非公開の医師求人情報を
ご紹介いたします!
マイナビDOCTORでは、医師専任のキャリアパートナーが
あなたの転職活動をサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。
境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者がうつ病を併発すると、うつ病が重篤で治療が難しいことが多いそうです。抗うつ作用があることで知られる麻酔薬「ケタミン」が、そんな患者の治療に有望な可能性があるといいます。カナダの研究チームが、「BPDとうつ病を併発する患者50人」と「うつ病のみを患う患者50人」に静脈内ケタミンを4回投与。両群ともにうつ症状が有意に同程度改善したそうです。併発群では、BPD症状にも改善がみられたといいます。PsyPostの記事です。
米食品医薬品局(FDA)は、腸炎を引き起こし死に至ることもあるクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)を繰り返す患者に対して、糞便移植を簡単に実現することができる経口薬「Vowst」を承認したそうです。この種の経口薬が承認されるのは初。米Seres Therapeutics社が健康なドナーの糞便から作ったVowstは、抗菌薬治療を終えた18歳以上の再発性CDI高リスク患者が対象です。この薬を1日4錠3日間連続で服用すると、CDI再発リスクが低下するとのことです。AP通信の記事です。
新型コロナウイルスワクチン接種後に耳鳴りを訴える人がいるようです。副反応の可能性はあるのでしょうか。米疾病対策センター(CDC)には4月14日時点で、ワクチン接種後に耳鳴りが起きたとの報告が1万6500件寄せられているそうです。コロナ後遺症の一つとして耳鳴りを報告する患者もいるといいます。現時点でCDCは耳鳴りについて、ワクチンや後遺症との関連を否定しています。一方、専門家がこの件に関するデータの分析を進めているそうです。USA TODAYの記事です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が関連する中咽頭がんが、欧米で男女共に急増しているそうです。このがんの主要な危険因子はオーラルセックス。生涯でオーラルセックスをする相手が6人以上いる人は、オーラルセックスをしない人に比べて中咽頭がん発症リスクが8.5倍になるそうです。英国では成人の80%がオーラルセックス経験者であるとの調査結果も出ており、がん予防のために男子も含めてHPVワクチンを普及させることが重要だといいます。The Conversationの記事です。
代理出産や精子・卵子提供で生まれた子どもには、早いうちにその事実を伝えた方がいいようです。英国の研究チームが、代理出産で生まれた子ども22人▽卵子提供で生まれた子ども17人▽精子提供で生まれた子ども26人――を20年にわたり追跡調査。7歳までに自分の出自について知らされた子どもは、若年成人期に母親と良好な関係にあることが明らかになったそうです。そして、その母親たちも不安やうつ病を抱えるリスクが低かったといいます。CNNの記事です。
薬で睡眠を促すことで、アルツハイマー病に関連するタンパク質であるアミロイドβや異常な(リン酸化した)タウの蓄積を抑えられるかもしれません。米国の研究チームが、認知機能障害と睡眠障害がない中高年38人を調査したそうです。不眠症の一般的な治療薬「スボレキサント」を2日間使用した人はプラセボ群に比べて、脳の周りを循環する脳脊髄液中のアミロイドβ濃度が10~20%低下。薬を高用量服用した人は、リン酸化したタウも減少したとのこと。ScienceAlertの記事です。
英ウェールズでは、新型コロナの重症化リスクが高い人に対して「隔離政策」を取っていました。感染予防のために外部との接触を避けて家にいることを推奨したこの政策が、実は意味がなかった可能性があるそうです。英国の研究チームが、隔離対象になった11.7万人を対象外の一般集団300万人と比較。隔離群は検査を受ける機会が多かった点を考慮する必要がありますが、隔離群の方が死亡や医療機関の利用が多く、感染率も高かったといいます。BBCの記事です。
