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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • 犬を飼う高齢者は認知症リスクが40%低い

    2024-01-31

    ペットは高齢者の認知症リスクにどのように影響するのでしょうか。東京都健康長寿医療センターが、 国内の65~84歳(平均年齢74.2歳)の男女1万1194人を対象に4年間にわたる調査を実施したそうです。犬を飼っている人は、そうでない人に比べて認知症を発症するリスクが40%低いことが分かったといいます。犬の散歩で身体活動や社会的交流が増えることが、高齢者に好影響を及ぼす可能性があるとのこと。そのためか、猫を飼っている人については、認知症リスクが低くなるとの結果は示されなかったといいます。Asian Scientist Magazineの記事です。

  • 医療行為が原因で発症したアルツハイマー病

    2024-01-31

    死亡した人の下垂体から作った「ヒト成長ホルモン(c-hGH)」の投与が原因で、アルツハイマー病(AD)を発症した可能性のある人が見つかったそうです。英国の研究チームが、c-hGH関連とみられるAD患者5人を調査。患者はみな、子どもの時にAD関連タンパク質(アミロイドβ)に汚染されたc-hGHの投与を受けており、38~55歳で神経症状が始まったそうです。c-hGHは1980年代に使用が中止されています。研究者はこの発表について、同じ経路でのAD患者が新たに出ることはなく、ADが感染性であるという意味でもないとしています。BBCの記事です。

  • 妊婦の新型コロナワクチン接種は新生児を呼吸困難から守る

    2024-01-30

    妊娠中の新型コロナウイルスワクチンの接種は、生まれたての子どもの呼吸困難リスクを抑制する効果があるようです。米国の研究チームが、妊娠中に新型コロナ陽性になった女性を追跡し、生まれた子ども199人を調査したそうです。チームは、母親が新型コロナに感染すると、胎児が炎症を起こしやすくなることを発見したといいます。ワクチン未接種だった母親の子どもは、母親がコロナ感染前にワクチン接種済みだった子どもに比べて出生時に呼吸困難を起こすリスクが3倍高いことが分かったとのことです。ABC Newsの記事です。

  • 世界初の部分心臓移植を受けた乳児、1年後の今も元気に成長

    2024-01-30

    2022年に世界初の部分心臓移植を受けた乳児が順調に成長しているそうです。米国の研究チームが22年、本来二つある心臓出口の血管が一つしかない先天性心疾患「総動脈幹症」を持つ生後18日の乳児に、生体ドナーの乳児の心臓弁と血管を移植。1年以上経過した現在、心臓が大きくなるのに伴い、移植した組織も成長しているそうです。この方法は心臓全体の移植に比べて拒絶反応のリスクが低いだけでなく、子どもが大きくなるにつれて移植組織も成長するため、何度も手術をする必要がなくなるといいます。ScienceAlertの記事です。

  • 「コロナ後遺症」と「慢性疲労症候群」に強い関連性

    2024-01-29

    新型コロナウイルス感染後に続く「後遺症」は、感染症などを契機に突然激しい倦怠感などに襲われる「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」の一つとして捉えることができるようです。ニュージーランドの研究チームが、コロナ感染から1年たった後も後遺症に苦しんでいる患者6人と、平均16年間ME/CFSに苦しんでいる患者9人の免疫細胞のタンパク質を分析したそうです。その結果、両群のデータは非常に似通っており、この2疾患が密接に関連していることが示されたといいます。研究者は、免疫反応や炎症経路を標的にした治療が有効な可能性があるとしています。Medical Xpressの記事です。

  • 皮膚感染症「ブルーリ潰瘍」、有袋類ポッサムから蚊が媒介

    2024-01-29

    豪州の一部で近年、細菌による皮膚感染症「ブルーリ潰瘍」の患者が急増しているそうです。原因菌のM. ulceransが作る毒素によって皮膚に潰瘍ができ、治療が遅れると進行して体が変形してしまう病気です。豪州の研究チームが不明だった感染経路について、蚊の媒介によって感染した有袋類ポッサムからヒトにうつることを明らかにしたといいます。チームは、2016~21年にビクトリア州メルボルンで捕獲した蚊6万5000匹のゲノム解析を実施。その結果、2種類の蚊から見つかった細菌の遺伝子構造が、この地域でブルーリ潰瘍を発症した人のものと完全に一致したとのことです。ABC News(AUS)の記事です。

