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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • 伝統的な日本の食生活 女性の認知機能低下を予防

    2024-04-19

    伝統的な日本食は、女性の認知機能低下を予防する可能性があるそうです。英国の研究チームが、40~89歳の日本人1636人に、口にした全ての物を3日間記録してもらい、その後2年にわたり追跡調査を実施。その結果、米や魚介類、大豆製品、キノコなどを中心とした伝統的な日本食を摂取していた女性は、西洋式の食事を摂取していた女性に比べて脳の萎縮が少ないことがMRIスキャン画像から明らかになったそうです。男性にはこうした違いが認められなかったといいます。日本食の食材に含まれるマグネシウムや植物性エストロゲンなどの栄養素は、女性の脳を特に強く保護する効果があるようです。The Conversationの記事です。

  • The 世界の仰天医療ニュースVol.1

    2024-04-19

    世界各国から奇妙な病気についての報告が上がっています。4カ月間も片頭痛に悩まされていた米国の52歳の男性がおり、脳にサナダムシの幼虫が寄生していることが分かったそうです。原因は、男性が生焼けのベーコンを好んで食べていたことのようです。せきやうつ、物忘れの症状が出た64歳の豪州の女性の脳からは、長さ8cmのニシキヘビに寄生する線虫が見つかったといいます。81歳のブラジル人女性は、56年間も胎児をお腹に持っていたことが判明。腹腔で妊娠したことで胎児が死亡し、石灰化したそうです。59歳の米国人男性は突然、人の顔が悪魔のように見えるようになったといいます。マイナビRESIDENTの記事です。

  • ジャンクフードは若者の脳に長期的なダメージを与える!?

    2024-04-19

    思春期に脂質や糖質が多い「ジャンクフード」を多く食べると、成人後の記憶力に悪影響があるかもしれません。米国の研究チームが、ラットを使って記憶力のテストを実施したそうです。ジャンクフードを食べて育った群は、対照群に比べて過去に見た物や場所を思い出せない傾向があったといいます。さらに脳の検査で、ジャンクフード群は、記憶に関連する神経伝達物質「アセチルコリン」によるシグナル伝達が低下していることも判明しました。チームは治療方法を探るため、アセチルコリンの放出を促す薬を記憶に関わる脳の海馬に直接投与したところ、ジャンクフード群の記憶障害が改善したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • テトラサイクリン系抗菌薬が、免疫細胞のがん攻撃力を増強

    2024-04-18

    テトラサイクリン系抗菌薬は免疫系を活発にするそうです。既存の免疫チェックポイント阻害薬などのがん免疫療法は一部の患者にしか効果がないため、大阪大学の研究チームが新たな方法を探していたといいます。チームは、テトラサイクリン系抗菌薬を肺がん患者のがん組織に加えると、組織内の免疫細胞・Tリンパ球(T細胞)の「がん細胞傷害活性」が増強することを突き止めたそうです。この抗菌薬が、がん細胞が産生する免疫抑制物質「ガレクチン-1」の働きを阻害することで、Tリンパ球によるがんへの攻撃が活発になるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ハグをしよう! 痛みや不安の軽減に有効なことが明らかに

    2024-04-18

    ハグなどの身体的接触は、心身の健康によい影響を及ぼすようです。ドイツとオランダの研究チームが、計1万2966人を対象とした212の先行研究を分析したそうです。その結果、身体的接触が痛みやうつ、不安の軽減に役立つことが示されたとのことです。こうしたプラスの影響は、大人でも子どもでも確認されたといいます。身体的接触の種類については、ハグでもマッサージでも大きな違いは見られませんでしたが、頭や顔への接触がもっとも効果的だったそうです。また、短時間の接触を頻繁に行うと、より効果が高まることも明らかになったとのことです。Science Alertの記事です。

  • 米FDAの「迅速承認」で、効果不明なまま投薬される多数のがん患者

    2024-04-17

    米食品医薬品局(FDA)の「迅速承認プログラム」は、重篤な疾患に対する有望な薬を正式承認前にできるだけ早く患者に届けることを目的として実施されています。米国の研究チームが、こうした薬が実際に患者に恩恵をもたらしているのかどうかを調べたそうです。チームは2013~17年に迅速承認された46個のがん治療薬を5年間にわたって追跡調査。このうち厳密な検証試験で臨床的有益性が示されたのはわずか20個(43%)だったそうです。それにもかかわらず、29個(63%)が通常の承認に切り替えられたといいます。効果不明な薬を、そうとは知らずに投与されている患者が多くいるようです。AP通信の記事です。

  • 米カンザス州で、飼い猫2匹と獣医技師がまれな真菌感染症に

    2024-04-17

    米疾病対策センター(CDC)は10日、カンザス州の同じ家で飼われていた猫2匹に「スポロトリクス・シェンキィ」と呼ばれるまれな真菌が感染し、治療に当たった獣医技師も猫に引っかかれて感染したと発表したそうです。獣医技師は8カ月間も抗真菌薬を使って、ようやく回復したといいます。一匹目の猫は治療が遅れて状態が悪化したために安楽死させられ、もう一匹は抗真菌薬で回復したとのこと。この真菌はバラのとげなどから体内に入ることが多く、感染すると長引く皮膚病変を引き起こします。本来は伝染性ではありませんが、猫に感染すると他の動物への伝染リスクが高まるそうです。NBC Newsの記事です。

  • 「ふん便移植」がパーキンソン病の治療に有効な可能性

    2024-04-16

    健康な人の腸内細菌を移植する「ふん便移植(FMT)」で、パーキンソン病(PD)の症状が改善する可能性があるようです。ベルギーの研究チームが初期PD患者を集め、22人には健康なドナーのふん便を、24人にはプラセボをそれぞれ鼻から小腸に移植。1年後、ふん便移植を受けた人は、震えやバランス障害などの運動症状が、緩やかではあるものの有意に改善したといいます。こうした改善が顕著に認められたのはふん便移植から6カ月以降だったとのことです。また、PDの進行とともに現れることが多い便秘の症状についても、ふん便移植で抑制されたそうです。Science Alertの記事です。

  • 肝硬変の進行を抑制 腸内の毒素を吸着する「カーボンビーズ」

    2024-04-16

    腸内環境の悪さは、肝硬変などの深刻な病気につながるといいます。英国の研究チームが、それを改善する画期的な方法を見つけたそうです。チームは、腸内の悪玉菌が産生する毒素や代謝物を吸着することができる微小な「カーボンビーズ」を開発。これをラットやマウスに数週間にわたって毎日経口で与えたところ、肝硬変の進行を抑制するのに有効であることが分かったそうです。また、慢性肝不全の急性増悪(ACLF)による死亡率も低下したといいます。肝硬変患者28人に対する試験も実施し、このビーズが安全であることを確認したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ボトックス注射の健康被害 米9州で19人に

    2024-04-16

    米国でボツリヌス毒素を使った「ボトックス注射」による健康被害が起きている問題で、米疾病対策センター(CDC)は15日、ボツリヌス症の症状を訴えた患者は九つの州で計19人に上ると発表したそうです。19人は25~59歳の女性。1人以外は美容目的で、不適格な個人からや非医療施設で注射を受けたといいます。偽造品や誤った処理をされた製品が使われたケースもあったそうです。CDCは、注射を受ける際に▽免許を持っているか▽訓練を受けたか▽承認された製品か▽製品の供給源は信頼できるか――を確認するよう呼び掛けています。CNNの記事です。

  • 偽造品ボトックス注射で健康被害 米5州で患者確認

    2024-04-15

    米疾病対策センター(CDC)は、ボツリヌス毒素を使った美容医療用「ボトックス注射」の偽造品について、注意喚起を行うそうです。イリノイ州とテネシー州では、偽造品を使ったボトックス注射が原因とみられる「ボツリヌス症」のような症状で、それぞれ2人が入院。患者は目のかすみや顔の垂れ下がり、呼吸困難などの症状を訴えているといいます。これまでに計5州で同様の症例が確認されているそうです。ボトックス注射は通常は安全ですが、米国で承認されていない偽造品が出回り、非医療施設が無許可で行っていることもあるといいます。NBC Newsの記事です。

  • クラミジアワクチンが実現か 第1相治験で有望な結果

    2024-04-15

    一般的な性感染症の「クラミジア感染症」に対するワクチンが実現するかもしれません。英国とデンマークの研究チームが、病原菌クラミジア(・トラコマチス)に感染していない平均年齢26歳の健康な男女を対象に、クラミジアワクチンの第1相試験を実施。安全に免疫応答が誘導されることが分かったそうです。クラミジアは女性の不妊の主な原因の一つで、男性は尿道炎や精巣上体炎などが起こります。また、目に感染すると結膜炎を起こし、視力低下の危険もあります。今回の治験では、ワクチンは腕への注射だけでなく、目薬でも投与したといいます。NBC Newsの記事です。

  • 新型コロナ感染を防ぐ5種類のお茶

    2024-04-12

    紅茶や緑茶を飲むと、新型コロナウイルスの感染が抑えられるかもしれません。米国の研究チームが市販の茶葉24種類を使って、これらを抽出したものを飲んだ場合のコロナ感染抑制に対する有効性を、実験室でシミュレーションしたそうです。最も効果が高かったのは紅茶で、わずか10秒で唾液中のウイルスを99.9%減少させることが示されたといいます。また、紅茶の他に、緑茶、ラズベリージンジャー、ユーカリミント、ミントメドレーがウイルスを96%以上減少させることが分かったとのこと。お茶の濃度を上げれば、うがいでも同様の効果が期待できるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「怒り」は紙に書いて捨てよう! 気持ちを鎮める効果を確認

    2024-04-12

    怒りを簡単に抑制する方法が見つかったようです。名古屋大学の研究チームが、実験の趣旨を知らない参加者を集め、まず社会問題についての意見を書いてもらったそうです。次に、それに対してわざと低い評価を付けた上で、「学のある人がこんなことを考えるなんて信じられない」などと侮辱したコメントを付けてフィードバックし、怒りを生じさせたといいます。そして参加者に、その時の怒りの感情を紙に書かせたそうです。この紙をゴミ箱に捨てたり、シュレッダーで処分したりした人は、怒りのレベルが侮辱される前の状態に戻ったそうです。一方、怒りの気持ちを書いた紙を捨てずに持ち続けた人は、怒りのレベルがわずかに低下しただけだったといいます。ScienceDailyの記事です。

  • モテの科学で、結婚も恋愛もうまくいく!?

    2024-04-12

    他人から「魅力的な人だな」と思われたくないですか。各国の研究チームが、「魅力」について科学的に解明しようと研究を続けています。フランスの研究チームによると、小麦粉や白米、砂糖などの精製炭水化物を頻繁に摂取すると、顔の魅力度が下がってしまうそうです。また、米国の研究チームは、低い声の人は、結婚など長期的な関係を築く相手として魅力的に思われることを発見したといいます。なお、これを実践する人はいないと思いますが、トキソプラズマ原虫が感染している人の顔は左右対称である傾向が高く、他人から魅力的だと思われることが多いそうです。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 妊娠中のアセトアミノフェン、子のADHDや自閉症に関連せず

    2024-04-11

    妊娠中に解熱・鎮痛薬のアセトアミノフェンを服用すると、子どもの注意欠如・多動症(ADHD)や自閉症のリスクが上昇するという報告があります。米国の研究チームが、スウェーデンの子ども200万人を26年間追跡したデータを分析し、これを否定する研究成果を発表しました。チームは、兄弟姉妹のペアで、母親が一方の妊娠中にアセトアミノフェンを使用し、もう一方の妊娠中には使用しなかったケースに着目。アセトアミノフェンに関連する神経発達症リスクの上昇はみられなかったそうです。リスクに関連するのは、遺伝など他の要因である可能性が示されたといいます。NBC Newsの記事です。

  • 米の高名ながん研究所、2カ月で論文7本撤回の異例事態

    2024-04-11

    米ハーバード大学の「ダナファーバーがん研究所」の信頼が損なわれる事態が生じているそうです。問題の発端となったのは、英ウェールズの微生物学者が今年1月、自身のブログでダナファーバーの研究者が執筆した数十の論文に使われている画像に誤りや改ざんがある可能性を指摘したことでした。研究所は誤りを認め、この2カ月で医学誌「Journal of Immunology」と「Cancer Research」に掲載された計7本の論文を撤回したそうです。このうち6本の筆頭著者は、骨髄腫分野の第一人者で、この分野に多大な影響力を持つケネス・アンダーソン教授の研究だといいます。NBC Newsの記事です。

  • ALS薬「レリブリオ」販売中止 大規模治験で効果証明されず

    2024-04-10

    米アミリックス・ファーマシューティカルズ社は4日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「Relyvrio(レリブリオ)」について、販売から撤退すると発表したそうです。第3相試験で有効性を証明できなかったためです。今後は、新規の患者が同薬を使用することはできなくなるといいます。3月に公表された結果では、48週間後の患者の呼吸や嚥下、会話能力を示す指数がプラセボを上回らず、QOL(生活の質)や全生存期間、呼吸機能にも有意な改善はみられなかったそうです。レリブリオは、2022年9月に米食品医薬品局(FDA)が小規模治験の結果をもとに承認しました。CNNの記事です。

  • コロナ後遺症、治療の標的は「炎症」か 患者の血中に関連タンパク質

    2024-04-10

    新型コロナウイルス感染症の後遺症(コロナ後遺症)に関する治療の鍵は、「炎症」かもしれません。英国の研究チームがコロナ重症患者650人を追跡調査。6カ月後、このうち426人がコロナ後遺症の症状を訴えたそうです。そして、こうした後遺症患者の血液中に、通常はウイルス感染直後にのみ認められる炎症関連タンパク質が継続的に存在していることが分かったそうです。さらに、胃腸症状のある患者で、腸と脳のコミュニケーション障害に関わることで知られるSCG3タンパク質が増加するなど、一部のタンパク質が特定の症状に関連している可能性も示されたといいます。BBCの記事です。

  • アマゾン先住民「ヤノマミ族」から高濃度の水銀検出

    2024-04-09

    アマゾンの先住民族「ヤノマミ族」が深刻な水銀汚染の被害にあっているようです。ブラジルの保健当局がヤノマミ族300人から採取した毛髪を分析したところ、84%から健康被害につながる可能性のある「1gあたり2μg」以上の水銀が検出されたといいます。周辺地域ではかねてより金の違法採掘が横行しているとのこと。違法採掘では金の抽出処理の過程で水銀が使われることが多く、これが河川などの汚染につながるそうです。この地域の魚からも高濃度の水銀が検出されており、汚染された魚を食べることで水銀が体内に取り込まれてしまうといいます。水銀は主に神経症状を引き起こします。AP通信の記事です。

  • サルと接触した男性が高致死率の「Bウイルス病」発症/香港

    2024-04-09

    香港で37歳の男性がマカク属のサルと接触してけがをし、致死率の高い「Bウイルス病」を発症したそうです。Bウイルスはマカク属のサルを自然宿主とし、唾液やふん尿に含まれています。男性は2月下旬に公園で野生のサルと接触し、1カ月後に発熱と意識レベル低下で病院を受診。それ以降、集中治療室で治療を受けているそうです。Bウイルスは1932年に初めてヒトへの感染が確認され、これまでの感染者数は世界でわずか50人。香港では初確認とのことです。治療せずにいると70%以上が死亡するものの、近年は抗ウイルス薬による早期の治療で生存率が向上しているといいます。Science Alertの記事です。

  • なぜ喘息発作が繰り返されるのか? 英チームが原因解明

    2024-04-08

    長引く喘息(ぜんそく)発作の詳細な原因が分かったようです。英国の研究チームがマウスとヒト肺組織を使って、喘息発作の際に起こる気管支収縮の過程を詳しく調査したそうです。気管支収縮は筋肉(平滑筋)が収縮することで気道が狭くなる現象です。調査の結果、気管支収縮によって気道の上皮層が損傷されることが明らかになったといいます。そのために、長期的な炎症や感染が起こり、発作が繰り返されるそうです。マウスの実験では、「ガドリニウム」と呼ばれる元素が上皮層の損傷を防ぐのに有効である可能性が判明。ただし、臨床試験の実施までには数年かかるといいます。BBCの記事です。

  • さようなら抗菌薬!? 有望な再発性尿路感染症向けワクチン

    2024-04-08

    スペインのImmunotek社が開発した尿路感染症(UTI)の再発を防ぐ舌下ワクチン「MV140」が、抗菌薬(抗生物質)の代替手段になるかもしれません。英国の研究チームが、UTIの再発に苦しむ18歳以上の男女89人を対象にMV140の長期的な安全性と有効性を調査。なお、MV140は3カ月間毎日、舌下にスプレーする薬だそうです。MV140を使い始めてから9年後の時点で、参加者のうち48人(54%)が一度もUTIの再発を報告しなかったといいます。再発した場合でも、水を飲めば治る程度の軽い症状で済むことが多かったそうです。目立った副反応も報告されなかったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ブタの腎臓を移植した患者が退院 人工透析不要になり経過良好

    2024-04-05

    米マサチューセッツ州ボストンの米マサチューセッツ総合病院は3日、ブタの腎臓移植手術を受けた62歳の男性が退院したと発表したそうです。末期の腎臓病を患っていた男性は先月16日、拒絶反応が起きないよう遺伝子改変したブタの腎臓を移植する手術を受けました。治療目的で患者にブタの腎臓が移植されたのは世界初です。新しい腎臓は今のところ正常に機能しており、人工透析も不要になったそうです。男性は2018年に死亡したドナーからの死体腎移植を受けたといいます。しかし昨年から、腎臓がうまく機能しなくなったそうです。BBCの記事です。

  • アルツハイマー病の新治療法か? 新たな免疫療法が有望

    2024-04-05

    アルツハイマー病(AD)を引き起こすとされる脳内の「アミロイドβプラーク(細胞外沈着物)」を除去する新たな方法が見つかったようです。米国の研究チームが、脳内のゴミを除去する免疫細胞「ミクログリア」に着目。AD患者のミクログリアで発現し、ミクログリアの不活性化に関わる受容体「LILRB4」を標的にした自家製抗体をADマウスに投与したそうです。その結果、ミクログリアが活性化してプラークを除去できるようになったといいます。さらに、記憶がなくなることから起こるマウスのリスク行動も減少したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 腸内フローラがあなたを放っておかない がん、認知症、パーキンソン病にも関係

    2024-04-05

    腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れは、さまざまな病気の発症や治療に影響を与えるようです。ある研究では、抗菌薬(抗生物質)の使用によって免疫チェックポイント阻害薬が効かなくなる可能性が明らかになったといいます。また抗菌薬の使用は、後の認知機能低下を引き起こすかもしれないとの報告も出ています。さらに、腸内細菌叢の不均衡が心筋梗塞などの心疾患を引き起こすことが明らかになったそうです。脳の神経伝達物質が減少することによって起こるパーキンソン病も腸内細菌叢と関係がありそうだという研究成果も発表されています。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 広範囲のコロナウイルスに有効! 万能ワクチン実現か

    2024-04-04

    コロナウイルス全般に有効なユニバーサル(万能)ワクチンが実現するかもしれません。米国の研究チームがmRNAワクチンの技術を活用し、新型コロナウイルスやコウモリコロナウイルスなどに幅広く効果が期待できる3価ワクチンを開発。このワクチンをハムスターに接種したところ、試した全ての新型コロナオミクロン株系統を中和することができたそうです。さらに、コウモリの間で広がっており、将来ヒトでパンデミックを起こす危険性のあるコロナウイルスにも有効だったといいます。肺からウイルスが検出されない「完全な防御」が確認できたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • シュガーレスガムがもたらす驚くべき健康のメリット

    2024-04-04

    米国の研究チームによると、過去24時間以内にシュガーレスガムをかんだ人は、そうでない人に比べて国が作成した食生活指針に従った食事を取る傾向にあるそうです。その結果、健康全般にも好影響が及ぶ可能性があるといいます。チームが、米国の全国健康栄養調査 (NHANES)から抽出したデータを分析して明らかになりました。シュガーレスガムをかむと、砂糖の摂取量、間食やカロリーの高い食事を取る量が減るといいます。また、口の病気が減ることから、糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患、うつ病などの精神疾患にも効果があるかもしれないとのこと。Science Alertの記事です。

  • 米テキサス州で鳥インフルが乳牛からヒトに感染か

    2024-04-03

    鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が感染した乳牛が見つかった米テキサス州で、ヒトへの感染が確認されたそうです。この患者は仕事上、H5N1の感染が疑われる牛と直接接触していたといいます。症状は目の充血だけで、抗ウイルス薬による治療で快方に向かっているとのこと。米疾病対策センター(CDC)は「感染動物との接触でうつることがあるが、ヒトからヒトへの感染は確認されていない」としています。また、感染動物の殺菌処理をしていない乳を飲んだり、生のチーズを食べたりしないよう注意を呼び掛けています。米国でH5N1の感染者が見つかったのは2例目だそうです。ABC Newsの記事です。

  • 腹部に石灰化した胎児 摘出後に81歳女性が死亡/ブラジル

    2024-04-03

    81歳のブラジル人女性が、「石児」と呼ばれる石灰化した胎児の摘出を行い、その後に死亡したそうです。腹痛を訴えた女性にCT検査を行ったところ、腹部のスキャン画像に胎児の姿が映し出されたといいます。女性には7人の子どもがいるそう。医師らは、女性が最後に妊娠した56年前から死亡した胎児を体内に持っていた可能性があるとみています。3月14日に胎児を摘出する手術が行われたものの、翌日死亡したそうです。石児は極めてまれな症例で、腹腔で妊娠が起きてしまったことで胎児が死亡し、大き過ぎて体内に吸収されない場合に起こることが多いといいます。Medical Briefの記事です。

  • 「違法な集団行動」 医学部定員増問題で韓国大統領が対立姿勢鮮明に

    2024-04-02

    韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1日、医学部定員増を巡って政府と医療界が対立している問題で、医師不足を解消するために定員を2000人増やす必要があることを改めて国民に訴える談話を発表したそうです。尹氏は、医療界の対応を「社会に深刻な脅威をもたらす違法な集団行動」と厳しく批判。「この計画が医師の収入減につながることはない」とも述べたといいます。また、ストライキ中の医師らに職場復帰を促し、「対話のドアはオープンである」としたそうです。一方、大韓医師協会は「従来の方針を繰り返しただけ」と、「大きな失望」を表明したといいます。AP通信の記事です。

  • 脊髄損傷の治療に効果あり? 脂肪由来の幹細胞療法、第1相試験で有望な結果

    2024-04-02

    脂肪から採取した幹細胞で、脊髄損傷による運動機能障害やまひを改善できるかもしれません。米国の研究チームが、18~65歳の脊髄損傷患者10人を対象に実施した幹細胞療法の第1相試験の結果を報告。チームは、患者本人の脂肪から幹細胞を採取し、4週間かけて1億個に増殖させ、患者の腰椎に注入したそうです。その後、患者の状態を5段階の機能障害尺度を使って2年間で10回評価したところ、10人中7人において、尺度が少なくとも1段階改善したといいます。頭痛や筋骨格系の疼痛が副作用として報告されたものの、重篤な有害事象は認められなかったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 長期記憶形成には神経細胞のDNA損傷が不可欠?

    2024-04-01

    長期記憶を形成するには、関係する神経細胞(ニューロン)のDNAの損傷が不可欠なことが明らかになったそうです。米国の研究チームが、エピソード記憶と呼ばれる個人的な経験に基づく長期記憶を形成するのに十分な衝撃をマウスに与え、記憶に関わる脳の海馬領域の神経細胞を分析。DNAが損傷し、その断片が核から放出されると、炎症に関わる「Toll様受容体9(TLR9)」シグナル伝達経路が強力に活性化されることが分かったそうです。活性化したTLR9経路を介してDNA損傷が修復され、長期記憶の形成につながるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ゆっくり話す人は、認知機能が低下しているかも

    2024-04-01

    高齢の人の脳の健康状態を知るには、「話すスピード」に注意を払うといいそうです。カナダの研究チームが、18~90歳の健康な成人125人に、ある場面について詳しく説明してもらい、その音声を人工知能(AI)で分析したといいます。認知機能を評価するテストの結果と照らし合わせたところ、加齢に伴う認知機能低下が日常会話のスピードに密接に関連していることが分かったそうです。「適切な言葉を思い出せない」と認知機能の低下を心配しますが、「話すスピードが遅い」ことの方が正確な指標になる可能性があるといいます。The Conversationの記事です。

  • がん予防だけじゃない! ブロッコリーは脳卒中にも有効か

    2024-03-29

    ブロッコリーやカリフラワーは、がん予防やコレステロール抑制に効果があることが知られています。それは、これらアブラナ科の野菜に含まれる「スルフォラファン(SFN)」という成分によるものだそうです。豪州の研究チームが新たに、SFNが脳卒中治療にも有効な可能性があることを突き止めたといます。植物に含まれる23の化合物を調査したところ、SFNには血小板の凝集を抑制し、血栓の形成を妨げる効果があることが判明。マウスを使った実験では、脳卒中治療に使われる血栓溶解(tPA)療法にSFNを組み合わせると、脳損傷を回避できる割合が20%から60%に上昇したとのことです。Science Alertの記事です。

  • 大“腸活”時代に新報! もう、あなたは腸を放っておけない

    2024-03-29

    腸内細菌叢(腸内フローラ)は、体質に影響を与えるようです。アイルランドの研究チームによると、新型コロナのパンデミック中に生まれた子どもは、食物アレルギーを発症しにくいそうです。ロックダウン(都市封鎖)で感染症にかかる機会が減り、抗菌薬・抗生物質があまり使われなかったのが理由のようです。また、新型コロナの後遺症の出やすさは、腸内細菌叢によって決まる可能性があるといいます。その他、人間の健康状態を反映するとされる「血中代謝物」の組成や脳の視床下部の活動にも腸内細菌叢が関係していることが分かってきたとのことです。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 犬はPTSDのフラッシュバックの予兆を嗅ぎ取る

    2024-03-29

    犬の鋭い嗅覚は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)によるフラッシュバックを予測できるそうです。人体からは、さまざまなにおいの分子「揮発性有機化合物(VOC)」が発せられています。カナダの研究チームは、人がトラウマを思い出している時の呼気を採取して、2匹の犬を訓練したといいます。2匹は「トラウマを思い出しているときの息」と「落ち着いているときの息」を嗅ぎ分けられるようになったそうです。1匹は74%、もう1匹は81%の精度でトラウマによるストレス関連VOCを検知できたとのこと。早い段階で犬が危険を察知することで、フラッシュバックを防げるようになるかもしれません。EurekAlert!の記事です。

  • 若い世代は脳が大きい! 認知症リスク低下の可能性も

    2024-03-28

    過去30年間で米国と欧州の認知症発生率は10年ごとに13%低下しているそうです。なぜ、世代が進むと認知症リスクが下がるのでしょうか。米国の研究チームが、1930~80年生まれの米国人3000人以上を対象に脳画像を分析。その結果、70年代生まれの人は、30年代生まれの人に比べて脳体積が6.6%大きかったそうです。神経細胞が集まっている灰白質の表面積や、記憶や学習に関わる海馬の大きさが若い世代の方が大きいといいます。研究者は「脳が大きいと加齢に伴う脳の衰えの影響を緩和する可能性がある」としています。Science Alertの記事です。

  • 世界の出生率、低下に歯止めかからず

    2024-03-28

    1人の女性が生涯に産む子どもの平均数を表す「出生率」は、今後も急激に下がり続けるようです。米国の研究チームの推計によると、1950年に4.84人、2021年に2.23人だった世界の出生率は、2100年までに1.59人に急落するそうです。さらに、2100年には世界の国々の97%で、人口を維持できる水準である「合計特殊出生率2.1人」を下回る見込みだといいます。特に高所得国における出生率の低下が顕著だそうです。2100年には世界の出生数に占める低所得国の割合は、21年の18%から35%に倍増する可能性があるとのことです。CNNの記事です。

  • 米国で鳥インフルが乳牛に感染 牛乳からウイルス検出

    2024-03-27

    米テキサス州とカンザス州の農場で採取された殺菌処理前の牛乳から、鳥インフルエンザウイルスが検出されたそうです。25日に米当局が発表しました。テキサス州では、鼻咽頭ぬぐい液の検査でも陽性を確認したとのことです。検出されたウイルスは人にまれに感染し、重篤な症状が出ることで知られる「鳥インフルエンザA(H5N1)」だといいます。テキサス州では、3週間前から乳牛の体調不良が急増。野鳥から乳牛にウイルスが感染した可能性が考えられるそうです。市場に出回る牛乳の安全性は確保されているといいます。専門家によると、これまでに48種の哺乳類で鳥インフルの感染が確認されているとのこと。AP通信の記事です。

  • 人の顔が悪魔のように見える 「相貌変形視」とは?

    2024-03-27

    突然、人の顔が歪んで見えるようになる「相貌変形視(PMO)」を知っていますか。米国の研究チームが、人の顔を直接見たときだけ歪みが生じるという59歳の患者の例を紹介しています。チームはこの患者に、目の前にいる被験者と、その被験者の顔写真を比較してもらい、顔がどう見えるのかを画像編集ソフトで再現。耳や鼻や口が後方に伸び、額や頬には深いしわが入って、まるで悪魔のように見えることが分かったといいます。PMOは脳の神経学的機能障害が関連しているとみられていますが、詳しい原因は分かっていません。統合失調症などの精神疾患と誤診され、誤った薬を処方されることもあるそうです。NBC Newsの記事です。

  • アルツハイマー病の根本原因は、脳細胞における脂肪蓄積?

    2024-03-26

    米国の研究チームが、アルツハイマー病(AD)の根本的な原因を見つけた可能性があると発表したようです。チームは、細胞小器官(オルガネラ)の一つで、脂質の貯蔵や分解などを担う「脂肪滴」と、脂質の代謝に関与する「APOE遺伝子」に着目。ADで死亡した患者の脳組織を分析したところ、ADの危険因子でAPOE遺伝子の一つの型である「APOE4遺伝子」を有する人の脳には、脂肪滴蓄積の促進に関連する酵素を持つ免疫細胞が多く存在していたそうです。複数の実験結果を勘案すると、AD関連タンパク質・アミロイドβの沈着が脂肪滴蓄積を引き起こし、AD発症につながる可能性があるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 韓国研修医スト 医学部教授も集団で辞表提出 深まる政府との対立

    2024-03-26

    韓国の主要な大学病院の教授らが25日、政府が掲げる医学部定員増計画の撤回を求めて、一斉に辞表を提出したそうです。政府の計画に反発した研修医らがストライキを始めてから、5週間が経過しました。政府はストライキに参加している研修医らの免停手続きを進めていましたが、24日には尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が医師側と建設的な対話を進めるよう関係者に指示するなど、態度をやや軟化させていたといいます。教授らは、辞表提出後も法定労働時間の週52時間以内で勤務を続ける方針とのこと。医師側の代表者は「政府が計画を撤回、再検討するなら話し合う用意がある」としているそうです。AP通信の記事です。

  • 「中年太り」は脳神経細胞の変化が原因? 名古屋大などのチーム

    2024-03-25

    名古屋大学などの研究チームが、「中年太り」は脳の神経細胞が加齢によって変化することが原因であることを突き止めたそうです。チームは、脳の視床下部に存在し、栄養過多を検知して代謝を促したり食欲を調節したりするタンパク質「4型メラノコルチン受容体 (MC4R)」に着目。ラットを使って調べたところ、MC4Rが視床下部の神経細胞の「一次繊毛」という「アンテナ」に集中していることが分かったそうです。そしてこの繊毛は、加齢に伴って短くなることが判明。それに応じてMC4Rが減少し、結果的に増量につながるといいます。また、高脂肪食が繊毛の短縮を促進することも示されたそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 思考だけでカーソル操作 脳インプラントの患者がチェスをプレー

    2024-03-25

    米実業家イーロン・マスク氏が創設したニューラリンクは、同社の小型チップを脳に埋め込む手術を受けた29歳の男性が、考えるだけでコンピューター画面を操作し、チェスを楽しむ様子の動画を配信したそうです。男性は8年前のダイビング中の事故で、肩から下がまひしているといいます。今年1月、脳インプラントの治験に参加。手術翌日には退院し、認知機能にも問題はなかったそうです。カーソルを動かすことを考える訓練からスタートし、そのうちに脳インプラントが意図を反映するようになったといいます。男性はゲームのほか、日本語やフランス語のレッスンも楽しんでいるとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 鼻が利く人だけが知っている「におい」の最新研究

    2024-03-23

    「におい」というのは不思議です。イスラエルの研究チームは、女性の涙をかぐと、男性の攻撃性が抑えられるという研究結果を発表しています。また、イスラエルの別の研究によると、人は同じような体臭の人と仲良くなりやすいことが分かったそうです。米国の研究チームは、記憶を思い出すことが困難なうつ病の人を対象に調査を実施。においを嗅ぐと、それに関連する過去の具体的な出来事を思い出せることが明らかに。気になる臭いの消臭方法の研究も行われています。ニンニクを食べた直後にヨーグルトを食べると効果が期待できるそうです。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 大腸がんの増殖に関与する口腔内細菌

    2024-03-23

    口の中に常在する細菌「フソバクテリウム・ヌクレアタム」の特定のサブタイプが、大腸がんの進行を促進することが分かったそうです。米国の研究チームが、大腸がん患者200人の腫瘍を分析したところ、約半数でサブタイプの「FnaC2」が増殖していることを発見。FnaC2は口から胃を通過して腸に移動し、そこで増殖する特異な形質を持つことも明らかになったそうです。また、腫瘍と健康な組織の比較から、FnaC2が大腸がんの増殖に関与することも示されたとのこと。大腸がん患者は、健康な人に比べて便からFnaC2が多く検出されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ブタの腎臓を62歳の男性患者に移植 米病院で世界初

    2024-03-22

    米マサチューセッツ州ボストンのマサチューセッツ総合病院は21日、重い腎臓病の62歳の男性患者にブタの腎臓を移植したと発表したそうです。ブタの腎臓が治療目的で患者に移植されるのは世界初。16日に行われた手術の後、男性は順調に回復しており、近く退院できる見込みだといいます。手術チームは、ブタの腎臓は少なくとも2年間は機能すると考えているようです。今回移植されたブタの腎臓は人体側の拒絶反応を抑えるため、害のある遺伝子を除去し、人体に適合させるためにヒトの遺伝子を加える処置を施してあるそうです。AP通信の記事です。

  • 世界中ではしかの感染が拡大 CDCが警報

    2024-03-22

    世界中ではしかの感染が広がっています。米疾病対策センター(CDC)は春夏の旅行シーズンを前に、はしかに関する警報を出したそうです。現在、アフリカ26カ国、ルーマニアやトルコなどヨーロッパ4カ国、中東8カ国、インドなどアジア7カ国、東南アジアのマレーシアとインドネシア――の計46カ国で多くの感染者が発生。CDCは、海外に行く乳児には、定期接種のスケジュール(通常は1歳)を前倒ししてワクチンを接種させるよう呼び掛けています。また、ワクチンを接種したかどうか不明な人には、旅行の6週間前に医師の診察を受けることを勧めています。CNNの記事です。

  • ピロリ菌だけではなかった! 胃がんリスクを高める細菌を特定

    2024-03-21

    ピロリ菌と同じくらい胃がんの発症に影響を及ぼす可能性のある細菌が明らかになったそうです。口の中に一般的に存在する「ストレプトコッカス・アンギノーサス菌(SA菌)」です。シンガポールなどの研究チームが2週間にわたり、マウスの胃にSA菌を入れ続けて調べたそうです。その結果、軽~中等度の胃炎が引き起こされたといいます。そして1年後には、多くの細胞が異常な前がん状態に変化したそうです。また、SA菌が胃粘膜の細胞に感染するためには、細菌の表面に特定のタンパク質が必要なことが分かり、胃がん治療の標的になる可能性も示されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 米外交官が苦しむ「ハバナ症候群」 患者の脳には損傷なし

    2024-03-21

    世界各国に駐在している米国の外交官らの中には、原因不明の頭痛やめまいなどに見舞われる「ハバナ症候群」の患者がいるそうです。米国立衛生研究所(NIH)の調査で、患者の脳には損傷を示す証拠がないことが分かったといいます。NIHは患者80人以上を2018年から調査。最新のMRIスキャンを使って、患者と同様の職に就いている健康な対照群と比較したところ、脳の体積、構造、白質に有意差はなかったそうです。ハバナ症候群は16年にキューバで最初に報告されました。現在は否定的な見解が優勢とのことですが、当初は敵国による何らかの攻撃の可能性があると考えられていたようです。AP通信の記事です。

  • 膠芽腫に対する2種類のCAR-T療法、初期の治験で有望な結果

    2024-03-19

    患者自身の免疫細胞・T細胞を遺伝子改変し、がんへの攻撃力を高める「CAR-T細胞療法(キメラ抗原受容体T細胞療法)」で、悪性度の高い脳腫瘍「膠芽腫」を治療できる可能性があるようです。米国の研究チームが、CAR-T療法と抗体分子を組み合わせた治療法を開発。この抗体分子は、がん攻撃に参加させるために周辺のT細胞を引き寄せることができるといいます。また、米国の別のチームは、タンパク質「EGFR」など膠芽腫に関わる二つのタンパク質を標的とするCAR-T療法を生み出したそうです。どちらの治療法も、小規模な治験で腫瘍の縮小が認められたといいます。ABC Newsの記事です。

  • 換気をすれば良いわけではない 感染症対策は湿度にも注意

    2024-03-19

    新型コロナなどの呼吸器感染症対策として推奨されてきた「換気」は、過度に行うと逆効果になるかもしれません。米国の研究チームが、ウイルスを殺す作用があることで知られ、空気中を漂う「過酸化水素(H2O2)」に着目。室内の湿度が15%から50%に上がると空気中の微小水滴のH2O2濃度は3.5倍になり、その後50~95%の濃度は横ばいであることが分かったといいます。米疾病対策センター(CDC)は1時間に5回の換気を推奨しています。しかし研究者は、空気を乾燥させてしまうと指摘。換気だけを意識するのではなく、加湿器で湿度を保った上で行うことを勧めています。Medical Xpressの記事です。

  • 米FDA、初の非アルコール性脂肪肝炎「NASH」治療薬を承認

    2024-03-18

    米食品医薬品局(FDA)は、マドリガル・ファーマシューティカルズ社が開発した非アルコール性脂肪肝炎(NASH)向け経口薬「resmetirom(商品名:Rezdiffra)」を迅速承認したそうです。NASHの治療薬の承認は初めてだといいます。NASHは飲酒を原因とせず、肝臓に中性脂肪がたまって炎症が起こる疾患で、肝硬変や肝がんに進行するリスクがあります。同薬には、代謝に関わる甲状腺ホルモンの受容体を活性化し、肝臓内の脂肪を減少させる効果があるそうです。臨床試験では、同薬100mgを毎日服用した人の30%で、炎症による肝線維化が悪化することなくNASH消失が認められたといいます。CNNの記事です。

  • 片頭痛の米男性の脳にサナダムシの幼虫 生焼けベーコンが原因か

    2024-03-18

    片頭痛の悪化で受診した52歳の米国人男性が、豚に寄生するサナダムシの幼虫によって脳に嚢(のう)胞が形成される「神経嚢虫症」と診断されたようです。男性は生焼けのベーコンを好んで食べる習慣があったといいます。これによりサナダムシが男性の腸に寄生し、不十分な手洗いで糞便に含まれる卵が口から入り、神経嚢虫症を発症した可能性があるそうです。男性は4カ月にわたる頭痛に悩まされ、薬が効かなくなったといいます。CT画像から脳に多数の嚢胞があることが判明し、嚢虫症の抗体検査で陽性反応が出たとのこと。抗寄生虫薬と抗炎症薬が効き、男性の症状は改善したそうです。NBC Newsの記事です。

  • 髄芽腫の治療法開発に道 「ジャンクRNA」を標的にした有望な新治療薬

    2024-03-15

    タンパク質生成に関わらないため、機能を持たないジャンク(がらくた)と考えられていた「ノンコーディングRNA」が、小児悪性脳腫瘍「髄芽腫」の新治療法の鍵になる可能性があるそうです。米国の研究チームが、長鎖ノンコーディングRNA「lnc-HLX-2-7」が発がん遺伝子の発現に関与することを発見。これを標的とするRNAベースの静脈内投与薬を開発したそうです。最も治療が難しい「グループ3髄芽腫」のマウスにこの薬剤を投与したところ、腫瘍の成長が40~50%抑制されたといいます。既存の化学療法(シスプラチン)と組み合わせると、さらに効果が高まったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • コロナ流行中に生まれた子どもはアレルギー発生率が低い 理由は腸内細菌?