古くから尿路感染症(UTI)に良いとされてきたクランベリーについて、一部の人で実際の効果が確認されたようです。豪州の研究チームが、クランベリー製品に関する50以上の研究結果を分析。参加者は合わせて9000人近くに上るといいます。クランベリーのジュースやサプリメントを摂取すると、UTIの再発リスクが一部の女性で25%、子どもで50%、それぞれ低下することが分かったそうです。ただし、高齢者や妊婦には同様の効果はみられなかったとのこと。ABC News(AUS)の記事です。
アルゼンチンでは、チリやボリビアとの国境に近い北西部を中心に、蚊が媒介する「デング熱」の記録的な大流行が起きているようです。これまでに約6万人が感染し、40人以上が死亡したといいます。感染拡大を抑えるため、放射線でDNAにダメージを与えて子孫ができないようにしたオスの蚊を準備しており、数千匹を放つ予定だそうです。保健当局は、蚊帳や虫よけ剤の使用、蚊の繁殖場所になる水の容器を取り除くなどの対策を呼び掛けているとのこと。BBCの記事です。
性感染症ウイルスである「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は子宮頸部だけでなく、肛門や咽頭、陰茎、膣などのがんを引き起こします。米国の研究チームが年間2000~3000人の成人を対象に行った調査で、この認知度が下がっていることが分かったそうです。HPVについて聞いたことがある人のうち、子宮頸がんとの関連を知っていた人の割合は、2014年(77.6%)から20年(70.2%)の間に7.4%低下。咽頭がんや肛門がんとの関連につい知っていたのはわずか30%だったとのこと。NBC Newsの記事です。
緑内障の主要な危険因子は眼圧上昇です。目の中で血液のような役割をする房水が、静脈への排水口(シュレム管)の目詰まりなどによって流れなくなるために起こります。アイルランドの研究チームが動物モデルや提供されたヒトの目を使って遺伝子治療の実験を実施。タンパク質を分解する酵素「MMP-3」の産生を促す遺伝物質を運ぶウイルスベクターを作り、これを1回投与したところ房水の流れがよくなり、眼圧上昇が改善されたといいます。Medical Xpressの記事です。
白髪が発生するメカニズムが明らかになったようです。米国の研究チームが、色素のメラニンを作るメラノサイト(色素細胞)に着目し、マウスで細胞の老化プロセスを調べました。本来は毛包(毛穴)の周りをあちこち移動しているメラノサイト幹細胞が、年を取るにつれて「立ち往生」して動けなくなり、成熟したメラノサイトに成長できないために色素が作れなくなることが分かったそうです。同じことが人間の毛髪でも起きている可能性があるとのこと。BBCの記事です。
米国の研究チームが、T細胞に焦点を当てた新たな新型コロナウイルスワクチン(T細胞ワクチン)を開発したそうです。このワクチンはT細胞による幅広い免疫応答が誘導されるよう設計されています。これをマウスに投与して致死量のコロナウイルスに感染させたところ、87.5%が生き残ったといいます。T細胞ワクチンは将来の変異株にも有効で、効果が今より長く続く可能性があるとのこと。抗体を誘導するmRNAワクチンよりも高い効果が期待できるそうです。EurekAlert!の記事です。
大気汚染が肺がんの主な原因であることが、英国などのチームの研究で改めて明らかになりました。肺がん患者3万2957人の調査で、多量の大気汚染物質PM2.5に暴露すると、細胞の成長や増殖に関わる上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子に変異のある肺がんの発症リスクが高まることが判明。別の調査では、高レベルのPM2.5に3年間さらされるだけで発症リスクが上昇することも分かったそうです。PM2.5は、がんの原因となる遺伝子変異を持つ細胞を「目覚めさせる」とのこと。ScienceAlertの記事です。
がんには想像を超えた生存能力が備わっているようです。英国の研究チームが、肺がん患者400人を9年間追跡調査。初期の腫瘍において侵攻性の高いがん細胞が最終的に全身に広がることや、遺伝子の「混乱」レベルが高い腫瘍が手術後に別の場所で再発しやすいことなどが分かったといいます。また、がんは進行とともに進化し、高い適応能力を持つことが明らかに。末期がんの治療は極めて困難で、予防や早期発見の重要性が指摘されています。BBCの記事です。