  • 遺伝性難聴の子ども、遺伝子治療で聴力が改善

    2024-01-26

    遺伝子治療で、生まれつき難聴の子どもが聞こえるようになったそうです。中国の研究チームが、オトフェリン遺伝子(OTOF)の変異による遺伝性難聴の子ども6人に遺伝子治療を実施。子どもたちは、内耳の有毛細胞で音の振動を電気信号に変換するために必要なタンパク質オトフェリンが作られない病気を持つそうです。手術は1回で、正常に機能する遺伝子のコピーを内耳に送り込んだといいます。5人は、完全に聞こえない状態から日常会話ができるレベルにまで聴力が改善したとのことです。AP通信の記事です。

  • 欧州ではしか感染が前年の45倍に WHOが警鐘

    2024-01-26

    欧州で昨年、麻疹(はしか)感染者が前年の45倍近くに急増し、世界保健機関(WHO)が警鐘を鳴らしたそうです。2022年は941人だった欧州の感染者が、23年には4万2200人に増加したといいます。これは、新型コロナ禍ではしかワクチンを受ける子どもが減少したことによるものだとみられています。19年 に96%だった欧州のはしかワクチン初回接種率は、22年には93%に低下。はしかのまん延を防ぐには、社会全体で子どもの95%が2回のワクチン接種を完了する必要があるといいます。BBCの記事です。

  • コロナやインフルによる心血管の合併症に注意

    2024-01-25

    米国で、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスのまん延にともない、合併症として心血管疾患が増える可能性があると専門家が警鐘を鳴らしています。米国の心臓を専門とする医師が、呼吸器感染症が心血管に影響を及ぼす二つの経路を指摘。まず、発熱や脱水で心拍数が上昇するうえに、炎症によってできた血栓が心臓発作を引き起こす可能性があるそうです。もう一つの経路は心筋炎で、不整脈や心不全につながることもあるといいます。専門家は、胸痛や息切れがひどくなった場合は、基礎疾患や危険因子に関係なくすぐに受診する必要があるとしています。ABC Newsの記事です。

  • がん治療のCAR-T細胞療法に、がん発生のリスク?

    2024-01-25

    米食品医薬品局(FDA)は、白血病などの治療に使われる「キメラ抗原受容体T細胞療法(CAR-T療法)」が、逆にがんリスクを高める可能性があるとして、最も強い警告である「枠囲み警告」を製品情報に記載するよう複数の製薬会社に求めたそうです。今回の決定は、過去にCAR-T療法を受けた患者25人が血液がんを発症したとの報告などに基づくもの。ただ総合的には、CAR-T療法によるメリットの方がこうした潜在的リスクを上回るといいます。CAR-T療法は患者自身のT細胞を遺伝子改変して体内に注入するもので、主に血液がんの治療法として注目されています。NBC Newsの記事です。

  • 世界初のマラリアワクチン定期接種、カメルーンで開始

    2024-01-24

    アフリカ中部のカメルーンで、世界初となるマラリアワクチンの子どもへの定期接種プログラムが始まるそうです。ワクチンは、グラクソ・スミスクライン(GKS)社が開発した「Mosquirix(モスキリックス)」。アフリカでは年間約60万人がマラリアで死亡しており、そのほとんどが幼い子どもだそうです。このワクチンは4回の接種が必要で有効性はわずか30%。効果も数カ月で薄まるとのこと。しかしそれでも、重症化や入院が劇的に減る可能性があるといいます。AP通信の記事です。