    2024-03-15

    新型コロナのパンデミック中に生まれた子どもは、腸内細菌の関係でアレルギーを発症しにくいそうです。アイルランドの研究チームが、パンデミック中(開始後3カ月以内)に生まれた乳児351人とパンデミック前に生まれた乳児を比較。1歳までに食物アレルギーを発症したのは、「パンデミック中」が5%だったのに対し、「パンデミック前」は22.8%だったそうです。便を比較したところ、「パンデミック中」の方が、有益な腸内細菌が多いことが分かったといいます。ロックダウン(都市封鎖)で乳児の感染症の発生率が減り、抗菌薬の使用が激減したことが原因と考えられるそうです。Medical Briefの記事です。

  • 異常事態にもほどがある 韓国・研修医スト問題

    2024-03-15

    韓国で研修医らがストライキを起こし、医療現場に異常な事態が発生しているようです。発端は、医学部の入学者数を増員するという韓国政府の発表でした。これに反対したソウルの5大病院の研修医が、2月19日に一斉に退職届を提出。翌日から職場を離れてストに入ったといいます。全国的に同様の動きが広がり、国内の研修医のほとんどがストに参加しているそうです。この動きを支持する上級医師らが大規模デモを行ったり、政府がスト参加者の医師免許を停止する措置を始めたりして、両社の対立は激化しているとのこと。患者に深刻な影響が出ているようです。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 脳に埋め込んだ装置で、ALS患者が考えるだけでコンピューターを操作

    2024-03-14

    脳と外部のコンピューターをつなぐ「ブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI)」の臨床試験で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)で指先の運動機能を失った男性が、体調や痛みに関する情報を画面上で選択して送信するプログラムを使いこなせるようになったそうです。臨床試験は米シンクロン社が行っているものです。男性の脳に埋め込んだBCIは、脳の電気信号を検出することができるステント(金属製の筒)で、開頭せずに頸静脈から挿入できるといいます。男性が画面のある場所をクリックしたいなどと考えると、BCIがその信号を読み取ってコンピューターに伝えるそうです。CNNの記事です。

  • 携帯電話での通話は脳腫瘍のリスクを高めない

    2024-03-14

    携帯電話から出る電磁波が、脳腫瘍のリスクを高めるという説があるそうです。本当なのでしょうか。スウェーデンと英国などの研究チームが、2007~13年にかけて世界5カ国(英国、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、オランダ)で25万人を対象に携帯電話の使用に関するアンケート調査を実施(COSMOS研究)。その後、参加者を追跡調査したところ、携帯電話による総通話時間が最も長い群であっても、脳腫瘍の発生リスクが高まることはないと分かったそうです。アンケート調査の15年前から携帯電話を使用していた人でも、リスクは上昇しなかったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 韓国政府「大変遺憾」 研修医ストに教授ら合流の可能性

    2024-03-13

    韓国政府の医学部増員計画に反発して、研修医がストライキを起こしている問題の続報です。韓国政府は12日、大学病院の教授らが研修医のストライキに合流する可能性を示唆したことを受けて、「大変遺憾」と非難したそうです。現在、ストライキを行っている研修医の数は1万2千人にまで増加。政府は、ストを続ける研修医に対して、医師免許停止手続きを開始しています。こうした状況を受け、教授らは11日、政府が来週初めまでに妥当な打開策を打ち出さなければ、一斉に辞職願を提出すると表明したといいます。AP通信の記事です。

  • 血管内のマイクロプラスチック、心血管リスク上昇に関連

    2024-03-13

    ヒトは食事や呼吸によって、微小なプラスチック片(マイクロプラスチック)を体内に取り込んでいるといいます。このことが、心血管の健康に悪影響を及ぼしているかもしれません。イタリアの研究チームが、動脈血栓症のため血管内から「プラーク」を摘出する手術を受けた患者257人を調査。プラークは、LDLコレステロールが血管の内皮細胞の下にたまってできたかたまりです。摘出したプラークから、ポリエチレン(PE)やポリ塩化ビニル(PVC)が検出された人は、そうでない人に比べて34カ月以内に脳卒中や非致死性の心臓発作を発症するリスクや、全死因死亡リスクが4.5倍高くなったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • ジカウイルスのワクチン株、膠芽腫治療の救世主に?

    2024-03-12

    悪性度が非常に高い脳腫瘍「膠芽腫」の新たな治療法が開発されるかもしれません。シンガポールの研究チームが、ジカ熱のワクチン用に開発された「ジカウイルス弱毒生ワクチン(ZIKV-LAV)株」に着目。生体外でZIKV-LAV株をヒト膠芽腫細胞に感染させたところ、腫瘍細胞の65~90%が死滅することが明らかになったそうです。ZIKV-LAV株は脳内の血管細胞の9~20%に感染したものの、健康な細胞を殺すことはなかったといいます。また、ZIKV-LAV株は健康な細胞ではうまく増殖できず、がん細胞で良く増殖するそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 追跡調査で「効果なし」 ALS薬「レリブリオ」販売中止か

    2024-03-12

    米アミリックス・ファーマシューティカルズ社は8日、同社が開発した筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「Relyvrio(レリブリオ)」の販売を自主的に中止する可能性があると発表したようです。レリブリオは、2022年9月に米食品医薬品局(FDA)が承認しました。しかし、小規模な中間段階の研究結果しかなく、有効性については当時から疑問の声が上がっていたといいます。そして今回、ALS患者600人以上を対象とした追跡調査の結果、レリブリオがALSの進行を遅らせることはなく、筋力を改善することもないことが判明したそうです。AP通信の記事です。

  • 減量薬「ウゴービ」適応拡大、心血管疾患リスク抑制の治療

    2024-03-11

    米食品医薬品局(FDA)は8日、人気の肥満症治療薬「ウゴービ(一般名セマグルチド)」について、心血管疾患リスク抑制の治療に対する適応拡大を承認したそうです。心臓発作や脳卒中などのリスクを減らす作用があると認められた肥満症治療薬は、ウゴービが初めてだといいます。この薬を販売するデンマークの製薬大手ノボノルディスクが、心血管疾患既往歴のある1万7000人を対象に行った臨床試験では、ウゴービが心血管イベントを20%抑制するとの結果が示されたとのことです。一方で、既往歴のない人への有効性については、さらなる研究が必要だといいます。CNNの記事です。

  • HIV感染の乳児へART、4人が治療休止から1年以上寛解を維持

    2024-03-11

    出生前にエイズウイルス(HIV)が母子感染した乳児に対して、複数の薬剤を組み合わせる「抗レトロウイルス療法(ART)」が有効かもしれません。米国立衛生研究所(NIH)が資金提供した研究で、研究チームはHIVが感染している乳児に、生後すぐにARTを集中的に行い、日常的な投薬をせずに寛解を保てるのかを調査。参加した子どもたちのうち4人が、治療を休止してから1年以上寛解を維持したといいます。最終的には全員からHIVが再検出されたのですが、将来的に、こうした子どもたちが人生の一時期だけARTを受ければいいようになる可能性が示されました。ABC Newsの記事です。

  • 「精製炭水化物」を取ると、顔の魅力度が低くなる⁉

    2024-03-08

    小麦粉や白米、砂糖などの精製された炭水化物の摂取量が、顔の魅力に影響を及ぼすようです。フランスの研究チームが、成人男女104人に「精製炭水化物を使った血糖値が上がりやすい朝食」か「そうでない朝食」を食べてもらい、2時間後に写真を撮影。そして、別途集めた参加者に撮影した異性の写真を見せ、顔の魅力度を評価させたといいます。その結果、精製炭水化物を使った朝食を取った人は、顔の魅力度が低くなることが男女ともに示されたそうです。食生活に関するアンケートから、精製炭水化物を習慣的に摂取する人も、低評価を受けたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 欧州でオウム病が急増し5人死亡 WHOが注意呼びかけ

    2024-03-08

    世界保健機関(WHO)が、昨年から今年にかけて欧州で「オウム病」患者が増えているとして注意を呼びかけたそうです。オウム病は、クラミジア属の細菌が感染することによって発症する呼吸疾患です。感染した鳥の排泄物や分泌物を介してヒトうつります。症状は頭痛、筋肉痛、せき、発熱、悪寒などで、抗菌薬で治療することができ、死に至ることはまれだといいます。欧州では昨年から患者が急増し、スウェーデンで感染者39人、デンマークで23人(うち4人死亡)、オランダで21人(うち1人死亡)、ドイツで19人、オーストリア18人――が確認されているといいます。CNNの記事です。

  • いまさら聞けない(←いつも誰が決めてる?)近年話題のCAR-T細胞療法とは

    2024-03-08

    がん治療の新たな選択肢として注目されている「CAR-T細胞療法」。現在は血液がんの治療として使われていますが、固形がんを含むさまざまながんの治療に有効であることが明らかになっています。イタリアの研究チームは、小児神経芽腫の痕跡が消失したことを報告しています。また、米国の研究チームが、がんを直接攻撃しない新しいCAR-T細胞療法を開発し、マウスの実験で、卵巣や肺、すい臓のがんを縮小させることに成功したといいます。さらに、若返りや老化防止に効果があるという驚きの報告も出ています。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 最初期に急増するタンパク質を特定 アルツハイマー病早期診断の鍵か

    2024-03-07

    神経細胞間のつなぎ目「シナプス」の主要なタンパク質である「PSD-95」が、アルツハイマー病(AD)の早期診断や治療の鍵になる可能性があるようです。米国の研究チームが、培養した神経細胞や、ADの一般的な兆候が現れる前の若いマウスを使って調査。PSD-95の増加が、AD初期の患者に見られる脳内の過剰興奮やてんかん発作を起こりやすくすることが示されたそうです。PSD-95を阻害したマウスは、過剰興奮やてんかん発作の回数が減ったといいます。また、PSD-95の増加が最初期ADのバイオマーカーになるとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 新型コロナワクチンを217回接種したドイツ人男性

    2024-03-07

    2年5カ月の間に新型コロナウイルスワクチンを217回も接種した人がいるそうです。62歳のドイツ人男性で、個人的に購入して接種したといいます。この男性の存在を知った同国の研究チームが、男性の血液や唾液を分析したそうです。度重なる接種で免疫系が過剰に刺激され、特定の細胞が疲弊することが懸念されますが、男性にはそのような痕跡は見つからなかったそうです。また、男性が新型コロナに感染した形跡もなかったとのことです。言うまでもないことですが、研究者は「過剰接種は推奨されるものではない」としています。BBCの記事です。

  • オランダ人男性が心臓移植後39年生存 ギネス記録を更新

    2024-03-06

    心筋症のため17歳の時に心臓移植手術を受けたオランダ人男性が、現在57歳になっているそうです。男性が心臓を移植されたのは1987年6月。当時はオランダで心臓移植手術が行われていなかったため、英国で手術を受けたそうです。それから39年100日生き延びたとして、ギネス記録に認定されたといいます。これまでの世界記録は、カナダ人が持つ34年359日だったといいます。男性の主治医によると、心臓移植を受けた患者の平均余命は16年だそうです。男性は心臓の薬による副作用の影響で近年は動作が緩慢になっているものの、現在も健康に日常生活を送っているとのことです。CNNの記事です。

  • 飲酒量が減る?人気の肥満症治療薬に思わぬ副次的効果か

    2024-03-06

    ウゴービやオゼンピックの商品名で知られ、肥満症治療の効果で注目されている持続性GLP-1受容体作動薬「セマグルチド」が、アルコール依存の低減に有効だとの事例が多数報告されているようです。その中の一人、米バージニア州に住む38歳の女性は、減量のためにセマグルチドを服用し始めたそうです。7カ月で約20kg減量し、アルコール摂取量は75%減ったそうです。女性は、薬を服用している間はアルコールへの欲求が減ったと話しているとのことです。現在米国の研究チームなどが、セマグルチドが飲酒欲求を減らすのに有効かどうかを調べる臨床試験を複数行っているといいます。CBS Newsの記事です。

  • 韓国研修医スト 政府が職場離脱続ける医師の免停手続きを開始

    2024-03-05

    韓国政府の医学部増員計画に反発して研修医がストライキを起こしている問題で、韓国政府は4日、ストライキ終了を求める命令に従わなかった数千人の医師免許を停止する手続きに入ったそうです。政府は2月、医学部入学者数を現在の3058 人から2000人増員することを発表したといいます。これに反対した約9000人の研修医が、2週間にわたり職場を離脱しているとのことです。政府は繰り返し職場復帰を求めてきましたが、それに応じた研修医はわずかだったそうです。ストを続けた研修医には少なくとも3カ月の免停処分が科される見通しです。免停が実際に発効するまでには数週間かかるといいます。AP通信の記事です。

  • コロナ感染者の5日間隔離を廃止 米CDCがガイドライン見直し

    2024-03-05

    米疾病対策センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染者の隔離に関するガイドラインの見直しを決めたそうです。これまでCDCは、新型コロナ感染者に対して5日間の自宅待機を推奨。しかし今後は、一般的な呼吸器系ウイルスと同様の扱いに変更するといいます。具体的には、症状が改善し、解熱剤なしで24時間以上発熱がなかった場合は日常生活の再開が可能になります。その後5日間は、マスクの着用や手洗い、人との距離の確保、換気をするなどして感染を広げない行動を求めるといいます。この見直しについては、公衆衛生の専門家から「新しいデータに基づいていない」などの批判が上がっているそうです。nprの記事です。

  • 韓国・研修医ストで医師らが支持のデモ 政府の「法的措置」に反対

    2024-03-04

    韓国政府による大学医学部の定員拡大方針に反発して、9000人近い研修医が辞表を提出してストライキを起こしている問題で、研修医への支持を表明する医師らが3日、大規模なデモをソウル市内で行ったそうです。政府が、ストを続ける研修医に対する医師免許の停止措置について言及したことがきっかけだといいます。また警察は、研修医のストを扇動・教唆したとして、大韓医師協会の幹部5人を捜査しているとのことです。なお、医師らの行動は国民の支持を得ておらず、国民の多数が「定員拡大」に賛成しているそうです。AP通信の記事です。

  • RSVワクチンとギラン・バレー症候群に関連? 米保健当局が調査

    2024-03-04

    米国で昨年承認された60歳以上向けの2種類のRSウイルス(RSV)ワクチンが、「ギラン・バレー症候群(GBS)」をまれに引き起こす可能性があると指摘されているようです。GBSは、免疫システムが自分の末梢神経を障害し、手足のまひなどが起こる疾患です。米国では、すでに950万人がRSVワクチンを接種。その中で、20件以上のGBSが確認されているそうです。割合は非常に低いものの、想定より多い報告数だといいます。これを受けて米保健当局は、RSVワクチンがGBSと関連があるのかを詳しく調査中とのことです。AP通信の記事です。

  • 大麻の使用、心血管疾患リスク上昇に関連

    2024-03-01

    大麻は摂取の方法に関わらず、心臓病や脳卒中のリスクを高める可能性があるようです。米国の研究チームが、18~74歳の成人43万人分のデータを分析。毎日大麻を使用する人は、全く使用しない人に比べて心臓発作リスクが25%、脳卒中リスクが42%高くなることが分かったといいます。大麻の使用量が多いほど、有害な影響を与えるリスクも上昇したそうです。喫煙による摂取だけでなく、食用大麻や蒸気による摂取も同様とのこと。大麻による心血管への影響は、タバコとそれほど変わらないということも示されたといいます。CBS Newsの記事です。

  • VIAGRA(バイアグラ)——味方か敵か、敵か味方か。意外な効果がいま明らかに

    2024-03-01

    勃起不全(ED)治療薬として有名な「バイアグラ(一般名シルデナフィル)」は元々、狭心症や高血圧の治療薬として開発が進められていたことが知られています。ED改善は、その中での思わぬ効果だったそうです。今、バイアグラなどのED治療薬について、新たな「思わぬ効果」が報告されています。アルツハイマー病の発症リスクの抑制や、化学療法耐性の食道がんの治療に有効だというのです。一方で、ED治療薬は深刻な眼疾患を招いたり、大動脈瘤悪化の可能性があったりすることが指摘されています。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 病院の民営化は医療の質を低下させる?

    2024-03-01

    公立の病院を民営化すると、医療の質は向上するのか――。その問いに対する一つの答えが出たようです。英国の研究チームが、高所得国を対象に公営から私営になった医療機関の質を評価した13の研究を分析。病院の民営化は、概して医療の質を低下させることが分かったといいます。民営化が患者の病状に好影響を及ぼすことを明確に示した研究はなかったといいます。それどころか、民営化した病院では、清掃スタッフの減少や院内感染の増加などがみられたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • NYの医科大に理事長が10億ドルを寄付 授業料無償化へ

    2024-02-29

    有名投資家の未亡人(93)が、自身が理事長を務める米ニューヨーク市のアルバート・アインシュタイン医科大学に10億ドル(約1500億円)を寄付したそうです。これを受け大学は、全学生の授業料を無償化する予定だといいます。同大は米ニューヨーク市の低所得地域にあるそうです。現在の同大の授業料は年間6万3000ドルで、多くの学生は返済に何十年もかかるような借金を抱えて卒業するとのことです。今回の無償化が、移民など多様な志願者の呼び込みにつながることが期待されるといいます。なお、寄付金の運用により、同大の授業料無償化は永続するとみられています。AP通信の記事です。

  • 生物学的年齢も若くなる! 断食模倣食「FMD」の驚くべき効果

    2024-02-29

    1カ月に連続5日間だけ食事を制限して、体を断食時と似た状態にするダイエット法「断食模倣食(FMD)」は、健康に有益なようです。米国の研究チームが、18~70歳の男女を対象に2件の臨床試験を実施。FMDを実践する人、通常の食事を取る人、地中海食を取る人に分けて比較したそうです。FMD実践者は、食事制限の5日間は野菜中心のスープなどを食べ、その生活を3~4カ月継続。その結果、FMD実践者は、その他のグループと比べて、免疫系の加齢や糖尿病、脂肪肝の兆候が低減したそうです。また、生物学的年齢も実年齢より平均2.5歳若くなったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「チョウセンゴミシ」の成分、大腸がんに有効な可能性

    2024-02-28

    日本や韓国、中国などに自生する「チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)」の果実の成分が、大腸がんに有効なことが分かったそうです。果実に含まれるポリフェノールの一種「シサンドリンB(SchB)」は肝臓がん、乳がん、卵巣がん、胃がん、胆のうがんに対して抗がん作用があることが知られているといいます。チームが大腸がんについて調査したところ、さまざまなステージの大腸がんに抗がん効果を発揮することが判明。特に、末期の大腸がんに高い有効性が確認されたといいます。その上、正常な細胞に対する毒性は非常に低かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • アルツハイマー病、症状出現までの脳変化が明らかに

    2024-02-28

    アルツハイマー病(AD)患者の脳には、どのような流れで変化が起こるのでしょうか。中国の研究チームが、ADと診断された中高年648人と認知的に健康な中高年648人について、脳脊髄液や脳画像の20年間にわたる定期検査の記録を比較したそうです。AD患者は、診断の18年前の時点で髄液中のAD関連タンパク質アミロイドβのレベルが高かったといいます。それに続いて、神経細胞におけるタウタンパク質の異常な蓄積が起こり、神経細胞の伝達不良が出現したとのことです。その数年後に、脳萎縮と認知機能低下が認められたといいます。AP通信の記事です。

  • 韓国の研修医スト、復職しなければ医師免許停止と政府が警告

    2024-02-27

    韓国政府は26日、医学部増員計画に反発して研修医約9000人が起こしているストライキについて、4日以内に復職しなければ医師免許停止などの法的措置を講じると警告したようです。29日までに復職すれば、処分は求めない方針。ストの影響で、手術や治療の中止が多発しているそうです。政府は公立医療施設の診療時間を延長するなどして医療の安定を図っていますが、急患がたらい回しの末に死亡する事例も起きているといいます。スト参加者は「計画している数の新入生を大学は受け入れられない」「この計画では慢性的な医師不足を解消できない」と主張しているとのこと。AP通信の記事です。

  • 「乳房切除」で、乳がん発症リスクが80%低減か

    2024-02-27

    乳がんのリスクが高い女性に対して、リスク低減乳房切除(RRM)を推奨することを検討するべきかもしれません。カナダの研究チームが、乳がんリスクを高めるとされるBRCA1またはBRCA2遺伝子の変異を持つがん患者ではない1600人を6年にわたり追跡調査したそうです。このうち半数がRRMを受けたといいます。調査終了時点で乳がんを発症したのは、RRMを受けた群が20人、受けなかった群は100人。RRMが乳がん発症リスクを80%抑制することが示されたそうです。また、RRMを受けてから15年以内に乳がんで死亡する確率は1%未満だったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ドイツが娯楽目的の大麻使用・栽培を合法化 4月から

    2024-02-26

    ドイツで早ければ4月から、公共の場での大麻の使用が合法化される見込みです。ドイツ連邦議会が23日、娯楽目的での大麻使用・栽培を認める法案を可決。闇市場の取り締まりや汚染された大麻から使用者を守ることが目的だといいます。法案によると、18歳以上の成人は公共の場で25g、自宅では50gまで大麻の所持が可能になります。1世帯あたり3株まで大麻栽培も認められます。大麻の購入に関しては厳しいルールを設ける予定で、非営利の会員制「大麻クラブ」に所属するメンバーのみが入手できるといいます。一方で、医療関係者などは強く反対しているようです。BBCの記事です。

  • ダメ! 皮膚に刺さない血糖値測定機器 米FDAが警告

    2024-02-26

    米食品医薬品局(FDA)は、皮膚に刺さずに血糖値を測定するスマートウォッチやスマートリングを使用しないよう警告を発したそうです。こうした機器をFDAは承認しておらず、血糖値の不正確な測定や命を脅かす誤った糖尿病管理につながる恐れがあるとしています。FDAは消費者に対し、「非侵襲的技術」は血糖値を直接検査するものではないため、購入しないよう呼びかけたといいます。また、医療機関に対しては、未承認の機器を使うことのリスクを患者と話すよう求めたそうです。なお、FDAはこうした機器が原因で起きた有害事象の情報収集を行っているといいます。CNNの記事です。

  • これでも吸う? たばこが免疫系に与える悪影響が明らかに

    2024-02-22

    喫煙が健康に与える深刻な影響が、また一つ明らかになりました。フランスの研究チームが、20~69歳の健康な男女1000人の血液検体を細菌やウイルスに暴露させ、免疫応答を評価したそうです。その結果、生活習慣や食生活、遺伝的性質など136の条件のうち、喫煙が免疫応答に最も悪影響を及ぼすことが分かったとのこと。禁煙をすると免疫応答はある程度改善するものの、完全に回復するには数年かかったといいます。特に、リンパ球のT細胞やB細胞が関与し特定の病原体に対する強力な「適応免疫」への影響が長く続いたそうです。CNNの記事です。

  • イーロン・マスクも大注目の「脳インプラント」のいまに迫る!

    2024-02-22

    米起業家イーロン・マスク氏のニューラリンク社が1月、脳インプラントの臨床試験を開始したと発表しました。マスク氏はまず、視力回復▽筋肉を動かせない人による電子機器の操作▽首を骨折した人の脳の信号を脊髄に送達――を実現したいと考えているようです。同社が手がけるもの以外にも、脳インプラントの研究は進んでいます。話すことができなくなった人が脳波で文字を入力したり、念ずることでアバターが発話したり。まひの男性が100m歩けるようになったとの研究発表や、強迫性障害とてんかんを改善した女性がいるとの報告もあります。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 単純ヘルペスウイルス1型の感染で認知症リスクが倍増か

    2024-02-22

    口唇ヘルペスの原因「単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)」の感染歴が、認知症発症の危険因子である可能性が示されたそうです。スウェーデンの研究チームが、70歳の認知症ではない1002人を15年にわたって追跡調査した結果です。対象者の82%がHSV-1抗体を保有していた(感染歴があった)そうです。そして、HSV-1抗体を持つ人は、そうでない人に比べて追跡期間中に認知症を発症するリスクが2倍高かったといいます。こうした関連性は、認知症の危険因子とされるAPOE4遺伝子や年齢に関係なく認められたとのこと。Science Alertの記事です。

  • ナイアシンの取り過ぎに注意! 心臓発作や脳卒中と関連

    2024-02-21

    「ナイアシン(ビタミンB3)」は代謝やエネルギー産生、DNAの修復・合成などに関わる重要な物質です。しかし、取り過ぎには注意が必要なようです。米国の研究チームが、心臓病患者 3163人のデータを分析。ナイアシンが過剰な場合に分解産物「4PY」が作られ、血中にこれが見つかると心臓発作や脳卒中のリスクが高まることが明らかになったそうです。マウスに4PYを注入して調べたところ、血管の炎症が増加することも示されたといいます。ナイアシンはシリアルやパン、魚や肉などに多く含まれており、米国人の4人に1人が推奨量より多く摂取しているそうです。NBC Newsの記事です。

  • 若返り・老化防止にも「CAR-T細胞」が有効⁉

    2024-02-21

    血液がんの治療で注目を集めている「キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞」が、若さの維持にも有効な可能性があるそうです。米国の研究チームが、体に蓄積して有害な炎症を引き起こす老化細胞に着目。白血球の一種であるT細胞に遺伝子改変を行い、老化細胞を除去できるCAR-T細胞を作製しといいます。これをマウスに投与したところ、肥満や糖尿病など老化に関連する疾患が抑制されたのだそうです。そして、高齢マウスは若返り、若いマウスは老化スピードが遅くなったといいます。CAR-T細胞をたった一回投与するだけで、その効果は生涯にわたって続いたとのことです。Science Dailyの記事です。

  • 韓国の研修医が一斉に退職届 政府の医学部増員方針に反発

    2024-02-20

    韓国政府が医師不足の対応策として、来年度以降の医学部入学定員を2000人増やすという方針を示し、医師側から医療の質の低下につながるとして大反発が起きているそうです。韓国の5大病院に勤務する研修医らが19日、一斉に退職届を提出したといいます。20日からは、各自の持ち場を離れる予定だとのことです。他の病院でも数百人の研修医が退職届を提出しており、一部で手術や治療に遅れが生じているそうです。政府は研修医に勤務の継続を要求しているといいます。政府は急患に対応するため、状況に応じて軍医を投入する用意をしているとのことです。AP通信の記事です。

  • 「匂い」がうつ病患者の記憶を呼び起こすきっかけに

    2024-02-20

    うつ病の人は記憶を思い出すのが困難であることが知られています。うつ病の人が過去の具体的な出来事を思い出すのに、「匂い」が役立つかもしれません。米国の研究チームが、成人うつ病患者32人を対象に調査を実施。24種類の匂いを嗅がせ、それらに関連する過去の記憶を呼び起こしてもらったそうです。すると参加者の68%が、匂いに応じて過去の具体的な出来事を思い出すことができたといいます。参加者にそれぞれの匂いを表す言葉を説明してみたところ、52%が過去の出来事を思い出したものの、匂いを嗅いだ場合よりも不鮮明だったとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 米FDA、治療困難な「転移性メラノーマ」の細胞療法を初承認

    2024-02-19

    米食品医薬品局(FDA)が2月16日、米バイオテクノロジー企業Iovance Biotherapeuticsが開発した転移性の悪性黒色腫(メラノーマ)に対する初の細胞療法「Amtagvi」を承認したそうです。AmtagviはTIL(腫瘍浸潤リンパ球)療法と呼ばれるもので、患者自身の免疫細胞・T細胞(TIL)を利用し、がんを破壊します。1回の治療で少なくとも数年間効果が続くといいます。メラノーマ患者73人を対象とした臨床試験では、Amtagviの効果があった人(客観的奏効率)は31.5%だったそうです。このうち43.5%で、12カ月が経過した時点まで腫瘍の進行や死亡が発生することなく効果が持続したといいます。CNNの記事です。

  • 喘息治療薬「ゾレア」の使用を食物アレルギー患者に拡大/米FDA

    2024-02-19

    喘息治療薬「ゾレア(一般名:オマリズマブ)」が、食物アレルギー患者のアレルギー反応を減らす目的での使用について、米食品医薬品局(FDA)から2月16日に承認されたそうです。対象は1歳以上の患者で、2~4週間に1回、注射で投与。ピーナッツアレルギー患者を対象とした臨床試験では、ゾレアを投与された群の68%がティースプーン半量のピーナッツタンパク質に耐えられるようになったのに対し、プラセボ群は6%だったといいます。ナッツや牛乳、卵、小麦についても同様の結果が出たそうです。ただし、ゾレアでの治療自体がアナフィラキシーを起こすことがあり注意が必要とのこと。AP通信の記事です。

  • 【食べるだけで!】うつに効果あり/なし/逆効果の食品【食べるだけで…】

    2024-02-16

    多くの人がうつ症状に苦しんでいます。症状の抑制に効果がある食品や、逆に症状を進行させる食品の研究が進んでいます。キウイやヨーグルトはうつ治療に効果があり、ビタミンB6サプリメントは気持ちを落ち着かせるそうです。一方で、インスタント食品やスナック菓子、炭酸飲料などの超加工食品は、特に女性のうつ病リスクを高めるといいます。揚げ物もリスクを高め、特にフライドポテトが悪いそうです。そして、うつ予防に効果があると考えられていたオメガ3サプリは、実は効果がないことが分かったといいます。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 感染症後の長引くせきは「我慢」が一番の薬

    2024-02-16

    呼吸器感染症後に長引くせきは、ほとんどの場合、時間がたてば改善するそうです。カナダの研究チームが、感染症後のせきに関する重要ポイントをまとめています。まず、こうしたせきは、呼吸器感染症を患った成人の11~25%が経験するそうです。ただし、8週間を超えて続くせきは注意が必要で、嚥下困難や過度の息切れ、喀血などの症状、肺炎の再発歴や長期にわたる喫煙歴がある場合は追加の検査や評価をしなくてはならないとしています。また、長引くせきに使われている吸入薬や経口薬は、ほとんど効果がなく副作用もあることを知っておくべきだとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • うつ病の人は体温が高い 体の冷却が症状軽減の鍵?

    2024-02-16

    うつ病と体温には奇妙な関連性があるそうです。米国の研究チームが、世界106カ国の2万880人から7カ月にわたって収集したデータを分析。うつ症状(自己申告)が深刻になるほど、平均体温が高くなることが明らかになったそうです。ただし、うつ病が体温を上昇させるのか、体温上昇がうつ病の原因になるのかは不明とのこと。また、サウナなどがうつ症状を軽くするという研究報告があるそうです。これは、発汗による自己冷却で体温が下がることが理由の可能性があるそうです。冷水を浴びるよりもサウナなどの方が体温が下がり、その状態が長く続くといいます。Science Alertの記事です。

  • 雷が鳴ったら頭を濡らした方がいい 落雷ダメージを軽減

    2024-02-15

    雷が頭に落ちたとき、頭皮が雨水で濡れていると生存率が高くなるそうです。ドイツの研究チームが、ヒトの頭皮、頭蓋骨、脳の頭部モデルを作製して実験を行ったといいます。この「頭部」はヒトの組織の電気伝導性(電気の通りやすさ)が再現されているとのこと。チームは、乾燥した状態の「頭部」と人工の雨水で濡らした「頭部」に、雷を模した電流を流したそうです。雨水で濡れている頭部の方が、濡れていない頭部に比べて落雷による傷(穿孔)や深刻な損傷部位が少なかったといいます。さらに、頭部が濡れているほうが、脳に届く電流強度も低かったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 南アジア系は心臓病リスクが高い 血管再生の幹細胞が原因か

    2024-02-15

    南アジアの人は、白人に比べて若いうちから心血管疾患を患うリスクが高いそうです。カナダなどの研究チームがその理由を明らかにしたようです。チームは、南アジア系だと自認する成人60人と欧州系の白人60人の血液細胞を比較。参加者はみな、心血管疾患か糖尿病のどちらかを患っている上、心臓病の危険因子を一つ以上持っていました。その結果、南アジア人は、白人に比べて血管の修復や再生に必要な幹細胞が非常に少ないことが示されたといいます。南アジアはインド、スリランカ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、ブータン、モルディブで構成される地域です。CBCの記事です。

  • バイデン大統領に記憶力低下の指摘 認知機能に問題はない?

    2024-02-14

    11月の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領(81)の認知力に、注目が集まっているようです。きっかけは、バイデン氏が機密文書を自宅に持ち出した問題についての報告書です。検察当局は訴追しないと結論付け、「(バイデン氏は)高齢で記憶力が乏しい」と指摘したそうです。ただ、複数の医師によると、過去の日付や時系列を忘れただけでは、認知機能や意思決定などのレベルの判断はできないといいます。その瞬間の記憶力や認知力に影響を与える要因は多岐にわたり、特にプレッシャーがかかる状況ではこうした能力が損なわれることがあるそうです。ABC Newsの記事です。

  • 米オレゴン州で8年ぶりにペスト患者発生 飼い猫から感染か

    2024-02-14

    米オレゴン州デシューツ郡で、8年ぶりにペスト患者が確認されたそうです。ペストは通常、ペスト菌を持つネズミなどからノミを介してヒトに感染します。家庭のペットも同様のルートで感染することがあり、そのペットの飛沫などからヒトに感染することもあるそうです。特に猫はネズミを追いかける習性がある上、体質的にペスト菌を除去するのが難しいといいます。今回の患者については、飼い猫から感染した可能性が指摘されています。患者はリンパ節が腫れる「腺ペスト」から始まり、血液まで感染が拡大したそうです。幸い抗菌薬がよく効いているといいます。NBC Newsの記事です。

  • アレルギーの主犯格か 新たな「メモリーB細胞」を発見

    2024-02-13

    アレルギー治療の新たな標的が見つかったかもしれません。カナダとデンマークの研究チームが、新たなタイプの免疫細胞「2型メモリーB細胞(MBC2)」を発見したそうです。チームは、花粉などのアレルゲンから蛍光分子の一種(四量体)を作製したり、舌下免疫療法臨床試験の検体を活用したりすることで、MBC2とアレルギー反応を引き起こすIgE抗体が直接関連することを明らかにしたそうです。MBC2がアレルギーであることを記憶し、アレルゲンに遭遇するとIgE抗体を多く産生するといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 世界共通? 「声の低い人」は威厳があって魅力的

    2024-02-13

    低い声で話すと、他人に良い印象を与えられるそうです。米国の研究チームが、男女2人ずつに同じ文章を読んでもらい、その音声記録を編集して、それぞれについて声の高さが「高い」「平均的」「低い」の3パターンを作成したといいます。これを世界22カ国の男女計3100人に聞かせたそうです。そして、長期的な関係を築く相手として魅力に感じる声を尋ねたところ、男女ともに「低い声」と答えたといいます。また、低い声の男性は、他の男性に怖く威厳がある印象を与えることも分かったとのことです。Science Dailyの記事です。

  • 衝撃!身近に潜む健康リスク5連発!