個人がある疾患にかかるリスクを多数の遺伝子変異から評価する「多遺伝子リスクスコア(PRS)」を使って、米国の研究チームがアルツハイマー病(AD)に関連する腸内細菌を特定したそうです。チームは、まずAD患者1278人と対照群1293人を調査した上で、別のAD患者799人と対照群778人にも同様の調査を実施。二つの結果を分析したところ、119の腸内細菌属のうち、コリンセラ属をはじめとする4種類の菌属がAD発症リスクに関連することが示されたといいます。Medical Xpressの記事です。
英国の研究チームがげっ歯類の調査で、ステロイド薬を長期間使用すると記憶障害が起こることを明らかにしたようです。ステロイド薬「メチルプレドニゾロン」を5日間投与するだけで、記憶や学習に関与する脳の海馬の活動が減少し、記憶課題の成績が悪くなったそうです。神経細胞間の接合部であるシナプスは増強される時間帯が決まっており、長期間のステロイド使用によって海馬におけるその概日リズムが乱れる可能性があるとのことです。Medical Xpressの記事です。
米モデルナ社が開発するmRNAがんワクチンと米メルク社の免疫療法薬キイトルーダを併用すると、皮膚がんの一種「悪性黒色腫(メラノーマ)」の再発リスクが低減できるかもしれません。両社が、メラノーマの切除手術を受けた患者157人を2群に分けて行った治験(第2b相)の新たなデータを公表。18カ月後の時点で再発が起きなかったのは、がんワクチンとキイトルーダを併用した人の78.6%、キイトルーダのみを使用した人の62.2%だったといいます。CNNの記事です。
日光を浴びると激痛が走ったり皮膚が腫れ上がったりする難病、赤芽球性プロトポルフィリン症(EPP)やX連鎖性プロトポルフィリン症(XLP)に対する経口薬「dersimelagon」の初期臨床試験の結果が公表されました。米国の研究チームが、EPPまたはXLPの成人患者102人を16週間調査。この薬を毎日飲んだ人はプラセボ群に比べ、日光下で前駆症状(前触れの症状)が現れずに活動できる時間が平均で1日1時間増えたそうです。吐き気や頭痛などの副作用はあったとのこと。Medical Xpressの記事です。
食中毒を引き起こすノロウイルスのワクチンが実現するかもしれません。米国の研究チームが、胃腸炎を引き起こすロタウイルスの生ワクチンを活用して開発。ロタのゲノムにノロの外表面を作るタンパク質遺伝子を挿入し、改変したロタを作製したそうです。これを免疫不全子マウス11匹に投与したところ、全てのマウスの腸で強力な抗体反応がみられたそうです。さらに、この抗体がヒト胃腸オルガノイドの実験でノロとロタの両方を中和したといいます。ScienceDailyの記事です。
経口避妊薬(ピル)のホルモンによる副作用を低減できるかもしれません。フィリピンなどの研究チームが、正常な月経周期を持つ20~34歳の健康な女性23人を対象に下垂体と卵巣のホルモン値を調査。構築した数理モデルを用いて、ピルの最適な用量や服用タイミングを予測したといいます。その結果、ホルモンの用量をエストロゲン単独なら92%、プロゲステロン単独なら43%、それぞれ減らしても避妊効果は十分に得られることが示唆されたとのこと。ScienceAlertの記事です。
西アフリカのガーナ保健当局は13日、英オックスフォード大学が開発する新たなマラリアワクチンを一足早く承認したそうです。マラリアによる死亡リスクが高い生後5カ月~3歳の乳幼児が対象。ワクチンの治験の最終結果はまだ公表されておらず、世界保健機関(WHO)が現在審査中だといいます。ただ、初期の臨床試験では80%の有効性が示されており、すでにWHOが承認している世界初のマラリアワクチン「Mosquirix」よりはるかに高い効果が期待されています。AP通信の記事です。