  • 「飲み過ぎ」による脂肪肝、数週間の禁酒で正常な肝臓に

    2024-01-24

    禁酒の効果を侮ってはいけないようです。アルコールを飲み過ぎると肝臓に脂肪がたまり、悪化すると肝硬変に進行します。しかし脂肪肝については、2~3週間禁酒すると正常な状態に戻るそうです。また、飲酒量が多く肝臓がひどく損傷している場合でも、数年間禁酒をすれば肝不全の悪化や死を防げる可能性があるといいます。ただし、大量に飲酒していた人が突然禁酒すると、アルコール離脱症状が現れる危険性があるので、注意が必要とのことです。The Conversationの記事です。

  • コロナ後に円形脱毛症が急増 韓国の調査で判明

    2024-01-23

    韓国で、新型コロナのパンデミック後に自己免疫性の脱毛症が増加しているそうです。韓国の研究チームが、2020年10月~21年9月のデータを使い、コロナ患者25万9369人と同数のコロナ感染歴がない人を比較。その結果、コロナ感染歴がある人は、感染歴がない人に比べて円形脱毛症の発生率が82%高いことが明らかになったといいます。コロナ感染歴がある人の円形脱毛症発生率や有病率は、コロナ以前の数値と比べてもかなり高かったとのことです。研究者は、円形脱毛症とウイルス感染に関連があるとみているようです。Medical Briefの記事です。

  • メラノーマ向けがんワクチン、ついに実現か

    2024-01-23

    患者自身の腫瘍細胞を使ってがんへの免疫を高めるメラノーマ向けがんワクチンが実現するかもしれません。米国のバイオテクノロジー企業が、腫瘍溶解物粒子のみを搭載した個別化ワクチン(TLPOワクチン)を開発。進行性メラノーマ(悪性黒色腫)患者数百人を対象に第2相試験を行ったそうです。その結果、TLPOワクチンのみを接種した患者の3年生存率は95%で、無病生存率は64%だったといいます。主な副反応は接種部位の痛みなどだったとのことです。今年中に500人規模の第3相試験が開始される予定だといいます。ABC Newsの記事です。

  • 妊娠中のアセトアミノフェン、子どもの注意力に悪影響か

    2024-01-22

    安全性が高いとされ、解熱や鎮痛のために妊婦にも使われる「アセトアミノフェン」。米国の研究チームによって、生まれた子どもの注意力に悪影響を及ぼす可能性があることが分かったそうです。チームは、300人以上の子どもを母親の妊娠中から追跡調査。妊娠中に6回、母親にアセトアミノフェンの使用量や時期を確認して記録したそうです。その結果、特に妊娠中期に使用量が増えると、子どもが2~4歳時点で、注意力の問題や注意欠陥・多動症(ADHD)のような行動が多く報告されることが明らかになったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 白血病の免疫療法薬、化学療法の効かない小児にも有効

    2024-01-22

    B細胞性急性リンパ性白血病(B-ALL)に対する免疫療法薬「ブリナツモマブ」は、小児患者にも有効な可能性があるようです。英ロンドンの病院が、化学療法が効かず副作用もひどかった11歳のB-ALLの男児にブリナツモマブを使用。数カ月にわたる治療が完了した現在、がんは消滅しているそうです。同薬の静脈内投与に必要な機器一式はリュックで持ち運びが可能なため、患者は治療期間中も日常生活を送れるといいます。この薬は、がん細胞を免疫細胞のT細胞とくっつけて破壊する仕組みで、健康な細胞は影響を受けないとのこと。BBCの記事です。

  • 皮膚がんを検出するAI 米FDAが医療機器として初承認

    2024-01-19

    米食品医薬品局(FDA)は、ほくろと皮膚がんを見分ける際に医師の助けとなる医療機器を承認したそうです。米医療機器メーカーDermaSensor社が開発した同じく「DermaSensor」という名のこの機器は、4000以上の良性または悪性皮膚病変のデータで訓練した人工知能(AI)アルゴリズムを搭載。医師が疑わしいと判断した皮膚病変にDermaSensorを押し当てると、専門家による検査が必要かどうかが即座に評価されるそうです。悪性黒色腫(メラノーマ)をはじめ、基底細胞がんや扁平上皮がんの検出に有効だといいます。CBS Newsの記事です。

  • 米で50歳未満の大腸がん増加 生活習慣の変化が原因?