    2024-02-09

    私たちの身の回りには、たくさんの健康リスクが潜んでいるようです。豪州の首都圏では、薪ストーブの影響で年間63人が死亡している可能性があるそうです。また、シンガポールの研究チームが、現在の「たばこ規制」がなければ、副流煙などで2万人以上が心臓発作を起こしていたとの推計を発表しています。健康への影響は今のところ分かってはいませんが、ペットボトル飲料水には大量の微小なプラスチック片が入っているといいます。そして、飲食物に残る殺虫剤は精子濃度を低下させるとの報告もあります。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 抗凝固薬、原因不明の脳卒中患者の再発予防に効果低く

    2024-02-09

    原因不明の脳卒中患者が再度脳卒中を起こすのを防ぐために、抗凝固薬が使われることがよくあるといいます。米国の研究チームが、これを「やめるべき」とする研究結果を発表したようです。チームは、原因不明の脳卒中を起こし「心房心臓病(atrial cardiopathy)」の兆候がある患者1015人を調査しました。標準治療である「アスピリン」を使用した群と、それよりもリスクがある抗凝固薬「アピキサバン」を使用した群との脳卒中再発率は共に4.4%だったそうです。心房心臓病は心房細動(AF)に似ているため、AF向けの抗凝固薬が使われることが多いといいます。Medical Xpressの記事です。

  • バイアグラが男性のアルツハイマー病リスク抑制か

    2024-02-09

    バイアグラなどの勃起不全(ED)治療薬を使用している男性は、アルツハイマー病(AD)を発症するリスクが18%低くなることが分かったそうです。英国の研究チームが、ED患者26万人の処方データを分析し、5年間の追跡調査を実施。その結果、1万人年あたりのAD発生数は、ED治療薬を処方されていた群が8.1人だったのに対し、こうした薬を処方されていない群は9.7人だったそうです。AD発症リスクが一番低かったのは、ED治療薬を最も多く処方されていた群だったといいます。研究者は、血流の増加の影響や、薬が神経細胞に直接作用した可能性があるとみています。BBCの記事です。

  • ウイルス感染に伴う神経損傷、過剰な免疫応答が原因か

    2024-02-08

    ジカウイルスや新型コロナウイルスなどに感染すると、神経損傷が起きやすいことが知られています。カナダの研究チームが、これはウイルスそのものが原因ではなく、免疫系に問題があることを突き止めたそうです。チームは、ジカウイルスに感染させたマウスを使って調査を実施。その結果、免疫細胞・T細胞の中の「NKG2D+CD8+T細胞」が、ジカウイルスに感染していない細胞を大量に死滅させていることが明らかになったといいます。この攻撃的な免疫応答が脳内で起こると、神経疾患につながる可能性があるとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 楽器の演奏や合唱の経験がある人は認知能力が高い

    2024-02-08

    楽器の演奏や合唱などの音楽経験は、後の認知機能にどのような影響を及ぼすのでしょうか。英国の研究チームが、主に女性の中高年に音楽経験に関するアンケートと認知テストを実施。楽器の演奏経験がある人は、そうでない人に比べて記憶力と実行機能(計画を立てて目的を達成する能力)が優れていたそうです。特に今も楽器を演奏している人は、最も高い認知能力を示したといいます。合唱の経験者は、実行機能のみ優れていたとのこと。なお、音楽鑑賞と認知機能の間に関連性は見いだせず、「モーツァルト効果」は誤りのようです。The Conversationの記事です。

  • 永久凍土に眠るゾンビウイルス、専門家が「覚醒」への備えを呼び掛け

    2024-02-07

    フランスの研究チームが、北極圏の永久凍土に眠る数十万年前の「ゾンビウイルス」を複数見つけたそうです。これらのウイルスは培養細胞に感染できることが分かり、研究者は次のパンデミックを引き起こすかもしれないと警戒を呼び掛けています。チームは、シベリアの異なる7カ所で採取した永久凍土を調査し、ゾンビウイルスを発見。温暖化や採掘作業の影響で、こうしたウイルスが現代に蘇る可能性があるといいます。北極ではそのような場合に備えて、隔離施設の整備や専門家の派遣が計画されているとのことです。Medical Briefの記事です。

  • トリプルネガティブ乳がんの増殖を抑制、新薬が前臨床試験で有望な結果

    2024-02-07

    がん細胞の増殖を促すタンパク質「CDK9」を阻害する経口新薬「CDDD11-8」が、予後不良で知られる「トリプルネガティブ乳がん(TNBC)」に対する前臨床試験で有望な結果を示したようです。豪州の研究チームが、TNBC患者から採取した組織を使って調査をしました。その結果、CDDD11-8がTNBCの増殖を効果的に抑制することが示されたそうです。その上、この薬は乳房組織の正常な細胞には影響を及ばさないことも明らかになったといいます。CDDD11-8は当初、急性骨髄性白血病向けに開発されたのだそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 脳インプラントで、てんかんと強迫性障害の治療に成功

    2024-02-06

    てんかんと強迫性障害(OCD)に苦しんでいた34歳の女性が幸せを取り戻したそうです。米国の研究チームが、この女性のてんかん発作を治療するために32mmの小型装置を脳に埋め込む手術を実施。その際、OCDの症状が出た時に起こる、脳内の特定の信号に反応するプログラムもこの装置に追加したそうです。手術から8カ月後、女性が10代から悩まされ続けていたOCDによる1日8~9時間の執拗な手洗いや施錠の確認などの「儀式行為」が徐々に減り始め、現在は通常の生活を送れるようになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 大気汚染物質NO2とPM2.5、連携して肺を損傷

    2024-02-06

    大気汚染物質の「二酸化窒素(NO2)」や「微小粒子状物質(PM2.5)」が、健康な人の肺にどのようにダメージを与えるかが明らかになったようです。英国の研究チームが、肺の複数の細胞を使い、ガス交換や肺胞の構造維持の役割を担う肺深部の「肺胞上皮」を体外で再現。これをNO2やPM2.5に暴露させ、肺への影響を調査したそうです。NO2とPM2.5に同時に暴露させた場合と別々に暴露させた場合を調べたところ、NO2とPM2.5が連携して肺の深部の重要な細胞に損傷を与える可能性が示されたとのことです。The Conversationの記事です。

  • 世界のがん患者、2050年には77%増の3500万人/WHO発表

    2024-02-05

    2022年にがんと診断された患者は世界に2000万人おり、50年には77%増の3500万人に達する可能性があるそうです。世界保健機関(WHO)が、世界185カ国、36種類のがんを対象にした調査結果を公表しました。22年に最も患者数が多かったのは肺がんで、全体の12.4%に当たる250万人だったそうです。患者数は、女性の乳がん、大腸がん、前立腺がん、胃がんが肺がんに続くといいます。死者数も肺がんが最も多く、全体の19%にあたる180万人だったとのこと。がんの治療や検査について、先進国と発展途上国で深刻な格差が生じていることも指摘されています。CNNの記事です。

  • ある視覚症状が、アルツハイマー病の強力な予測因子と判明

    2024-02-05

    距離感がなくなったり物体が認識できなくなったりするなど、視空間認知に支障をきたす「後部皮質萎縮症(PCA)」が、アルツハイマー病(AD)と密接に関連していることが分かったそうです。米国などの研究チームが、PCA患者1092人のデータを分析。患者の94%で明らかにADに関連する脳の変化が確認され、PCAがADの強力な予測因子であることが示されたといいます。PCA患者は、視空間情報の処理に関与する脳の後部に、ADに関連するとされるタンパク質タウの病変が多く存在することも判明。研究者は、これが治療のヒントになる可能性があるとしています。ScienceAlertの記事です。

  • キウイフルーツ、気分や活力の向上に即効性あり

    2024-02-02

    メンタルヘルスの向上には、ビタミンCが豊富なことで知られるキウイフルーツが有効かもしれません。ビタミンCの不足は、うつ病の増加や認知障害と関連しているそうです。ニュージーランドの研究チームが、ビタミンC不足の成人155人に8週間の調査を実施。キウイフルーツを1日2個ずつ毎日食べると、4日以内に気分や活力が向上することが分かったそうです。この効果は14~16日後にピークに達するといいます。ビタミンCサプリメントの摂取も有効ではあったものの、キウイフルーツの方が効果が高かったとのこと。Neuroscience Newsの記事です。

  • 認知症薬「アデュヘルム」の販売・研究打ち切り

    2024-02-02

    米製薬大手バイオジェンは、2021年に米食品医薬品局(FDA)の迅速承認を得たアルツハイマー病(AD)治療薬「アデュヘルム(一般名アデュカヌマブ)」の販売を中止するそうです。正式承認のために必要な追加の研究も打ち切るといいます。同薬は有効性を示す証拠に乏しく、商業化に苦戦していたそうです。同社は今後、日本のエーザイと共同開発し、すでにFDAの正式承認を得ているAD治療薬「レケンビ(一般名レカネマブ)」などに注力するといいます。アデュヘルムは世界で約2500人が使用しており、11月までは継続使用できるとのこと。AP通信の記事です。

  • マスク氏の企業、人の脳に機器埋め込む臨床試験開始

    2024-02-01

    米国の起業家のイーロン・マスク氏が率いるニューラリンク社が、手術で人の脳に小型の装置を埋め込み、コンピューターに直接つなぐ臨床試験を開始したそうです。マスク氏は詳細を明らかにしていませんが、患者の経過は良好だとしています。同社は、脳卒中などで体が不自由な患者の自律性を回復させることを目標に、「ブレーン・マシン・インターフェース(BMI)」を開発しているそうです。BMIは脳に埋め込んだ装置が神経活動を読み取ることで、患者が頭の中で考えるだけでコンピューターやスマートフォンを操作できる技術です。ABC Newsの記事です。

  • 2022年の米の梅毒患者20.7万人を超える 1950年以来最多

    2024-02-01

    米疾病対策センター(CDC)は、米国における2022年の性感染症に関する報告書を公表しました。22年に報告された梅毒の全患者数は 20万7000人を超え、前年より17%増加したそうです。梅毒患者数は1950年以来最多を記録したとのこと。梅毒は異性愛者の患者も増えているといいます。異性愛者には通常あまり検査が行われないため、気づかないうちに感染が広がっている可能性が指摘されています。胎盤を通して梅毒が母子感染する先天梅毒も増えているとのこと。一方、淋病は前年より9%減少し、クラミジアは横ばいだったそうです。AP通信の記事です。

  • 犬を飼う高齢者は認知症リスクが40%低い

    2024-01-31

    ペットは高齢者の認知症リスクにどのように影響するのでしょうか。東京都健康長寿医療センターが、 国内の65~84歳(平均年齢74.2歳)の男女1万1194人を対象に4年間にわたる調査を実施したそうです。犬を飼っている人は、そうでない人に比べて認知症を発症するリスクが40%低いことが分かったといいます。犬の散歩で身体活動や社会的交流が増えることが、高齢者に好影響を及ぼす可能性があるとのこと。そのためか、猫を飼っている人については、認知症リスクが低くなるとの結果は示されなかったといいます。Asian Scientist Magazineの記事です。

  • 医療行為が原因で発症したアルツハイマー病

    2024-01-31

    死亡した人の下垂体から作った「ヒト成長ホルモン(c-hGH)」の投与が原因で、アルツハイマー病(AD)を発症した可能性のある人が見つかったそうです。英国の研究チームが、c-hGH関連とみられるAD患者5人を調査。患者はみな、子どもの時にAD関連タンパク質(アミロイドβ)に汚染されたc-hGHの投与を受けており、38~55歳で神経症状が始まったそうです。c-hGHは1980年代に使用が中止されています。研究者はこの発表について、同じ経路でのAD患者が新たに出ることはなく、ADが感染性であるという意味でもないとしています。BBCの記事です。

  • 妊婦の新型コロナワクチン接種は新生児を呼吸困難から守る

    2024-01-30

    妊娠中の新型コロナウイルスワクチンの接種は、生まれたての子どもの呼吸困難リスクを抑制する効果があるようです。米国の研究チームが、妊娠中に新型コロナ陽性になった女性を追跡し、生まれた子ども199人を調査したそうです。チームは、母親が新型コロナに感染すると、胎児が炎症を起こしやすくなることを発見したといいます。ワクチン未接種だった母親の子どもは、母親がコロナ感染前にワクチン接種済みだった子どもに比べて出生時に呼吸困難を起こすリスクが3倍高いことが分かったとのことです。ABC Newsの記事です。

  • 世界初の部分心臓移植を受けた乳児、1年後の今も元気に成長

    2024-01-30

    2022年に世界初の部分心臓移植を受けた乳児が順調に成長しているそうです。米国の研究チームが22年、本来二つある心臓出口の血管が一つしかない先天性心疾患「総動脈幹症」を持つ生後18日の乳児に、生体ドナーの乳児の心臓弁と血管を移植。1年以上経過した現在、心臓が大きくなるのに伴い、移植した組織も成長しているそうです。この方法は心臓全体の移植に比べて拒絶反応のリスクが低いだけでなく、子どもが大きくなるにつれて移植組織も成長するため、何度も手術をする必要がなくなるといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 「コロナ後遺症」と「慢性疲労症候群」に強い関連性

    2024-01-29

    新型コロナウイルス感染後に続く「後遺症」は、感染症などを契機に突然激しい倦怠感などに襲われる「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」の一つとして捉えることができるようです。ニュージーランドの研究チームが、コロナ感染から1年たった後も後遺症に苦しんでいる患者6人と、平均16年間ME/CFSに苦しんでいる患者9人の免疫細胞のタンパク質を分析したそうです。その結果、両群のデータは非常に似通っており、この2疾患が密接に関連していることが示されたといいます。研究者は、免疫反応や炎症経路を標的にした治療が有効な可能性があるとしています。Medical Xpressの記事です。

  • 皮膚感染症「ブルーリ潰瘍」、有袋類ポッサムから蚊が媒介

    2024-01-29

    豪州の一部で近年、細菌による皮膚感染症「ブルーリ潰瘍」の患者が急増しているそうです。原因菌のM. ulceransが作る毒素によって皮膚に潰瘍ができ、治療が遅れると進行して体が変形してしまう病気です。豪州の研究チームが不明だった感染経路について、蚊の媒介によって感染した有袋類ポッサムからヒトにうつることを明らかにしたといいます。チームは、2016~21年にビクトリア州メルボルンで捕獲した蚊6万5000匹のゲノム解析を実施。その結果、2種類の蚊から見つかった細菌の遺伝子構造が、この地域でブルーリ潰瘍を発症した人のものと完全に一致したとのことです。ABC News(AUS)の記事です。

  • 遺伝性難聴の子ども、遺伝子治療で聴力が改善

    2024-01-26

    遺伝子治療で、生まれつき難聴の子どもが聞こえるようになったそうです。中国の研究チームが、オトフェリン遺伝子(OTOF)の変異による遺伝性難聴の子ども6人に遺伝子治療を実施。子どもたちは、内耳の有毛細胞で音の振動を電気信号に変換するために必要なタンパク質オトフェリンが作られない病気を持つそうです。手術は1回で、正常に機能する遺伝子のコピーを内耳に送り込んだといいます。5人は、完全に聞こえない状態から日常会話ができるレベルにまで聴力が改善したとのことです。AP通信の記事です。

  • 欧州ではしか感染が前年の45倍に WHOが警鐘

    2024-01-26

    欧州で昨年、麻疹(はしか)感染者が前年の45倍近くに急増し、世界保健機関(WHO)が警鐘を鳴らしたそうです。2022年は941人だった欧州の感染者が、23年には4万2200人に増加したといいます。これは、新型コロナ禍ではしかワクチンを受ける子どもが減少したことによるものだとみられています。19年 に96%だった欧州のはしかワクチン初回接種率は、22年には93%に低下。はしかのまん延を防ぐには、社会全体で子どもの95%が2回のワクチン接種を完了する必要があるといいます。BBCの記事です。

  • コロナやインフルによる心血管の合併症に注意

    2024-01-25

    米国で、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスのまん延にともない、合併症として心血管疾患が増える可能性があると専門家が警鐘を鳴らしています。米国の心臓を専門とする医師が、呼吸器感染症が心血管に影響を及ぼす二つの経路を指摘。まず、発熱や脱水で心拍数が上昇するうえに、炎症によってできた血栓が心臓発作を引き起こす可能性があるそうです。もう一つの経路は心筋炎で、不整脈や心不全につながることもあるといいます。専門家は、胸痛や息切れがひどくなった場合は、基礎疾患や危険因子に関係なくすぐに受診する必要があるとしています。ABC Newsの記事です。

  • がん治療のCAR-T細胞療法に、がん発生のリスク?

    2024-01-25

    米食品医薬品局(FDA)は、白血病などの治療に使われる「キメラ抗原受容体T細胞療法(CAR-T療法)」が、逆にがんリスクを高める可能性があるとして、最も強い警告である「枠囲み警告」を製品情報に記載するよう複数の製薬会社に求めたそうです。今回の決定は、過去にCAR-T療法を受けた患者25人が血液がんを発症したとの報告などに基づくもの。ただ総合的には、CAR-T療法によるメリットの方がこうした潜在的リスクを上回るといいます。CAR-T療法は患者自身のT細胞を遺伝子改変して体内に注入するもので、主に血液がんの治療法として注目されています。NBC Newsの記事です。

  • 世界初のマラリアワクチン定期接種、カメルーンで開始

    2024-01-24

    アフリカ中部のカメルーンで、世界初となるマラリアワクチンの子どもへの定期接種プログラムが始まるそうです。ワクチンは、グラクソ・スミスクライン(GKS)社が開発した「Mosquirix(モスキリックス)」。アフリカでは年間約60万人がマラリアで死亡しており、そのほとんどが幼い子どもだそうです。このワクチンは4回の接種が必要で有効性はわずか30%。効果も数カ月で薄まるとのこと。しかしそれでも、重症化や入院が劇的に減る可能性があるといいます。AP通信の記事です。

  • 「飲み過ぎ」による脂肪肝、数週間の禁酒で正常な肝臓に

    2024-01-24

    禁酒の効果を侮ってはいけないようです。アルコールを飲み過ぎると肝臓に脂肪がたまり、悪化すると肝硬変に進行します。しかし脂肪肝については、2~3週間禁酒すると正常な状態に戻るそうです。また、飲酒量が多く肝臓がひどく損傷している場合でも、数年間禁酒をすれば肝不全の悪化や死を防げる可能性があるといいます。ただし、大量に飲酒していた人が突然禁酒すると、アルコール離脱症状が現れる危険性があるので、注意が必要とのことです。The Conversationの記事です。

  • コロナ後に円形脱毛症が急増 韓国の調査で判明

    2024-01-23

    韓国で、新型コロナのパンデミック後に自己免疫性の脱毛症が増加しているそうです。韓国の研究チームが、2020年10月~21年9月のデータを使い、コロナ患者25万9369人と同数のコロナ感染歴がない人を比較。その結果、コロナ感染歴がある人は、感染歴がない人に比べて円形脱毛症の発生率が82%高いことが明らかになったといいます。コロナ感染歴がある人の円形脱毛症発生率や有病率は、コロナ以前の数値と比べてもかなり高かったとのことです。研究者は、円形脱毛症とウイルス感染に関連があるとみているようです。Medical Briefの記事です。

  • メラノーマ向けがんワクチン、ついに実現か

    2024-01-23

    患者自身の腫瘍細胞を使ってがんへの免疫を高めるメラノーマ向けがんワクチンが実現するかもしれません。米国のバイオテクノロジー企業が、腫瘍溶解物粒子のみを搭載した個別化ワクチン(TLPOワクチン)を開発。進行性メラノーマ(悪性黒色腫)患者数百人を対象に第2相試験を行ったそうです。その結果、TLPOワクチンのみを接種した患者の3年生存率は95%で、無病生存率は64%だったといいます。主な副反応は接種部位の痛みなどだったとのことです。今年中に500人規模の第3相試験が開始される予定だといいます。ABC Newsの記事です。

  • 妊娠中のアセトアミノフェン、子どもの注意力に悪影響か

    2024-01-22

    安全性が高いとされ、解熱や鎮痛のために妊婦にも使われる「アセトアミノフェン」。米国の研究チームによって、生まれた子どもの注意力に悪影響を及ぼす可能性があることが分かったそうです。チームは、300人以上の子どもを母親の妊娠中から追跡調査。妊娠中に6回、母親にアセトアミノフェンの使用量や時期を確認して記録したそうです。その結果、特に妊娠中期に使用量が増えると、子どもが2~4歳時点で、注意力の問題や注意欠陥・多動症(ADHD)のような行動が多く報告されることが明らかになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 白血病の免疫療法薬、化学療法の効かない小児にも有効

    2024-01-22

    B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)に対する免疫療法薬「ブリナツモマブ」は、小児患者にも有効な可能性があるようです。英ロンドンの病院が、化学療法が効かず副作用もひどかった11歳のB-ALLの男児にブリナツモマブを使用。数カ月にわたる治療が完了した現在、がんは消滅しているそうです。同薬の静脈内投与に必要な機器一式はリュックで持ち運びが可能なため、患者は治療期間中も日常生活を送れるといいます。この薬は、がん細胞を免疫細胞のT細胞とくっつけて破壊する仕組みで、健康な細胞は影響を受けないとのこと。BBCの記事です。

  • 皮膚がんを検出するAI 米FDAが医療機器として初承認

    2024-01-19

    米食品医薬品局(FDA)は、ほくろと皮膚がんを見分ける際に医師の助けとなる医療機器を承認したそうです。米医療機器メーカーDermaSensor社が開発した同じく「DermaSensor」という名のこの機器は、4000以上の良性または悪性皮膚病変のデータで訓練した人工知能(AI)アルゴリズムを搭載。医師が疑わしいと判断した皮膚病変にDermaSensorを押し当てると、専門家による検査が必要かどうかが即座に評価されるそうです。悪性黒色腫(メラノーマ)をはじめ、基底細胞がんや扁平上皮がんの検出に有効だといいます。CBS Newsの記事です。

  • 米で50歳未満の大腸がん増加 生活習慣の変化が原因?

    2024-01-19

    米国で、若いうちに大腸がんと診断される人が増えているようです。米国がん協会(ACS)の調査で判明しました。かつて、大腸がんは50歳未満のがんによる死亡原因の第4位だったそうです。しかし近年は、この順位が男性で1位、女性で2位に上昇しているといいます。若い世代の大腸がんが増えている理由は不確かです。ただ、食事や抗菌薬の使用などの生活習慣の変化が、腸内細菌叢に影響を与えていることが要因として指摘されています。CBS Newsの記事です。

  • 果汁100%ジュースは控えめに! 体重増加に関連

    2024-01-18

    砂糖が加えられていない「果汁100%ジュース」を1日1杯(約240ml)以上飲むと、体重増加につながるようです。カナダの研究チームが、既存の42研究を分析。子どもにおいては、果汁100%ジュースを1日1杯多く飲むごとに、体格指数(BMI)値が0.03高くなることが分かったといいます。大人も、こうしたジュースを毎日飲むと体重増加に関連することが示されたそうです。特に11歳未満の子どもは影響を受けやすいといいます。米国小児科学会(AAP)と米疾病対策センター(CDC)は1歳未満は飲むべきではないとしているそうです。CBS Newsの記事です。

  • 子どもにはコロナやインフルよりRSウイルスが危険

    2024-01-18

    子どもにとっては、新型コロナやインフルエンザよりRSウイルス(RSV)感染症の方が危険かもしれません。スウェーデンの研究チームが、2021年8月~22年9月に同国の救急外来を受診した子ども2596人(新型コロナオミクロン株陽性者: 896人、インフルエンザA/B陽性者:426人、RSV陽性者:1274人)を調査。入院率はRSVが81.7%、オミクロン株が31.5%、インフルエンザが27.7%だったそうです。また、集中治療室(ICU)への入院率はRSVが2.9%で最も高く、インフルエンザは0.9%、オミクロン株は0.7%だったとのこと。ABC Newsの記事です。

  • カフェインは「どうしても」の時にだけ取った方がいい

    2024-01-17

    寝不足による注意力低下をカフェインで改善したければ、普段はカフェイン摂取を控えめにした方がいいようです。フランスの研究チームが、18~55歳の睡眠障害の既往歴のない健康な参加者37人を調査したそうです。注意力の変化を評価する精神運動覚醒検査(PVT)を行ったところ、徹夜時にカフェインを取ると、みな注意力が改善したといいます。ただし、1日3杯以上のコーヒーに相当する量(300mg)のカフェインを普段から摂取している人は、普段のカフェイン摂取量が少ない人に比べて注意力の改善度合いが鈍かったとのことです。PsyPostの記事です。

  • 薪ストーブは健康に悪い 豪州首都圏で年間63人が死亡か

    2024-01-17

    豪州で、薪ストーブの使用を早急に禁止するべきとの声が高まっているようです。同国の研究チームが、オーストラリア首都特別地域(ACT)内の三つの研究所で、健康に悪影響を及ぼすことで知られる空気中の微小粒子状物質(PM2.5)量を測定。PM2.5は呼吸器系疾患の悪化や心臓発作、脳卒中、がんなどのリスクを高めるといわれています。分析の結果、厳冬の年にはACT内で年間最大43~63人が、薪ストーブの煙が原因で死亡している可能性が示されたそうです。薪は不完全燃焼を起こしやすく、その煙は特に人体に有害だといいます。ABC News(AUS)の記事です。

  • RSウイルス予防の注射、乳児の入院を80%抑制

    2024-01-16

    RSウイルス(RSV)の感染や重症化を予防するモノクローナル抗体製剤「nirsevimab(ニルセビマブ)」について、乳児に対する有効性が実世界環境でも明らかになったようです。英国などの研究チームが、英国、ドイツ、フランスの生後1歳までの健康な乳児計8058人を、RSV流行期前または流行期中にニルセビマブの筋肉注射を1回受ける群(4037人)と受けない群(4031人)に分けて調査。RSV感染症の重症化で入院したのは、注射を受けた群が11人(0.3%)だったのに対し、受けなかった群が60人(1.5%)だったそうです。ニルセビマブの有効性は83.2%であることが示されたといいます。Medical Briefの記事です。

  • シンガポールの「たばこ規制」で心臓発作が減少

    2024-01-16

    シンガポールでは2013年に、住居区域の廊下や階段などの共用部分における喫煙が法律で禁止されました。非喫煙者が副流煙にさらされるのを防ぐことを目的としたこの規制は、市民にどのような健康上の恩恵をもたらしたのでしょうか。同国の研究チームが、心臓発作の月間症例数を分析した結果を発表しました。13年の規制以前、心臓発作の発生率は毎月100万人当たり0.9件ずつ増えていたそうです。しかし規制以降は、毎月0.6件と緩やかな増加にとどまったといいます。13年の規制で、2万1000件(93%は65歳以上)の心臓発作が抑制されたと推定されるとのこと。Asian Scientist Magazineの記事です。

  • 新型コロナ、感染リスクを最も高めるのは患者との接触時間

    2024-01-15

    新型コロナウイルスの感染は、感染者と過ごした時間の長さが最大の危険因子で、その時間が長くなるほどリスクが高まることが分かったそうです。英国の研究チームが、イングランドとウェールズで2021年4月~22年2月にスマートフォンアプリで追跡した700万件のコロナ関連接触データを分析。ブルートゥース(近距離無線通信)の信号強度からアプリが算出した「近さ」「時間」「感染力」のスコアを基に評価したといいます。最大の危険因子は時間で、感染例の大部分は1時間から数日間の接触があったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 米の精神疾患ガイドライン、作成メンバーの医師に業界から金銭

    2024-01-15

    精神疾患の診断・治療のバイブルともいわれる、米国精神医学会(APA)のガイドライン最新版「DSM-5-TR精神疾患の診断・統計マニュアル」について、その独立性に疑問が投げかけられているようです。米国の研究チームが、DSM-5-TRの刊行に関与した米国を拠点にする医師92人を対象に、企業との金銭的なつながりを調査したそうです。このうち55人(60%)が、業界から飲食や旅行、コンサルティング代などの支払いを受けていたことが明らかになったといいます。その金額は、合計で1424万ドルに上るとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ペットボトル飲料水に混入 大量の微小なプラスチック片

    2024-01-12

    ペットボトル入り飲料水には、想定されていた以上のプラスチック片(マイクロプラスチックやナノプラスチック)が混入しているようです。米国の研究チームが一般的なペットボトル飲料水を調査したところ、1L当たり平均24万個ものプラスチック片が検出されたそうです。このうち90%は1μm未満のナノプラスチックだったといいます。健康への影響は不明ですが、プラスチック片が血液に入り込んで器官に運ばれたり、プラスチック片に付着する微生物や結合する化学物質が何らかの害を及ぼしたりする可能性があるとの指摘が出ています。CBS Newsの記事です。

  • 古代遊牧民から広がった多発性硬化症のリスクを高める遺伝子

    2024-01-12

    英国や北欧の人は、南欧の人と比べて多発性硬化症(MS)を発症しやすいそうです。人口10万人当たりの症例数は約2倍だといいます。英国などの研究チームが、その理由を解明したそうです。チームは、古代人の歯や骨からDNAを抽出し、現代の英国人のものと比較。約5000年前、遊牧民であるヤムナ文化の人々の大移動によって、MSリスクを高める遺伝子が欧州の西部や北部に流入したことが分かったといいます。この遺伝子は、当時は家畜由来の伝染病から身を守るために有益でしたが、ライフスタイルなどの変化によって役割が変わったとのこと。BBCの記事です。

  • RSウイルスは神経細胞にも感染できる

    2024-01-11

    RSウイルス(RSV)は呼吸器のみに感染すると考えられてきましたが、米国の研究チームが神経細胞にも感染することを発見したそうです。チームは、幹細胞とラットの胚から培養した末梢神経を使って調査し、RSVが感染できることを明らかにしたといいます。また、RSVによって、免疫細胞が仲間を呼び寄せるために使うタンパク質「ケモカイン」の放出が誘発され、激しい炎症が起こることも判明したそうです。これが神経損傷につながることもあるといいます。さらに、末梢神経を介してRSVが中枢神経の脊髄に侵入する可能性も示されたとのことです。EurekAlert!の記事です。

  • 抗HIV薬の併用が多発性硬化症を予防する

    2024-01-11

    多発性硬化症(MS)の患者がエイズウイルス(HIV)に対する抗レトロウイルス療法(ART)を受けたところ、MSの症状がなくなったり病気の進行が抑制されたりする事例が報告されているそうです。スウェーデンなどの研究チームが、HIV陽性者2万9000人を平均10年にわたって追跡調査し、この真偽を確かめたといいます。追跡期間中にMSを発症したのは14人で、一般集団から予想される人数より47%少なかったそうです。ARTを受けた人に限定すると、MS症例数は予想より45%少なかったといいます。ARTは複数の抗ウイルス薬を併用する治療法です。The Conversationの記事です。

  • VR訓練は「脳に電気刺激」で効果向上

    2024-01-10

    電流で脳を刺激しながら仮想現実(VR)で技術を訓練すると、現実世界でその技術をうまく実践できるようになるそうです。米国の研究チームが、手術支援ロボットを使った実験で明らかにしました。チームは参加者に、手術支援ロボットを使って三つの小さな穴に外科用針を通す操作を行わせました。最初に、参加者全員の小脳を後頭部に付けた電極で刺激。その後のVRの練習は、半数に小脳への電気刺激を与えながら実施させたそうです。実際のロボットを使った操作の実践で、VRでの練習時に電気刺激を受けた参加者の方が技術習得がうまくいっていることが分かったといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 小児突然死、けいれん発作が関連か

    2024-01-10

    1歳以上の小児に起こる原因不明の突然死(SUDC)には「けいれん発作」が関係している可能性があるそうです。米国の研究チームが、睡眠中にSUDCで死亡した小児7人について、寝室に取り付けた「見守りカメラ」の録画映像を分析した結果、明らかになったといいます。死亡した小児のうち5人は、けいれん発作とみられる症状を呈した直後に死亡していたことが判明したそうです。別の1人も、けいれん発作を起こした可能性が認められたといいます。また、複数の子どもに感染症の兆候が見られたといい、研究者はSUDCには熱性けいれんが関連している可能性もあると指摘しています。AP通信の記事です。

  • 糖尿病・肥満症薬セマグルチドの「自殺念慮リスク」は間違い

    2024-01-09

    糖尿病治療薬「オゼンピック」や肥満症治療薬「ウゴービ」の商品名で知られる「セマグルチド」などのGLP-1受動態作動薬は、自傷行為や自殺念慮のリスクを高める可能性が指摘されています。しかし、米国の研究チームの研究で、これが間違いであることが分かったそうです。チームは、2017~22年に糖尿病または肥満症を治療する薬を処方された患者180万人以上のデータを分析。セマグルチドを使用した人は他の薬を使用した人に比べて、6カ月の追跡期間中に、初発または再発の自殺念慮をもつリスクが49~73%低かったといいます。AP通信の記事です。

  • 人類の新たな武器になるか? 多剤耐性菌に対する抗菌薬を開発

    2024-01-09

    米国の研究チームが、世界のICUにおける院内感染の20%を引き起こすグラム陰性菌「カルバペネム耐性アシネトバクター・バウマニ(CRAB)」に有効な抗菌薬を開発したそうです。グラム陰性菌の外膜を構成する分子「リポ多糖(LPS)」は、細胞質で作られて外膜に移動します。チームが開発した抗菌薬「zosurabalpin」は、LPSの移動を阻むことでアシネトバクター・バウマニの増殖を阻害し、殺すという新しいタイプだそうです。臨床検体やマウスの実験では、薬の有効性が示されたそうです。現在、第1相試験が行われているといいます。CNNの記事です。

  • 2023年 医療・医学の重大ニュース<後編>

    2023-12-29

    2023年の医療・医学に関する重大ニュースの続きです。米メリーランド大学が9月、世界で2例目となるブタの心臓移植を実施し、移植を受けた男性が6週間後に死亡しました。今年のノーベル生理学・医学賞は、コロナワクチンの開発に貢献したとして、mRNAの研究者2人に授与されました。20年にノーベル化学賞を受賞したゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」を使った遺伝子治療が英米で初承認され、話題に。また、肥満症治療薬が大きな注目を集めました。大阪大学のチームによる、両親がオスの赤ちゃんマウスを誕生させたという発表は、衝撃を持って受け止められました。マイナビRESIDENTで詳細な記事が読めます。

  • 2023年 医療・医学の重大ニュース<前編>

    2023-12-28

    2023年も医療・医学に関するさまざまなニュースが配信されました。2回に分けて、重大ニュースを振り返ります。今年5月、WHOが新型コロナの「緊急事態宣言」を解除し、3年以上続いたコロナとの戦いは大きな節目を迎えました。そして、米NIHが7月、「コロナ後遺症」の治療に向けた試験を開始すると発表。米FDAによる、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」や世界初のRSウイルスワクチンの承認も大きな話題になりました。感染症については、米国内で20年ぶりに国内感染が報告されたマラリアや、日米で報告数が急増した先天梅毒などが話題になりました。マイナビRESIDENTで詳細な記事が読めます。

  • 患者の意見を重視することが診断精度を上げる

    2023-12-27

    英国の研究チームの報告によると、医師は患者の意見を軽視している傾向があるようです。チームは1000人以上の患者と臨床医を調査したそうです。診断が難しい「全身性エリテマトーデスに伴う神経精神症状」について、診断に使われる13種類の根拠の価値を医師が評価。重要な根拠トップ3の中に「患者の自己評価」を入れた医師は4%にも満たなかったといいます。また、676人(46%)の患者は「自分の病気について一度も、またはほとんど自分の評価を聞かれたことがない」と回答。患者の実体験に基づく見解に医師が耳を傾ければ、診断精度向上など多くの利点につながる可能性があるとのこと。SciTechDailyの記事です。

  • たばこを吸うと脳が小さくなる 認知症発症にも影響か

    2023-12-27

    喫煙は心臓や肺の健康に悪影響を与えるだけでなく、脳を小さくしてしまうことが分かったそうです。米国の研究チームが、英国バイオバンクから抽出した神経学的疾患を持たない3万2094人の画像データなどを分析した結果です。日常的に喫煙をしていたことがある人は、非喫煙者に比べて脳の総容量、灰白質量、白質量が有意に少なかったそうです。特に、認知機能に関連する灰白質の減少が顕著だったといいます。また、たばこの消費量が多いほど、脳への影響が大きいことも明らかになったとのことです。これらのことから研究者は、喫煙をやめると認知症発症リスクを抑制できる可能性があるとしています。PsyPostの記事です。

  • 100万分の1の奇跡 別の子宮から生まれた双子

    2023-12-26

    米アラバマ大学バーミンガム病院で、生まれつき子宮が二つある32歳の女性が、それぞれの子宮で妊娠した双子を無事に出産したそうです。二つの子宮をもつ女性の割合は約0.3%とされており、両方の子宮で妊娠する確率は「100万分の1」程度だといいます。双子のうち1人目は、12月19日の現地時間の午後7時45分ごろに経膣分娩で誕生。2人目は、それから10時間後に帝王切開で生まれたそうです。2人は誕生日が別々の「二卵性双生児」に当たるといいます。BBCの記事です。

  • 女性の涙の匂いで男性の攻撃性が低下

    2023-12-26

    女性の涙には、男性の攻撃性を抑制する物質が含まれているようです。イスラエルの研究チームが、対戦相手に対して攻撃的になるよう設計された2人用ゲームを男性にやらせて調査をしたそうです。男性はゲーム中に「女性の感情的な涙」か「生理食塩水」のどちらかをかがされたといいます。涙の匂いをかいだ人は、ゲーム中に相手にリベンジを企てる攻撃的な行動が40%減ったそうです。脳画像からも、攻撃性に関連する2領域の活性低下が確認されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • フランスにある「認知症の人だけが暮らす村」

    2023-12-25

    フランス南西部に、村全体が大きな介護施設になっている「アルツハイマー村」があるそうです。この村は2020年にオープンし、約120人の住人はみな認知症患者で、それと同数の医療従事者がいるといいます。敷地内にはレストランや店、劇場もあるとのこと。住人には可能な限り自由が与えられ、ゆったりと日常生活を送れるよう設計されているそうです。介護施設に入居すると認知機能の低下が加速することがありますが、この村ではそのような現象は確認されていないといいます。患者の家族の罪悪感や不安も激減するとのことです。BBCの記事です。

  • 精度80% 数年以内に死亡する可能性をAIが予測

    2023-12-25

    デンマークの研究チームが、人生を予測する人工知能(AI)を開発したそうです。チームは、600万人のデンマーク人に関する2008~16年の教育や健康、職業などに関するデータを使い、機械学習アルゴリズムモデル「life2vec」を訓練したといいます。その結果、life2vecは個人がどのように考え、どのように行動するのかをはじめ、数年以内に死亡する可能性があるかどうかも予測できるようになったそうです。さらに、life2vecで10万人のデータを分析したところ、4年後に死亡している可能性を78%の精度で予測できたとのことです。CNNの記事です。

  • 異常に病気を心配する人は死亡・自殺率が高い

    2023-12-22

    ささいな体の不調に対して、自分が重篤な病気にかかっているのではないかと異常に心配する「病気不安症(心気症)」の皮肉なパラドックスが明らかになったようです。スウェーデンの研究チームが、1997~2020年のデータから、病気不安症を持つ4100人と対照群4万1000人を調査した結果です。1000人年(人年法)当たりの死亡率は、病気不安症群で8.5だったのに対し、対照群は5.5だったそうです。また対照群に比べ、病気不安症群は死亡年齢の中央値が5歳若いだけでなく、自殺率も4倍だったといいます。AP通信の記事です。

  • 皮膚炎のステロイド塗り薬で骨粗しょう症リスク上昇か

    2023-12-22

    皮膚炎に使うステロイド外用薬が、骨の健康に悪影響を及ぼす可能性があるそうです。台湾の研究チームが、骨粗しょう症患者12万9682人と対照群 51万8728人、また、主要骨粗しょう症性骨折(MOF)患者3万4999人と対照群13万9996人を調査。5年後の「骨粗しょう症」と「MOF」のリスクは、ステロイド外用薬の局所使用をしていない人と比べ▽低用量使用群:骨粗しょう症が1.22倍、MOFが1.12倍▽中用量使用群:同1.26倍、同1.19倍▽高用量使用群:同1.34倍、同1.29倍――だったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 飲食物からも暴露 殺虫剤が精子濃度を低下させる

    2023-12-21

    殺虫剤への暴露が精子濃度を低下させるそうです。米国などの研究チームが25の研究を分析して明らかにしたといいます。調査対象となったのは世界4大陸(アジア、北米、南米、ヨーロッパ)の成人男性計1774人で、みな殺虫剤として一般的に使われる「リン酸エステル」や「N-メチルカルバメート」に暴露していたとのことです。そして、これらの物質への暴露が増えると、精子濃度が低くなることが示されたそうです。殺虫剤への暴露は、主に汚染された食べ物や水を介して起こり、研究者は「公衆衛生上の懸念」と指摘しています。ScienceAlertの記事です。

  • うつ病治療の鍵はヨーグルトに含まれる乳酸菌?