米国で性感染症(STD)の増加が問題になっています。そんな中、米疾病対策センター(CDC)が、50年以上前からある安価な抗菌薬「ドキシサイクリン」をSTD予防薬として推奨する見通しだそうです。米国の研究チームが、ゲイやバイセクシャルの男性、トランスジェンダーの女性計500人を調査。避妊具なしの性交後72時間以内にこの薬を服用した人は服用しなかった人に比べて、感染リスクが▽クラミジアは90%▽梅毒は80%▽淋病は50%――それぞれ低くなったといいます。USA TODAYの記事です。
軽度認知障害(MCI)の人が正常な認知機能を取り戻すことがあるそうです。なぜなのでしょうか。米国の研究チームが、65歳以上の高齢者1716人を調査しました。老化に対して肯定的な考えを持つMCI患者は、否定的な考えを持つMCI患者に比べて正常な認知機能を取り戻す可能性が30%高いことが分かったそうです。元々正常な認知機能をもつ高齢者も、老化に肯定的な考えの人は、そうでない人に比べて12年以内にMCIを発症するリスクが低かったといいます。EurekAlert!の記事です。
mRNAの技術は、ピーナッツアレルギーの予防や治療にも使える可能性があるようです。米国の研究チームが、ピーナッツに含まれる複数のタンパク質に関するmRNAを搭載したナノ粒子を開発。肝臓には過剰なアレルギー反応を起こさないように免疫システムを訓練する細胞があり、ナノ粒子はその細胞に結合する糖を持っているといいます。これをマウスに投与したところ、アレルギー反応が減少し、ピーナッツへの耐性を強化する物質の産生が増加したとのこと。ScienceAlertの記事です。
中国広東省に住む56歳の女性がH3N8型鳥インフルエンザウイルスに感染し、死亡したそうです。H3N8のヒトへの感染報告は3例目で、いずれも中国で発生。患者が死亡したのは初めてだといいます。女性は2月22日に体調を崩し、その後重度の肺炎で入院。3月16日に死亡したようです。女性には複数の基礎疾患があり、家禽との接触歴があったといいます。世界保健機関(WHO)は、ヒトからヒトへの感染が拡大するリスクは低いとの見解を示したとのこと。Medical Xpressの記事です。
ビブリオ・バルニフィカスは暖かい海に生息し、加熱が不十分な魚介類や傷口から感染する危険な細菌です。この感染者が米東海岸で増加しているようです。英国などの研究チームが、米疾病対策センター(CDC)のデータを使って分析。ここ30年間で年間感染者数が10人から80人に増えたそうです。2100年までに200人に達する可能性があるといいます。さらに温暖化の影響で、感染発生地域は年々北上。数十年以内にニューヨークに到達すると予測されています。ScienceAlertの記事です。(写真:ビブリオ・バルニフィカス=CDC提供)
自殺のリスクが高まる時期や時間帯があるようです。米国の研究チームがインディアナ州にある検視局のデータを使って、2012~16年に起きた自殺について調査。満月の週に自殺による死亡が有意に増加することが分かったそうです。特に55歳以上で顕著に増加したといいます。月明かりによる概日リズム(体内時計)の乱れが自殺の増加に関連している可能性があるようです。午後3~4時の時間帯や夏が終わる9月にも自殺が多かったとのこと。Medical Xpressの記事です。
有益な物質を体内に通し、害をもたらす物をブロックする小腸の細胞は、健康維持に重要な役割を果たします。米国の研究チームが、ブロッコリーに含まれる分子「アリール炭化水素受容体(AHR)リガンド」が、小腸細胞の働きを高める「AHRの活性化」に影響を与えることを発見。ブロッコリーを含まないエサを食べたマウスは、ブロッコリーを15%含むエサを食べたマウスに比べてAHR活性が低く、小腸の不健康につながるさまざまな要素が見られたといいます。EurekAlert!の記事です。
厳しいしつけは子どもの心の健康に悪影響を及ぼすようです。英国の研究チームが、アイルランドの子ども7507人を調査した結果を発表しました。頻繁に大声で怒鳴る、罰として部屋に閉じ込める、親の気分次第で対応が変わるなどは「非友好的な」育児スタイルとされます。そういった育児を3歳時点で受けていた子どもは、精神的な不調に関する評価スコアが9歳まで上昇し続ける「高リスク群」に分類される可能性が1.5倍高かったといいます。ScienceDailyの記事です。