    2024-01-19

    米国で、若いうちに大腸がんと診断される人が増えているようです。米国がん協会(ACS)の調査で判明しました。かつて、大腸がんは50歳未満のがんによる死亡原因の第4位だったそうです。しかし近年は、この順位が男性で1位、女性で2位に上昇しているといいます。若い世代の大腸がんが増えている理由は不確かです。ただ、食事や抗菌薬の使用などの生活習慣の変化が、腸内細菌叢に影響を与えていることが要因として指摘されています。CBS Newsの記事です。

  • 果汁100%ジュースは控えめに! 体重増加に関連

    2024-01-18

    砂糖が加えられていない「果汁100%ジュース」を1日1杯(約240ml)以上飲むと、体重増加につながるようです。カナダの研究チームが、既存の42研究を分析。子どもにおいては、果汁100%ジュースを1日1杯多く飲むごとに、体格指数(BMI)値が0.03高くなることが分かったといいます。大人も、こうしたジュースを毎日飲むと体重増加に関連することが示されたそうです。特に11歳未満の子どもは影響を受けやすいといいます。米国小児科学会(AAP)と米疾病対策センター(CDC)は1歳未満は飲むべきではないとしているそうです。CBS Newsの記事です。

  • 子どもにはコロナやインフルよりRSウイルスが危険

    2024-01-18

    子どもにとっては、新型コロナやインフルエンザよりRSウイルス(RSV)感染症の方が危険かもしれません。スウェーデンの研究チームが、2021年8月~22年9月に同国の救急外来を受診した子ども2596人(新型コロナオミクロン株陽性者: 896人、インフルエンザA/B陽性者:426人、RSV陽性者:1274人)を調査。入院率はRSVが81.7%、オミクロン株が31.5%、インフルエンザが27.7%だったそうです。また、集中治療室(ICU)への入院率はRSVが2.9%で最も高く、インフルエンザは0.9%、オミクロン株は0.7%だったとのこと。ABC Newsの記事です。

  • カフェインは「どうしても」の時にだけ取った方がいい

    2024-01-17

    寝不足による注意力低下をカフェインで改善したければ、普段はカフェイン摂取を控えめにした方がいいようです。フランスの研究チームが、18~55歳の睡眠障害の既往歴のない健康な参加者37人を調査したそうです。注意力の変化を評価する精神運動覚醒検査(PVT)を行ったところ、徹夜時にカフェインを取ると、みな注意力が改善したといいます。ただし、1日3杯以上のコーヒーに相当する量(300mg)のカフェインを普段から摂取している人は、普段のカフェイン摂取量が少ない人に比べて注意力の改善度合いが鈍かったとのことです。PsyPostの記事です。

  • 薪ストーブは健康に悪い 豪州首都圏で年間63人が死亡か

    2024-01-17

    豪州で、薪ストーブの使用を早急に禁止するべきとの声が高まっているようです。同国の研究チームが、オーストラリア首都特別地域(ACT)内の三つの研究所で、健康に悪影響を及ぼすことで知られる空気中の微小粒子状物質(PM2.5)量を測定。PM2.5は呼吸器系疾患の悪化や心臓発作、脳卒中、がんなどのリスクを高めるといわれています。分析の結果、厳冬の年にはACT内で年間最大43~63人が、薪ストーブの煙が原因で死亡している可能性が示されたそうです。薪は不完全燃焼を起こしやすく、その煙は特に人体に有害だといいます。ABC News(AUS)の記事です。

  • RSウイルス予防の注射、乳児の入院を80%抑制

    2024-01-16

    RSウイルス(RSV)の感染や重症化を予防するモノクローナル抗体製剤「nirsevimab(ニルセビマブ)」について、乳児に対する有効性が実世界環境でも明らかになったようです。英国などの研究チームが、英国、ドイツ、フランスの生後1歳までの健康な乳児計8058人を、RSV流行期前または流行期中にニルセビマブの筋肉注射を1回受ける群(4037人)と受けない群(4031人)に分けて調査。RSV感染症の重症化で入院したのは、注射を受けた群が11人(0.3%)だったのに対し、受けなかった群が60人(1.5%)だったそうです。ニルセビマブの有効性は83.2%であることが示されたといいます。Medical Briefの記事です。