    2023-12-21

    ヨーグルトなどの発酵食品に含まれる「ラクトバチルス属」の乳酸菌で、メンタルヘルスを改善できるかもしれません。米国の研究チームが、抗菌薬を使わない特別な方法で腸内にこの乳酸菌を持つマウスと持たないマウスを作製し、調べたそうです。その結果、ラクトバチルスによって、うつを抑制する役割があるサイトカイン「インターフェロン・ガンマ」のレベルが維持されることが分かったそうです。うつ病の新しい治療法として、健康に良い影響を及ぼす微生物「プロバイオティクス」のサプリメントが開発されるかもしれません。Medical Xpressの記事です。

  • 疑っている人もびっくり ヴィーガン食の驚くべき効果

    2023-12-20

    動物性食品を厳しく制限する「ヴィーガン食」は健康に良いのでしょうか。米国の研究チームが、健康な一卵性の双子22組を「ヴィーガン食を摂取する群」と「適量の肉を取り入れた健康食を摂取する群」に分けて調査したそうです。8週間後、両群ともに心血管の健康状態を示すデータが良くなったものの、ヴィーガン群の方がより良くなっていることが明らかになったといいます。ヴィーガン群は減量が進み、空腹時インスリン値や悪玉(LDL)コレステロール値もより大きく低下したとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • メラノーマのmRNAワクチン 3年間の調査で有望な結果

    2023-12-20

    米モデルナと米メルクは、開発中の個別化mRNAワクチン「mRNA-4157/V940」が、「悪性黒色腫(メラノーマ)」患者に対して有望な結果を示していると発表したようです。両社は、ステージ3~4のメラノーマを切除したけれども再発リスクの高い患者を対象に、3年間の追跡調査を実施。メルクのがん免疫治療薬「キイトルーダ」とmRNAワクチンを併用した患者は、キイトルーダのみを使用した患者に比べて再発または死亡のリスクが49%、遠隔転移または死亡のリスクが62%、それぞれ低かったといいます。CNNの記事です。

  • 腎臓病の治療薬、治験第2相で有望な結果 尿中アルブミンが70%減

    2023-12-19

    米国の研究チームが、腎臓病の治療薬「BI690517」について、第2相試験の有望な結果を発表したそうです。この薬は、アルドステロンと呼ばれる腎臓病の進行を早めるホルモンの産生を阻害します。チームは、標準治療の「アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬」か「アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)」の満量投与を4週間以上受けた慢性腎臓病患者714人を調査。BI690517のみを投与された人の50%、BI690517とSGLT2阻害薬「エンパグリフロジン」を併用した人の70%で、尿中アルブミンがそれぞれ有意に減少したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • スポーツをする人は注意 パーキンソン病リスクを上昇させる「あの行為」

    2023-12-19

    パーキンソン病(PD)の発症リスクを上昇させる二つの危険因子が明らかになったそうです。米国の研究チームが、米国最南部(ディープサウス)出身のPD患者808人と神経学的に健康な対照群415人を調査したといいます。その結果、サッカーなどのスポーツで(無害なようにみえる程度に)繰り返し頭を打っていると、後にPDを発症するリスクが倍増することが分かったそうです。さらに、PD患者の23%が、除草剤や殺虫剤などの有害な化学物質に暴露していたとも判明したとのこと。研究者は、これら二つの危険因子は回避可能だとしています。Medical Xpressの記事です。

  • 2023年の撤回論文数は1万本超 年間記録を更新

    2023-12-18

    2023年に撤回された論文は1万本を超え、年間記録を更新したそうです。そのうち8000本以上は、ロンドンを拠点とするオープンアクセス出版社「ヒンダウィ」のジャーナルに掲載されたものだといいます。ほとんどが、ゲスト編集者が監修する「特集号」の論文とのことです。また、Nature誌の分析によると、論文撤回率は過去10年で3倍に増加し、22年には0.2%を超えたといいます。過去20年間に10万本以上の論文を発表した国の中では、サウジアラビア、パキスタン、ロシア、中国、エジプトの順に撤回率が高いとのことです。Natureの記事です。

  • 肥満治療薬「ゼップバウンド」、使い続けないとリバウンド

    2023-12-18

    米イーライリリー社の肥満症治療薬「ゼップバウンド(一般名:チルゼパチド)」の減量効果を維持するには、薬を使い続ける必要があるようです。米国の研究チームが、ゼップバウンドを9カ月間使用した肥満または太り過ぎの成人670人を追跡調査。半数には薬を継続させ、残りの半数にはプラセボを投与したそうです。次の1年が経過した時点で、薬を使った群は体重の平均6%が追加で減少したのに対し、プラセボ群はリバウンドがみられたとのこと。プラセボ群で少なくとも減量した体重の80%を維持できたのは17%だったそうです。CNNの記事です。

  • 要注意! 米でげっ歯類から危険な新ウイルス見つかる

    2023-12-15

    米アーカンソー州で、「オザークウイルス」と呼ばれる新たなウイルスが発見されたそうです。このウイルスはハンタウイルスの一種です。米国の研究チームが同州オザーク高原で、げっ歯類「アラゲコットンラット」を捕獲し、採取した338検体を調査。26検体がオザークウイルス陽性だったそうです。ハンタウイルスの中にはヒトに感染するものもあり、心肺症候群が起きると致死率は30~40%に上ります。専門家はオザークウイルスに対する警戒を強める必要があるとしています。Medical Xpressの記事です。

  • 処方箋なしで購入可の緊急避妊薬 米で使用者が倍増

    2023-12-15

    米疾病対策センター(CDC)は、「プランB」の名で知られる「モーニングアフターピル(緊急避妊薬)」が2006年に処方箋なしで買えるようになって以降、これを使用する女性が2倍になったと発表しました。性交渉の経験がある15~44歳の女性のうち緊急避妊薬を使用したことがあると答えたのは、06~10年の調査では10.8%だったのに対し、15~19年は26.6%に増加したそうです。一方、性交渉を経験したことがあるティーンエイジャーの割合は、男女共に減少したといいます。CBS Newsの記事です。

  • 喘息治療薬ベンラリズマブ、ステロイドの使用量を抑制

    2023-12-14

    喘息患者向けの吸入ステロイド薬は、骨粗しょう症や糖尿病、白内障などの深刻な副作用を伴うことで知られています。英国などの研究チームが、吸入ステロイドの量を減らす方法を見つけたそうです。チームは、高用量の吸入ステロイドを使用する重症喘息患者208人を対象に調査を実施。喘息治療用に開発された生物学的製剤「Benralizumab(ベンラリズマブ)」を使用すると、92%の患者がステロイドの使用量を安全に減らすことができたそうです。さらに、60%以上の患者がステロイドの使用をやめることができたといいます。ScienceDailyの記事です。

  • 脊椎で新たな幹細胞を発見 がん転移の犯人か

    2023-12-14

    乳がんや肺がんが、他の骨よりも脊椎に転移しやすいのはなぜなのでしょうか。米国の研究チームが、腫瘍細胞を引き寄せてしまう新しい幹細胞が脊椎に存在することを発見したそうです。チームは新たに見つかったこの細胞を「脊椎骨格幹細胞(vSSC)」と呼んでいます。vSSCを四肢の骨を形成する幹細胞と比較したところ、vSSCが高レベルで産生するタンパク質が見つかったそうです。このタンパク質を欠損させたマウスは、脊椎へのがん転移が少なくなったとのこと。このタンパク質が、がん細胞を集めてしまうようです。Medical Briefの記事です。

  • アフリカ5カ国で「炭疽」流行し20人死亡 感染拡大の懸念

    2023-12-13

    世界保健機関(WHO)が、アフリカのケニア、マラウイ、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエで炭疽菌感染が拡大していると発表しました。今年になって確認された死者は計20人。このうち13人はウガンダで報告されているといいます。感染疑いのある患者は計1166人で、684人がザンビアで報告されているとのこと。WHOはザンビアから周辺国へ拡大するリスクが高いと懸念しているそうです。炭疽菌は主に汚染された動物に接触することでヒトに感染します。皮膚や消化器、呼吸器に異常が出て、治療を行わない場合の死亡率は約20%だそうです。AP通信の記事です。

  • ネコを飼う子どもは注意! 統合失調症リスクが倍増か

    2023-12-13

    ネコを飼っている家庭は、子どものメンタルヘルスへの長期的な影響の可能性を知ったほうがいいようです。豪州の研究チームが、1980~2023年に11カ国で行われた17の研究を分析。ネコを飼っていると、統合失調症関連障害のリスクが2.24倍になることが推定されたそうです。なお、特に幼い時にネコに接触していると、このリスクに関連することを示す研究もあるといいます。ネコに寄生するトキソプラズマ原虫が、こうしたリスクの原因である可能性が指摘されています。トキソプラズマは猫の糞に含まれていることがあります。Medical Xpressの記事です。

  • 毎年受けなくてOKかも 乳がんサバイバーのマンモ検査

    2023-12-12

    乳がん手術を受けた後は、どのくらいの頻度でマンモグラフィ検査を受けるべきなのでしょうか。英国の研究チームが、乳がん手術を無事に終えた50歳以上の女性5200人を追跡調査。初めの3年間は全員が年1回、マンモグラフィ検査を受けたそうです。その後、半数は毎年検査を受け、残りの半数は乳房切除術を受けた患者が3年に1回、腫瘤摘出術を受けた患者は2年に1回と頻度を減らして、それぞれ受検したといいます。6年後、両群ともに95%の人が再発せず、98%が生存していたそうです。AP通信の記事です。

  • イブプロフェン、他の片頭痛薬より効果低いことが明らかに

    2023-12-12

    片頭痛の時にイブプロフェンを使う人は多いと思います。しかし、もっと効果の高い薬があるようです。米国の研究チームが、片頭痛に関する477万7524回分の服薬データを分析した結果を発表しました。27万8006人が6年間にわたってスマホアプリで自己申告したものです。その結果、イブプロフェンに比べて、トリプタン系は4.8倍▽麦角系は3.02倍▽制吐薬は2.67倍――有効であることが判明。特にトリプタンの一種であるエレトリプタンは、イブプロフェンの6.1倍の効果が認められたといいます。Medical Briefの記事です。

  • 米FDA、英に続き「鎌状赤血球症」のCRISPR遺伝子療法を承認

    2023-12-11

    米食品医薬品局(FDA)は8日、遺伝性血液疾患「鎌状赤血球症」に対する2種類の遺伝子療法を承認したそうです。正常な形の赤血球が作られるように血液幹細胞の遺伝子を編集する治療法です。一つは米Vertex Pharmaceuticals社とスイスのCRISPR Therapeutics社が共同開発した「Casgevy(キャスジェビー)」。ゲノム編集技術CRISPRに基づいた治療法で、11月に英国が世界に先駆けて初承認しています。もう一つは、米Bluebird Bio社の遺伝子療法「Lyfgenia(リフジェニア)」です。これらの治療には2回の入院が必要で、1回は4~6週間入院生活が続くといいます。AP通信の記事です。

  • STOP! 1日4時間超のスマホ使用

    2023-12-11

    スマートフォンの使い過ぎは、若者のメンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があるそうです。韓国の研究チームが、同国の思春期の若者5万人以上を対象に、スマホの使用時間とさまざまな健康状態のデータを分析したといいます。2020年は対象者の85.7%が2時間以上、スマホを使っていたそうです。分析の結果、スマホの使用時間が1日4時間を超える人は、ストレス、自殺念慮、薬物使用のリスクが高いことが分かったといいます。一方で、スマホの使用時間が1日1~2時間の人は、全く使わない人に比べてこうした問題を抱えるリスクが低かったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • アレルギー薬が、肺がんに対する免疫療法の効果を高める

    2023-12-08

    アレルギーや喘息の治療に広く使われている抗インターロイキン(IL)-4受容体抗体「デュピルマブ」が、非小細胞肺がん(NSCLC)の治療に役立つ可能性があるようです。米国の研究チームが、治療抵抗性NSCLC患者6人を対象に調査を実施したといいます。免疫チェックポイント阻害薬での免疫療法にデュピルマブの投与(3回)を組み合わせたところ、免疫チェックポイント阻害薬だけでは増殖を続けていた1人の患者のがんが、ほぼ完全に消滅したそうです。17カ後の現在も、がんはきちんと抑制されているとのことです。Science Dailyの記事です。

  • 血液検査で「内臓年齢」が測定できる

    2023-12-08

    米国の研究チームが、数千種類のタンパク質レベルを測定することで、臓器の老化速度や、どの臓器がいつ機能しなくなるのかを知ることができる血液検査を開発したそうです。調べられるのは、脳、心臓、肝臓、肺、腸、腎臓、脂肪、血管(動脈)、免疫組織、筋肉、膵臓の11個だといいます。この検査を主に中高年数千人に実施したところ、50歳以上の18.4%で、老化が平均より有意に早い臓器が一つ以上あることが示されたとのこと。こうした人は、15年以内に病気を発症したり、死亡したりするリスクが高かったといいます。BBCの記事です。

  • 粘度の高い鼻水は細菌の感染力を高める

    2023-12-07

    細菌は鼻水などの粘液を利用して、感染力を高めている可能性があるようです。米国の研究チームが、ブタの合成胃粘液やウシから採取した頸管粘液を使って、反すう動物やヒトの胃腸に存在する枯草菌の動きを観察したそうです。そして、その結果を、さまざまな濃度の水溶性ポリマー内における枯草菌の動きと比較したといいます。すると、粘液の粘度が高まれば高まるほど、細菌の集団運動が活発になることが分かったそうです。細菌の感染力は、集団運動が活発になると高まるといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 多発性硬化症の五つの前触れが明らかに

    2023-12-07

    多発性硬化症(MS)の前触れとみられる五つの症状が明らかになったそうです。フランスの研究チームが、MS患者2万174人▽非MS患者5万4790人▽自己免疫疾患のクローン病か全身性エリテマトーデス(SLE)の患者3万7814人――の医療記録を分析。うつ、性機能障害、便秘、ぼうこう炎、ぼうこう炎以外の尿路感染症の五つの症状が、5年後にMSと診断されるリスクに関連していることが分かったそうです。ただし、これらの症状はクローン病やSLEの前駆期にも見られたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 有害な免疫細胞だけを狙え 乾癬や白斑の治療法を変える発見か

    2023-12-06

    自己免疫性皮膚疾患である乾癬や白斑を治す画期的な方法が見つかったかもしれません。豪州の研究チームが、疾患の原因となる免疫細胞「組織常在性記憶T細胞(TRM)」に着目し、動物モデルで調査。TRMは「敵」と戦った後も、戦う能力を維持したままその場にとどまる免疫細胞です。さまざまな種類がある皮膚のTRMには、それぞれに特有の制御方法があることが判明。現在の自己免疫性皮膚疾患の治療は、全ての免疫細胞に影響を与えてしまうため、長期の治療ができないそうです。特定のTRMを標的にできれば、治療効果が改善する可能性があります。Medical Xpressの記事です。

  • 「いびき」だけではない。注意すべき睡眠時無呼吸の5兆候

    2023-12-06

    睡眠中に10秒以上の呼吸停止が起こる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)」は、高血圧や心臓病、2型糖尿病、うつ病、早期死亡のリスクを高めます。その兆候として「いびき」が知られていますが、それだけではないようです。まず、「寝汗」をかく人は注意が必要。そして、就寝中に2回以上トイレに起きる「夜間頻尿」、睡眠中の「歯ぎしり」もOSAの兆候として挙げられるそうです。起床時に、毎朝または頻繁に「頭痛」がする人も多いといいます。うつや倦怠感、不眠症など一見「メンタルヘルス不調」にみえる症状も、実はOSAが原因の可能性もあるとのこと。CNNの記事です。

  • ウガンダの70歳女性が男女の双子を出産

    2023-12-05

    アフリカ東部ウガンダの首都カンパラにある病院で11月29日、70歳の女性が帝王切開で双子の男女を出産したそうです。女性はこの病院で体外受精(IVF)治療を受けて、双子を妊娠したといいます。女性は2020年にも同じ病院でIVFによって女児を出産したそうです。女性の健康状態は良好で、現在は病院内を歩き回ることもできるといいます。治療技術の飛躍的な進歩によって、近年はIVFの成功率が上昇しています。インドでは2019年、73歳の女性がIVFで授かった双子の女児を出産して話題になったとのことです。AP通信の記事です。

  • 要注意! 鳥インフルでフラミンゴ220羽死ぬ

    2023-12-05

    アルゼンチン北西部のカタマルカ州で、フラミンゴ220羽が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の感染によって死んでいるのが見つかったようです。2022年以降、渡り鳥を介してH5N1型は世界80カ国以上に拡散。継続的な変異も確認されており、専門家は哺乳類への広がりを注視しているといいます。H5N1型はヒトに感染しにくいと考えられているものの、21年12月以降、世界で11人の感染者が見つかっています。また、アザラシや養殖のミンク、猫や犬などさまざまな哺乳類への感染が確認されているとのこと。CNNの記事です。

  • 脳卒中で失われた機能を取り戻せるかもしれない

    2023-12-04

    スウェーデンなどの研究チームが、脳卒中のマウスやラットの実験で、失われた脳機能を改善させることに成功したそうです。チームは、脳神経細胞のネットワークにおいて情報伝達を制御する「代謝型グルタミン酸受容体5(mGluR5)」に着目。脳卒中発症から2日後の動物に、mGluR5を阻害する物質の投与を始めたところ、触覚や位置覚などの体性感覚機能障害が改善したそうです。治療を数週間続けると永続的な改善も認められたといいます。また、数匹を一緒に、遊び道具などがあるケージに入れて「リハビリ」を行うと、治療効果がさらに高まったとのこと。Science Dailyの記事です。

  • 1日2回飲むと痩せる薬、副作用の訴え多く治験打ち切り

    2023-12-04

    米製薬大手ファイザーは、飲む肥満症治療薬として注目されていた「danuglipron(ダヌグリプロン)」の1日2回服用型の臨床試験を中止すると発表したそうです。この薬は、効果の高さから関心が高まっている注射薬「ウゴービ(一般名セマグルチド)」や「ゼップバウンド(一般名チルゼパチド)」と同じGLP-1受容体作動薬です。ダヌクリプロンは試験の中期段階で、被験者の50%以上が服用を中断。副作用として73%が吐き気、47%が嘔吐を報告したといいます。今後は同薬の1日1回服用型に重点を置く予定で、初期試験の結果は来年初頭に明らかにする見込みとのこと。AP通信の記事です。

  • 大麻はオピオイド使用を抑えられない…?

    2023-12-01

    大麻の合法化や治療薬としての使用が世界的に進んでいます。オピオイド中毒を抑えるために大麻を利用しようとしている国もあります。しかし豪州のチームが、この流れは早計であるとの研究結果を発表しました。チームは2001~22年、強力なオピオイド「ヘロイン」の中毒者615人を追跡調査。対象者の多くが大麻も使用していたといいます。統計的手法で、経時的な個人の薬物使用の変化を分析したところ、大麻はオピオイドの使用を減らすための長期的な戦略として有効ではないことが示されたそうです。EurekAlert!の記事です。

  • PrEPはHIV感染を抑える 実世界データが証明

    2023-12-01

    エイズウイルス(HIV)に対する曝露前予防内服(PrEP)の非常に高い有効性が、実世界においても示されたようです。PrEPは、HIV感染のリスクのある人がHIV治療薬を1日1回、またはリスク行為の前後に飲んで感染を予防する方法です。英保健安全保障庁(UKHSA)が2017年10月~20年7月、イングランドの157のクリニックで調査。計2万4000人がPrEPを服用したといいます。日常生活で起こり得る飲み忘れや飲み間違いを考慮に入れても、PrEPがHIVへの感染を86%抑制することが明らかになったそうです。なお、臨床試験では99%の有効性が示されていたとのこと。BBCの記事です。

  • 「Zoom疲れ」はあります!

    2023-12-01

    ウェブ会議システム「Zoom」などを使った「オンライン会議」に出席すると心や体が疲れてしまう人はいませんか。米国の研究チームが、体にストレスの兆候が表れる人が多いことを確認したそうです。大学生35人を「オンラインで講義を受ける群」と「対面で講義に参加する群」に分けて、脳波と心臓の状態を調査。オンライン講義を受けた人のほうが、疲れを報告する傾向にあったそうです。実際に脳波計は、オンライン講義中に脳活動が若干鈍くなることを示したといいます。さらに、心拍数も上下することが確認されたとのこと。CBS Newsの記事です。

  • 誠実で外交的な人は認知症リスクが低い?

    2023-12-01

    人の性格は認知症リスクに関連するようです。米国のチームが既存8研究のデータについて、性格特性の主要5因子(開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向)や主観的幸福度(肯定的・否定的な感情、生活満足度)などを分析。対象者は4万4000人以上で、1703人が認知症を発症したそうです。後ろ向きの特性(神経症傾向や否定的な感情)のスコアが高く、前向きな特性(誠実さや外向性、肯定的な感情)のスコアが低い人ほど、認知テストで認知症と診断されるリスクが高かったといいます。ただし、特性と実際の脳組織病変との間に関連は認められなかったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • アルツハイマー病のイライラや不安は脳の炎症が原因か

    2023-11-30

    アルツハイマー病(AD)患者によく見られる怒りっぽさや興奮、不安、抑うつなどの精神神経症状は、脳内の神経炎症に起因するようです。米国の研究チームが高齢者109人について、神経炎症、ADに関連するタンパク質のアミロイドβとタウのレベルを脳画像から測定し、精神神経症状の重症度と比較。その結果、脳の免疫細胞である「ミクログリア」の活性が、さまざまな精神症状に最も強く関連していることが分かったといいます。アミロイドβやタウのレベルも関連がありますが、神経炎症による影響が大きいと考えられるそうです。Medical Xpressの記事です。

  • 健康で長生きしたければ、あるアミノ酸を控えるといい?

    2023-11-30

    卵や乳製品、大豆、肉などに含まれる必須アミノ酸「イソロイシン」の摂取を控えれば、寿命が延びるかもしれません。米国のチームが生後6カ月(ヒトの30歳に相当)のマウスについて、①20種類のアミノ酸を含む餌②20種類のアミノ酸の量を2/3に減らした餌③イソロイシンの量を2/3に減らした餌――を与えた3群で比較したといいます。その結果、①に比べて③のマウスの生存期間はオスが33%、メスが7%、それぞれ延びたそうです。さらに③のマウスは、筋力や持久力、血糖値、脱毛などの健康に関するスコアも良好だったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 生まれたての赤ちゃんは、母親の母語に反応する

    2023-11-29

    胎児がお腹の中で聞いた声や音は、脳の神経発達に影響を与えている可能性があるそうです。イタリアなどの研究チームが、新生児33人とその母親を調査しました。母親はみなフランス語が母語だったそうです。寝ている新生児に、同じ絵本をさまざまな言語で読んだ音声を聞かせ、脳波を測ったといいます。その結果、フランス語で絵本を読んでいる音声を聞かせると、他の言語に比べて言語知覚や言語処理に関連する脳活動が増加したそうです。また、脳の神経反応についても、フランス語を聞いている時がもっとも強かったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 本物の医師と同じレベルの医学文書を作成する生成AI

    2023-11-29

    人工知能(AI)は症例記録まで書けてしまうそうです。米国の研究チームが、生成AI「ChatGPT」に似た機能をもつ「GatorTronGPT」に820億の医学用語を含む2770億語を学習させ、医師が書いたような文章を作成できるよう訓練したといいます。そして、本物の医師が書いた症例記録とこのAIが書いた症例記録を医師2人に評価してもらったそうです。その結果、人間とAIのどちらが書いた文章かを正確に特定できる確率は、たった49%だったといいます。AIが医療従事者の文書作成作業をサポートしてくれる時代が来るかもしれません。Medical Xpressの記事です。

  • 腰痛の軽減に役立つ正しい枕の選び方

    2023-11-28

    背中や腰の痛みを軽減するには、どのような枕を選ぶといいのでしょうか。英国の専門家がポイントを解説しています。まず、首と背骨の自然なカーブを適切にサポートする枕を選ぶことが重要だそうです。頭の形にフィットする低反発枕や、高さ・硬さを調節できる枕が良いとのこと。特に腰痛がひどい場合には、横向きで寝る時に膝の間に抱き枕を挟むことも有効だといいます。古くなった枕はサポート力がなくなるため、数年に一度、新しいものに交換するのがおすすめだそうです。基本的にうつぶせ寝は避けたほうがいいとのこと。BBC Science Focusの記事です。

  • 新たな変異株か? 米で奇妙な「眼梅毒」のクラスター発生

    2023-11-28

    米疾病対策センター(CDC)は、梅毒の原因菌である梅毒トレポネーマの新たな変異株が発生している可能性があるとの報告書を発表したそうです。2022年3~5月にかけて40~60歳の女性5人が梅毒の症状が目に現れる珍しい「眼梅毒」を発症し、医療機関を受診。女性たちはみな、同じ1人の男性を性交渉のパートナーとして挙げたといいます。この男性を調べたところ、症状のない潜伏梅毒だったそうです。ある1人と性交渉したことで眼梅毒のクラスター(感染者集団)が起こったという記録はなく、CDCは細菌の突然変異を懸念しているようです。Science Alertの記事です。

  • 中国で何が起きているのか 子どもの肺炎が急増

    2023-11-27

    中国北部で10月以降、子どもの呼吸器疾患や肺炎が急増しているそうです。世界保健機関(WHO)が中国に詳細なデータの提供を公式に求め、同国当局からは「通常とは異なる、または新規の病原体は検出されていない」との報告があったといいます。中国によると、新型コロナ対策の規制解除を背景に、細菌やRSウイルス、インフルエンザウイルスなどによる感染症の子どもの入院が増加しているとのこと。他国の専門家の反応は分かれており、中国の説明に理解を示す人もいれば、「新たな病気」を疑う人もいるようです。AP通信の記事です。

  • 麻酔薬ケタミン、PTSDやうつ症状に即効?

    2023-11-27

    投与からたった1日で心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病の症状が軽減する治療薬があるそうです。米国の研究チームが、中等~重度のPTSD患者259人が参加した六つの研究のデータを分析した結果です。麻酔薬「ケタミン」を注射で投与された人は、1日後と1週間後の両方の時点で症状が25%軽減したことが分かったそうです。ただし、4週間にわたり複数回投与を受けると、症状の軽減は12%にとどまったといいます。うつ症状の緩和にも、わずかながら有意な効果が認められたとのことです。The Conversationの記事です。

  • 体に刺すと柔らかくなる針 痛み少なく高い安全性

    2023-11-22

    薬剤を点滴で静脈内に投与するとき、現在はステンレスやプラスチックなどの硬い素材で出来た針を使っています。そのため、組織損傷や炎症を引き起こすことがあるといいます。韓国の研究チームが、患者の体に刺すと体温で柔らかくなる針を開発。この針は液体金属のガリウムで構成され、超軟性のシリコンで包んでいるそうです。組織を傷つけるリスクも針を刺した部位の痛みも軽減できるといいます。さらに、一度使うと柔らかい状態が維持されるため、針刺し事故や針の再利用を防ぐこともできるとのことです。Science Dailyの記事です。

  • 深く眠れないと急激に高まる認知症リスク 鍵は「徐波睡眠」

    2023-11-22

    睡眠周期の中で最も深い段階の「徐波睡眠」が、認知症リスクと関連しているそうです。徐波睡眠は脳波と心拍数、血圧が低下した最もくつろいだ状態で、1サイクル90分の睡眠の中で20~40分続くといいます。豪州などの研究チームが、平均5年の間隔をあけて睡眠検査を受けた非認知症の346人を17年にわたり調査。徐波睡眠は60歳以降に減少する傾向にあり、割合が年間1%減るだけで認知症発症リスクが27%高まる可能性が示されたといいます。アルツハイマー病に限ると、リスクは32%上昇したとのこと。Science Alertの記事です。

  • 「説得力のある」医療デマを作る生成AIの脅威

    2023-11-21

    文章や画像を自動作成する「生成AI」が医療分野の偽情報を拡散させる危険があるとして、専門科が早急な対応の必要性を訴えています。豪州の研究チームが、米新興企業オープンAI社の生成AI「GPT Playground」を使って、電子たばこやワクチンに関するデマを作成したそうです。その結果、たった65分で、誤解を招くデマのブログ記事が102本も生成されたといいます。さらにAIアバター技術などを使うと、専門家がワクチンに関するデマを広めている「説得力のある」フェイク動画が5分以内に完成したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 高級な赤ワインほど頭痛を引き起こす?

    2023-11-21

    赤ワインを飲むと頭が痛くなりませんか? 米国の研究チームがその理由を解明したかもしれません。チームは赤ぶどうに含まれるポリフェノール(フラバノール)の一種「ケルセチン」に着目。アルコールを摂取すると体内で有害物質のアセトアルデヒドが発生し、頭痛などの原因になります。ケルセチンはアセトアルデヒドを分解する酵素「ALDH2」の働きを間接的に阻害することが明らかになったそうです。日光をたくさん浴びた赤ぶどうほどケルセチンを多く含むといい、高級な赤ワインの方が頭痛が起きやすくなる可能性があるとのこと。BBCの記事です。

  • 胎児は生まれる前から母親の腸内細菌に親しんでいる

    2023-11-20

    細胞から分泌される「細胞外小胞(EV)」と呼ばれるナノ粒子が、母親の腸内細菌叢と胎児をつなぐ鍵になるようです。EVにはタンパク質やDNA、RNAなどが含まれます。フィンランドなどの研究チームが、帝王切開で出産した母親25人を調査。母親の便から検出された腸内細菌由来のEVが、羊水に存在することが分かったそうです。EVは感染症を引き起こさないため、胎児が出生前に母親の腸内細菌に慣れ親しむことができるといいます。EVの羊水への移動が、胎児の免疫系の発達に重要な役割を果たす可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 2022年の麻疹による死者、世界で40%増加

    2023-11-20

    世界保健機関(WHO)と米疾病対策センター(CDC)は、2022年に世界の麻疹(はしか)の症例数や死者が急増したと発表しました。21年にはしかの大流行が起きたのは22カ国だったのに対し、22年は37カ国に増加。22年の感染者は20%近く増の900万人で、死者は40%以上増の13万6000人だったそうです。新型コロナのパンデミック以降、はしかワクチンの接種率が世界的に低下していることが影響したとみられています。特に低所得国のワクチン接種率は66%にとどまっているとのことです。AP通信の記事です。

  • 「孤独や孤立」は「差し迫った健康上の脅威」/WHO

    2023-11-17

    心身の健康に大きな悪影響を与える孤独や孤立が急増し、世界的に社会問題になっています。世界保健機関(WHO)は15日、この「差し迫った健康上の脅威」に対処するため、「社会的つながりを育む委員会」を新設すると発表しました。委員会は向こう3年間、人々の社会的つながりが深まるよう支援していく予定。社会的なつながりの欠如はメンタルヘルスへの影響はもちろん、早死に、免疫機能の低下、心血管疾患、脳卒中や認知症のリスク上昇との関係が指摘されています。CNNの記事です。

  • CRISPR遺伝子治療 英が世界に先駆け初承認

    2023-11-17

    英医薬品医療製品規制庁(MHRA)は、ゲノム編集技術「CRISPR」を使った治療法を世界で初めて承認したそうです。承認された「Casgevy(旧exa-cel)」は遺伝性血液疾患の「鎌状赤血球症」と「サラセミア」向けの治療法です。対象となるのは12歳以上の患者だといいます。患者本人の骨髄から取り出した幹細胞をゲノム編集し、その細胞を体に戻すことで、永久的な治療効果が期待できるそうです。Casgevyは現在、米食品医薬品局(FDA)でも審査されているとのことです。AP通信の記事です。

     

  • パキロビッド使用のコロナ患者、予想以上のリバウンド率

    2023-11-16

    新型コロナウイルス感染症治療薬「パキロビッド」を服用すると、感染後一度陰性になったにもかかわらず、再度陽性になる「リバウンド(再陽性)」現象が起きる可能性が予想以上に高いようです。米国の研究チームが、コロナ患者142人について調査を行ったそうです。その結果、パキロビッドを5日間服用した患者のうち、20.8%がリバウンドを経験したことが分かったといいます。一方、パキロビッドを服用しなかった患者でリバウンドを経験したのはわずか1.8%だったことが明らかになったそうです。ScienceDailyの記事です。

  • CAR-T細胞療法がヒトヘルペスウイルスを再活性化させる?

    2023-11-16

    患者自身のT細胞を遺伝子改変して体内に注入する「CAR-T細胞療法(キメラ抗原受容体T細胞療法)」で、子どもの頃に感染して潜伏していた「ヒトヘルペスウイルス6型 (HHV-6)」が再活性化する可能性があるそうです。米国の研究チームが、B細胞リンパ腫や白血病の治療でCAR-T細胞療法を受けた患者のデータを分析。患者の体に注入する前のCAR-T細胞からはHHV-6の転写産物は検出されなかったにもかかわらず、注入後の検体からはHHV-6が増殖したCAR-T細胞が見つかったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • トキソプラズマ感染が高齢者の心身の衰えに影響か

    2023-11-15

    生肉やネコの排泄物などからヒトに感染する寄生虫(原虫)「トキソプラズマ」が、加齢によって心身が衰える状態「フレイル」の一因かもしれません。米国などの研究チームが、65歳を超える高齢者601人の血液を分析したそうです。その結果、トキソプラズマに感染したことがある人の中で、この寄生虫への抗体価が高かった人は、フレイルの兆候を示す傾向が強いことが分かったそうです。トキソプラズマへの激しい免疫応答とフレイルに何らかの関係がある可能性が示されたといいます。Science Alertの記事です。

  • 実は「高血圧」ではないかもしれません

    2023-11-15

    血圧を測る際に、「両足が床につく椅子に座って背もたれにもたれ、測定する腕を心臓の高さにする」を守っているでしょうか。これは米国心臓協会(AHA)と米国心臓病学会(ACC)のガイドラインが定めた姿勢です。米国の研究チームが成人150人を調査。高さが固定された診察台で血圧を測ると、ガイドラインに従って測定した場合に比べて平均で収縮期血圧が7mmHg、拡張期血圧が4.5mmHg高くなったそうです。不正確な測定値で、高血圧に誤分類される人が多くいる可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 疑っています? 塩分を控えることの降圧効果

    2023-11-14

    ティースプーン1杯分の塩分を控えるだけで、ほとんどの人の血圧が下がるかもしれません。米国の研究チームが、50~70代の中高年213人を調査。1週間にわたって1日のナトリウム摂取量を500mg(米国心臓協会は1500mg未満を推奨)に抑えると、通常の食事を取った場合に比べて収縮期血圧(上の血圧)が6mmHg低くなったそうです。全体として、塩分を控えた人の72%で収縮期血圧の低下がみられたといいます。この効果は、高血圧症の有無や服薬の有無と関係なく認められたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 肺移植を待つ男性の命を救ったのは「豊胸インプラント」

    2023-11-14

    薬剤耐性菌が肺に感染して重症化し、肺移植が必要になった男性(34)が、豊胸技術によって死の淵から生還したそうです。男性は重度の感染症のために、すぐには肺移植を受けられませんでした。米国の研究チームは、まず男性の両肺を切除。肺機能は機械で代替できるものの、肺移植が行われるまでの間、胸部に生じた空洞を何かで埋める必要がありました。そこでチームは豊胸に使われるインプラントを一時的にこの空洞に留置。2日後にはインプラントを取り除き、無事にドナーの肺を移植したそうです。ScienceAlertの記事です。

  • 減量薬「ウゴービ」が心血管疾患のリスクを低減か

    2023-11-13

    ノボ ノルディスク社の人気の肥満治療薬「Wegovy(ウゴービ)」(一般名セマグルチド)が、重篤な心血管疾患のリスクを下げる可能性があるそうです。米国の研究チームが、41カ国から心血管疾患の既往がある非糖尿病患者1万7500 人を集め、平均3年間の調査を実施。患者はみな45歳以上で、BMIは27以上だったそうです。通常の心血管疾患治療薬に加えてウゴービを週1回投与された人は、プラセボを追加された人に比べて心臓発作や脳卒中、心血管死のリスクが20%低くなったといいます。AP通信の記事です。

  • 幼児期の記憶を持ち続けることは可能

    2023-11-13

    ほとんどの人は幼児期のことを覚えていません。この「幼児期健忘」は予防できる可能性があるそうです。母親が妊娠中に感染症にかかったときに起こる免疫応答が、子どもの自閉症に関連することが知られています。アイルランドの研究チームが、妊娠中のマウスでこの免疫応答を誘発したところ、子マウスの記憶細胞がこれに影響を受け、幼児期健忘が防げることが明らかになったそうです。なお、幼児期の記憶は大人になっても保持されている可能性があることも分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 世界初の眼球移植 視力が戻る可能性も

    2023-11-13

    米ニューヨーク大学が、高圧電線事故で顔の左半分を大きく損傷した男性に、眼球と顔面の一部を移植していたことを発表したそうです。手術は5月27日に行われました。眼球全体を移植するのは世界初の試みだといいます。手術から5カ月経過した時点では左目に視力はないものの、角膜は正常で、網膜に血液が流れていることも確認されているそうです。神経の成長には時間がかかるため、移植した目の視神経が男性の脳と接続して、視力が戻る可能性も残されているといいます。USA TODAYの記事です。

  • 米FDAが新たな肥満治療薬を承認

    2023-11-10

    米食品医薬品局(FDA)は8日、米製薬大手イーライ・リリーの「Zepbound(ゼップバウンド)」(一般名・チルゼパチド)を肥満治療薬として承認したと発表しました。糖尿病治療薬として承認されている「Mounjaro(マンジャロ)」の新バージョンです。近年はマンジャロが肥満治療に適応外使用される例が増えていたそうです。同薬は肥満患者の体重を19~27kg減らす可能性があるといいます。その効果は、ノボノルディスク社の肥満治療薬ウゴービ(一般名・セマグルチド)を上回るとのこと。AP通信の記事です。

  • ワサビを食べると認知機能が改善する

    2023-11-09

    ワサビの成分「6-メチルスルフィニルヘキシルイソチオシアネート(6-MSITC)」が、高齢の人の記憶力向上に役立つようです。東北大学などの研究チームが、60歳以上の健康な72人を対象に12週間の調査を実施。1日1回ワサビの錠剤を飲んだ人は、プラセボ群に比べて認知機能テストで、過去の出来事を思い出す「エピソード記憶」と情報を一時的に保つ「ワーキングメモリ」が向上したそうです。論理的思考や注意力、処理速度の分野では有意な改善は見られなかったといいます。Science Alertの記事です。

  • 米国で、新生児の梅毒が10年で10倍に

    2023-11-09

    米疾病対策センター(CDC)が、胎盤を通して梅毒が母子感染する「先天梅毒」が2012~22年で10倍に急増したとして、医療機関に緊急措置を求めたそうです。先天梅毒は死産や乳児死亡、失明や難聴などが生じる可能性があります。22年は3761人の報告があり、200人以上が死亡。妊娠中に陽性だった場合、抗菌薬で治療すれば10人中9人の先天梅毒を防げるそうです。しかし22年は、先天梅毒児の半数以上の母親が検査で陽性だったのに、適切な治療を受けていなかったとのこと。ABC Newsの記事です。

  • いつまでも若く、長生きしたい人が守るべき八つのこと

    2023-11-08

    米国の研究チームが成人6500人を対象に、米国心臓協会(AHA)の「健康促進のための8項目(Life’s Essential 8)」を使って、心血管の健康状態を評価したそうです。その結果、心血管の健康状態がよいと評価された人は、生物学的年齢が実年齢より6歳若いことが明らかになったといいます。「健康促進のための8項目」とは、健康な食生活▽適度な身体活動▽禁煙▽よい睡眠▽体重の管理▽コレステロール値の管理▽血糖値の管理▽血圧の管理――が含まれるそうです。CBS Newsの記事です。

  • なぜ、パーキンソン病患者が6kmの散歩を楽しめるように?

    2023-11-08

    パーキンソン病(PD)の影響で歩行困難だった63歳の男性が、6kmの散歩を楽しめるまでに改善したようです。スイスとフランスの研究チームが、脊髄に固定する電気刺激装置を開発したとのことです。この装置で神経を刺激することで脚の筋肉に電気信号が送られ、スムーズな歩行が可能になるといいます。男性はPD患者として初めてこの装置を埋め込む手術を受け、数週間のリハビリで歩けるようになったそうです。次は、別の6人がこの装置を試す予定とのことです。BBCの記事です。

  • 2050年には死者が12倍に 動物からうつる感染症の恐怖

    2023-11-07

    動物からヒトにうつる感染症が、これまで以上に広がる可能性があるようです。米国の研究チームが、1963~2019年に起きた▽フィロウイルス(エボラウイルスやマールブルグウイルス)▽ SARSコロナウイルス(SARS-CoV-1)▽ニパウイルス▽マチュポウイルス――の3150の流行について分析。毎年、動物から人への感染拡大が5%、その死者が9%、それぞれ増えていることが分かったそうです。気候変動や森林伐採の影響で、2050年には死者が20年の12倍になる恐れがあるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 過去20年で最大の上昇 2022年の米国の乳児死亡率

    2023-11-07

    米疾病対策センター(CDC)が、米国における2022年の1歳未満の乳児死亡率が1000人当たり5.6人となり、前年から3%上昇したと発表したそうです。過去20年で最大の上昇率だといいます。白人やネイティブ・アメリカンの子ども▽男児▽妊娠37週以下で生まれた乳児――の死亡率が特に高くなったとのこと。死亡の原因としては、細菌性髄膜炎と母体の合併症が急増したといいます。パンデミック明けの昨秋は、RSウイルス感染症やインフルエンザが大流行し、その影響もあるとのことです。AP通信の記事です。

  • 知っていますか? 喫煙がなぜ肺がんを引き起こすのか

    2023-11-06

    喫煙が肺がんを引き起こすメカニズムの一端が明らかになったようです。カナダの研究チームが、1万2000以上のがんゲノムを分析した結果です。喫煙によって、特定のタンパク質の産生を止めるよう指示を出す「ストップゲイン変異」が起きてしまう可能性があるのだそうです。異常細胞(がん)の成長は、がん抑制遺伝子が作るタンパク質によって阻害されるといいます。しかし、喫煙はがん抑制遺伝子でストップゲイン変異を引き起こしてしまい、がんが発生しやすくなるとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • CRISPR遺伝子治療を米FDAが初承認か 対象は鎌状赤血球症

    2023-11-06

    ゲノム編集技術「CRISPR」を用いた遺伝子療法が、米食品医薬品局(FDA)に初めて承認されるかもしれません。米 Vertex Pharmaceuticals社とスイス CRISPR Therapeutics社が、鎌状赤血球症に対する遺伝子療法「exa-cel」を開発。慢性貧血を特徴とし死に至ることもある遺伝性疾患です。exa-celは、患者自身の幹細胞を改変したものを一度投与するだけで完了するそうです。FDAは長期的な安全性などに関する独立諮問委員会の見解を参考にしながら、12月8日までに承認の判断をするといいます。CNNの記事です。

  • ブタの心臓移植 2例目の患者が死亡

    2023-11-02

    米メリーランド大学は1日、遺伝子操作したブタの心臓を移植する手術を受けた58歳の男性が術後6週間で死亡したと発表しました。ブタの心臓のヒトへの移植は世界で2例目で、男性は9月20日に手術を受けました。初めの1カ月は順調に回復しましたが、最近になって拒絶反応の兆候が出始め、10月30日に死亡したそうです。昨年同様の手術を受けた1例目の患者の心臓からは、死後の調査でブタウイルスの痕跡が見つかったため、今回は移植前に念入りな検査が行われていたといいます。NBC Newsの記事です。

  • 良い人は、よく眠る…?