ボツリヌス毒素による麻痺性疾患「ボツリヌス症」が、欧州で今年3月下旬までに67件報告されているそうです。このうち63件の詳細が分かっており、全ての患者がトルコにある二つの個人病院のいずれかで、減量のために胃壁にA型ボツリヌス毒素を注入する「胃ボトックス」を受けていました。トルコ当局によると、治療に使われた製品自体は認可済みですが、胃ボトックスへの使用は承認されていないといいます。今のところ死者はいないとのこと。ScienceAlertの記事です。
インド東部の西ベンガル州で、前例がないほど深刻なアデノウイルスの感染爆発が起きたようです。同州では今年1~3月に1.2万人以上の子どもがアデノウイルスに感染。政府の統計によると死者は19人ですが、実際には150人以上が死亡したとする専門家もいるそうです。患者から検出されたウイルスのほとんどは、3型、7型、組換え型株7/3型のいずれかだったといいます。専門家は「ワクチン開発を真剣に検討する必要がある」と指摘しています。Asian Scientistの記事です。
前夜の睡眠時間が5時間未満のときは、車の運転をしないほうがいいようです。豪州の研究チームが、睡眠と運転に関する61の研究を分析。24時間以内にとった睡眠が4~5時間未満の状態で運転すると、衝突事故を起こすリスクが倍増することが分かったそうです。これは、ほろ酔い状態(血中アルコール濃度0.05%)で運転した場合の衝突事故リスクと同程度だといいます。睡眠が0~4時間の場合、このリスクは最大15倍になる可能性があるとのこと。The Conversationの記事です。
患者本人の免疫細胞T細胞に遺伝子改変を行い、がん細胞への攻撃力を高める「CAR-T細胞療法」が固形がんにも有効かもしれません。イタリアの研究チームが、再発性または難治性神経芽腫の子ども27人を対象にCAR-T細胞療法を実施。6週間後、このうち9人からがんの痕跡が完全に消えたといいます。3年間の調査終了時には、11人が生存していたそうです。CAR-T細胞療法による一般的な副作用は見られたものの、そのほとんどが軽度だったとのこと。AP通信の記事です。
デング熱を引き起こすデングウイルスは、感染するために巧妙な手段を用いているようです。デング熱は蚊が媒介し、世界中で毎年約4億人の患者が出ているといわれてます。米国の研究チームが、デングウイルスに感染した蚊の唾液から「sfRNA」と呼ばれる分子を発見。この分子はデングウイルスによって産生されるもので、ヒトの免疫応答を鈍らせるのだそうです。蚊がヒトを刺した時に唾液と一緒にsfRNAが注入されると、感染が成立しやすくなるとのこと。Medical Xpressの記事です。
米カリフォルニア州に住む4歳の女の子が、コスタリカに旅行中にイグアナにかまれたことが原因で非結核性抗酸菌「マイコバクテリウム・マリヌム」に感染したそうです。米国の研究チームが、イグアナからヒトにこの細菌が感染した初めての症例として報告。女の子はビーチでケーキを食べていた際に、ケーキを狙う野生のイグアナに指をかまれたといいます。5カ月後に痛みのあるこぶ(2cm程度)ができたため、除去して抗菌薬で治療したとのこと。CNNの記事です。
フランスで、安楽死や自殺ほう助といった終末期患者に対する「死への積極的援助」が合法化されるかもしれません。無作為に選ばれた市民184人で構成される委員会で、大多数が「死への積極的援助」を支持したそうです。これを受けてマクロン大統領は4月3日、夏の終わりまでにこの結論を盛り込んだ法案を作成すると表明したとのことです。法案の詳しい内容については明かされなかったものの、子どもへの適用は認めない考えだといいます。AP通信の記事です。
新型コロナウイルスに対する免疫維持のためには定期的な追加接種が必要かもしれません。米国の研究チームが、従来株向けのワクチン接種後にオミクロン株対応ワクチンを追加接種した8人を調査。300種類以上の抗体が検出されたそうです。その中にはオミクロン株に最適化した新しい抗体が六つあり、当時まだ出現していなかったBA.5を中和する抗体も一つ確認されたとのこと。追加接種が未知の変異株を中和する広域抗体を誘導する可能性があるといいます。Medical Xpressの記事です。