  • シンガポールの「たばこ規制」で心臓発作が減少

    2024-01-16

    シンガポールでは2013年に、住居区域の廊下や階段などの共用部分における喫煙が法律で禁止されました。非喫煙者が副流煙にさらされるのを防ぐことを目的としたこの規制は、市民にどのような健康上の恩恵をもたらしたのでしょうか。同国の研究チームが、心臓発作の月間症例数を分析した結果を発表しました。13年の規制以前、心臓発作の発生率は毎月100万人当たり0.9件ずつ増えていたそうです。しかし規制以降は、毎月0.6件と緩やかな増加にとどまったといいます。13年の規制で、2万1000件(93%は65歳以上)の心臓発作が抑制されたと推定されるとのこと。Asian Scientist Magazineの記事です。

  • 新型コロナ、感染リスクを最も高めるのは患者との接触時間

    2024-01-15

    新型コロナウイルスの感染は、感染者と過ごした時間の長さが最大の危険因子で、その時間が長くなるほどリスクが高まることが分かったそうです。英国の研究チームが、イングランドとウェールズで2021年4月~22年2月にスマートフォンアプリで追跡した700万件のコロナ関連接触データを分析。ブルートゥース(近距離無線通信)の信号強度からアプリが算出した「近さ」「時間」「感染力」のスコアを基に評価したといいます。最大の危険因子は時間で、感染例の大部分は1時間から数日間の接触があったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • 米の精神疾患ガイドライン、作成メンバーの医師に業界から金銭

    2024-01-15

    精神疾患の診断・治療のバイブルともいわれる、米国精神医学会(APA)のガイドライン最新版「DSM-5-TR精神疾患の診断・統計マニュアル」について、その独立性に疑問が投げかけられているようです。米国の研究チームが、DSM-5-TRの刊行に関与した米国を拠点にする医師92人を対象に、企業との金銭的なつながりを調査したそうです。このうち55人(60%)が、業界から飲食や旅行、コンサルティング代などの支払いを受けていたことが明らかになったといいます。その金額は、合計で1424万ドルに上るとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ペットボトル飲料水に混入 大量の微小なプラスチック片

    2024-01-12

    ペットボトル入り飲料水には、想定されていた以上のプラスチック片(マイクロプラスチックやナノプラスチック)が混入しているようです。米国の研究チームが一般的なペットボトル飲料水を調査したところ、1L当たり平均24万個ものプラスチック片が検出されたそうです。このうち90%は1μm未満のナノプラスチックだったといいます。健康への影響は不明ですが、プラスチック片が血液に入り込んで器官に運ばれたり、プラスチック片に付着する微生物や結合する化学物質が何らかの害を及ぼしたりする可能性があるとの指摘が出ています。CBS Newsの記事です。

  • 古代遊牧民から広がった多発性硬化症のリスクを高める遺伝子

    2024-01-12

    英国や北欧の人は、南欧の人と比べて多発性硬化症(MS)を発症しやすいそうです。人口10万人当たりの症例数は約2倍だといいます。英国などの研究チームが、その理由を解明したそうです。チームは、古代人の歯や骨からDNAを抽出し、現代の英国人のものと比較。約5000年前、遊牧民であるヤムナ文化の人々の大移動によって、MSリスクを高める遺伝子が欧州の西部や北部に流入したことが分かったといいます。この遺伝子は、当時は家畜由来の伝染病から身を守るために有益でしたが、ライフスタイルなどの変化によって役割が変わったとのこと。BBCの記事です。