    2023-11-02

    慈悲深い人はよく眠るようです。フィンランドの研究チームが、3~18歳の3596人のデータを分析しました。その結果、慈悲深さを調べる評価で高レベルだった人は、睡眠不足や睡眠障害が少ないことが判明。このような人は11年たった後も睡眠問題が少なかったといいます。ただし、慈悲深さが睡眠問題と直接関連しているのではないようです。参加者のうつ症状を考慮に入れて調べたところ、慈悲深さでうつ症状が減り、それによって睡眠問題が抑えられる可能性が示されたといいます。PsyPostの記事です。

  • 新発見! 耳と認知症リスクの深い関係

    2023-11-01

    聴力低下が認知症リスクに関連することは、これまでの研究で明らかになっています。韓国の研究チームが、耳と認知症の新たな関係を明らかにしたそうです。研究チームは、同国の40~80歳の234万7610人を調査。その結果、平衡感覚をつかさどる内耳の「前庭」の機能低下も認知症に影響を及ぼす可能性があることが分かったそうです。調査した人のうち認知症と診断されたのは、聴力低下も前庭機能低下もない人の5.9%、聴力低下がある人の11.4%、前庭機能低下がある人の12.7%だったそうです。Medical Xpressの記事です。

  • リモート会議で眠くなる? 仕事への情熱が足りないからです

    2023-11-01

    オンラインで行うリモート会議で眠くなることはありませんか。フィンランドの研究チームが、その理由を明らかにしたそうです。チームは、知識労働者44人が400近くの会議に参加した際の心拍変動を分析。仕事に熱心に取り組んでいる人は、対面会議でもリモート会議でも活動的な状態を保っていたといいます。一方、仕事への関与度合いが小さく、あまり熱心ではない人は、リモート会議を退屈に感じていることが判明。特にカメラがオフになっていると、刺激不足になるとのことです。ScienceDailyの記事です。

  • マスクは結局、新型コロナの感染対策として有効なのか?

    2023-10-31

    マスクは新型コロナの感染対策として「非常に役に立つものである」と、米バージニア工科大学の専門家が話しています。マスクはウイルスを運ぶ微小粒子と同じ大きさの物をブロックするため、人が吸い込むウイルス量が抑制されるそうです。この専門家は、マスクの表面に付着したウイルスに触れることで感染するとの説も否定しています。ウイルスを付着させたマスクからヒトの皮膚に、感染力のあるウイルスは移らないことが実験から明らかになっているそうです。CBS Newsの記事です。

  • 妊娠中のフェンタニル使用で、赤ちゃんに共通の異常発生

    2023-10-31

    合成オピオイド「フェンタニル」を母親が妊娠中に使用すると、生まれた赤ちゃんの顔や筋骨格に共通の異常が出る可能性があるそうです。米国の研究チームが、生後すぐに哺乳困難を起こした赤ちゃんに「小頭症」「低身長」「独特な顔面」などの共通の特徴があることを発見。同じ特徴を持つ赤ちゃん10人を調査したところ、母親は全員妊娠中にフェンタニルを使用していたといいます。フェンタニルは胎盤を通過して先天異常を発生させるリスクがあることが知られています。Medical Xpressの記事です。

  • 太極拳で、パーキンソン病の進行が抑制される可能性

    2023-10-30

    中国武術の一つ「太極拳」が、パーキンソン病(PD)の運動症状と非運動症状の両方の進行抑制に有効なようです。中国の研究チームが、PD患者を2群に分けて5年以上追跡調査。143人は1時間の太極拳レッスンを週2回受け、対照群の187人は標準治療のみを継続したそうです。太極拳群は、動きやバランスをはじめとする症状の進行が総じて緩やかで、治療薬の投薬量が増えた人も対照群より少なかったといいます。ジスキネジアやジストニアなどの合併症状も抑制されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • プロバイオティクスで高血圧の治療が可能になる?

    2023-10-30

    プロバイオティクスで、高血圧を治療できるようになるかもしれません。米国の研究チームが注目したのは「ACE2」という、血圧を上昇させるホルモン「アンジオテンシンⅡ」を分解するタンパク質です。遺伝子操作でACE2を産生できる善玉菌「ラクトバチルス・パラカゼイ」を作り、ACE2を産生できなくした高血圧ラットに投与したそうです。その結果、腸内のアンジオテンシンⅡが減少し、血圧が下がったといいます。ただし、血圧降下の効果がみられたのはメスのラットだけだったとのこと。ScienceDailyの記事です。

  • 有酸素運動、ED改善にバイアグラと同程度の効果

    2023-10-29

    有酸素運動によって、勃起不全(ED)を克服できるかもしれません。米国の研究チームが、EDと運動に関する11の研究から計1100人のデータを分析。30~60分の有酸素運動を週3~5回行った600人と、500人の対照群を比べたそうです。その結果、有酸素運動はED治療薬であるバイアグラやシアリスと同程度の効果があることが判明。EDの重症度が高いほど、運動による大幅な改善が見られたといいます。また、テストステロンの投与は運動や薬よりも効果がないことも分かったようです。Medical Xpressの記事です。

  • 週2食以上の赤肉で、2型糖尿病リスク高まる可能性

    2023-10-28

    米国の研究チームが、赤肉(牛・豚・羊などの赤色の肉)を週に2食(未加工の場合は85gが1食分)以上食べると、2型糖尿病のリスクが高まる可能性があるとの研究成果を発表したそうです。チームは、21万6695人を数十年間にわたって追跡して得られた、健康状態や食事内容のデータを分析。赤肉の摂取量が最も多い群は、最も少ない群に比べて2型糖尿病の発症リスクが62%高いことが分かったといいます。赤肉にはインスリンの感受性や生成機能を低下させる成分が含まれているとのこと。CNNの記事です。

  • ヒト胚研究の14日ルールを「28日」に 英で議論

    2023-10-27

    英国の科学者の多くが、ヒト胚を受精後14日以降培養してはならないとする「14日ルール」を「28日」に緩和するよう求めているようです。14日ルールが撤廃されれば、不妊や流産、先天性異常に関する研究の飛躍的進歩につながる可能性があるといいます。現在は研究が許可されていないため14日を過ぎた後に何が起こるのかは正確には分かっていないそうです。しかし、28日目までに心臓が作られて動き始めるといいます。中枢神経は機能していないので痛みは感じないとのこと。BBCの記事です。

  • ガザ地区で深刻な水不足、腸管感染症のまん延リスク高まる

    2023-10-27

    10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した後、イスラエルは報復としてパレスチナ自治区ガザ地区への水や電気の供給をストップしているそうです。その結果、ガザでは深刻な水不足が発生。安全な水の確保が難しくなった住民は、飲料水や料理に汚水を使うことを余儀なくされているそうです。こうした環境で、赤痢やコレラなどの腸管感染症のまん延リスクが上昇。コレラの場合、特に子どもは大人よりも脱水症状を早く起こす可能性があり、死亡リスクも高いといいます。NBC Newsの記事です。

  • ホットヨガで、うつ病患者の症状が大幅に軽減

    2023-10-26

    40度の環境でヨガを行う「ホットヨガ」が、うつ病の治療に有効かもしれません。米国の研究チームが、中等~重度の成人うつ病患者を対象に8週間の調査を実施。参加者のうち33人が90分間のホットヨガクラスを平均10.3回受講し、別の32人はヨガをしなかったそうです。その結果、うつ症状が50%以上改善したのは、ヨガをした群が59.3%だったのに対し、ヨガをしなかった群は6.3%だったといいます。さらに、ヨガをした群の44%は寛解状態を達成したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 米生殖医学会、不妊の定義を改訂へ 同性カップルにも拡大

    2023-10-26

    米生殖医学会(ASRM)の実務委員会は不妊の定義を改訂するそうです。新たな定義には、全ての人が生殖医療に平等にアクセスする権利を持つとの考えを反映。異性カップルに対する定義(治療などをしても1年以内に妊娠できない35歳未満の女性、または半年以内に妊娠できない35歳以上の女性)という従来の定義に加えて、「パートナーの有無にかかわらず、妊娠のために医学的介入が必要な全ての人」も対象になるそうです。シングルの人や同性カップルが念頭に置かれているとのこと。CNNの記事です。

  • ウイルスの変異を予測するAI ワクチンへの活用に期待

    2023-10-25

    このAIがあれば、新型コロナウイルスの変異も正確に予測できたそうです。英オックスフォード大学と米ハーバード大学が、ウイルスの変異の仕方を予測する人工知能(AI)ツール「EVEscape」を開発したといいます。ウイルスの進化のモデルに、ウイルスの構造的な情報などを組み合わせたとのこと。EVEscapeは、ウイルスの変異が進むに連れてどの抗体治療が効かなくなるかの予見もできるそうです。流行が見込まれる変異株に対する予防策やワクチン開発への活用が期待されています。BBCの記事です。

  • 1日1杯コーヒーを多く飲むと、体重増加が抑制される

    2023-10-25

    さまざまな疾患リスクの低減など、コーヒーが健康に良い影響を与えることはよく知られています。では、加齢と共に毎年少しずつ増加する体重の変化も防げるのでしょうか。米国の研究チームが、過去に行われた三つの大規模な研究のデータを分析。コーヒーを1日1杯多く飲んだ人は、コーヒーの摂取量を増やさなかった人に比べて体重の増加が4年間で予想より0.12kg少ないことが判明しました。しかしスプーン1杯分の砂糖を加えると、体重は予想より0.09 kg増えたとのこと。The Conversationの記事です。

  • 「話し方」から2型糖尿病を診断できるAI

    2023-10-23

    数行のフレーズを話してスマートフォンのアプリに記録するだけで、2型糖尿病の診断ができるようになるかもしれません。カナダのKlick Labs社が、糖尿病患者と糖尿病ではない人の計267人に1日6回、2週間にわたってアプリに特定のフレーズを録音してもらったそうです。このうち1万8465の録音データから高低や強弱など14種類の声の特徴を抽出し、2型糖尿病を検出する人工知能(AI)を開発。AIによる2型糖尿病の診断の精度は、女性で89%、男性で86%だったとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • ブタの心臓の移植から1カ月 リハビリに励む患者男性

    2023-10-23

    米メリーランド大学が遺伝子操作したブタの心臓を58歳の男性に移植してから1カ月が経過しました。大学は、男性が回復に向けて懸命にリハビリに励む様子を撮影し、その映像を公開しました。今のところ拒絶反応の兆候はなく、心臓は自力で機能しているそうです。男性はすでに立てるようになっており、現在は歩くのに必要な体力の回復に努めているとのことです。ブタの心臓をヒトに移植したのは今回で2例目。1例目の男性は移植から2か月後に死亡しています。AP通信の記事です。

  • なぜ、睡眠不足が続くと心血管疾患につながるのか

    2023-10-20

    慢性的な睡眠不足は心血管疾患の発症リスクを高めるといわれています。そのメカニズムが明らかになったようです。米国の研究チームが、普段7~8時間の睡眠をとる健康な女性35人を調査。参加者は初めの6週間はいつも通り睡眠を取り、次の6週間は普段より1時間半遅く寝たそうです。血管内皮細胞を取って調べたところ、睡眠が短くなると炎症の原因となる酸化ストレスが増大することが判明。これを除去するための抗酸化応答もうまく機能しなかったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 目覚ましの「スヌーズ機能」が健康に与える影響とは

    2023-10-20

    寝過ごし防止のために使う、目覚まし時計のスヌーズ機能。これを使っている間の睡眠は、質が低くて健康に悪いような気がしませんか。スウェーデンの研究チームが、スヌーズ機能を習慣的に使っている成人31人を調査したそうです。機能を30分間使うと睡眠が6分ほど減るものの、ストレスホルモンレベルや朝の疲労感、睡眠の質に影響はなかったそうです。むしろスヌーズ機能を使ったほうが、すぐに起きるよりも起床後の認知機能が向上した人もいたといいます。CBS Newsの記事です。

  • 米アマゾン、処方薬をドローン配送 注文から1時間で自宅に

    2023-10-19

    米国の一部地域で、急性疾患にも素早く対応できる医薬品の宅配サービスが導入されるようです。ネット通販大手「アマゾン」は、ドローンを使った処方薬の自宅配送をテキサス州カレッジステーションで開始すると発表したそうです。このサービスを使えば、注文から1時間以内に、ドローンが処方薬を自宅の玄関先まで届けてくれるといいます。対象となる医薬品は500種類以上で、一般的なインフルエンザや肺炎の薬も含まれるそうです。規制薬物は対象外とのこと。AP通信の記事です。

  • 女性は要注意!脳卒中の見過ごされやすい7兆候

    2023-10-19

    女性の脳卒中には見過ごされやすいサインがあるそうです。一般的に脳卒中の後遺症を防ぐには、「BE FAST」に対する注意が鍵になるといわれています。バランス(Balance)感覚の喪失、目(Eye)の見え方の変化、顔(Face)のゆがみ、腕(Arm)のまひ、言葉(Speech)の障害、発症の時間(Time)――といった症状などの頭文字を取った合言葉です。これに加えて女性の場合は、激しい頭痛▽脱力感▽倦怠感▽息切れや胸痛▽吐き気や嘔吐▽ブレインフォグ(頭の中のもや)▽しゃっくり――もサインになるといいます。CNNの記事です。

  • 歯肉炎は、離れた場所の健康な組織にも炎症を引き起こす

    2023-10-18

    歯周病の初期段階である限局性歯肉炎は、口腔内の離れた健康な組織にも炎症を引き起こす可能性があるそうです。米国などの研究チームが、18~35歳の健康な成人21人を調査。一部の歯をアクリル製のカバーで覆い、それ以外の歯は歯磨きで清潔を保ったといいます。しばらくすると、カバーをした部分で歯肉炎が発生し、それと同様の炎症が反対側の歯磨きで清潔にしていた組織でも起きたそうです。炎症の激しさや発生のタイミングには、個人差があったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • しこりだけではない! 乳がんの危険がある5兆候

    2023-10-18

    「しこり」以外の乳がんの兆候を知っていますか。まず、乳頭が陥没したり垂れ下がったりする場合は注意が必要だといいます。その他、腕を上げると乳房にしわが寄る▽乳房の一部で感覚がなくなる▽乳房の皮膚が厚くなる▽乳頭から分泌物が出る――が乳がんのサインとして挙げられるそうです。米国で成人1000人以上に対して行った調査では、93%がしこりを乳がんの兆候として認識していた一方で、他の五つの兆候について知っていたのは31~51%だったとのことです。CNNの記事です。

  • 血液脳関門の問題を解決 薬剤を脳組織に直送する装置

    2023-10-17

    米国の医療技術会社CraniUSが、血液脳関門(BBB:Blood Brain Barrier)の問題を解決する装置「NeuroPASS」を開発したそうです。脳に薬剤を送っても、血液脳関門によってその効果の95%以上が阻害されてしまうといいます。この装置は、頭蓋骨に埋め込むタイプで、カテーテルを通して薬剤を脳組織に直送することができるそうです。充電もワイヤレスで行え、薬剤の注入管理や補充も可能だといいます。ブタを使った実験では、有望な結果が示されているとのこと。Medgadgetの記事です。

  • 米FDA、縮毛矯正製品の禁止を提唱へ がんリスク上昇の恐れ

    2023-10-17

    米食品医薬品局(FDA)は、髪をストレートにするための縮毛矯正剤やリラクサーを一部禁止するよう提唱することを決めたようです。対象となるのは「ホルムアルデヒド」やホルムアルデヒドを発する「メチレン」などを含むストレートヘアにするための製品だといいます。専門家の間では、以前からこうした製品が子宮がんや卵巣がん、乳がんなどのホルモン関連がんのリスクを上昇させると考えられていたとのことです。実際にそれを裏付ける研究報告も出ているそうです。CNNの記事です。

  • 遺伝子編集したブタの腎臓を移植 サルが2年以上生存

    2023-10-16

    深刻な臓器提供者(ドナー)不足を動物の臓器で解消しようとする異種移植の取り組みが進んでいます。米eGenesis社が、ブタの腎臓を20匹以上のサルに移植する実験を実施したそうです。ブタには、拒絶反応のリスクを減らすために七つのヒト遺伝子を組み込むなどの遺伝子編集を施したといいます。その結果、サルを長生きさせる3種類の遺伝子編集の組み合せが明らかになったそうです。免疫抑制剤を使用して、移植から2年以上生存したサルもいたとのことです。CNNの記事です。

  • 新型コロナに感染しても乳幼児が軽症で済む理由

    2023-10-16

    新型コロナウイルスに感染しても、子どもの方が大人よりも軽症で済みます。その理由が明らかになったようです。米国の研究チームが、乳幼児81人(感染者54人)の鼻腔ぬぐい液と血液を定期的に採取し、母親や大人の感染者と比較。乳幼児がコロナに感染すると鼻腔内の炎症性サイトカインレベルが上昇し、ウイルスが排除されやすくなることが分かったそうです。大人の患者は血液中でこのサイトカインが増加し、重症化や死亡リスクの上昇につながるといいます。USA TODAYの記事です。

  • オメガ3脂肪酸、魚を食べてもサプリを飲んでも効果は同じ?

    2023-10-13

    オメガ3脂肪酸は、心臓の健康維持や認知症リスクの低下、関節リウマチの改善に効果があることが分かっています。その効果は摂取方法によって異なるのでしょうか。主なオメガ3脂肪酸は魚介由来のDHAとEPA、植物由来のALAの3種類。このうちDHAとEPAについては、魚を食べてもサプリを飲んでも体内で増加するDHAやEPAの量が同じだったという研究報告があるそうです。ただ、関節リウマチに効果のある量を食事から取るのは難しく、サプリメントの使用が勧められています。The Conversationの記事です。

  • ガムを飲み込んだら、健康にどんな害があるのか

    2023-10-13

    チューインガムを誤って飲み込んでしまうと、7年間胃の中にとどまる――。これは迷信だそうです。英オックスフォード大学の専門家によると、ガムを誤飲してもそのまま排泄されるので心配ないといいます。1日3個以上飲み込まない限り、人体に有害な影響を及ぼすことはないそうです。ただし、クローン病など消化管に異常がある場合や手術で胃が小さくなっている場合などは注意が必要とのこと。消化管が狭くなっていると、ガムが詰まって異常が生じる恐れがあるといいます。CNNの記事です。

  • 第6の味覚を発見? 北欧のお菓子の「塩化アンモニウム味」

    2023-10-12

    甘味、塩味、苦味、酸味、うま味に続く「第6の味覚」が見つかったかもしれません。米国の研究チームが、北欧のお菓子「サルミアッキ」などの味付けに使われ、舌に触れると苦味と塩味と少しの酸味を感じる「塩化アンモニウム」に着目。培養ヒト細胞を塩化アンモニウムにさらしたところ、酸味を感知するOTOP1受容体が反応することが分かったそうです。舌の受容体が反応する新たな経路が特定されたため、これが新しい味覚として加えられる可能性があるといいます。ScienceAlertの記事です。

  • うつや不安は「多発性硬化症」の前触れの可能性

    2023-10-12

    精神疾患は、自己免疫疾患の一種「多発性硬化症(MS)」の初期兆候の可能性があるそうです。カナダの研究チームが、MS患者6863人とMSではない3万1865人のデータを比較。一般的なMSの症状が医学的に確認されるまでの5年間を対象期間とし、患者のメンタルヘルスの状態を調査したそうです。その結果、うつ病や不安障害などの精神疾患を経験する割合は、MS患者が28.0%、MSではない人が14.9%だったといいます。MSの発症時期に近づくほど精神疾患リスクが高まったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • カンボジアで2人が鳥インフルで死亡 今年3例目

    2023-10-11

    カンボジアで今週、鳥インフルエンザH5N1の感染によって2人が死亡したそうです。1人は南東部のプレイベン州に住む2歳の女の子で、咳や高熱などの症状が悪化したため首都の小児病院に運ばれたものの、死亡しました。女の子の村や自宅では9月下旬から、複数のニワトリが死んでいたといいます。女の子は庭で遊んでいた際に感染したようです。もう1人は隣のスバイリエン州に住む50歳の男性とのこと。同国内では今年、計3人が鳥インフルで死亡しています。ABC Newsの記事です。

  • 夜間に光多く浴びる人、精神疾患リスク高く

    2023-10-11

    夜間に光を浴び過ぎると、メンタルヘルスに悪影響があるようです。豪州の研究チームが、英国バイオバンクの8万6772人のデータを分析したといいます。その結果、夜に光を多く浴びる人は、うつ病リスクが30%上昇することが分かったそうです。逆に、昼間に光を多く浴びる人のうつ病リスクは20%低くなったといいます。自傷行為、精神症、双極性障害、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)のリスクについても、同様のパターンが見られたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 減量で注目のGLP-1受容体作動薬に注意 消化器障害のリスクが上昇

    2023-10-10

    血糖値を下げるホルモン「GLP-1」を補う減量薬(GLP-1受容体作動薬)は、さまざまな消化器障害を起こすようです。カナダの研究チームが、糖尿病でない肥満患者5411人のデータを分析。この薬を使った人は別の減量薬を使った人に比べて、膵炎や胃不全まひ、腸閉塞などの消化器障害を起こすリスクが高かったそうです。例えば腸閉塞の発症率については、GLP-1薬「サクセンダ」使用者が0.8%だったのに対し、非GLP-1薬「コントレイブ」使用者は0.17%だったといいます。Science Alertの記事です。

  • 新型コロナだけじゃない? 呼吸器感染症の後の長引く「後遺症」

    2023-10-10

    新型コロナの後遺症と同じように、風邪やインフルエンザ、肺炎などにかかった後に何らかの症状が長引く人がいるそうです。英国の研究チームが、2021年1~2月に同国の成人1万171人から集めたアンケートデータを分析。新型コロナの検査で陰性だった急性呼吸器感染症患者の中には、感染から少なくとも4週間は咳や腹痛、下痢などの症状が長引く人がいることが分かったといいます。以前に同じ感染症にかかったことがあると、症状が重くなる傾向があるとのこと。CBS Newsの記事です。

  • メントールで、アルツハイマー病マウスの認知機能が改善

    2023-10-06

    メントールがアルツハイマー病(AD)の治療に役立つかもしれません。スペインの研究チームがADマウスで調査。メントールの香りを短時間嗅がせる治療を6カ月間行ったところ、認知機能や記憶力の低下が抑制されたそうです。ADの症状には炎症反応が関係していると考えられます。メントールによって、炎症反応に関わるタンパク質「インターロイキン-1β」が正常値まで下がる可能性があるとのこと。同様の実験で、若い健康なマウスの認知機能も改善されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 善玉コレステロール値、「高い方が健康」ではない

    2023-10-06

    善玉コレステロール(HDLコレステロール)の値が高い方が健康状態は良いと思っていませんか? それは間違っているようです。米国の研究チームが、平均年齢70歳の認知症ではない18万4000人を約13年間追跡調査。参加者はHDL値に応じて3群に分けられたそうです。HDL値が最も高い群(65mg/dL以上)は、値が標準的な群に比べて認知症を発症するリスクが15%高くなることが分かったといいます。HDL値が最も低い群(11~41mg/dL)のリスクも標準的な群に比べて7%高くなったとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 注射が不要に? 薬剤を頬の内側から吸収させる「吸着カップ」

    2023-10-05

    スイスの研究チームが、ペプチドなどの大きな分子から成る薬剤を、頬内側の粘膜から吸収させることができる吸着カップを開発したそうです。大きな分子の薬剤は、糖尿病や前立腺がんなどの疾患の治療に用いられ、注射以外の投与方法はないといいます。このカップは真空状態を作り出すことで、薬剤が高密度な頬の組織を浸透しやすくするそうです。薬剤の浸透を促す物質の助けも借りるといいます。イヌやヒトの実験では有望な結果が示されているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 五輪控えたパリで「トコジラミ」の目撃情報が増加

    2023-10-05

    フランスのパリなどの都市で、トコジラミの目撃報告がここ数週間で増加しているそうです。パリは2024年のオリンピックの開催予定地であり、期間中の健康と安全が保たれるのか疑問の声が上がっているようです。トコジラミは人の移動に伴って広がるため、毎年夏の終わりに目撃数が急増するといいます。その数は年々増えており、最近は映画館や電車での目撃情報が、SNSなどで拡散されているそうです。トコジラミにかまれたときの基本的な症状は激しいかゆみです。BBCの記事です。

  • 妊娠糖尿病の治療に2型糖尿病治療薬「メトホルミン」が有効な可能性

    2023-10-04

    母親と赤ちゃんの健康リスクを高める恐れがある「妊娠糖尿病」の安全かつ効果的な治療法が見つかったようです。アイルランドの研究チームが、妊娠糖尿病の妊婦535人を対象に調査を実施した結果です。2型糖尿病の治療に使われる「メトホルミン」を投与された群は、プラセボ群に比べてインスリンが必要になる可能性が25%低かったそうです。メトホルミン群の早産リスクが高まることはなかったといいます。また、巨大児が生まれるリスクも低くなったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • プロバイオティクスを与えられた早産児が死亡 米FDAが医療機関に警告

    2023-10-04

    健康に良い影響を与える生きた微生物「プロバイオティクス」の液体製品を与えられた早産児が、敗血症を起こして死亡したそうです。Infinant Health社が病院向けに製造している「Evivo」という製品で、MCTオイルを含有するタイプだそうです。ゲノム解析の結果、敗血症を引き起こした細菌がEvivoに含まれているものと一致することが分かったといいます。これを受けて米食品医薬品局(FDA)は、早産児に対するプロバイオティクスの使用について、医療機関に警告を出したとのことです。CNNの記事です。

  • mRNA研究者にノーベル生理学・医学賞 コロナワクチン開発に貢献

    2023-10-03

    2023年のノーベル生理学・医学賞は、ハンガリー出身のカタリン・カリコ氏と米国出身のドリュー・ワイスマン氏が受賞しました。両氏は米ペンシルベニア大学で、遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)」に関する技術を研究。mRNAに対する炎症反応がワクチン開発の障壁になっていましたが、2人はmRNAの一部の化学物質を置き換えることでそれが抑制できることを発見したといいます。15年以上前に発表されたこの研究成果が、新型コロナのmRNAワクチンの実現に大きく貢献しました。nprの記事です。

  • ノーベル賞受賞のmRNA技術 がんなどへの幅広い活用に期待

    2023-10-03

    2023年のノーベル生理学・医学賞を受賞した「mRNA技術」は、新型コロナウイルスワクチン以外では何に活用できるのでしょうか。多くの研究者が、季節性インフルエンザや狂犬病、ジカウイルスなどを標的としたmRNAワクチン開発に取り組んでいるといいます。ワクチンが効かないマラリアやAIDS(後天性免疫不全症候群)のmRNAワクチンの研究も進められているそうです。さらに、がん患者の腫瘍から採取したタンパク質を使った個別化mRNA療法の試験も始まっているといいます。Medical Xpressの記事です。

  • AIを使った安全な脳手術、2年以内に実現する可能性

    2023-10-02

    英国の研究チームが脳内の小さな腫瘍や脳深部の重要な構造を正確に示す人工知能(AI)を開発し、これを活用した脳手術が2年以内に実現する可能性があるそうです。脳の手術は、中心部にある下垂体を傷つけないように進めることが極めて重要だといいます。AIに下垂体腫瘍摘出術のビデオを200本以上分析させたところ、たった10カ月で外科医が10年かけて獲得する経験レベルに到達。手術時にこのAIを使うと、次に行うべき手順や何が起きるのかを知ることができるそうです。BBCの記事です。

  • ニンニク食べた後の不快な臭いはヨーグルトで消せる?

    2023-10-02

    ニンニクを食べた後の臭いを消すよい方法はあるのでしょうか。米国の研究チームが、ヨーグルトの「乳脂肪」と「乳タンパク質」が有効なことを発見したそうです。スライスした生のニンニクが入った瓶にヨーグルトを加えたところ、臭いの元である硫黄ガスが99%減ったそうです。揚げたニンニクを使った実験でも、硫黄ガスは94%減少。乳タンパク質が特に重要な役割を果たすようです。これまでに、りんごやミントの酸、牛乳の脂肪が有効なことが分かっています。Science Alertの記事です。

  • カフェイン摂取が睡眠パターンや脳内血流に与える影響

    2023-09-29

    米国の研究チームが慢性的なカフェイン摂取の影響を明らかにしたそうです。数週~数カ月間、毎日カフェインを摂取したマウスは昼寝をしなくなり、入眠のタイミングが遅くなったといいます。一方で、ぐっすりと長く眠るようになったとのこと。人間は生活リズムを変えられないために、カフェイン摂取が睡眠不足につながるようです。またカフェイン摂取は睡眠時の脳内血流を増加させ、神経変性疾患に関連する老廃物の排出を助ける可能性があるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ブラジルの猛毒グモ「バナナ・スパイダー」の毒成分を活用したED治療薬

    2023-09-29

    「バナナ・スパイダー」と呼ばれる南米原産の猛毒グモが、「勃起不全(ED)」の治療に役立つかもしれないそうです。ブラジルの研究チームが、このクモにかまれた後に「持続勃起症」が起こることに着目。クモ毒の成分に似た合成分子を使い、ED向け塗り薬を開発したそうです。この分子は、勃起現象に重要な役割を果たす一酸化窒素の放出を促進。薬を男性器に直接塗り込むことで、数分で効果が得られるといいます。現在、第2相試験が行われているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 減量効果で注目の糖尿病治療薬「オゼンピック」、副作用に腸閉塞を追加

    2023-09-29

    ノボノルディスク社の糖尿病治療薬「オゼンピック(一般名セマグルチド)」は使用後に腸閉塞を発症することがあるとして、製品情報に説明が追加されたそうです。米食品医薬品局(FDA)には、オゼンピックなどのセマグルチド製剤使用後の胃腸障害について8571件の報告が寄せられているといいます。また、製剤使用後に腸閉塞が発生した例は33件で、そのうち2人は死亡しているとのこと。オゼンピックはGLP-1受容体作動薬で、その減量効果にも注目が集まっています。CBS Newsの記事です。

  • 治療抵抗性うつ病にDBSが有効 治療効果の把握も可能に

    2023-09-28

    重度の治療抵抗性うつ病には、脳内に電極を埋め込んで電気刺激を与える「脳深部刺激療法(DBS)」が有効であることが分かり、治療効果の把握もできるようになったそうです。米国の研究チームが、DBSを受ける患者10人を6カ月間調査。患者の90%に症状の有意な改善が見られ、70%がうつ病の基準を満たさないまでに改善したといいます。また、患者の脳活動の記録を人工知能(AI)で分析したことで、回復過程であることを示す特徴的な脳活動のパターンを特定できたそうです。SciTechDailyの記事です。

  • コロナ後遺症の人、血中コルチゾール値が低いことが判明

    2023-09-27

    新型コロナ罹患後の後遺症(コロナ後遺症)のある人は、血液に特徴があることが分かったそうです。米国の研究チームが268人の血液を調査。後遺症のある人はそうでない人に比べて、免疫抑制や抗炎症作用のあるホルモン「コルチゾール」のレベルが有意に低かったといいます。コルチゾールレベルの低下によって、倦怠感が出る可能性があるとのこと。また、コロナ後遺症の人は、免疫細胞のT細胞やB細胞の動きが通常と異なることも明らかになったといいます。NBC Newsの記事です。

  • 米で「人食いバクテリア」の感染が増加 CDCが勧告発表

    2023-09-27

    深刻な壊死性筋膜炎を引き起こし、「人食いバクテリア」と知られる細菌ビブリオ・バルニフィカスの感染例が増加しているとして、米疾病対策センター(CDC)が勧告を発表したそうです。この細菌はこれまで、米国ではメキシコ湾岸の暖かい海水に生息していました。しかし地球温暖化の影響で、北東部のコネチカット州でも感染者が出ているといいます。汚染された水や魚介類を介して傷口から体内に侵入し、米国では感染者の5人に1人が死亡しているそうです。CBS Newsの記事です。

  • 食道炎のない胃食道逆流症、がんリスクに関連せず

    2023-09-26

    胃食道逆流症が食道がんリスクを高めるとの考えは間違っているようです。スウェーデンなどの研究チームが、内視鏡検査で食道炎が見つからなかった胃食道逆流症(非びらん性胃食道逆流症)患者28万5811人を最長で31年間にわたり追跡調査。このうち食道(腺)がんを発症したのは228人で、発症率は一般集団と変わらなかったそうです。一方、びらん性食道炎がある胃食道逆流症(逆流性食道炎)患者は、食道がん発症率が明らかに高くなったといいます。Medical Briefの記事です。

  • 超加工食品を多く摂取する女性、うつ病リスク高く

    2023-09-26

    インスタント食品やチップス、炭酸飲料などの「超加工食品」を取りすぎると、心の健康を損なう可能性があるようです。米国の研究チームが、42~62歳の女性3万1000人以上を対象に調査を実施。参加者のほとんどが白人だったそうです。超加工食品の摂取量が最も多い(1日9食分)群は、最も少ない(1日4食分以下)群に比べてうつ病を発症するリスクが50%高かったといいます。特に、人工甘味料がリスクに悪影響を及ぼす可能性が示されたとのことです。NBC Newsの記事です。

  • ネガティブな思考を抑えると、メンタルヘルスが改善する

    2023-09-25

    「負の感情を抑えるのは心の健康に良くない」との考えは間違っているようです。英国の研究チームが世界16カ国の120人を調査。チームは参加者に、2年以内に実際に起こりそうなさまざまな状況を想像してもらいました。ネガティブな出来事について考えると不安な気持ちになります。しかし、そのようなことを考えるのをやめる訓練を受けることで、出来事に対するイメージを不鮮明にすることができたそうです。その上、メンタルヘルスも改善したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 米でブタの心臓を人間に移植 世界で2例目の手術を実施

    2023-09-25

    米メリーランド大学は22日、ブタの心臓を58歳の男性に移植したと発表したそうです。男性は末期の心臓病患者で、末梢血管疾患や内出血をともなう合併症があるため、通常の心臓移植には不適格だったといいます。心臓は拒絶反応を抑えるための遺伝子操作を加えたブタのものです。移植後、男性は自発呼吸をしており、心臓は補助装置なしで正常に機能しているそうです。同大学は2022年に同様の移植を世界で初めて実施。その際は、患者は2カ月後に死亡しています。CNNの記事です。

  • 早産児を人工子宮でケア? 治験に向けて米FDAが会合

    2023-09-23

    米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が、早産児を「人工子宮」で育てることの議論を進めているそうです。19、20日に行われた会合では、妊娠28週以前に生まれた早産児の臨床試験の実施に向けて、必要なデータや規制、倫理的配慮などについて話し合ったといいます。人工子宮は人間の子宮のように、酸素や栄養素、ホルモンを赤ちゃんに供給でき、肺や脳の最終段階の発育を助けるそうです。既にヒツジなど複数の動物実験で、良好な結果が示されているとのことです。CNNの記事です。

  • CRISPRを搭載した細菌で、腸内の腫瘍を検出

    2023-09-22

    米国の研究チームが、腫瘍の存在を知らせる細菌を開発したそうです。この細菌は、がんから放出されるDNAのかけらを素早く認識するCRISPRシステムを搭載。ベースとなる細菌には、周囲の環境からDNAを取り込むことに長けている「アシネトバクター・ベイリー」が使用されたそうです。腸に投与した細菌が腫瘍関連DNAを取り込むと、蛍光タンパク質や抗菌薬耐性をもたらす遺伝子が発現。便を抗菌薬を含む培地で培養することで腫瘍の存在が分かる仕組みだといいます。Medgadgetの記事です。

  • 高血圧の適切な治療で7600万人の命が救われる WHO公表

    2023-09-21

    WHO(世界保健機関)が高血圧の世界的な影響について、初の報告書を公表したそうです。血圧が140/90mmHg以上の状態を高血圧と分類。全世界の成人の1/3が影響を受けているといいます。高血圧は脳卒中、心臓発作、心不全、腎臓損傷などを引き起こします。安価で手軽な薬でコントロールできるにもかかわらず、高血圧をきちんと管理できているのは患者の1/5ほどだそうです。適切な治療を受ける患者が増えれば、2023~50年で7600万人の死亡を防げる可能性があるといいます。CNNの記事です。

  • 難病の赤ちゃんの延命治療 継続か中止かを裁判所が判断へ/英

    2023-09-21

    まれな遺伝子疾患「ミトコンドリア病」に苦しむ英国人の女の子(生後6カ月)について、延命治療を続けるかどうかを裁判所(高等法院)が決めることになるようです。女の子を治療する英ノッティンガムの病院が、高等法院に対して延命治療の中止を申請。病院によると、女の子は瀕死の状態だそうです。これ以上治療法はなく、痛みや苦しみをともなう延命治療は患者の最善の利益ではないといいます。一方、女の子の両親は治療の継続を希望しているとのこと。BBCの記事です。

  • 仕事上のストレスで男性の心臓病リスクが上昇

    2023-09-20

    ストレスフルな職場環境は、特に男性の健康に悪影響を及ぼすようです。カナダの研究チームが、心臓病のない平均45歳の事務系労働者約6500人(男性3118人、女性3347人)を18年間追跡調査。「仕事の重圧」か「労力と報酬の不均衡」のどちらかを経験している男性は、いずれも経験していない男性に比べて心臓病リスクが49%高かったそうです。両方を経験している男性の同リスクは2倍に上昇したといいます。女性に関してはこれらの関係が立証できなかったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 朝に運動すると痩せやすい?

