がんのスクリーニング方法が変わりつつあるそうです。イングランド、スコットランド、ウェールズでは、検査方法を従来の細胞診からHPVウイルスの存在を調べる「HPV検査」に変更。これまで3年に1度行われていた検診を5年に1度に減らした地域もあるといいます。同国の研究チームが女性130万人のデータを分析したところ、5年に1度の検診でもHPV検査によって十分にがんを予防できることが分かったそうです。BBCの記事です。

  • 2021年、世界の医薬品売上高トップ20

    2022-06-02

    2021年「世界の医薬品売上高トップ20」は、新型コロナウイルス関連の製品が大きな存在感を示しているようです。コロナ関連製品は4つがランクイン。首位はファイザー・ビオンテック社のコロナワクチン「コミナティ」で、売上高は368億ドルと他を圧倒したそうです。前年まで9年連続首位だった関節リウマチなどに使われるアッヴィ社の「ヒュミラ」は2位、モデルナ社のコロナワクチン「スパイクバックス」が3位だったといいます。 Fierce Pharmaの記事です。

  • 幼少期に犬を飼うと、クローン病の発症リスクが低くなる?

    2022-06-01

    環境要因が、炎症性腸疾患の「クローン病」発症リスクに関連しているかもしれません。カナダの研究チームが、患者の第一度近親者(父母、兄弟姉妹、子ども)4289人を調査。2~4歳の時に犬を飼っていた人は、発症リスクが低かったそうです。猫の飼育は発症リスクと関係なかったとのこと。また、生後1年間を3人以上の家族と過ごした人も低リスクだったそう。環境要因による腸内細菌叢組成の変化が関係している可能性があるといいます。Medical News Todayの記事です。

  • 英国で増え続ける小児肝炎患者、計222人に

    2022-06-01

    英国で原因不明の小児肝炎患者の報告が増加しており、5月27日時点で累計222件に達したそうです。原因についてWHO(世界保健機関)は、新たなアデノウイルスの出現▽新型コロナウイルスとの共感染▽子どもがアデノウイルスに感染しやすくなっていること▽コロナ後遺症――など複数の可能性を指摘しています。インターネット上でコロナワクチン原因説も出ていますが、患者の多くは接種対象年齢未満であり、つじつまが合わないとのこと。Forbesの記事です。

  • 「サル痘」に関するデマ、ネット上で拡散

    2022-06-01

    「サル痘」感染が拡大してから、新型コロナウイルスの情報を再利用しているとみられるデマが多く拡散しているようです。インターネット上には、今回のサル痘が研究室から流出したものだとする情報が存在。しかし遺伝子配列を調べると、それはありえないことが分かっています。「ロックダウンが近い」「感染拡大は意図的に計画された」「コロナワクチンが関連している」などの憶測が流れていますが、どれも全く根拠がないといいます。BBCの記事です。(写真:サル痘ウイルスの電子顕微鏡画像=CDC提供)

  • いまだに多くの医師が「無症候性細菌尿」に抗菌薬を処方/米

    2022-06-01

    米国で抗菌薬の不適切な使用が続いているようです。同国の研究チームが、プライマリケア医723人を対象に、無症状にもかかわらず尿から細菌が検出される状態の「無症候性細菌尿」患者への対応を調査。回答した551人中392人(71%)が抗菌薬を使うと答えたそうです。無症候性細菌尿への抗菌薬の処方は、下痢や嘔吐、常在菌の感染症などを引き起こしたり、腸内で危険な細菌C.difficileを過剰に増殖させたりする危険があるため、2005年以降推奨されていません。Medical Xpressの記事です。

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