  • RSウイルスは神経細胞にも感染できる

    2024-01-11

    RSウイルス(RSV)は呼吸器のみに感染すると考えられてきましたが、米国の研究チームが神経細胞にも感染することを発見したそうです。チームは、幹細胞とラットの胚から培養した末梢神経を使って調査し、RSVが感染できることを明らかにしたといいます。また、RSVによって、免疫細胞が仲間を呼び寄せるために使うタンパク質「ケモカイン」の放出が誘発され、激しい炎症が起こることも判明したそうです。これが神経損傷につながることもあるといいます。さらに、末梢神経を介してRSVが中枢神経の脊髄に侵入する可能性も示されたとのことです。EurekAlert!の記事です。

  • 抗HIV薬の併用が多発性硬化症を予防する

    2024-01-11

    多発性硬化症(MS)の患者がエイズウイルス(HIV)に対する抗レトロウイルス療法(ART)を受けたところ、MSの症状がなくなったり病気の進行が抑制されたりする事例が報告されているそうです。スウェーデンなどの研究チームが、HIV陽性者2万9000人を平均10年にわたって追跡調査し、この真偽を確かめたといいます。追跡期間中にMSを発症したのは14人で、一般集団から予想される人数より47%少なかったそうです。ARTを受けた人に限定すると、MS症例数は予想より45%少なかったといいます。ARTは複数の抗ウイルス薬を併用する治療法です。The Conversationの記事です。

  • VR訓練は「脳に電気刺激」で効果向上

    2024-01-10

    電流で脳を刺激しながら仮想現実(VR)で技術を訓練すると、現実世界でその技術をうまく実践できるようになるそうです。米国の研究チームが、手術支援ロボットを使った実験で明らかにしました。チームは参加者に、手術支援ロボットを使って三つの小さな穴に外科用針を通す操作を行わせました。最初に、参加者全員の小脳を後頭部に付けた電極で刺激。その後のVRの練習は、半数に小脳への電気刺激を与えながら実施させたそうです。実際のロボットを使った操作の実践で、VRでの練習時に電気刺激を受けた参加者の方が技術習得がうまくいっていることが分かったといいます。EurekAlert!の記事です。

  • 小児突然死、けいれん発作が関連か

    2024-01-10

    1歳以上の小児に起こる原因不明の突然死(SUDC)には「けいれん発作」が関係している可能性があるそうです。米国の研究チームが、睡眠中にSUDCで死亡した小児7人について、寝室に取り付けた「見守りカメラ」の録画映像を分析した結果、明らかになったといいます。死亡した小児のうち5人は、けいれん発作とみられる症状を呈した直後に死亡していたことが判明したそうです。別の1人も、けいれん発作を起こした可能性が認められたといいます。また、複数の子どもに感染症の兆候が見られたといい、研究者はSUDCには熱性けいれんが関連している可能性もあると指摘しています。AP通信の記事です。

  • 糖尿病・肥満症薬セマグルチドの「自殺念慮リスク」は間違い

    2024-01-09

    糖尿病治療薬「オゼンピック」や肥満症治療薬「ウゴービ」の商品名で知られる「セマグルチド」などのGLP-1受動態作動薬は、自傷行為や自殺念慮のリスクを高める可能性が指摘されています。しかし、米国の研究チームの研究で、これが間違いであることが分かったそうです。チームは、2017~22年に糖尿病または肥満症を治療する薬を処方された患者180万人以上のデータを分析。セマグルチドを使用した人は他の薬を使用した人に比べて、6カ月の追跡期間中に、初発または再発の自殺念慮をもつリスクが49~73%低かったといいます。AP通信の記事です。

  • 人類の新たな武器になるか? 多剤耐性菌に対する抗菌薬を開発

    2024-01-09

    米国の研究チームが、世界のICUにおける院内感染の20%を引き起こすグラム陰性菌「カルバペネム耐性アシネトバクター・バウマニ(CRAB)」に有効な抗菌薬を開発したそうです。グラム陰性菌の外膜を構成する分子「リポ多糖(LPS)」は、細胞質で作られて外膜に移動します。チームが開発した抗菌薬「zosurabalpin」は、LPSの移動を阻むことでアシネトバクター・バウマニの増殖を阻害し、殺すという新しいタイプだそうです。臨床検体やマウスの実験では、薬の有効性が示されたそうです。現在、第1相試験が行われているといいます。CNNの記事です。

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