    2023-09-20

    痩せたい人は午前7~9時に運動するといいかもしれません。香港の研究チームが、20歳以上の5200人について運動、食事、生活習慣のデータを分析。朝に中~高強度の運動をする人は、昼間や夕方に運動をする人に比べて体格指数(BMI)が低いことが示されたそうです。ただし、朝に運動していた人は平均年齢が10歳以上高く、このことが調査結果に影響を及ぼしている可能性があるといいます。さらに人種や生活環境など他の要因も考慮に入れる必要があるとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 仕事ばかりで遊ばないと、人はダメになる

    2023-09-19

    楽しみより仕事での成功を優先していると、幸せになれないようです。英国の研究チームが、インド、トルコ、英国で計180人を調査。参加者は9日間日記をつけ、さまざまな価値観に従って行動した際の自身への影響を記録したそうです。国籍に関係なく、生きる最大の目的を快楽とする「快楽主義」や自分独自の道を行く「自主独往(どくおう)」に従って行動すると、幸福感が増したといいます。「成功」や「適合・準拠」は幸福感に影響を与えなかったとのこと。Science Dailyの記事です。

  • 心肺蘇生を患者が覚えている? 心停止後も脳は機能か

    2023-09-19

    臨死体験の謎に迫る研究です。心臓が止まった後も、脳はしばらく静かに活動を続けている可能性があるそうです。米国の研究チームが、病院で心停止に至り心肺蘇生法(CPR)を受けた患者567人を調査。このうち28人は蘇生に成功し、インタビューに答えられるまで回復したそうです。何人かはCPR時の胸部圧迫や皮膚に貼られた電極などを覚えていると報告したとのこと。またCPR時の脳波は、生存者の40%で正常に近い数値が最大で1時間も維持されていたといいます。Science Alertの記事です。

  • 厳しい残暑 体を冷やすのに有効な四つの科学的な方法

    2023-09-15

    厳しい残暑に対処するよい方法はあるのでしょうか。英国の研究チームが次の四つを推奨しています。暑さを感じた時は、顔ではなくまず手を冷やすとよいそうです。冷たい水に手を15~20分入れると効果的だといいます。シャワーを浴びるなら、冷水は皮膚への血流を遮断してしまうため非効率なので、ぬるま湯がいいそうです。ノンカフェインの温かい飲み物を飲むのも有効。うちわなどで全身に弱い風を当てて、汗を蒸発させるのも効果的とのことです。BBC Science Focusの記事です。

  • 新発見 認知症は免疫細胞ミクログリアの細胞死が一因か

    2023-09-15

    アルツハイマー病や血管性認知症の原因解明につながる新たなヒントが見つかったようです。米国の研究チームが、死亡した認知症患者の脳組織を分析。神経伝達を円滑にするためにニューロン(神経細胞)の軸索に巻き付くミエリン(髄鞘)が加齢などで損傷を受けると、免疫細胞のミクログリアが除去します。この時、そこに含まれる鉄を取り込みすぎることでミクログリアが変性し、細胞死してしまうそうです。これが認知症に関与している可能性があるとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 腸内細菌が産生する代謝物が、大腸がん治療の鍵になる?

    2023-09-14

    食物繊維を消化する際に腸内細菌によって代謝物として産生される「酪酸」と「プロピオン酸」が、大腸がんに対する免疫応答を促進するようです。カナダの研究チームが、マウスやヒトのがん細胞を使って調査。その結果、この二つの代謝物によってがん細胞の表面にある分子が活性化され、免疫細胞のT細胞が大腸がんを検出しやすくなることが分かったそうです。さらに代謝物はがん細胞の遺伝子発現も変化させ、免疫系の注意を引き付けるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 市販の鼻炎薬フェニレフリン、錠剤では効果なし/米FDA諮問委

    2023-09-14

    米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、風邪やアレルギー性鼻炎の市販薬に含まれる「フェニレフリン」について、錠剤で服用しても効果はないと認めたそうです。同薬は鼻粘膜の血管の腫れを一時的に抑えることで、鼻づまりを改善するとされています。委員会では、16人の委員が満場一致でフェニレフリン錠剤の有効性について「ノー」を投票したそうです。なお、研究で一時的な効果があることが示されている点鼻スプレー薬については、議論されなかったとのこと。CNNの記事です。

  • インターネットを定期的に使う高齢者、認知症リスクが1/2に

    2023-09-13

    インターネットの定期的な利用は、脳の健康を保つのに役立つ可能性があるそうです。米国の研究チームが、調査開始時に50~65歳だった認知症ではない1万8154人を平均8年間追跡したデータを分析しました。その結果、定期的にインターネットを利用すると答えた人の認知症発症リスクは、そうでない人のリスクの57%だったことが分かったといいます。認知症を発症するリスクが最も低かったのは、1日に6分~2時間インターネットを使う人だったとのことです。PsyPostの記事です。

  • ヒトとブタのキメラ胚 ブタの体内で成長させ腎臓の発達を確認

    2023-09-13

    中国の研究チームが、異種動物の体内でヒトの細胞を持つ固形臓器を成長させることに初めて成功したそうです。チームは、ヒトとブタの細胞が混在する「キメラ胚」を作製し、これを雌ブタに移植。25または28日後に五つのキメラ胚を取り出し、腎臓の発達状況を分析したそうです。すると、腎臓は正常に発達しており、ヒト細胞を50~60%含んでいることが明らかになったとのことです。腎臓では尿細管や尿管芽細胞が形成されていたといいます。ScienceDailyに紹介されています。

  • 米国で、14歳の少年が激辛チップスを食べた後に死亡

    2023-09-12

    米マサチューセッツ州の14歳の少年が、世界一辛い唐辛子を使ったチップスを食べた数時間後に死亡したそうです。少年はチップスを食べた直後に胃痛を訴え、その後、意識を失って呼吸が停止したといいます。激辛製品は大脳動脈狭窄や食道損傷など深刻な合併症を引き起こすことがあるそうです。SNSではこのチップスに挑戦する姿を投稿する企画「ワンチップチャレンジ」が行われていました。少年の死因は未特定ですが、製品は自主回収されているとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • セマグルチドが1型糖尿病にも効果か インスリン不要になる患者も

    2023-09-12

    2型糖尿病や肥満の治療に使われるノボノルディスク社の「セマグルチド」は、1型糖尿病にも有効かもしれません。米国の研究チームが、3カ月以内に1型糖尿病と診断された患者10人を対象に調査を行いました。患者はみな基礎インスリンと追加インスリンを使用していたといいます。この10人にセマグルチドを週1回、3カ月間投与したところ、全員が追加インスリンをやめられたそうです。6カ月後には、7人が基礎インスリンも不要になったとのことです。CNNの記事です。

  • 電子タバコを吸うと免疫細胞「好中球」の動きが止まる

    2023-09-11

    液体を熱して蒸気を吸う電子タバコを使うと、免疫系のなかで最初に防御反応を示す免疫細胞の好中球が適切に機能しなくなるようです。英国の研究チームが、タバコや電子タバコ製品を吸ったことがない健康な人の血液から好中球を採取。これを少量のノンフレーバーの電子タバコの蒸気に暴露させたそうです。電子タバコにニコチンが含まれているかどうかに関わらず、好中球はその場に立ち往生してしまい、敵に向かっていくことができなくなったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 無精子症患者の精巣から精子を数秒で見つけ出すAI

    2023-09-11

    豪州の研究チームが、精巣で精子を作る能力が低下した「非閉塞性無精子症(NOA)」の男性不妊患者から素早く健康な精子を見つけ出すAI(SpermSearch)を開発したそうです。NOAの場合、患者の精巣から精細管と呼ばれる組織を取り出し、顕微鏡を使って健康な精子を見つけます。通常、専門家の手で6~7時間かかるそうです。しかしSpermSearchは、コンピューターに組織の画像を読ませると、数秒後には健康な精子を特定できるといいます。チームはSpermSearchの治験の準備を進めているそうです。BBCの記事です。

  • 尿路感染症の再発、膀胱細胞のエピゲノムによる免疫系の反応の高まりが原因か

    2023-09-08

    尿路感染症(UTI)はなぜ再発することが多いのでしょうか。米国の研究チームが、大腸菌によってUTIを発症させたマウスを調査。重度のUTIを患ったマウスの膀胱細胞では、次のUTIの発生に対して積極的に反応するよう免疫系に指示を出してしまう変化が起こるそうです。これは、DNA塩基配列の変化を伴わずに遺伝子発現に影響を及ぼす「エピゲノム」によるものだといいます。衛生状態に関係なくUTIは繰り返されますが、一定期間感染がなければ元に戻る可能性があるそうです。nprの記事です。

  • 目の動きを追跡するタブレットツールで、ASDを短時間で正確に診断

    2023-09-08

    米国の研究チームが、生後16~30カ月の子どもの自閉スペクトラム症(ASD)を専門家と同じくらい正確に診断するタブレットツールを開発したそうです。対象者に子ども同士が社会的交流をしている様子のビデオを見せ、このツールがその際の目の動きを追跡して測定します。ビデオからどんな情報を得ているのかを知ることで、ASDを診断できるといいます。ASDの診断は高度な訓練を受けた専門家が何時間もかけて行うそうですが、ツールはわずか30分で結果を出すとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 砂糖入り炭酸飲料がうつリスク上昇に関連

    2023-09-07

    甘い炭酸飲料を飲むと、メンタルヘルスに悪影響が及ぶようです。韓国の研究チームが、同国で平均年齢39.5歳の8万7115人に調査を実施。砂糖入り炭酸飲料の消費量が増えるのに比例して、うつのリスクも上昇することが分かったといいます。砂糖入り炭酸飲料を1日1缶飲むだけで憂うつな気分になる可能性があるそうです。当初、インスリン抵抗性や血糖値などの代謝が関連すると考えられていましたが、それだけでは説明がつかないことが示唆されたとのこと。PsyPostの記事です。

  • 過去30年で50歳未満のがん患者が急増 人口増加は未考慮

    2023-09-07

    米中英などの研究チームが、50歳未満のがん症例数が過去30年間で急増しているとの研究結果を発表したそうです。チームは世界200カ国以上の情報が集められた疾病データを分析。2019年の50歳未満のがん症例数は326万件で、1990年と比べて79%増加したといいます。消化器系、皮膚、乳房のがんが多かったそうです。若い世代のがんの早期発見や予防に力を入れる必要がありますが、今回の調査には総人口が40%増えたことが考慮されておらず、深読みは禁物とのことです。BBCの記事です。

  • ハダカデバネズミの「長寿遺伝子」を移植 マウスの寿命が延長

    2023-09-06

    加齢に伴う病気が少なく長寿な「ハダカデバネズミ」の遺伝子を活用することで、長生きが実現するかもしれません。ハダカデバネズミはヒトやマウスに比べて、体内の高分子量ヒアルロン酸(HMW-HA)の量が多いといいます。米国の研究チームが、HMW-HA産生に関わるハダカデバネズミの遺伝子を移植したマウスを作製。自然発生がんや化学的に誘発した皮膚がんへの防御力が高くなったほか、通常のマウスに比べて健康状態が全般的に改善し、平均寿命が4.4%延びたといいます。Science Dailyの記事です。

  • 鳥インフル 中国で分離のウイルスがヒトに感染しやすく変異か

    2023-09-06

    中国の養鶏場で流行している鳥インフルエンザウイルス(H3N8型)が、ヒトの間で感染が広がりやすく変異している危険性があるようです。中国と英国の研究チームが、このウイルスに感染した人から分離したウイルス株の特徴を分析。その結果、ヒトの気管支や肺の上皮細胞で効率的に複製されることが分かったそうです。マウスやフェレットを使った実験では、この株が重篤な症状を引き起こすうえ、飛沫を介して空気感染する可能性が示されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 難病末期の10代女性、医療の継続巡りNHSと法廷闘争/英

    2023-09-05

    英国に住むミトコンドリア病を患う女性患者(19)とその家族が、治療方針を巡って英国民保健サービス(NHS)と法廷で闘っているそうです。この女性は、カナダで行われている同疾患のヌクレオシド療法の治験に参加することを希望。しかし担当医は、女性はすでに限りなく死に近い状態であり、終末期医療に進むべきだと考えているようです。裁判所は、女性に医療の継続について自ら決める能力はないと判断。今後の治療については法廷の審理で決まるといいます。BBCの記事です。

  • 化学療法耐性の頭頸部がん、原因遺伝子特定で治療可能に?

    2023-09-05

    化学療法(抗がん剤)が効かない頭頸部がんへの対処法が見つかったかもしれません。英国の研究チームは、「NEK2遺伝子」と「INHBA遺伝子」が原因で頭頸部扁平上皮細胞がん(HNSCC)に化学療法への抵抗性(耐性)が起こることを発見したそうです。そして、これらの遺伝子を標的にする真菌毒素「シロデスミンA」や細菌由来の「カルフィルゾミブ」を使うと、耐性がん細胞に対するシスプラチンなどの抗がん剤の反応が30倍になることを突き止めたといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 多発性硬化症の治療薬がアルツハイマー病に有効な可能性

    2023-09-04

    再発型多発性硬化症の治療に使われる経口薬「ponesimod(ポネシモド)」が、アルツハイマー病(AD)の治療に有効な可能性があるそうです。米国の研究チームがADモデルマウスで調査。ポネシモドを投与すると、ADの特徴である神経炎症が抑制されるだけでなく、神経に有害なタンパク質アミロイドが除去される可能性も示唆されたといいます。ADが進行しているマウスの注意力や、一時的な記憶機能「ワーキングメモリー」が改善することも明らかになったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 大麻使用者、血中や尿中の鉛・カドミウムレベル高く

    2023-09-04

    大麻草は土壌から重金属をよく吸い取るため、大麻製品を使うとそれらが体内に吸収される危険性があるようです。米国のチームが7200人のデータを分析。過去30日以内に大麻を使用した人は、大麻もタバコも使っていない人に比べて血中の鉛レベルが27%高く、カドミウムレベルは22%高かったといいます。尿の調査でも同様の結果が出たとのこと。鉛は神経系や造血系、腎臓などに障害を与え、カドミウムはイタイイタイ病の原因や発がん性物質として知られます。NBC Newsの記事です。

  • 「大麻がメンタルヘルスや痛みを改善」は誤り?

    2023-09-01

    カナダの研究チームが、大麻に関する100以上の研究を分析し、結果を発表しました。不安やうつなどの症状緩和に大麻は有害で、臨床転機を悪化させるだけでなく、精神疾患発症のリスクを高めるそうです。また、つわりを抑えるための使用は、低出生体重児のリスクを上昇させるようです。さらに、大麻は認知機能に悪影響を及ぼすため、若年層の使用はリスクが高いといいます。けいれん性疾患や慢性疼痛などの分野も、効果があるのは特定の人だけとのこと。CNNの記事です。

  • 深刻な頭頸部がんの発見遅れ 誤診で抗菌薬を処方される患者多数/米

    2023-09-01

    頸部に腫れなどの症状がある場合、臨床実践ガイドラインではがんの可能性を疑うことが推奨されているといいます。しかし、実際には抗菌薬が処方されることが多いようです。米国の研究チームが、頭頸部がん(HNC)患者7811人のデータを分析。このうち15.6%がHNCと診断される3カ月以内に抗菌薬を処方されており、結果的に診断までにかかる時間が21.1%長くなっていたそうです。プライマリ・ケアの医師にNHC診断のガイドラインが普及していないことが一因のようです。Medical Xpressの記事です。

  • 一般的に推奨されているがん検査、寿命の延長に効果なし

    2023-08-31

    がん検診を定期的に受けると、通常より長生きできるのでしょうか。ノルウェーなどの研究チームが、6種類のがん検診を受けた210万人のデータを分析。その結果、寿命の延長に効果があったのは、大腸がんを調べるためのS状結腸鏡検査だけだったそうです。この検査で寿命が3カ月延びる可能性があるといいます。乳がんのマンモ検査、大腸内視鏡検査、便潜血検査、前立腺特異抗原(PSA)検査、喫煙者へのCT検査は、寿命延長の効果はなかったとのことです。CNNの記事です。

  • 小児がん患者への医療用大麻使用の是非 不明点多く評価できず

    2023-08-31

    医療用大麻は小児がん患者の症状軽減に有効なのでしょうか。カナダの研究チームが19の研究から1927人のデータを分析したのですが、投与量や安全性、効果を示すデータが不足しており、総合的な評価はできなかったそうです。大麻の成分が化学療法による吐き気や嘔吐を抑えるのに有効との研究がある一方で、眠気やめまい、口の渇きなどの有害事象が出るという報告もあったとのこと。研究者は、厳密な調査で効果を評価する必要があると指摘しています。Medical Xpressの記事です。

  • 横紋筋肉腫を筋肉に変える 革新的治療の鍵となるタンパク質を特定

    2023-08-30

    横紋筋肉腫(RMS)は、体の軟らかい組織の、本来は筋肉になる細胞から悪性腫瘍が発生する小児がんです。米国の研究チームが、RMS細胞を筋肉に変えるという革新的な治療法の可能性を開いたそうです。鍵となるのはタンパク質「NF-Y」。ゲノム編集技術を使ってNF-Yを阻害すると、RMS細胞ががんの性質を完全に失い、筋肉に変化することが分かったそうです。RMS細胞から変化した細胞は全エネルギーを「収縮」に使うようになり、増殖することができなくなるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 豪州女性の脳から、ニシキヘビに寄生する生きた8cmの線虫

    2023-08-30

    豪州で、64歳の女性の脳から生きた線虫が見つかったそうです。女性は2021年に胃の症状や乾いたせきなどの症状が出て、22年にうつや物忘れの症状が出たために脳の検査(MRI)を受けたといいます。そして、同国のチームが女性の脳から8cmの線虫を除去。豪州原産で、カーペットニシキヘビに寄生するO. robertsiだったそうです。この線虫のヒトへの感染報告は初めてだといいます。女性が食べた野草に、ヘビがふんと一緒に排出した線虫の卵が付いていたようです。ABC News(AUS)の記事です。

  • 低中所得国の子どもの死亡、ほとんどが予防可能

    2023-08-29

    5歳未満の子どもの死亡は99%が低中所得国で起きており、その82%が防げるものだったことが分かったそうです。子どもの健康を監視する国際チームが低侵襲な生体組織検査を使って、サハラ以南のアフリカと東南アジアの7カ国で生後1~59カ月の子ども632人の死因を調査。死因は多い順に、栄養失調(16.5%)、HIV(11.9%)、マラリア(11.2%)、先天性の異常(10.1%)、呼吸器感染症(8.4%)、下痢(7.2%)だったといいます。また、死亡者の87%から何らかの感染性病原体が見つかったとのことです。Medical Briefの記事です。

  • 断続的断食で、アルツハイマー病の進行が抑制される可能性

    2023-08-29

    食事法で概日リズムの乱れを改善すれば、アルツハイマー病(AD)の進行を遅らせることができるかもしれません。米国の研究チームがADマウスを使って調査。食べ物を摂取する時間を決める「断続的断食」に基づいて、マウスが餌を食べられる時間を1日6時間に制限すると、記憶力が著しく改善したそうです。食事の時間を制限したマウスは、ADに関連するとされるタンパク質アミロイドβが脳に蓄積しにくいうえ、よい睡眠を取れることも示されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 話せなかった脳卒中とALSの女性、脳インプラントで会話できるように

    2023-08-28

    脳インプラントを使って言葉を取り戻す技術が進化しているようです。米国の研究チームが、脳卒中でほぼ完全な麻痺状態になった女性の脳に253の電極を移植。人工知能(AI)に「音素」を認識させ、女性が考えている内容をアバターに話させる技術を開発したそうです。女性は周囲の人と同じくらいの速さで会話することが可能になったといいます。また、米国の別のチームが筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者に行った同様の研究でも、有望な結果が得られたとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 新型コロナウイルスが脳に与えるダメージ 従来株とオミクロンはBBBに影響

    2023-08-28

    新型コロナウイルスが脳細胞に与えるダメージの詳細が分かってきたようです。英国の研究チームが、各変異株による4種類の脳細胞への影響を調査。中国の武漢市で最初に広がった従来株は血液脳関門(BBB)を形成する周皮細胞と内皮細胞、免疫応答や脳細胞の各機能を助けるミクログリアにダメージを与え、オミクロン株は周皮細胞と内皮細胞を破壊したといいます。3Dモデルの実験では、この2株が血液脳関門の完全性を損なう可能性が示されたとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 前立腺がん PSA検査よりMRI検査の方が正確に検出

    2023-08-26

    前立腺がんは、採血でPSA値を調べるよりMRI検査の方が正確に検出できる可能性があるそうです。英国の研究チームが、50~75歳の男性303人にMRI検査とPSA検査の両方を実施しました。その結果、48人がMRIで前立腺がん陽性となり、そのうち25人が追加の検査で実際にがんと診断されたそうです。MRIでがんが見つかった人の半数以上が、PSA検査では正常とされる数値だったといいます。PSA検査だけでは見逃される前立腺がんをMRIで発見できる可能性が示されました。BBCの記事です。

  • iPS細胞がもつ「記憶」の消去に成功 再生医療が進歩する可能性

    2023-08-25

    皮膚細胞や血液細胞などの体細胞から作られるiPS細胞(人工多能性幹細胞)はさまざまな種類の細胞に変化することが知られています。しかし、元の細胞の痕跡を「記憶」し続けていることがあるそうです。豪州の研究チームが、胚(受精卵)の発達プロセスを模倣することで、記憶が十分に消去されたiPS細胞を作る方法を発見。胚から作るES細胞(胚性幹細胞)のように機能させることができるといいます。iPS細胞を治療に活用する可能性が高まるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 逆流性食道炎治療薬PPIの長期使用、認知症リスク上昇に関連

    2023-08-24

    胃酸の分泌を抑える効果があり逆流性食道炎の治療などに使われる「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」について、新たな注意点が明らかになったようです。米国の研究チームが、非認知症の5712人(45~64歳)のデータを分析。PPIを使用していた人は約1500人(26%)いたそうです。4.4年を超えてPPIを使用した人は、一度も使用したことがない人に比べて認知症の発症リスクが33%高くなることが分かったといいます。使用期間が4.4年以下であればリスクは上昇しなかったとのこと。CNNの記事です。

  • 神経膠腫の発生に、エピゲノムが関与している可能性

    2023-08-24

    DNAの塩基配列の変化ではなく、化学反応などで遺伝子の働きが変化する「エピゲノム」が原因で、悪性脳腫瘍「神経膠腫(グリオーマ)」が発生する可能性があるそうです。米国の研究チームがヒトのグリオーマにおいて、エピゲノムによって働きが変化するとみられる二つの遺伝子を特定したとのこと。一つはがん誘発遺伝子で、もう一つはがん抑制遺伝子だそうです。動物実験では、これらの遺伝子のエピゲノムによって脳腫瘍の形成が促進されたといいます。EurekAlert!の記事です。

  • プロバイオティクスで、マウスの多発性硬化症を治療

    2023-08-23

    生きた善玉菌「プロバイオティクス」を使って、自己免疫疾患の一種「多発性硬化症(MS)」を治療できるかもしれません。米国の研究チームが、免疫細胞の応答に関与する「樹状細胞」の活性を調節できる特別なプロバイオティクスを開発したといいます。これをMSマウスの腸に投与したところ、脳の重要な領域で自己免疫応答が抑制されたそうです。人間でも同様の効果が得られれば、既存の治療法より正確で、副作用が少なくなる可能性があるとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • 米FDA、妊婦向けRSVワクチンを承認 生まれた乳児を保護

    2023-08-23

    米食品医薬品局(FDA)は21日、ファイザー社が開発した初の妊婦向けRSウイルス(RSV)ワクチン「Abrysvo」を承認したそうです。RSVは下気道感染症を引き起こす一般的なウイルスで、乳児の入院の主な原因の一つ。母親が妊娠後期にワクチンを接種することで、生まれた乳児を生後6カ月までRSV感染から保護できるといいます。18カ国の女性7400人に対する臨床試験では、乳児のRSV感染による重症化を生後3カ月で82%、生後6カ月で70%、それぞれ予防する効果があったとのこと。nprの記事です。

  • 米国人の多くが、大麻吸引はタバコより安全と認識

    2023-08-22

    多くの人が大麻を吸うことのリスクを理解していないそうです。米国の研究チームが2017年、20年、21年に平均50歳の5000人に大麻とタバコに対する考え方を調査。大麻への肯定的な認識が年々高まっており、21年には44%以上がタバコより大麻の方が安全と答えたといいます。しかしこれまでの研究で、大麻の煙を吸うことが呼吸器症状を引き起こすほか、肝臓や神経の損傷、貧血、がんなどに関連する血中・尿中の毒素レベルを高めることが分かっているそうです。CNNの記事です。

  • 一定の条件を満たす再発低リスク乳がん患者、放射線治療不要か

    2023-08-22

    乳がん患者の中には、放射線治療が不要な人もいるようです。カナダの研究チームが、ステージ1のルミナルA型乳がんを患う55歳以上の女性500人を追跡調査。対象者は、リンパ節や他の場所にがんの転移はなし▽腫瘍の大きさは2cm以下▽がんのグレードは1または2▽がんの増殖能力を示すKi67は13.25%未満(15%超は再発可能性が高い)――だったといいます。こうした条件を満たす患者は、手術とホルモン療法だけで効果的に治療できることが示されたとのことです。CBCの記事です。

  • ブルーライトカット眼鏡、着用しても効果なし?

    2023-08-21

    豪州の研究チームが、スマートフォンやパソコンのブルーライトを避けるために専用の眼鏡をかけても特に効果はないとの研究結果を発表したそうです。チームはブルーライトに関する17の研究を分析。ブルーライトカット眼鏡を使っても、眼精疲労や睡眠の質に違いは生じないことが分かったそうです。ブルーライト用レンズが網膜を保護するという証拠も示されなかったといいます。ただし、分析した研究の調査期間は1日~5週間と短かったとのこと。BBC Science Focusの記事です。

  • 統合失調症の治療、長年誤った神経細胞を標的にしていた可能性

    2023-08-21

    統合失調症の治療は「ドーパミンD2受容体」を標的にすることが有効とされていますが、この考えは間違っているかもしれません。米国の研究チームが、マウスを使って4種類の抗精神病薬の効果と脳への作用を調査した結果です。効果がある薬には、「ドーパミンD1受容体」を発現する中型有棘神経細胞の過活動を正常化する作用があることが分かったそうです。統合失調症に関連するのは、D2受容体ではなくD1受容体である可能性が示唆されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • グルテンが脳の炎症を誘発する可能性 マウスの実験で確認

    2023-08-18

    ニュージーランドの研究チームがマウスの実験で、小麦などに含まれるグルテンが脳の視床下部の炎症を引き起こすことを発見したそうです。視床下部は内分泌や自律機能の調節を行う部位です。マウスの標準的な食事にグルテンを加えると、高脂肪食を取るのと同じくらい脳内の免疫細胞ミクログリアや神経細胞の活動を制御するアストロサイトが増加し、炎症状態になったといいます。高脂肪食にグルテンを加えると、これらの細胞はさらに増えたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • ブタの腎臓が人体で1カ月以上正常に機能 異種移植実現に一歩前進

    2023-08-18

    米国の研究チームが、人体に適応しやすいように遺伝子操作したブタの腎臓を脳死状態の男性に移植したところ、1カ月以上にわたって正常に機能し続けているそうです。ブタの臓器が人体内で正常に働いた期間としては過去最長だといいます。またチームは、移植された臓器に対する拒絶反応を抑えるため、免疫抑制剤に加えて新たな方法も試しています。免疫細胞が訓練を受ける臓器であるブタの胸腺を、腎臓に付着させた状態で移植したのだそうです。AP通信の記事です。

  • 1日わずか4000歩で、死亡リスクが低減する可能性

    2023-08-17

    健康を維持するためには1日1万歩程度の歩行が必要だといわれています。しかし、この考えは間違っているかもしれません。ポーランドの研究チームが、6カ国で行われた健康と歩数に関する17の研究から計22.7万人のデータを分析。1日4000歩程度歩くだけで、全死因死亡リスクが低下することが明らかになったそうです。1日の歩数が1000歩増えるごとに、死亡リスクは15%下がったといいます。年齢が若いほうが、死亡リスクの下がり幅が大きかったとのこと。NBC Newsの記事です。

  • ドイツ、娯楽用大麻の所持や栽培を合法化へ 年内成立目指す

    2023-08-17

    ドイツ政府は16日、大麻の規制を緩和する法案を承認したそうです。法案によると、18歳以上の成人は娯楽目的で25gまでの大麻を所持することが可能になり、大麻草を3株まで栽培することも認められます。大麻を購入・栽培するには、「大麻クラブ」と呼ばれる非営利団体に所属する必要があるそうです。議会を通過すれば、法案は年内にも成立する見通しとのことです。政府は、粗悪品の取引や薬物関連犯罪の抑止につながることを期待しているといいます。AP通信の記事です。

  • イチゴを毎日食べると、認知機能や心血管に好影響

    2023-08-15

    高齢者は健康のために毎日の食事にイチゴを加えるといいようです。米国の研究チームが、66~78歳の健康な男女35人を対象に調査を実施。8週間にわたりイチゴのフリーズドライパウダー26gを毎日摂取すると、認知処理スピードが5.2%速くなることが分かったといいます。さらに収縮期血圧は3.6%低下し、総抗酸化能は10.2%上昇したとのこと。以前からイチゴには脳や心血管の健康を促進する効果があると考えられており、今回の研究でそれが実証されたといいます。SciTechDailyの記事です。

  • 口腔内の細菌が腸疾患「クローン病」に関連する可能性

    2023-08-14

    炎症性腸疾患の一つ「クローン病」の発症に重要な役割を果たすのは、腸内細菌叢だけではないようです。複数の研究が、クローン病患者と健康な人では口腔内の細菌に違いがあることを示唆しているそうです。クローン病患者の腸内で多く見つかる数種類の細菌が、口腔内にも存在することが分かっているといいます。また、通常は口腔内に住み、歯周病などに関連する細菌「ベイロネラ・パルブラ」が、クローン病患者の腸で数多く確認されているとのこと。The Conversationの記事です。

  • 慢性的に3日以上排便がない人、認知機能の低下リスク高く

    2023-08-13

    慢性的な便秘は脳に悪影響を及ぼすようです。米国の研究チームが、成人11.2万人を調査した結果です。今回の研究では、3日以上排便がないことを「便秘」と定義したそうです。慢性的な便秘の人は、1日1回排便がある人に比べて認知機能が衰えており、その程度は3歳老化することに相当するといいます。1日2回以上排便がある人にも同様のリスクが見られたそうです。こうした結果には、腸内細菌叢の善玉菌の減少が関連している可能性があるとのこと。CNNの記事です。

  • 心臓の健康を保つために、週末だけでも適度な運動を

    2023-08-12

    運動の健康への効果は、行うタイミングによって違いがあるのでしょうか。米国の研究チームが、英国の健康な中年9万人を対象に1週間の活動量を記録したデータを分析。ウオーキングなどの中強度運動を週に150分以上行う人は、座りがちな生活を送る人に比べて6年以内に脳卒中や心臓発作などを発症するリスクが低かったそうです。運動の半分以上を週末にまとめて行う人と毎日少しずつ分散して運動する人で、結果に違いは見られなかったといいます。The Conversationの記事です。

  • 免疫細胞「マクロファージ」が心房細動の発生に関与か

    2023-08-11

    困難といわれている心房細動(AFib)の再発予防が可能になるかもしれません。米国の研究チームが、免疫細胞のマクロファージがAFibの発症に関与していることを発見。チームは、AFib患者の心房組織でマクロファージが他の細胞よりも増殖しており、活動的であることを突き止めました。また、マクロファージの SPP1遺伝子がAFibの発生に関係していることも判明。さらにマウスの実験で、マクロファージを阻害するとAFibが抑制されることも示されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 不規則な睡眠が腸内細菌に影響? 毎日同じ時間に寝るべき理由

    2023-08-10

    平日と休日で寝る時間が変わることで心身に不調をきたす「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」を知っていますか。英国の研究チームが、参加者1000人を対象に調査を実施。就寝から起床までの中間点が、1週間の中で90分ずれるだけで、腸内で見つかる細菌の種類に違いが生じることが分かったそうです。睡眠の質が悪いと炭水化物や糖分の多い食べ物を強く欲するようになり、これが腸内細菌叢の組成に悪影響を及ぼす可能性があるといいます。BBCの記事です。

  • オリーブオイルの摂取が、認知症による死亡リスクを低下する可能性

    2023-08-09

    毎日オリーブオイルを摂取すると、脳の健康に良い影響があるかもしれません。米国の研究チームが、女性6万600人と男性3万2000人を対象に28年間の調査を実施したそうです。調査開始時、参加者の平均年齢は56歳だったとのことです。食事の全体的な質に関係なく、1日にテーブルスプーン半杯以上のオリーブオイルを摂取する人は、ほとんどまたは全くオリーブオイルを摂取しない人に比べて認知症で死亡するリスクが28%低いことが分かったといいます。CNNの記事です。

  • 野良猫にかまれた英国男性に、新種の細菌が感染

    2023-08-08

    英国で48歳の男性が新種の細菌感染症にかかったそうです。男性は野良猫に手をかまれ、8時間後に患部が腫れあがったために救急外来を受診。傷口の手当と破傷風ワクチンの接種を受け、抗菌薬が処方されたそうです。ところが翌日も患部が赤く腫れあがっていたため、傷口周辺の損傷組織の除去手術を受け、複数の抗菌薬が追加されたといいます。その結果、傷は完治したそうです。調査したところ、グロビカテラ属の未知の細菌が原因だと判明したとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 「うつや不安でがんリスク上昇」に異論

    2023-08-08

    うつや不安が、がん発症リスクに関連するという説は本当なのでしょうか。オランダの研究チームが同国、英国、ノルウェー、カナダの成人30万人以上のデータを分析。26年の追跡調査で、「うつ」「不安」と「全がん」「乳がん」「前立腺がん」「大腸がん」「アルコール関連がん」の間に関連がないこと明らかになったそうです。肺がんや喫煙関連がんはリスクが6%上昇するものの、これには、がん発症につながる不健康な行動が影響しているようです。Medical Xpressの記事です。

  • 米FDA、産後うつ治療薬を承認 初の経口薬

    2023-08-07

    米食品医薬品局(FDA)は4日、米セージ・セラピューティクスとバイオジェンが開発した産後うつを緩和する経口の抗うつ薬「zuranolone(ズラノロン)」を承認したそうです。米国で産後うつ向けの経口薬が承認されたのは初。患者は1日1回、2週間続けて薬を飲むそうです。重症の患者に対する治験では、服用後3日以内に効果が表れたといいます。眠気やめまい、下痢などが主な副作用とのこと。これまでの薬は医療施設で60時間の点滴を受ける必要があったといいます。CNNの記事です。

  • 米CDC、乳幼児向けRSウイルス予防薬にゴーサイン

    2023-08-07

    米疾病対策センター(CDC)は3日、RSウイルス(RSV)感染症の予防薬「Nirsevimab(ニルセビマブ)」について、RSVの流行期を初めて迎える生後8カ月未満の全ての乳児が注射を受けることを推奨したそうです。この薬はアストラゼネカとサノフィが開発したヒトモノクローナル抗体製剤で、米食品医薬品局(FDA)の承認を先月得ています。今秋予定の実際の投与開始に当たり、1回495ドルという高い価格や、技術的にワクチンではないことから運用面でハードルが存在するとのこと。nprの記事です。

  • 2人に1人が75歳までに精神疾患を経験

    2023-08-06

    精神疾患はこれまで考えられてきたよりも身近な存在のようです。オーストラリアと米国の共同研究チームが、世界29カ国の成人15万人を20年にわたり追跡調査。半数の人が、75歳までになんらかの精神疾患を経験していたことが明らかになったといいます。最も多かったのは、うつ病と不安障害。精神疾患を発症した年齢は15歳が最多で、半数以上が19歳までに発症することが分かったそうです。若者のメンタルヘルスケアの重要性が指摘されています。ABC News(AUS)の記事です。

  • AI活用でマンモ検査の精度と効率アップ 医師の負担軽減

    2023-08-05

    人工知能(AI)が、マンモグラフィ検査の精度と効率を格段に高めるかもしれません。スウェーデンの研究チームの調査で、経験豊富な放射線科医が、マンモグラフィ検査のスキャン画像を基に女性8万人を診断。AIの画像分析を活用した医師は、医師2人で診断に当たった場合に比べて、乳がんを20%多く検出できることが分かったそうです。さらに、AIを使うと、医師の作業負荷が44%減少し、時間短縮を期待できるとのこと。CNNの記事です。

     

  • ハンセン病が米セントラルフロリダの風土病に? 全米の報告数の20%占める

    2023-08-04

    らい菌が感染することで皮膚や神経に病変が生じるハンセン病が、米フロリダ州の風土病になりつつあるそうです。米疾病対策センター(CDC)によると、2020年に新たに確認されたハンセン病患者は全米で159人。その20%が同州中央部のセントラルフロリダ地域からの報告で、それは州全体の報告数の81%を占めます。らい菌は感染力が弱く、90%の人は免疫が抑え込むそうです。発症しても治療薬で治せるのですが、後遺症や合併症を防ぐために早期診断が重要とのこと。CBS Newsの記事です。

  • 前臨床試験で各種固形がんへの効果を確認 がん細胞のみを殺す新化学療法

    2023-08-04

    DNAの複製に不可欠なタンパク質「増殖細胞核抗原(PCNA)」を標的にした固形がんの治療薬が、前臨床試験で有望な結果を示したようです。米国の研究チームが、がん細胞内のPCNAのみを標的にするよう設計した経口薬「AOH1996」を開発したそうです。70以上のがん細胞株を使って調査したところ、この薬ががん細胞のみを特異的に破壊できることが確認されたといいます。AOH1996を使うと、がん細胞が他の抗がん剤に反応しやすくなることも明らかになったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 順大が開発のアルツハイマー病ワクチン、マウス実験で有望な結果

    2023-08-03

    順天堂大学の研究チームが、アルツハイマー病(AD)の進行を抑える可能性のあるワクチンを開発したと米心臓協会(AHA)の会合で発表したそうです。老化細胞に発現するSAGPタンパク質を標的にしたもの。ADの症状を持つマウスに投与したところ、アミロイドプラークの蓄積や炎症関連分子の発現が抑制され、挙動や認知力が改善したそうです。SAGPが脳内の免疫細胞ミクログリアの近くで多く発現することも新たに分かったといい、これも治療法の開発に役立ちそうです。ScienceAlertの記事です。

  • 認知機能の発達度合い低い子ども、昼寝が増える傾向に

    2023-08-03

    昼寝は各子どもの認知的ニーズが反映されているため、好きなだけさせた方がいいようです。英国の研究チームが、生後8カ月~3歳の子ども463人を調査。当時は2020年の新型コロナのロックダウン中で子どもたちは家におり、それぞれが必要とするだけの昼寝をしていたといいます。調査の結果、睡眠中に情報整理を効率的に行っている子どもは、昼寝が少ない回数で済むことが判明。反対に、語彙力や認知スキルが未熟な子どもは、標準より昼寝を多くする必要があるとのことです。EurekAlert!の記事です。

  • コロナ後遺症に苦しむ人に朗報? 米NIHが治療に向けた試験開始

    2023-08-02

    米国立衛生研究所(NIH)が、「新型コロナ後遺症」の治療法を探る研究を開始したそうです。コロナ感染後に10~30%の人が、何らかの原因不明の後遺症を経験するといいます。NIHは、知られている200以上の症状別に臨床試験を行う予定。最初は、本来感染初期に使うコロナ治療薬「パキロビッド」を25日間投与した場合の後遺症への有効性を調査するそうです。「ブレインフォグ」や睡眠障害、POTS(体位性頻脈)についての研究開始も決まっているといいます。AP通信の記事です。

  • 筋肉増強サプリがアルツハイマー病に効く?

    2023-08-02

    筋肉作りに良いとされる「β-ヒドロキシβ-メチル酪酸(HMB)」サプリメントが、認知症に有効な可能性があるようです。米国の研究チームが、アルツハイマー病(AD)モデルマウスにHMBサプリを経口で投与。HMBが学習や記憶に関連する脳領域の健康維持に役立つことが分かったそうです。さらに、ADに関与するとされる脳内のプラーク蓄積が抑制されることも判明。詳細な分析で、脳のシグナル伝達に関与するPPARα受容体にHMBが作用することが示されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • マジックマッシュルームが、拒食症の治療に有効な可能性

    2023-08-01

    マジックマッシュルームに含まれる「サイロシビン」で、神経性痩せ症(拒食症)に関連する体重や食への異常なこだわりを軽減できる可能性があるようです。米国の研究チームが、拒食症の部分寛解状態にある女性患者10人を対象に第1相試験を実施しました。サイロシビンによる治療を始めてから3カ月経過時点までに、特に患者の体重に関する不安が有意に軽減することが示されたそうです。この治療法の安全性と良好な忍容性も確認されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ダニにかまれると肉アレルギーに 米でアルファガル症候群が急増

    2023-08-01

    マダニが原因の「アルファガル(α-gal)症候群(AGS)」に、最大45万人の米国人が罹患していると米疾病対策センター(CDC)が発表したそうです。マダニにかまれ、唾液に含まれる糖分子(糖鎖) α-galが体内に入ることでアレルギー体質になります。α-galは牛や豚の赤身肉、一部の薬剤などにも存在するので、それらを摂取すると2~6時間後にアレルギー反応が現れるといいます。主な症状はじんましんや吐き気などで、アナフィラキシーが起こることもあるそうです。CBS Newsの記事です。

  • 認知症高齢者、オピオイドの使用で死亡リスクが最大11倍に

    2023-07-31

    認知症患者に対する鎮痛薬「オピオイド」の使用は慎重に行うべきかもしれません。デンマークの研究チームが、65歳以上の認知症患者7.5万人のデータを分析。180日以内の死亡率は、オピオイドを使用しない患者が6.4%だったのに対し、オピオイドを処方された患者は33%だったそうです。また、強力なオピオイドを使った場合、180日以内の認知症患者の死亡リスクは6倍に上昇。最も深刻なのは14日以内の死亡リスクで、11倍になることが分かったといいます。CNNの記事です。

  • 自己免疫疾患患者の半数以上がうつや不安の症状を経験

    2023-07-31

    自己免疫疾患患者はメンタルヘルスに問題を抱えることが非常に多いようです。英国の研究チームが、全身性自己免疫性リウマチ疾患(SARD)患者1853人を調査。その結果、55%がうつ、57%が不安、89%が深刻な倦怠感を経験していたことが明らかになったといいます。これは健康な対照群と比べてかなり高い割合だったとのことです。また、チームは289人の医師の調査も実施しており、医師が患者のメンタル不調に気付いている割合が非常に低いことも分かったそうです。EurekAlert!の記事です。

  • 「月経カップ」は途上国女性の健康を守るゲームチェンジャーか

    2023-07-28

    生理用品を入手しにくい発展途上国の女性の健康を守るために、医療用シリコン製の「月経カップ」が大きな役割を担うかもしれません。米国の研究チームが、ケニアの女子中等学校の生徒436人を追跡調査。月経カップを支給された人は、そうでない人に比べて細菌性膣炎になる可能性が26%低く、膣内細菌叢の組成が最適な状態である可能性が37%高かったそうです。さらに、月経カップを使用すると、性感染症のリスクが低くなることも示唆されたといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 目薬タイプの遺伝子療法で、難病DEBの盲目少年の視力が回復

    2023-07-28

    表皮と真皮を結合するコラーゲンに異常が生じ、皮膚や角膜に水疱ができるまれな遺伝子疾患「栄養障害型表皮水疱症(DEB)」のキューバの少年(10代)の視力回復に成功したそうです。米国のチームが、角膜病変を除去した上で、DEBの皮膚治療に使われる遺伝子療法の点眼薬を開発して投与。単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)ベクターを用いてコラーゲンの遺伝子を導入する方法です。その結果、病変は再発せず、失明状態だった視力がほぼ完璧に回復したとのこと。AP通信の記事です。

  • がん細胞表面の複数の標的を認識する優れたT細胞を発見

    2023-07-27

    がんサバイバーから、通常より優れた細胞傷害性T細胞(Tc細胞)が見つかったそうです。英国の研究チームが、腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL療法)を受ける末期の固形がん患者で、がんが消滅した人を調査。Tc細胞は通常、がん細胞表面の一つの標的を認識して攻撃を仕掛けます。しかし、これらの患者には、複数の異なる標的を同時に認識するTc細胞が存在していたそうです。このTc細胞は、がん治癒後1年以上たっても強いがん攻撃能力があったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 体温上昇でウイルスに対する抵抗力が向上 腸内細菌叢が関与

    2023-07-27

    発熱がウイルス感染の重症化を抑制するメカニズムが明らかになったようです。東京大学などのチームが、マウスにインフルエンザや新型コロナのウイルスを感染させて調査。36℃の高い外気温で1週間飼育したマウスは、低い外気温で飼育したマウスに比べて生存率が高かったといいます。体温がより高く(38度以上に)上昇し、腸内細菌叢が活性化して代謝物の二次胆汁酸が増加したためだそうです。二次胆汁酸はウイルス増殖や炎症反応の抑制に関わります。Medical Xpressの記事です。

  • 大麻の使用が人体に与える影響 遺伝子発現に変化か

    2023-07-25

    大麻の使用は遺伝子の発現に変化をもたらすようです。米国の研究チームが発見したのは、遺伝子発現の調節がDNA塩基配列の変化ではなく、メチル化などを通して行われる「エピジェネティクス」と呼ばれるもの。18~30歳の1000人について、15年後と20年後の血液を解析し、大麻使用に関連するDNAメチル化マーカーを調べた結果です。 15年、20年時点の両方で、最近の大麻使用に関連するマーカーと、長期の大麻使用に関連するマーカーが特定されたとのこと。Science Alertの記事です。

  • アトピー性皮膚炎治療の注射薬で、COPD患者の増悪リスクが低下

    2023-07-25

    アトピー性皮膚炎の治療薬として知られる「デュピルマブ」が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療を飛躍的に前進させるかもしれません。米国などの研究チームが、2型炎症が示唆されるCOPD患者939人を対象に調査を実施したといいます。デュピルマブを2週間ごとに皮下投与された人は、プラセボ群に比べて中等~重度の急性増悪の発生が1/3少なくなることが分かったそうです。さらにデュピルマブ群のほとんどで、肺活量が倍増することも明らかになったとのこと。Medical Briefの記事です。

  • 誤診のリスクを低減するために患者がするべき三つの質問

    2023-07-24

    米国では、1年間に79万5000人が誤診によって障害を負ったり、死亡したりするそうです。米国の研究チームの報告によると、脳卒中、敗血症、肺炎、静脈血栓塞栓症、肺がんの5疾患が誤診の38.7%を占めます。誤診のリスクを下げるため、患者は医師に①不調の原因として何が考えられるか②他にどんな可能性があるか③検査結果はいつ出て、自分は何をしたらいいか――を聞くとよいそうです。特に②は、型にはまらない考え方をしてもらうために重要とのこと。INSIDERの記事です。

  • 新型コロナの「無症状」感染に関連する遺伝子変異を特定

    2023-07-24

    全身の細胞の表面に存在するタンパク質「ヒト白血球抗原(HLA)」に特別な遺伝子変異があると、新型コロナウイルスに感染しても症状が出ない可能性が高いようです。米国の研究チームが、骨髄ドナーのデータベースから1500人のHLAを分析。参加者はみな白人で、コロナワクチン未接種者だったそうです。HLAに「HLA-B*15:01」と呼ばれる変異を2コピー保有している人は、この変異を持たない人に比べて、コロナ陽性でも無症状である可能性が8倍以上高かったといいます。NBC Newsの記事です。

  • エスプレッソでアルツハイマー病を予防? タンパク質タウの凝集を防ぐ可能性

    2023-07-21

    アルツハイマー病(AD)に関連するとされるタンパク質タウの凝集を防ぐ飲み物があるようです。イタリアの研究チームが、市販のコーヒー豆から抽出したエスプレッソ液やその成分を、ADの原因の一つとされるタウ線維と共に実験室で40時間培養。エスプレッソ抽出液やカフェイン、イソフラボンの一種であるゲニステインの濃度が高くなるほど、タウ線維が短くなり、凝集が抑制されたといいます。中でもエスプレッソ抽出液がもっとも効果的だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 母乳に含まれる糖分が、乳児の脳の神経細胞接続を促進

    2023-07-21

    母乳に含まれる糖分子「ミオイノシトール」が脳の発達に重要な役割を果たすようです。米国の研究チームが米シンシナティ、メキシコ市、中国・上海市の3都市で母乳サンプルを分析。ミオイノシトールが授乳初期には全ての母乳に高濃度で含まれており、その後徐々に減少することが分かったそうです。そして、培養したヒト神経細胞や脳組織を使った実験で、ミオイノシトールがシナプスを増やし、神経細胞の接続を促進することが判明したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 補聴器の使用で、高齢者の認知機能低下が抑制される可能性

    2023-07-20

    補聴器を使って耳の聞こえを改善することで、高齢者の認知機能低下を抑えられるかもしれません。米国の研究チームが、平均年齢77歳の高齢者977人に3年間の調査を実施。高血圧や糖尿病の影響で認知症リスクが高いとみなされた人について、専門家による助言とともに補聴器を使用すると、健康に関する講習を受けただけの人に比べて認知機能の低下が48%遅くなることが分かったそうです。一方で、健康な人はこのような違いは認められなかったといいます。CBCの記事です。

  • ポーランドで猫が鳥インフルに感染 29匹の陽性を確認

    2023-07-20

    世界保健機関(WHO)は、ポーランドで猫29匹がH5N1型鳥インフルエンザに感染したと報告したそうです。一つの国の広いエリアで、これほどの数の猫が鳥インフルに感染したことが確認されたのは初めてとのこと。感染が確認された猫の一部は呼吸困難や血の混じった下痢、神経症状などの重篤な症状を発症し、急速に悪化して死んだといいます。感染の原因は現時点では不明だそうです。感染した猫に接触した人もいますが、症状が出たという報告はないようです。ScienceAlertの記事です。

  • アルツハイマー病治療薬ドナネマブ、レカネマブより効果高い可能性

    2023-07-19

    米イーライリリー社の新たなアルツハイマー病(AD)治療薬「Donanemab(ドナネマブ)」の臨床試験の結果が報告されたそうです。この薬はADに関連するタンパク質アミロイドβを除去するモノクローナル抗体です。1700人を対象に行った臨床試験では、ADの進行を35%遅らせることが判明。米食品医薬品局(FDA)が最近承認した同様のAD新薬レカネマブは、ADの進行を27%抑制するといわれています。AD初期段階でドナネマブを使用すると、より効果が高まることも示されたとのこと。nprの記事です。

  • 米FDA、乳幼児をRSウイルスから守る抗体製剤を承認

    2023-07-19

    米食品医薬品局(FDA)は17日、RSウイルス(RSV)感染を予防する乳幼児向けのヒトモノクローナル抗体製剤「Nirsevimab(ニルセビマブ)」を承認したそうです。開発は英アストラゼネカと仏サノフィ社で、全ての乳幼児が利用可能なRSV抗体薬の承認は初。臨床試験では、同薬がプラセボ群と比べてRSVで受診するリスクを70%、入院するリスクを78%それぞれ抑制することが示されたそうです。対象は生後24カ月までの乳幼児で、注射で1回投与すると4~6カ月効果が持続するとのこと。CNNの記事です。

  • WHO、人工甘味料アスパルテームは「発がん性の可能性あり」と発表

    2023-07-18

    世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)は、低カロリーをうたう飲料などに一般的に使われる人工甘味料「アスパルテーム」について、「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」との見解を示したそうです。ただし、一般的な量を摂取する分には過度な心配は不要だといいます。アスパルテームは、発がん性があるかどうかの「証拠の強さ」を示す分類で、ガソリンによる排気ガスなどと同じ「2B」(4段階の上から3番目)に指定されたとのことです。CBS Newsの記事です。

  • 米FDA、処方箋なしで買える経口避妊薬を初承認

    2023-07-18

    米国の女性は近々、目薬と同じくらい簡単に経口避妊薬を購入できるようになるようです。米食品医薬品局(FDA)は13日、経口避妊薬「Opill(オーピル)」を処方箋なしで買える市販薬として承認しました。購入に年齢制限はなく、販売が開始されるのは来年初めになる見通しだそうです。オーピルは黄体ホルモン「プロゲスチン」のみを配合した薬です。エストロゲンとプロゲスチンが配合されている一般的な経口避妊薬に比べて副作用のリスクが低いといいます。AP通信の記事です。

  • オメガ3脂肪酸、ALS患者の死亡リスク低下に関連

    2023-07-16

    クルミなどに含まれるオメガ3脂肪酸の一種「アルファリノレン酸(ALA)」が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行を抑制する可能性があるそうです。米国の研究チームが、ALS患者449人を対象に18カ月の調査を実施。血中ALAレベルが最も高い群に属していた人は、最も低い群の人に比べて調査期間中に死亡するリスクが50%低かったそうです。オメガ3脂肪酸の一種「EPA」とオメガ6脂肪酸の一種「リノール酸」も死亡リスク低下に関連していたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • EU当局、減量薬による自殺念慮リスクを調査

    2023-07-15

    減量薬として広く使われている「オゼンピック」や「サクセンダ」などのGLP-1受容体作動薬ついて、自傷や自殺念慮のリスクが懸念されているようです。アイスランド当局が、このいずれかの薬を使用した人による自殺念慮や自傷念慮の症例を3件報告したそうです。欧州医薬品庁(EMA)は他のGLP-1受容体作動薬にも範囲を広げ、同じような可能性が考えられる150のケースについて現在調査を進めているといいます。調査は11月まで続く見込みとのことです。CNNの記事です。

  • 新型コロナ、ヒトと野生のシカの間で感染を繰り返す

    2023-07-14

    新型コロナウイルスが野生のシカとヒトの間で感染を繰り返すことがあるようです。米農務省の動植物検疫局(APHIS)が、米国で2021年11月~22年4月に野生のオジロジカから採取した8830検体を分析。ヒトで流行したコロナ変異株がシカに伝染し、ヒトの間でその変異株の流行が収まった後もシカの間で残っていることが分かったそうです。ヒトからシカに伝染したウイルスが変異し、それがシカからヒトにうつって広がったケースも少なくとも3件確認されたとのこと。CBS Newsの記事です。

  • 米CDC、犬の輸入ルール厳格化を提言 狂犬病対策で

    2023-07-14

    米疾病対策センター(CDC)は約70年ぶりに、犬の輸入に関する規定の改定を提言したそうです。狂犬病の再流入を防ぐことが目的。狂犬病は、米国では2007年に根絶していますが、今も世界100カ国以上でまん延しています。毎年約5万9000人が死亡し、ほとんどが犬にかまれた子どもだといいます。提言によると、狂犬病ハイリスク国から犬を持ち込む場合、出発地政府公認の獣医師の署名などがあるワクチン接種証明書が必要で、米国到着後に再接種を求めるとのこと。CNNの記事です。

  • パーキンソン病患者の「誰かに見られているような錯覚」は要注意

    2023-07-13

    実際には誰もいないのに誰かが近くにいる気配を感じたら、それはパーキンソン病(PD)の症状悪化の予兆かもしれません。スイスの研究チームが、60~70歳のPD患者75人を対象に5年間の調査を実施。PD初期に誰かがいるような錯覚を経験した人は、前頭葉がつかさどる注意力や問題解決、感情調節などに関連する認知機能の低下が速いことが分かったそうです。こうした錯覚がPD初期に起こる人には、特有の脳波パターンがあることも明らかになったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 糞便移植で、メラノーマ患者の免疫療法への反応が高まる可能性

    2023-07-13

    免疫療法の効果を向上させるには、糞便移植(FMT)で患者の腸内環境を整えると良いそうです。カナダの研究チームが、今回は悪性黒色腫(メラノーマ)患者20人を対象に第1相試験を実施しました。健康なドナーから採取した糞便の経口カプセルを免疫療法開始の1週間前に投与したところ、65%で治療への反応が確認されたそうです。メラノーマ患者で免疫療法の効果が得られるは通常40~50%だといいます。FMTと免疫療法の併用の安全性も示されたとのことです。ScienceDailyの記事です。

  • アルツハイマー病新薬「レカネマブ」に期待しすぎは禁物の理由

    2023-07-12

    米食品医薬品局(FDA)が6日にエーザイのアルツハイマー病(AD)新薬「レカネマブ」を正式承認しました。軽度認知障害(MCI)または初期段階の患者の病気の進行を遅らせる薬です。ただ、有効性に疑問を持つ専門家がいるようです。第3相試験では、同薬がプラセボ群に比べてADの進行を27%遅らせることが判明。しかしこれは、患者や家族が効果に気付かない可能性があるほどわずかな違いだといいます。なお専門家は「ADを治せるわけではない」との指摘もしています。NBC Newsの記事です。

  • 短い睡眠は、運動による脳へのメリットを台無しにする

    2023-07-12

    運動には認知機能の低下を抑える効果があるといわれています。しかし6~8時間の十分な睡眠を取らないと逆効果になるようです。英国の研究チームが、認知機能に問題がない50歳以上の中高年9000人に対し10年以上にわたる調査を実施。50、60代のときに身体活動レベルが高く、1日の平均睡眠時間が6時間未満だった人は、10年後に認知機能の低下が速く進むことが分かったそうです。その認知機能レベルは、運動をしなかった人と同程度だったといいます。CNNの記事です。

  • 不健康な歯はいらない? 歯周病の程度と歯の数が海馬の萎縮に関連

    2023-07-11

    不健康な状態で歯を残しておくと、認知機能に悪影響があるようです。東北大学の研究チームが、記憶力が正常な55歳以上の日本人172人を4年間調査。アルツハイマー病の初期には記憶をつかさどる脳の海馬の左側(左海馬)が萎縮するといいます。調査の結果、軽度歯周病の人は、残っている歯が少ないほど左海馬の萎縮速度が速いことが分かったそうです。一方で重度歯周病の人は、残っている歯が多いほど左海馬の萎縮速度が速まったとのことです。Science Alertの記事です。

  • 病原体情報を集約したポータルサイト開設 次のパンデミックに備え

    2023-07-11

    欧州バイオインフォマティクス研究所(EBI)が、研究者や医師、政策立案者などが病原体に関する広範囲の生体分子データにオンラインでアクセスできる「病原体ポータル(Pathogens Portal)」を開設したそうです。将来のパンデミックに備えるのが目的で、20万種類以上の病原体のデータを掲載。塩基配列やゲノムデータはもちろん、世界中のあちこちに散らばっているさまざまな種類のデータを集約し、誰もが迅速かつ容易にアクセスできるようにすることを目指すといいます。EurekAlert!の記事です。

  • ピロリ菌感染による胃がんリスク 特定の遺伝子変異で増大

    2023-07-07

    ピロリ菌感染による胃がんリスクは特定の遺伝子変異によって高まるそうです。理化学研究所(理研)などの研究チームが今年3月、胃がん患者1.2万人と非がん患者 4.4万人のDNAサンプルを分析した結果を米医学誌NEJMに発表しています。チームは胃がんリスク上昇に関連する九つの遺伝子変異を発見。胃がん発症リスクは、ピロリ菌感染に加えて、この中の特定の四つの遺伝子変異のいずれかを持つ人が約45%。ピロリ菌感染のみの人のリスクは約14%だったとのこと。SciTechDailyの記事です。

  • BMIで「過体重」に分類される人、死亡リスク上昇せず

    2023-07-07

    国際的にはBMI(体格指数)25以上を過体重、30以上を肥満と定義するそうです。米国の研究チームが、1999~2018年の同国の成人55万4332人のデータを分析したところ、過体重は死亡リスク上昇にほとんど関連しないことが分かったそうです。高齢者はBMIが22.5~34.9であれば全死因死亡率が有意に上昇することはなく、若者はBMIが22.5~27.4であれば死亡率に影響はなかったそうです。チームは「BMIだけで臨床的な判断をすることへの懸念が高まっている」としています。Medical Xpressの記事です。

  • 一晩寝ないことで、抗うつ効果を得られる人がいる可能性

    2023-07-06

    睡眠不足がうつ病患者の気分の落ち込みを改善するケースがあるようです。米国の研究チームが、健康な38人と大うつ病性障害(MDD)患者30人に眠らせない(睡眠剥奪)実験を実施。その結果、一晩まったく睡眠を取らなかったMDD患者のうち43%で、気分の落ち込みが改善したことが分かったそうです。機能的磁気共鳴画像(fMRI)を使って脳内を分析したところ、気分が向上した人は、情動や感情の処理に関わる扁桃体と前帯状皮質の接続が有意に増加していたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 米FDA、脱毛症治療薬を承認 脱毛範囲が20%以下に回復する患者も

    2023-07-06

    米ファイザー社が開発した円形脱毛症の経口治療薬「リットフーロ(一般名:リトレシチニブ)」が、米食品医薬品局(FDA)に承認されたそうです。対象は12歳以上。頭部の半分以上に脱毛がある患者700人を対象に行った臨床試験では、1日50mgのリットフーロを6カ月間服用した人の23%が脱毛の範囲が20%以下になったといいます。プラセボ群で脱毛の範囲が20%以下になったのは1.6%だったそうです。脱毛の初期段階で薬を服用すると、より効果が高まるとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • 増える「睡眠離婚」 本当に1人の方がよく眠れる?

    2023-07-05

    パートナーと別々のベッドや寝室で寝る「睡眠離婚」は、本当に睡眠の質を改善するのでしょうか。米国の研究チームが、同国の成人1250人を調査。回答者の1.4%が1年以上パートナーと別々に寝ていることが分かったそうです。パートナーと別々に寝ることで睡眠の質が向上したと答えたのは52.9%だったといいます。一方、睡眠離婚を試した人のうち25.7%が再びパートナーと一緒に寝ることを選択し、それによって睡眠時間が増加したと答えたとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • 腸内細菌が目に影響? プロバイオティクスでドライアイ改善か

    2023-07-05

    腸内細菌が目の健康にも影響を及ぼす可能性があるようです。米国の研究チームが、ドライアイマウスの腸内の善玉菌を抗菌薬で一掃して調査。ヒト由来のプロバイオティクス「リモシラクトバチルス・ロイテリ菌DSM17938株」を5日間経口投与されたマウスは、生理食塩水を投与されたマウスに比べて角膜の表面が健康な状態で、損傷も少なかったそうです。また、DSM17938投与群の目の組織には、涙の必須成分であるムチンを作る杯細胞が多く存在していたといいます。EurekAlert!の記事です。

  • コロナ禍に若者の1型糖尿病が急増

    2023-07-04

    新型コロナウイルスの感染拡大以降、1型糖尿病と診断される子どもや10代の若者が増えているそうです。カナダの研究チームが、世界各国のデータを分析。パンデミック1年目の子どもの1型糖尿病発症率は、パンデミック前に比べて14%上昇したことが分かったそうです。2年目には発症率がパンデミック前より27%高くなったといいます。コロナ感染や、子どもが本来日常生活で感染する細菌に暴露しなかったことなどが原因の可能性があるとのことです。BBCの記事です。

  • オピオイド、急性の腰や首の痛みには役に立たない可能性

    2023-07-04

    腰や首の痛みに対するオピオイドの使用は有害になるかもしれません。豪州の研究チームが、急性の腰痛や頸部痛で受診した350人を対象に調査を実施。オピオイド系「オキシコドン・ナロキソン錠剤」を短期間服用した人の6週間後の疼痛緩和レベルは、プラセボ群と同等だったそうです。また12カ月後には、プラセボ群の転帰のほうが若干良好だったといいます。オピオイド群は、12カ月後の時点でオピオイド乱用リスクが有意に上昇したとのことです。ABC News(AUS)の記事です。

  • 豪でMDMAやマジックマッシュルームの医療目的での使用が可能に

    2023-07-03

    豪州で7月1日から、うつ病や心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しむ患者に対して医師が特定の幻覚剤を処方することが許可されたそうです。世界で初めてのことです。豪州の精神科医は「エクスタシー」として知られる合成麻薬「MDMA」をPTSD患者に、マジックマッシュルームに含まれる幻覚成分「サイロシビン」を難治性うつ病患者にそれぞれ処方することが可能になったといいます。価格は患者1人あたり6600米ドル(約95万5000円)に上る見込みとのこと。AP通信の記事です。

  • 米CDCが高齢者向けRSVワクチン推奨 今秋から接種開始

    2023-07-03

    米疾病対策センター(CDC)は6月29日、二つの高齢者向けRSウイルス(RSV)ワクチンについて接種を支持することを表明しました。GSK社とファイザー社がそれぞれ開発したワクチンで、CDCの決定は米食品医薬品局(FDA)の承認とCDCの予防接種諮問委員会の勧告を受けたものです。今秋以降、医療従事者と話し合った上で60歳以上のワクチン接種が可能になります。高齢者向けRSVワクチンは、米モデルナやデンマークのババリアン・ノルディックも治験を進めているとのこと。CNNの記事です。

  • 朝のコーヒーで「目が覚める」のはプラセボ効果かも

    2023-06-30

    朝コーヒーを飲むと覚醒するのは、カフェインの効果ではないそうです。ポルトガルの研究チームが、1日1杯以上コーヒーを飲む人を対象に機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を使って脳の活動を分析。コーヒーを飲んだ後のほうが、カフェインを単独で摂取した後に比べて行動への準備がより整った状態になり、外部刺激にも敏感になることが分かったといいます。コーヒーの匂いや味、心理的期待などが覚醒を引き起こす要因になる可能性があるとのことです。EurekAlert!の記事です。

  • BMIはもう古い?肥満指標に関する考え方に変化の兆し

    2023-06-30

    長年肥満の定義に使われてきたBMI(体格指数)は、健康状態を予測する尺度としては不十分なようです。米国医師会(AMA)が、臨床現場でBMIを重要視するのをやめるよう呼びかける新たな指針を採用したそうです。体重と身長から求めるBMIは、集団レベルでは体脂肪率と関連があることは分かっていますが、個人の体脂肪率を予測するには正確性に欠けるといいます。体重増加の健康リスクを評価する指標として、体脂肪指数や相対脂肪量などが提案されています。The Conversationの記事です。

  • 食事時間の制限が減量に有効 カロリー制限と同等の効果か

    2023-06-29

    カロリー制限と同じくらい有効なダイエット法があるようです。米国の研究チームが、18~65歳の肥満患者90人を対象に調査。食事を取る時間を制限する「断続的断食」を行う群と摂取カロリーを制限する群は減量効果が同等で、両群ともに1年後には体重が4%減少したそうです。また、胴囲や脂肪量の減少も同等だったといいます。断続的断食群は、前半の半年間は正午~午後8時、後半の半年間は午前10時~午後8時に食事の時間を制限したとのこと。The Conversationの記事です。

  • 自閉症や知的障害の人が安楽死を選択 オランダの資料から判明

    2023-06-29

    自閉症や知的障害による苦しみを理由に安楽死を選択する人がいるそうです。オランダ政府が、2012~21年に同国で安楽死を選択した6万人のうち900人に関する資料を公表。これを英国の研究チームが分析したといいます。その結果、39人に自閉症や知的障害があり、このうち18人は50歳未満であることが分かったそうです。30人が苦痛の原因として「孤独」を挙げ、8人が苦しみの唯一の原因は自閉症や知的障害から来るものだと答えたとのこと。AP通信の記事です。

  • 米国内で5人がマラリアに感染 20年ぶりの事態にCDCが警鐘

    2023-06-28

    米国で、海外滞在歴のない人のマラリア感染が20年ぶりに確認され、米疾病対策センター(CDC)が注意を呼び掛けたそうです。米国内での感染例が最後に報告されたのは2003年だといいます。この2カ月の間にフロリダ州で4例、テキサス州で1例の計5例の国内感染が発生。5人の患者は治療を受け、現在は回復に向かっているとのことです。マラリアは蚊が媒介し、死に至ることもある感染症です。妊婦が感染すると胎児に伝染することがあります。NBC Newsの記事です。

  • 減量薬「Wegovy」の錠剤、治験で有望な結果

    2023-06-28

    デンマークのノボノルディスク社が開発した肥満症治療剤「Wegovy(ウゴービ:一般名セマグルチド)」の投与が経口でできるようになりそうです。同薬は現在、週1回皮下注射で投与されています。16カ月にわたって実施された二つの臨床試験の結果によると、高用量のウゴービ錠剤を毎日服用することで、皮下注射に匹敵する減量効果が得られることが判明。2型糖尿病の人にも有効だったといいます。副作用として、胃腸関連のトラブルが認められたとのこと。CBS Newsの記事です。

  • ウガンダで感染症後に水頭症を発症する新生児が多発、原因菌を特定

    2023-06-27

    東アフリカのウガンダで、新生児が感染症を患った後に水頭症を発症するケースが多発しており、米国の研究チームが原因の細菌を突き止めたそうです。チームが感染による敗血症や水頭症を発症したウガンダの新生児を調査し、無害とされていた細菌「Paenibacillus thiaminolyticus(パエニバシラス・チアミノリティカス)」が、感染症を引き起こすことが分かったといいます。感染症の治療から数週間後に水頭症が発生した際も、この細菌はまだ体内に残っていたそうです。Medical Xpressの記事です。

  • うつ病の新たなサブタイプが明らかに SSRIが効かない可能性

    2023-06-27

    認知機能に問題がある大うつ病性障害(MDD)のサブタイプが明らかになったそうです。そして、この患者には一般的な抗うつ薬は効果がない可能性があるといいます。米国などの研究チームが成人MDD患者712人を調査。このうち27%の人が、注意力や自制心を評価する認知課題をうまく処理できないことが分かったそうです。このタイプの人がうつ病の標準的な治療薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)を使用しても、うつ病が寛解する割合は低かったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 米FDA、筋ジストロフィーの遺伝子治療を迅速承認 4~5歳が対象

    2023-06-26

    米食品医薬品局(FDA)は、米Sarepta Therapeutics社のデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)に対する遺伝子治療薬「Elevidys(エレビジス)」を迅速承認したようです。対象は科学的根拠のある4~5歳の小児患者に限定。同薬の投与は単回で完了するそうです。価格は1回320万ドル(約4億5880万円)の見込みで、世界で2番目に高額な医薬品だといいます。エレビジスの販売を継続するには、現在進行中の治験で同薬が患者の身体機能や運動機能を改善することを示す必要があるとのこと。CNNの記事です。

  • イーライリリーの経口減量薬、中期臨床試験で有望な結果

    2023-06-26

    米イーライリリー社が開発する肥満治療のための経口薬「orforglipron(オルフォルグリプロン)」が、すでに承認済みの他の減量薬(セマグルチド)に匹敵する効果を示したそうです。米国の研究チームが、平均体重108.7kgの太り過ぎか肥満の患者272人を調査。最高用量のオルフォルグリプロンを毎日服用した人は、36週時点で体重が平均14.7%減少したそうです。一方、プラセボ群の体重減少はわずか2.3%だったといいます。副作用として、吐き気や便秘などが認められたとのこと。CNNの記事です。

  • 宇宙にいると感染症にかかりやすくなるのはなぜか

    2023-06-23

    宇宙飛行士は宇宙滞在中に感染症にかかりやすくなるそうです。カナダの研究チームが、宇宙ステーションに4年半~6年半いた宇宙飛行士14人を調査し、その理由を明らかにしたといいます。宇宙に到着すると数日で、白血球における247の遺伝子発現が通常の1/3に減ることが分かったそうです。こうした変化は、宇宙の無重力によって体液が上半身に集まってしまうことに起因するといいます。ただ、地球に帰還後1カ月ほどで通常の状態に戻るとのこと。ABC News(AUS)の記事です。

  • 昼寝の習慣が、脳の若さを保つ?

    2023-06-23

    昼寝の習慣は、加齢に伴う脳の萎縮を遅らせるかもしれません。米英などの研究チームが、40~69歳の37万8932人のデータを分析。因果関係を検討できるメンデルランダム化解析で遺伝的に昼寝をする素因があるとされた人は、平均で脳全体が15.8㎤大きいことが分かったそうです。これは脳が2.6~6.5歳若いことに相当するといいます。ただし、記憶をつかさどる海馬の大きさ、反応時間、視覚処理という脳の若さを測るその他の指標に違いはなかったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 不妊治療で出産した女性、20%がその後に自然妊娠

    2023-06-22

    不妊治療で授かった赤ちゃんを出産した後に、自然妊娠するのは珍しいことではないようです。英国の研究チームが、11の研究から世界中の5000人を超える女性のデータを分析。データは1980~2021年のものだといいます。分析の結果、少なくとも5人に1人が、体外受精(IVF)などの不妊治療で妊娠した赤ちゃんを出産した後、たいてい3年以内に自然妊娠していたことが分かったそうです。不妊治療の種類の違いなどを考慮しても、結果は同じとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 高齢者のアスピリン使用、貧血リスク高める可能性

    2023-06-22

    血栓を防ぐために高齢者にアスピリンを処方する際は、患者の血中ヘモグロビン濃度に注意を払った方がいいようです。豪州などの研究チームが、65歳以上の高齢者1万8000人を対象に5年間、調査を実施したそうです。その結果、低用量(100mg)のアスピリンを毎日服用した人は、プラセボ群に比べて血液検査で貧血と診断されるリスクが20%高かったといいます。また、アスピリン群の24%が5年以内に貧血を発症すると推計されたとのことです。CNNの記事です。

  • 「C3aペプチド」点鼻で、脳卒中マウスの運動機能が回復

    2023-06-21

    免疫系や脳の発達に重要な役割を果たすとされる補体「C3aペプチド」を含む点鼻薬が、脳卒中の後遺症治療に有効な可能性があるそうです。スウェーデンの研究チームが、虚血性脳卒中を起こさせたマウスで調査。1週間後にC3aの点鼻を始めたマウスは、プラセボ群に比べて速やかに全面的な運動機能が回復したそうです。MRI検査でC3aが神経細胞の接続を増やすことが判明。脳卒中後すぐに治療できなくても、この点鼻薬の使用で回復が期待できるとのことです。ScienceAlertの記事です。

  • 肥満によって損なわれた脳の栄養素への反応、減量しても戻らず

    2023-06-21

    なぜ、減量してもリバウンドしてしまうのでしょうか。米国の研究チームが、痩せている(BMI25以下の)28人と肥満(BMI30以上)の30人の胃にグルコースか脂肪を直接注入し、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を使って脳活動を評価。痩せている人は栄養素の感知に関連する脳活動の変化が起こるのに、肥満の人にはほとんど起きなかったといいます。肥満の人に減量プログラムを行い、10%の減量に成功した人に同じ検査を実施。栄養素を感知する反応は戻らなかったそうです。SciTechDailyの記事です。

  • 棺の中で「生き返った」女性に、2度目の死亡宣告

    2023-06-20

    南米エクアドルで、6月9日に死亡宣告を受けた76歳の女性が、通夜の最中に棺を叩いて生きていることを知らせ、助け出されるという出来事があったそうです。女性はその後、病院に運ばれて入院していましたが、16日に脳卒中で死亡したといいます。同国保健省は、誤った死亡宣告がされた原因を調査するよう指示したそうです。女性には、体が硬くなったり意識を失ったりする「カタレプシー」(強硬症)があったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 男性ホルモン「テストステロン」の補充で、心臓発作のリスク上昇せず

    2023-06-20

    男性ホルモン「テストステロン」の補充療法は心臓発作や脳卒中の発症リスクを高めるのでしょうか。米国の研究チームが、心臓病リスクが高く、低テストステロンによる症状がある45~80歳の男性5246人に2年間の治療と3年間の追跡調査を実施。心臓発作や脳卒中を発症した割合は、毎日テストステロンジェルを塗布した群とプラセボ群でほぼ同じだったといいます。ただし、注射投与などの場合は結果が異なる可能性を指摘する専門家もいるとのこと。USA TODAYの記事です。

  • 2種類のがん治療薬の治験が一時中断 参加者計6人の死亡受け

    2023-06-19

    米国で行われている急性骨髄性白血病(AML)と卵巣がんの新たな治療薬の治験が、死亡者が出たために中断したそうです。米2seventy bio社が、AMLに対するCAR-T細胞療法の第1相試験を実施。しかし、高用量の薬剤を投与された最初の子どもが死亡したことを受けて、治験を中断したとのことです。また、米Mersana社が行っている卵巣がん治療の抗体医薬「upifitamab rilsodotin(UpRi)」の第3相試験でも、参加者5人が出血で死亡。米食品医薬品局(FDA)は、この治験への追加登録を保留にしたといいます。CNNの記事です。

  • ヒトの「人工胚」の作製に世界で初めて成功 米英チーム

    2023-06-19

    米英の研究チームが、ヒトのES細胞(胚性幹細胞)から胚のような構造体(人工胚)をつくることに初めて成功したそうです。この人工胚を使えば、遺伝性疾患や流産の原因を理解するのに役立つ可能性があるといいます。一方、このような人工胚の取り扱いを巡り、法的そして倫理的な問題が浮上しています。ヒト胚については受精後14日を超えて研究室で培養してはいけないとのルールがあるものの、人工胚に関するルールは多くの国で未整備とのこと。CNNの記事です。

  • 子宮内膜症に細菌「フソバクテリウム」の感染が関与か

    2023-06-16

    子宮内膜症の発症に、細菌の感染が関与している可能性があるそうです。名古屋大学などの研究チームが、女性155人の子宮内膜組織を分析。子宮内膜症がある女性の64%から、歯周病などに関与するフソバクテリウム属の細菌が検出されたといいます。一方、子宮内膜症がない女性のうち、この細菌が検出されたのはわずか7%だったそうです。フソバクテリウム感染マウスを使った実験では、抗菌薬の投与で子宮内膜症の病変が小さくなることが示されたといいます。natureの記事です。

  • ポーランドで妊婦が死亡 厳しい人工妊娠中絶規制に市民が抗議

    2023-06-16

    ポーランドで妊娠5カ月の妊婦が、破水した後に病院で適切な処置を受けられず、敗血症で死亡したそうです。この病院は非常に保守的な地域にあり、中絶は行っていなかったといいます。ポーランドでは現在、レイプや近親相姦、妊婦の命や健康が脅かされる場合にのみ中絶が認められているそうです。女性の死を受け、中絶を規制する法律に対して抗議デモが起こりました。政府は今回のようなケースは女性に中絶の権利があると強調したとのことです。AP通信の記事です。

  • 植物ベースの食生活は心臓に好影響 コレステロール値低下で

    2023-06-15

    高い悪玉コレステロール(LDL)値は心筋梗塞や脳卒中の原因になります。植物性食品中心の食生活を送ると、コレステロール低下薬「スタチン」の1/3ほどの効果が得られるようです。デンマークの研究チームが、食生活と心臓の健康に関する1982年以降の30の治験を分析。参加者は合計で2400人に上るそうです。ベジタリアンやビーガンの食事が、LDLを10%▽総コレステロールを7%▽LDLの主なタンパク質であるアポリポタンパク質Bを14%――減らすことが分かったといいます。BBCの記事です。

  • ミエリンの劣化がアルツハイマー病に関連している可能性

    2023-06-15

    神経細胞の突起(神経線維)を覆う「ミエリン(髄鞘)」の加齢に伴う劣化が、アルツハイマー病(AD)に関連するタンパク質アミロイドβ(Aβ)の蓄積を加速させるようです。ドイツの研究チームがADマウスの調査で、劣化したミエリンによって神経線維にストレスが加わり、Aβの産生が増えることを突き止めたそうです。また、Aβの除去を担う免疫細胞ミクログリアが、劣化したミエリンの除去で手いっぱいになり、適切に働かない可能性があるといいます。SciTechDailyの記事です。

  • 少量の飲酒で心血管疾患リスク低下 理由はストレスの減少か

    2023-06-14

    少量のアルコールはストレスを軽減し、心血管疾患リスクの抑制につながる可能性があるようです。米国の研究チームが、数千人分のデータを分析。週に1~14杯アルコールを摂取する人は、アルコール摂取量が週1杯未満の人に比べて心臓発作や脳卒中を発症するリスクが低かったそうです。さらに参加者の脳スキャンを分析したところ、軽~中程度のアルコール摂取が不安や恐怖の感情に関わる偏桃体のストレス応答を減らす可能性が示唆されたといいます。CNNの記事です。

  • 食生活の改善による体重減少で、脳の老化が減速する?

    2023-06-14

    野菜が豊富で加工食品が少なめの食生活を送ると、脳年齢に驚くべき効果がもたらされるようです。イスラエルなどの研究チームが、肥満患者102人を調査。参加者は「地中海式食事」「地中海式食事とポリフェノール」「ガイドラインに基づいた健康的な食事」のいずれかを取り続けたそうです。18カ月後、参加者の体重は平均2.3kg減少。体重が1%減るごとに、スキャン画像から推定する脳年齢が9カ月若く見えることが明らかになったといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 糖尿病治療薬「メトホルミン」、コロナ後遺症の発症リスク抑制か

    2023-06-13

    2型糖尿病の治療に一般的に使われている安価な経口薬「メトホルミン」で、新型コロナウイルス感染後の後遺症を防ぐことができるかもしれません。米国の研究チームが、太り過ぎまたは肥満の患者1126人を対象に第3相試験を実施。コロナ陽性判定後にメトホルミンを飲んだ人は、プラセボ群に比べて10カ月後にコロナ後遺症と診断されるリスクが40%低かったそうです。すでに発症している後遺症に有効かどうかは未確認だといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 母乳を長く飲んだ子ども、試験で高得点を取る傾向に

    2023-06-13

    母乳育児の期間が、子どの学業成績に影響を及ぼす可能性があるようです。英国の研究チームが、同国の乳児5000人を追跡調査しました。そして、英国で義務教育終了時に受ける全国統一試験「GCSE」の数学と英語の成績を比べたそうです。その結果、乳児期に母乳を1年以上飲んだ子どもは、母乳をまったく飲まなかった子どもに比べて高得点で合格する可能性が39%高かったといいます。また、英語で不合格になる可能性は25%低かったとのとこと。CNNの記事です。

  • 医療用大麻、トゥレット症患者のチック症状軽減に効果

    2023-06-12

    チック症状が1年以上続く「トゥレット症候群」に対する医療用大麻の効果について、初めて厳密な検証が行われたそうです。豪州の研究チームが、重度のトゥレット症候群の成人患者22人を対象に調査を実施。THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)を含有する医療用大麻オイルを6週間経口投与すると、音声チックや運動チックが有意に減少することが分かったそうです。強迫症などの関連する他症状も改善したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 健康に長生きする秘訣は「タウリン」か 動物実験で確認

    2023-06-12

    加齢に伴い体内で減少するアミノ酸に似た物質「タウリン」を補うと、健康寿命を延長できる可能性があるようです。米国などの研究チームが、複数の動物実験を実施。中年マウスにタウリンのサプリメントを摂取させると、寿命の中央値が10~12%延長することが分かったそうです。また、中年のアカゲザルに6カ月間タウリンを摂取させたところ、骨密度や血糖値などに顕著な改善がみられたといいます。タウリンは特に貝類や軟体動物に多く含まれます。ScienceAlertの記事です。

  • 心停止後臓器提供、移植の成功率は脳死後臓器提供とほぼ同じ

    2023-06-09

    回復不可能な脳損傷がある患者の生命維持装置を止め、心臓が停止した後の「心停止後臓器提供(DCD)」による心臓移植は、従来の脳死ドナーからの心臓移植と同じくらい成功するようです。米国の研究チームが、心臓移植を受けた患者180人を調査。6カ月後生存率は、DCDの心臓を移植された人は94%、脳死患者の心臓を移植された人が90%とほぼ同じだったそうです。DCDでは、ドナーから摘出した心臓は灌流装置につながれ、移植まで保存されるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「ゲノム編集ベビー」を誕生させた中国人科学者のいま

    2023-06-09

    5年ほど前に「ゲノム編集ベビー」を誕生させたという中国人科学者の賀建奎氏が研究生活に戻り、ゲノム編集技術CRISPRを使ったデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)の治療法開発に取り組んでいるそうです。賀氏は、遺伝子改変技術を使ってHIVに感染しない双子の女の赤ちゃんを誕生させたとして、中国で実刑判決を受けました。賀氏は双子について「平和な生活を送っている」とし、遺伝子編集による悪影響の有無についてはコメントを避けているそうです。nprの記事です。

  • 入院中の子どもに寄り添う「ファシリティドッグ」の効果/静岡こども病院

    2023-06-08

    臨床経験のある看護師のハンドラーとペアで医療チームの一員として病院に常勤し、患者に寄り添い治療のサポートをする犬「ファシリティドッグ(hospital facility dogs:HFDs)」をご存じですか。静岡県立こども病院でHFDsプログラムを手掛けるNPO法人が、病院スタッフにアンケートを実施。回答者431人の73%が、HFDsは終末期の緩和ケアに有益だと「常に感じる」「非常によく感じる」と答えたといいます。また、子どもの表情が豊かになりおしゃべりになることも観察されたそうです。EurekAlert!の記事です。

  • 髄膜炎菌5価ワクチンの効果を確認 アフリカでの流行撲滅に期待

    2023-06-08

    アフリカから髄膜炎の流行が撲滅できるかもしれません。髄膜炎菌に対する5価ワクチン「NmCV-5」が、第3相試験で有望な結果を示したようです。ガンビアなどの研究チームが、同国とマリで2~29歳の健康な1800人を調査。NmCV-5ワクチンの単回接種で、28日後には既存の4価ワクチンより強力な免疫応答が誘導されたそうです。アフリカで流行の可能性があり、4価ワクチンには含まれない髄膜炎菌X型にもNmCV-5は有効だといいます。安全性も確認されたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 人工甘味料スクラロース、DNAを損傷する可能性 専門家が警鐘

    2023-06-07

    炭酸飲料やガムなどに広く使われている人工甘味料「スクラロース」について、危険性を指摘する研究結果が報告されたようです。米国の研究チームが、ヒトの血液細胞や腸壁組織を使って調査を実施。スクラロースやスクラロースが体内で代謝された際に産生される「スクラロース-6-アセテート」によって、DNA損傷が生じる可能性があることが明らかになったそうです。これらの物質が腸の内壁にダメージを与えることも確認されたといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 毛包幹細胞のmiRNAを増やすことで、発毛が促進/マウス実験

    2023-06-07

    加齢によって失われた髪の毛を取り戻すことはできるのでしょうか。米国の研究チームが、年を取ると髪が生えにくくなるのは毛包幹細胞が硬くなるためであることを発見したそうです。さらにチームは、細胞を柔らかくする作用のあるマイクロ(mi)RNA「miR-205」に着目。マウスを遺伝子操作して毛包幹細胞でのmiR-205の産生を増やしたところ、若いマウスと高齢マウスの両方で発毛が促進されたといいます。次は、局所でも同様の効果が得られるか確認する予定とのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 米国で昨冬、子どもの脳膿瘍が増加 コロナ前の最高値より高い水準続く

    2023-06-06

    米国で昨年の冬、鼻や耳などで起きた細菌感染が脳に回って膿がたまってしまう「脳膿瘍」の子どもが急増したそうです。米疾病対策センター(CDC)が最新のデータを公表。冬にかけて子どものウイルス性呼吸器感染症が急増した後、2022年12月には小児脳膿瘍の症例が102件となり、月間最多記録を更新したそうです。新型コロナのパンデミック前の中間値と比べて200%の増加だといいます。その後は減少傾向にあるものの、コロナ前の最高値より高い水準にあるとのこと。CNNの記事です。

  • 経口薬オシメルチニブで、特定の肺がん患者の死亡リスク半減

    2023-06-06

    英アストラゼネカ社が開発した非小細胞肺がん切除後の補助療法薬「オシメルチニブ(商品名タグリッソ)」は、患者の全生存期間を延長できるようです。米国の研究チームが、EGFR遺伝子変異のある早期(ステージ1b~3a)非小細胞肺がん患者680人を対象に調査を実施。腫瘍の摘出手術後、オシメルチニブを毎日服用した人はプラセボ群に比べて死亡リスクが51%低下したといいます。5年後に生存していたのは薬の服用患者が88%、プラセボ群が78%だったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 鳥インフルの変異に懸念 人へのリスクは低いものの注視が必要

    2023-06-05

    世界中で猛威を振るう鳥インフルエンザが、急速に変異しているようです。米国の研究チームが、鳥インフルが欧州から北米に広がる過程でどのように進化したかを分析。ウイルスが北米に到達した時点で、病原性が高まっていたそうです。フェレットの実験では、新たな変異株が予想以上に脳内で増殖することも判明。ヒトへのリスクはまだ低いものの、哺乳動物間での伝染の可能性も確認されており、家禽へのワクチン接種を求める声が高まっているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 新たな血液検査でさまざまな種類のがんを検出 英の試験で有望な結果

    2023-06-05

    米グレイル社が開発した50種類以上のがんを検出できる血液検査「Galleri」が、英国で使われるようになるかもしれません。Galleriは、がんから漏れる遺伝コードの断片の変化を調べるものです。英国民保健サービス(NHS)が、がんと疑われる症状があって診療所を受診した5000人を調査。従来の検査でがんと診断された人のうち2/3を検出できたそうです。このうち85%は、がんの発生源も正確に特定できたといいます。NHSは現在、無症状者を対象にした調査を行っているとのこと。BBCの記事です。

  • 筋ジストロフィー治験で死亡 原因はウイルスベクターへの過剰反応

    2023-06-02

    デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)を対象とする遺伝子治療の初期臨床試験に参加した米国在住の男性(27)が昨年死亡し、調査を行っていた同国の研究チームが結果を公表したそうです。治療は、ゲノム編集技術CRISPRを用いて「ジストロフィン」というタンパク質を増やすもの。CRISPRを体内に送り届けるための「アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター」に対し、男性の免疫系が通常に比べて過剰に反応しすぎたことが死亡の原因とみられるとのことです。AP通信の記事です。

  • カナダ、たばこ1本1本に健康被害の警告文を表示 世界初の取り組み

    2023-06-02

    「たばこはがんの原因」「たばこは性的不能の原因」「たばこは臓器にダメージを与える」「一服一服に毒が含まれている」――。たばこ1本1本に、こんな健康被害に関する警告文を表示することが、カナダで義務付けられるそうです。このような取り組みは世界初だといいます。規制は今年8月1日に施行され、その後段階的に警告文付き製品が販売される見通しとのこと。カナダは、2035年までに喫煙率を5%未満に下げることを目指しているそうです。CBCの記事です。

  • 危険な多剤耐性菌に有効な抗菌薬、AIを活用して発見

    2023-06-01

    人工知能(AI)を活用することで、スーパーバグと呼ばれる超多剤耐性菌を殺す抗菌薬候補が見つかったそうです。カナダと米国の研究チームがAIを使い、医療施設などで広がる強力な多剤耐性菌「アシネトバクター・バウマニ(AB)」に効く薬剤を6000以上の物質から選別。最終的に「RS102895(abaucinと命名)」と呼ばれる化合物が、ABの増殖を抑える可能性があることが分かったそうです。この薬剤はABにのみ作用し、腸内細菌や皮膚の常在菌などを殺すことはないといいます。CNNの記事です。

  • マルチビタミンサプリ、加齢による記憶力の低下を防ぐ可能性

    2023-06-01

    ビタミンA、B、Cや亜鉛を含有するマルチビタミンサプリメントに、認知機能の低下を防ぐ効果があるかもしれません。米国の研究チームが、高齢者3562人を対象に調査を実施。米国で一般的に使われるマルチビタミンサプリ「セントラムシルバー」を3年間毎日飲んだ人は、プラセボ群に比べてオンラインで実施した記憶力テストで好成績を残したそうです。サプリを飲んだ人は、記憶力が3.1歳分若くなるとの推計が示されたといいます。NBC Newsの記事です。

  • 中国の専門家トップ、コロナの「武漢研究所漏出説」を否定せず

    2023-05-31

    新型コロナウイルスの発生源について、昨年まで中国疾病予防コントロールセンターのトップを務めた高福氏がBBCのインタビューに応じたそうです。高氏は、コロナが中国武漢の研究所から漏出したとする説をめぐり「全てのことを疑いの目で見る。それが科学だ。何事も排除すべきではない」として、否定しなかったといいます。一方で、中国政府は研究所漏出説を否定しています。高氏は研究所が「専門家による二重の調査を受けた」とも述べたそうです。BBCの記事です。

  • 米で今春、ヒトメタニューモウイルスの感染者が急増

    2023-05-31

    米疾病対策センター(CDC)によると、呼吸器感染症を引き起こすヒトメタニューモウイルス(HMPV)の症例が2023年春に急増したそうです。3月半ばのピーク時には、検査検体の11%近くがHMPV陽性だったといいます。これは、新型コロナのパンデミック以前の平均値より36%高い数字とのこと。HMPVはインフルエンザやRSウイルスと同じくらい危険でありふれた呼吸器感染症ウイルスだそうです。ワクチンや治療薬はなく、感染症に弱い人は重症化や死亡のリスクもあるとのこと。CNNの記事です。

  • がん患者の喫煙、倦怠感や痛みなど症状の重さに関連

    2023-05-30

    がんの診断を受けた後も喫煙を続けると、転帰に悪影響があるようです。米国の研究チームが、がん既往歴のある成人1409人のデータを分析。現在喫煙している人は、過去に喫煙していた人や喫煙経験のない人に比べて倦怠感や痛み、情緒面の問題を抱えるリスクが高かったそうです。紙巻きたばこだけでなく、電子たばこでも同様の結果だったといいます。なお、症状が重い患者は負担から逃れるために喫煙を続ける傾向があるという説は間違いのようです。Medical Xpressの記事です。

  • 幼い子どもの受動喫煙、近視リスク高める可能性

    2023-05-30

    子どもの受動喫煙は近視のリスクを高めるそうです。香港の研究チームが、6~8歳の子ども1万2630人を調査。調査対象者の32.4%が受動喫煙の状態だったといいます。分析の結果、副流煙への暴露が、近視の原因となる屈折力の強さや眼軸長(眼球の奥行きの長さ)の伸長に関連することが明らかになったそうです。副流煙に暴露する子どもは近視を発症する可能性が高く、そのオッズ比は中等度近視で1.3、強度近視で2.64だったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • イーロン・マスク氏の脳インプラント、治験の許可を取得

    2023-05-29

    米起業家イーロン・マスク氏らが設立したニューラリンク社は、開発する脳インプラント装置のヒトを対象にした臨床試験が米食品医薬品局(FDA)に許可されたと発表しました。コイン大の物を頭蓋骨に埋め込み、そこから極細の線を脳に入れる装置だといいます。神経系をコンピュータに接続し、脳損傷などが原因で失われた機能を取り戻させるそうです。視力回復や、筋肉を動かせない人が電子機器を操作できるようにすることなどを目指すとのこと。AP通信の記事です。

  • まひで歩行不能の男性、脳と脊椎のインプラントで歩けるように

    2023-05-29

    10年以上前のバイク事故でまひが残り歩けなくなった男性(40)が、スイスの研究チームが開発した脳と脊髄を再接続する装置によって、スムーズに歩けるようになったそうです。脳に埋め込んだ装置が「歩きたい」という信号を受信。次にこの信号が、リュック型の処理装置に無線で伝わるそうです。そして処理装置から脊椎インプラントに命令が伝達され、筋肉が刺激される仕組みだといいます。日によるものの、男性は100m以上の歩行が可能になったとのこと。CNNの記事です。

  • メキシコで手術受けた米国人 真菌性髄膜炎で2人が死亡、200人以上に感染リスク

    2023-05-28

    米国に隣接するメキシコの都市マタモロスで手術を受けた米国人2人が、真菌性髄膜炎の疑いで死亡したそうです。関連するとみられる二つのクリニックが閉鎖され、米疾病対策センター(CDC)はこれらのクリニックで最近手術を受けた224人に連絡を取り、髄膜炎検査を受けるよう呼びかけているとのことです。米国では近年、メキシコをはじめとする他国で医療を受ける「メディカルツーリズム(医療観光)」の人気が高まっているといいます。AP通信の記事です。

  • 乳幼児突然死症候群、セロトニン受容体の変異が関連か

    2023-05-27

    乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険因子の一つが明らかになったようです。米国の研究チームが、SIDSで死亡した乳児58人と別の原因で死亡した乳児12人の脳組織を比較。SIDSで死亡した乳児は、呼吸などの調節に重要な役割を果たす脳内のセロトニン関連受容体が変異している傾向があったそうです。乳児は通常、睡眠時に酸素が不足すると、呼吸を促す反応を自然に示すといいます。しかしこの変異型をもつ乳児では、この反応が起きない可能性があるとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 食べ物の画像を繰り返し見ると、食欲が満たされる可能性

    2023-05-26

    食欲を抑えたい人は、食べたい物の画像を何度も見るといいようです。デンマークの研究チームが、1000人以上を対象にオンラインで調査を実施。参加者にM&M’s(チョコレート菓子)の画像を複数回見せた後、実際に1~10個の間でいくつM&M’sを食べたいか尋ねたそうです。オレンジ色のM&M’sの画像を30回見た人は、3回見た人に比べて食べたいと申告したM&M’sの個数が少なかったといいます。見せる菓子の色や風味を毎回変えても、結果は同じだったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • HPVワクチン接種は1回でOK? 3年間は有効性持続との最新研究

    2023-05-26

    子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンについて、複数回接種から単回接種に変更するべきとの声が上がっているそうです。世界保健機関(WHO)は2022年、HPVワクチンについて原則として単回接種を推奨すると決定。接種が1回で済めば手間やコスト面でメリットが大きく、ワクチンのさらなる普及が期待できるためです。最新の研究でも、HPVワクチンの単回接種で少なくとも3年間は高い有効性が持続することが示されたといいます。CNNの記事です。

  • 腸から血液に漏れ出す細菌由来の毒素が、体重増加を促進

    2023-05-25

    腸内細菌由来の毒素「エンドトキシン」が、脂肪細胞の代謝機能を低下させて体重増加を促すことが分かったそうです。英国などの研究チームが、肥満の156人の脂肪細胞を分析。エンドトキシンが血中に流出すると、健康的な体重の維持に重要な役割を果たす「白色脂肪細胞の褐色化」が減少することが明らかになったといいます。脂質を貯蓄する白色脂肪細胞は、一定の条件下で褐色化し、脂肪を燃焼する褐色脂肪「様」細胞に転換することが知られています。ScienceAlertの記事です。

  • 睡眠時無呼吸の成人患者、コロナ後遺症のリスク高い可能性

    2023-05-25

    米国の研究チームが、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と新型コロナウイルス感染後の後遺症の関連を分析する研究を進めているそうです。180万人近くのデータを分析した調査では、成人OSA患者のコロナ後遺症発症リスクが最大で75%高くなることが分かったそうです。また、33万人を対象にした別の調査では、このリスクが12%上昇していたことが判明。OSAは炎症の増加や睡眠の乱れ引き起こし、感染症の発症傾向の増大や免疫機能の低下につながる可能性があるとのこと。CNNの記事です。

  • 「粘液栓」が多いCOPD患者の高い死亡率

    2023-05-24

    慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療法が変わるかもしれません。米国の研究チームが、粘液の塊である「粘液栓」を標的にすれば、死亡率を改善できるかもしれないという研究結果を発表しました。チームは、軽~重度のCOPD患者4000人以上について、初診時に撮影した胸部CT画像を分析したそうです。死亡率は、CT画像で粘液栓が認められなかった患者が34%、粘液栓が存在する肺の区域が1~2カ所だった患者が46.7%、3カ所以上の患者は54.1%だったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • うつ症状のある人、創造力を悪意ある目的で使う傾向

    2023-05-24

    他人をいじめたり、挑発的なメッセージをSNSに投稿したり、創造力を負の方向に使う「悪意のある創造性」。オーストリアの研究チームが、259人を対象に調査を実施し、潜在性うつ症状(軽度のうつ)と悪意のある創造性に関連性があることが明らかになったといいます。うつの程度を示すスコアが高い人ほど、悪意のある創造性を発揮することが多かったとのことです。うつ病と悪意のある創造性は、一方が他方を助長する関係にある可能性があるそうです。PsyPostの記事です。

  • 妊婦に接種する乳児向けRSVワクチン、米で承認へ前進

    2023-05-23

    米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、米ファイザー社が開発した初の乳児向けRSウイルス(RSV)ワクチンの承認を推奨する立場を示したそうです。FDAは通常、委員会の意見に従うとのことです。このワクチンは、妊婦に接種することで出生後の乳児がRSV感染で重症化するのを防ぎます。専門家14人による投票では、満場一致でワクチンの有効性を支持。一方、ワクチンの安全性については、早産のリスクがあるなどとして14人中4人が「不支持」だったとのことです。nprの記事です。

  • 人工甘味料は減量に効果なし WHOが新ガイドライン

    2023-05-22

    低カロリーやカロリーゼロの人工甘味料を減量目的で口にするのはやめた方がいいようです。世界保健機関(WHO)が新たなガイドラインを公表。エビデンス(科学的根拠)の系統的レビューを行ったところ、人工甘味料が成人や子どもの体脂肪減少に長期的な効果をもたらすことはないとの結果が示唆されたそうです。それどころか、こうした甘味料を長期間摂取すると、2型糖尿病や心血管疾患、成人における死亡のリスクが上昇する可能性があるといいます。CBS Newsの記事です。

  • EBウイルスと多発性硬化症の関連を示す新たな証拠

    2023-05-19

    ヘルペスウイルスの一種「エプスタイン・バールウイルス(EBV)」は、多発性硬化症(MS)と関連があることが指摘されています。スウェーデンの研究チームが、メカニズムの一端を明らかにしたそうです。チームはMS患者700人と健康な対照群700人の血液を分析。EBVのタンパク質EBNA1に結合する抗体が、誤って脳や脊髄に存在するタンパク質CRYABにも結合してしまうことが分かったそうです。これにより神経系がダメージを受け、MSの症状が起こる可能性があるとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 手軽な尿検査でがんの存在や転移の有無を判定

    2023-05-19

    米マサチューセッツ工科大学(MIT)が、さまざまな種類のがんの存在や転移の有無を識別する新たな尿検査を開発しているそうです。尿検査に先立ち、患者にはナノ粒子を投与するといいます。このナノ粒子は、腫瘍が過剰に産生する酵素に出くわすと、血液中にその酵素特有のDNA断片を放出するよう設計されているそうです。その後、このDNA断片は尿として体外に排出され、特別な試験紙を使った検査でがんの存在や転移の有無を把握できるといいます。Medgadgetの記事です。

  • ウイルス療法と免疫療法の併用で、膠芽腫再発患者の寿命が延長

    2023-05-18

    脳腫瘍の一種「膠芽腫」の再発患者に対する新たな治療法が、臨床試験で有望な結果を示したようです。カナダなどの研究チームが膠芽腫再発患者49人に併用療法を実施。チームはまず、がん細胞のみを破壊する「腫瘍溶解性ウイルス」を腫瘍に注入。その後、免疫チェックポイント阻害薬「抗PD-1抗体」を3週間ごとに静脈内投与したそうです。すると、平均生存期間が既存の治療法より半年ほど延長したといいます。腫瘍が完全に消失した患者もいたとのこと。SciTechDailyの記事です。

  • あらゆるインフル株に効くmRNA「万能ワクチン」の治験がスタート

    2023-05-18

    米国立衛生研究所(NIH)が、mRNA技術を活用したインフルエンザワクチンの初期の治験の参加者登録を開始したそうです。米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が開発した「ユニバーサルワクチン」で、幅広い株に対する長期間の効果が期待されており、ワクチンを毎年打つ必要がなくなる可能性があるといいます。治験には健康な18~49歳が最大50人参加予定で、安全性や免疫反応が起こるかどうかを確認します。既存の4価ワクチンとの比較も行われるとのこと。NBC Newsの記事です。

  • 米FDA承認の抗菌薬レカルブリオ、「有効性の証拠が不足」とBMJが指摘

    2023-05-17

    英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」が、米メルクの非常に高額な抗菌薬「レカルブリオ」について、法的に必要とされる「実質的証拠」がないまま米食品医薬品局(FDA)に承認されたと指摘したそうです。この薬の三つの臨床試験では、いずれも有効性を裏付ける実質的証拠が示されていないといいます。それにもかかわらず、FDAは薬の成分や動物実験の結果などを根拠に「規制の柔軟性」を適用し、承認に踏み切ったとのことです。EurekAlert!の記事です。

  • ChatGPTは医師よりも質の高い医学的アドバイスができる

    2023-05-17

    対話型人工知能(AI)の「ChatGPT」は、患者への医学的な助言を医師よりも上手に行えるそうです。米国の研究チームが、実際にソーシャルメディアに投稿された健康に関する195の質問について、医師とChatGPTの文書による回答を比較したそうです。その結果、医療分野の専門家は、79%の確率でChatGPTの回答を好んだといいます。「質が高い」または「親身である」と評価された回答は、医師によるものよりもChatGPTによるもののほうが圧倒的に多かったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 皮膚用パッチで、幼児のピーナッツアレルギーが改善する可能性

    2023-05-16

    ピーナッツアレルギーを治療する皮膚用パッチ「Viaskin Peanut」が、後期臨床試験で有望な結果を示したようです。仏DBV Technologies社などが、診断を受けた1~3歳の幼児362人を調査しました。ピーナッツタンパク質250㎍(ピーナッツ1粒の1/1000相当)を含有するViaskinを1年間、毎日背中に貼った子どもの2/3が主要目標を達成。プラセボ群は1/3だったといいます。アレルギーの程度が軽い子は3~4個分、重い子は1個分のピーナッツタンパク質を摂取できるようになったとのこと。CNNの記事です。

  • 米FDA、更年期のホットフラッシュを軽減する非ホルモン性新薬を承認

    2023-05-16

    アステラス製薬が開発した更年期障害治療薬「Veozah」が、米食品医薬品局(FDA)に承認されたそうです。Veozahは、閉経にともなうホットフラッシュ(ほてり)などを改善する経口薬。1日1回の服用で、中~重度の発汗や紅潮などが緩和されるといいます。同薬はホルモン製剤ではなく、体温調節に関連する脳の神経接続を標的にしているそうです。ホルモン製剤による副作用の心配がない一方で、服用に伴い肝臓がダメージを受ける可能性があるとのこと。AP通信の記事です。

  • RSウイルス感染の抗体医薬ニルセビマブ、乳児の重症化リスクを83%低減

    2023-05-15

    仏製薬大手サノフィ社などが開発した抗RSウイルス(RSV)モノクローナル抗体製剤「nirsevimab(ニルセビマブ)」が、臨床試験で有望な結果を示したようです。同社は2022~23年のRSV流行期における実世界データを分析。1歳未満の乳児8000人以上が調査の対象になったといいます。この薬の注射を1回受けた乳児は、そうでない乳児に比べてRSV関連で入院するリスクが83%低かったそうです。この薬はワクチンと同じ目的で使われ、EU、英国、カナダで承認されているとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 新開発のハイドロゲルで、マウスの膠芽腫が完全に消滅

    2023-05-15

    最も治療が難しい脳腫瘍の一つである膠芽腫の新たな治療法が見つかったかもしれません。米国の研究チームが、卵巣がんや乳がん、肺がんなどの治療に使われる化学療法薬「パクリタキセル」と免疫療法薬「抗CD47抗体」を組み合わせたハイドロゲルを開発。膠芽腫マウスの腫瘍を切除した後、その部分にこのゲルを注入したといいます。すると腫瘍の痕跡は消え、再発も起きなかったそうです。驚くべきことに、マウスの生存率は100%だったとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 個別化mRNAワクチン、膵臓がんに対する免疫応答を誘導

    2023-05-12

    独ビオンテック社が開発する膵臓がん向けのmRNAワクチンが、初期の臨床試験で有望な結果を示したそうです。米国などの研究チームが膵臓がん患者16人から腫瘍を摘出し、その組織と血液を解析して個別にカスタマイズしたmRNAワクチンを作製。患者は投与後に化学療法も受けたといいます。16人中8人で腫瘍に対するT細胞の免疫応答が誘導され、この8人は全員再発しなかったそうです。脾臓を摘出していると、ワクチンの効果が出ない可能性があるとのこと。CNNの記事です。

  • 新型コロナ患者の死因は人工呼吸器関連肺炎が多い?

    2023-05-12

    新型コロナによる死亡原因の多くは、免疫が暴走するサイトカインストームによる臓器不全だと考えられています。しかし、米国のチームが集中治療室(ICU)の患者585人を調査し、それに疑問を呈する報告をしたようです。患者は皆、肺炎や呼吸器不全を患っており、190人がコロナに感染していたといいます。データを分析したところ、コロナ患者は細菌性の人工呼吸器関連肺炎(VAP)を発症することが多く、VAPから回復できない人は死亡リスクが上昇したとのこと。ScienceAlertの記事です。

  • 英国で初 「3人の親」を持つ赤ちゃんが誕生

    2023-05-11

    母から子に難病ミトコンドリア病が遺伝するのを防ぐために「核移植」を行い、遺伝的に3人の親を持つ子どもが英国で初めて誕生していたそうです。まず、異常なミトコンドリアを持つ母親の受精卵や卵子から核を取り出します。それを、正常なミトコンドリアを持つ提供者の受精卵や卵から核を除去した上で移植するのです。提供者から子どもに受け継がれるDNAの割合は1%未満とのこと。英国では2015年に、世界で初めて核移植が合法化されています。Medical Xpressの記事です。

  • 乳がんのマンモ検査、40歳から開始を推奨へ/米専門委員会

    2023-05-11

    米予防医学専門委員会が、乳がん検診に関する新たな指針を作成したそうです。委員会はこれまで、50~74歳の女性に2年に1回のマンモグラフィ検査を強く推奨してきました。しかし今回、検査開始の推奨年齢を40歳に引き下げることが望ましいとする勧告案を示したそうです。一方で、約半数の女性は「高濃度乳腺」で、マンモ検査だけでは不十分な可能性があるといいます。別種の検査の追加が有効かどうか研究を進める必要があるとのことです。AP通信の記事です。

  • 日常的なネット利用、認知症リスク低下に関連する可能性

    2023-05-10

    インターネットを適度に使う人は、認知症になりにくいようです。米国の研究チームが、50~64.9歳の認知症ではない1.8万人を8年にわたり調査。ネットを日常的に使う人はそうでない人に比べて、認知症発症リスクが半減することが分かったそうです。一方で、1日のネット利用時間が長過ぎる人は、逆にリスクが高まる可能性があるといいます。ただし、今回の結果だけではネット利用と認知症の因果関係は立証できず、さらなる研究が必要とのこと。USA TODAYの記事です。

  • 抗体医薬ゾルベツキシマブ、化学療法と併用で胃がん進行リスク抑制に有効

    2023-05-10

    胃がん患者の寿命が延長できるかもしれません。ドイツなどの研究チームが世界20カ国で、膜タンパク質「CLDN18.2」を標的とする抗体医薬「Zolbetuximab(ゾルベツキシマブ)」の臨床試験を実施。CLDN18.2陽性の進行性胃がん患者計565人が参加しました。ゾルベツキシマブと化学療法を併用した患者はプラセボと化学療法を併用した患者に比べて、がんの進行や死亡のリスクが25%低くなったそうです。主な有害事象としては、吐き気や食欲減退などがみられたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • お腹の中の赤ちゃんの脳血管奇形手術に初成功

    2023-05-09

    生後すぐに脳損傷や心不全などを引き起こす可能性があるまれな脳血管奇形「ガレン静脈奇形(VOGM)」をもった胎児が、子宮内で手術を受けて元気に生まれたそうです。米国の研究チームが、母親の腹壁から針を挿入しカテーテルを注意深く誘導。金属コイルで胎児の脳内静脈を塞ぎ、激し過ぎる血流を抑える処置を行ったそうです。2日後、母親はこの赤ちゃんを無事に出産。生後約2カ月がたった現在も、赤ちゃんは順調に成長しているといいます。CNNの記事です。

  • イーライリリー社が発表、アルツハイマー病新薬に症状進行抑制の効果

    2023-05-09

    米イーライリリーは、開発しているアルツハイマー病(AD)治療薬「donanemab (ドナネマブ)」について、症状の進行を遅らせる効果が認められたと発表したそうです。同社は早期症候性AD患者1700人に18カ月間の治験を実施。ADに関連する脳内のタンパク質タウのレベルが中程度の患者において、同薬が認知機能の低下を35%遅らせることが確認されたそうです。治験開始から1年時点では、同薬投与群の47%、プラセボ群の29%で認知機能の低下が抑制されたといいます。CNNの記事です。

  • WHO、新型コロナ「緊急事態宣言」を解除

    2023-05-08

    3年以上続いた世界の新型コロナウイルスとの戦いは、大きな節目を迎えました。世界保健機関(WHO)は5日、2020年1月30日に宣言した新型コロナに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を解除すると発表しました。ただし、パンデミックが完全に収束し、新型コロナが脅威でなくなったというわけではないそうです。WHOは、いまだに毎週数千人の患者が死亡していることに言及。依然として新たな変異株が出現する可能性もあるといいます。AP通信の記事です。

  • 米FDA、世界初のRSウイルスワクチンを承認 高齢者が対象

    2023-05-08

    米食品医薬品局(FDA)は3日、世界初のRSウイルス(RSV)ワクチン「Arexvy」を承認しました。英グラクソ・スミスクライン(GSK)製で、対象は60歳以上の高齢者です。2.5万人の高齢者を対象にした臨床試験では、このワクチンによるRSVの肺への感染予防効果が83%であることが示されたといいます。米疾病対策センター(CDC)が推奨をすれば、今秋にも接種が始まる見込みだそうです。FDAは現在、米ファイザー社が開発する同様のRSVワクチンについても審査中とのこと。AP通信の記事です。

  • フライドポテトの食べ過ぎが、うつ病に関連する可能性

    2023-05-02

    揚げ物の摂取が心の健康に悪影響を及ぼす可能性があるようです。中国の研究チームが、参加者14万728人を11.3年間調査。揚げ物を頻繁に食べる人は、揚げ物を食べない人に比べて不安リスクが12%、うつ病リスクが7%それぞれ高かったといいます。特にリスク上昇と関連していたのはフライドポテトだそうです。ゼブラフィッシュの実験で、食品を高温で加熱する際に生じる「アクリルアミド」という物質が不安やうつ病の原因になる可能性が示されたとのこと。CNNの記事です。

  • 2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」、年内に肥満治療薬として承認の可能性

    2023-05-02

    米製薬大手イーライリリーの2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」が、肥満治療薬として年内に米食品医薬品局(FDA)に承認されるかもしれません。同社は新たな治験結果を公表。それによると、チルゼパチドが肥満と糖尿病の両方を患う患者の体重を最大15.7%減少させることが分かったそうです。以前公表された別の治験では、糖尿病のない肥満患者に高用量のチルゼパチドを投与すると、72週時点で体重が21%減少することも明らかになっているといいます。nprの記事です。

  • 米ネバダ州で、子どものまれな脳感染症患者が3倍に

    2023-05-01

    米ネバダ州南部で昨年、子どもの「脳膿瘍」が急増したようです。脳膿瘍とは、細菌などの感染で脳内に膿がたまった状態。初期症状として発熱や頭痛が起こるといいます。同州では例年平均4~5人程度だった子どもの脳膿瘍患者が、2022年は18人に急増。米国の他の地域でも同様の増加が報告されているそうです。急増の原因は分かっていませんが、新型コロナ感染対策で子どもたちが必要な免疫を獲得できなかったことなどが考えられるといいます。CNNの記事です。

  • 簡単な内視鏡手術で、2型糖尿病患者のインスリン療法が不要に?

    2023-05-01

    2型糖尿病患者がインスリンを使わずに血糖を管理できる方法が見つかったかもしれません。オランダの研究チームが、2型糖尿病患者14人を対象に内視鏡手術で十二指腸に電気パルスを照射。手術は1時間で終了し、患者はその日のうちに退院したそうです。1年後、12人(86%)がインスリンを使わずに糖尿病治療薬「セマグルチド」のみで血糖管理がうまくいっていたといいます。通常、この薬のみで血糖管理できるのは患者のわずか20%ほどとのこと。EurekAlert!の記事です。

  • 麻酔薬ケタミン、境界性パーソナリティ障害患者のうつ病治療に有効か

    2023-04-28

    境界性パーソナリティ障害(BPD)の患者がうつ病を併発すると、うつ病が重篤で治療が難しいことが多いそうです。抗うつ作用があることで知られる麻酔薬「ケタミン」が、そんな患者の治療に有望な可能性があるといいます。カナダの研究チームが、「BPDとうつ病を併発する患者50人」と「うつ病のみを患う患者50人」に静脈内ケタミンを4回投与。両群ともにうつ症状が有意に同程度改善したそうです。併発群では、BPD症状にも改善がみられたといいます。PsyPostの記事です。

  • 米FDA、糞便移植の経口薬を承認 危険な細菌による感染症の再発リスクを低減

    2023-04-28

    米食品医薬品局(FDA)は、腸炎を引き起こし死に至ることもあるクロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)を繰り返す患者に対して、糞便移植を簡単に実現することができる経口薬「Vowst」を承認したそうです。この種の経口薬が承認されるのは初。米Seres Therapeutics社が健康なドナーの糞便から作ったVowstは、抗菌薬治療を終えた18歳以上の再発性CDI高リスク患者が対象です。この薬を1日4錠3日間連続で服用すると、CDI再発リスクが低下するとのことです。AP通信の記事です。

  • 新型コロナ、ワクチン副反応や後遺症で耳鳴り? 米専門家が調査

    2023-04-27

    新型コロナウイルスワクチン接種後に耳鳴りを訴える人がいるようです。副反応の可能性はあるのでしょうか。米疾病対策センター(CDC)には4月14日時点で、ワクチン接種後に耳鳴りが起きたとの報告が1万6500件寄せられているそうです。コロナ後遺症の一つとして耳鳴りを報告する患者もいるといいます。現時点でCDCは耳鳴りについて、ワクチンや後遺症との関連を否定しています。一方、専門家がこの件に関するデータの分析を進めているそうです。USA TODAYの記事です。

  • 増加するHPV関連の中咽頭がん、主な原因はオーラルセックス

    2023-04-27

    ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が関連する中咽頭がんが、欧米で男女共に急増しているそうです。このがんの主要な危険因子はオーラルセックス。生涯でオーラルセックスをする相手が6人以上いる人は、オーラルセックスをしない人に比べて中咽頭がん発症リスクが8.5倍になるそうです。英国では成人の80%がオーラルセックス経験者であるとの調査結果も出ており、がん予防のために男子も含めてHPVワクチンを普及させることが重要だといいます。The Conversationの記事です。

  • 代理出産や精子・卵子提供で生まれたことをいつ本人に伝えるべきか

    2023-04-27

    代理出