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サクッと1分!世界の医療NEWS

世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。
1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

  • ケトン食療法、精神疾患患者の精神状態と代謝を改善

    2024-04-26

    糖質を控え、脂質を増やした「ケトン食」が、重度の精神疾患の改善に有効かもしれません。米国の研究チームが、統合失調症または双極性障害と診断された成人患者21人に対して、カロリーの10%を炭水化物から、30%をタンパク質から、60%を脂質からそれぞれ摂るケトン食療法に従うよう指示。研究開始時は、患者はみな抗精神病薬を服用し、代謝異常が認められていたといいます。4カ月後、精神疾患に対する医学的評価が平均31%改善。気力や睡眠、気分、QOLが良い方向に変化したといいます。また、平均して体重が10%、胴回りが11%減少したそうです。療法に従った人ほど効果が高かったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 新年度のストレスや五月病とおさらば! 気分よく過ごすためのライフハック

    2024-04-26

    新年度になり、新しい環境に慣れずにつらい思いをしている人はいませんか。そんな人に知ってほしい研究成果が、いくつか発表されています。名古屋大学のチームによると、怒りが生じたときは、その感情を紙にいた上で、ゴミ箱やシュレッダーで処分すると気持ちが収まるそうです。英国の研究チームは、ネガティブなことを考えないようにすると、メンタルヘルスが改善することを発見。少量のお酒を飲むことにはストレス軽減の効果があると、米国のチームが報告しています。また、アイマスクをして寝て、スヌーズ機能を使って起きると、認知機能と目覚めが良くなるといいます。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 米で、人工心臓を植え込んだ女性にブタの腎臓を移植

    2024-04-26

    米ニューヨーク大学が、心不全と末期の腎臓病を患う54歳の女性に対して、補助人工心臓とブタの腎臓を移植したそうです。まず、チームは女性に人工心臓を植え込み、その約1週間後に、遺伝子改変したブタの腎臓を移植したといいます。拒絶反応を抑えるため、免疫細胞が訓練を受ける臓器であるブタの胸腺も腎臓と一緒に移植したとのことです。人工心臓を植え込んだ患者が臓器移植を受けた例は初めてで、ブタの腎臓移植が成功したのは2例目。今回使われたブタの腎臓は、拒絶反応の原因となる糖が作られないように、遺伝子を1カ所だけ改変してあるといいます。女性は順調に回復しているそうです。ABC Newsの記事です。

  • 脳内の見えなかったものが見えるように! 世界最強のMRI

    2024-04-25

    一般的な病院で使われているものと比較して約10倍も高精細な画像が撮れるMRIが開発されたそうです。「Iseult」と名付けられたこのMRIが、脳疾患治療の突破口を開くかもしれません。フランスの研究チームがIseultを使い、20人の脳画像を取得。通常のMRIであればスキャンに何時間もかかりますが、Iseultはわずか4分で完了するそうです。スキャン画像には、大脳皮質に流れ込む小血管やこれまでほとんど見ることができなかった小脳の細部が写し出されたそうです。こうした高性能MRIを使うと、アルツハイマー病やパーキンソン病などに関連する脳の変化を特定できる可能性があるとのこと。INSIDERの記事です。

  • 女性医師が担当した患者は、死亡率や再入院率が低い

    2024-04-25

    医師の性別が患者の予後に影響する可能性があるようです。日米の研究チームが、米国で2016~19年に入院した65歳以上の女性患者45万8108人と男性患者31万8819人のデータを分析。女性医師が担当した患者の方が、入院から30日以内の死亡率と退院から30日以内の再入院率が低かったそうです。特に女性患者への影響が大きく、その死亡率は女性医師で8.15%だったのに対し、男性医師では8.38%だったといいます。この差は入院417件につき1件の死亡に相当するそうです。女性医師は女性患者とコミュニケーションを取りやすいことが、こうした差が生じさせる理由として考えられるようです。Science Alertの記事です。

  • 「定型業務」の従事者は認知症に要注意!

    2024-04-24

    複雑な思考を必要とする職業に就いている人は、高齢になっても脳の健康を維持できるかもしれません。ノルウェーの研究チームが、同国の男女7000人を30代から60代まで追跡調査しました。30~60代で精神的刺激の少ない定型業務に従事していた人は、複雑な思考を必要とする職業の人に比べて、70歳以降の軽度認知障害リスクが66%、認知症リスクが37%、それぞれ高くなることが分かったそうです。定型業務を行う職種にはハウスキーパーや用務員、建設作業員などが分類されます。複雑な思考を必要とする職業は教師や弁護士、医師、会計士などが該当するそうです。CNNの記事です。

  • 抗菌薬の軟膏がコロナやインフルの予防・治療に有効か

    2024-04-24

    市販の抗菌薬(抗生物質)の軟膏がウイルス性呼吸器感染症の予防または治療に有効な可能性があるようです。米国の研究チームが、一般的に使用される抗菌薬「ネオマイシン(フラジオマイシン)」をマウスの鼻腔内に投与したところ、新型コロナウイルスやA型インフルエンザウイルスに対する強力な防御反応が認められました。皮膚感染症などに使う市販の軟膏薬「ネオスポリン(ネオマイシンを含有)」を健康な人の鼻に塗ることでも、同様の防御反応が確認されたそうです。ハムスターの実験では、ネオマイシンがコロナの接触感染を抑制することも分かったといいます。Medical Xpressの記事です。

  • マイクロプラスチック、さまざまな臓器に影響を与える可能性

    2024-04-23

    人は毎週、クレジットカード1枚分(5g)の微細なプラスチック粒子(マイクロプラスチック)を摂取しており、これがさまざまな臓器に広がっているようです。米国の研究チームが、人の平均的な摂取量に相当するマイクロプラスチックを加えた飲み水を4週間にわたり健康なマウスに与え、消化器系への影響を調査。マイクロプラスチックが腸から体内に侵入し、肝臓や腎臓、脳の組織にまで移動することが明らかになったそうです。さらに、マイクロプラスチックの影響を受けた組織において、代謝に関わる化学反応(代謝経路)の変化が起きてしまう可能性も示されたといいます。Medical Xpressの記事です。

  • トキソプラズマやボレリアが感染すると性格が変わる

    2024-04-23

    トキソプラズマ原虫とボレリア属の細菌の感染は、人の性格特性に直接的な影響を及ぼすそうです。チェコの研究チームが、女性4942人(平均43歳)と男性2820人(平均40歳)のデータを分析。トキソプラズマは猫のふん便や加熱不十分な肉などを介して感染します。参加者の女性の24%、男性の12%が感染していました。ボレリアはマダニが媒介し、ライム病を引き起こします。感染していたのは参加者の女性の41.6%、男性の30.7%でした。分析の結果、これらの感染が誠実性の低さなどに関連することが判明。また、それは感染による健康状態の悪化が理由で起きたわけではないといいます。PsyPostの記事です。

  • WHO、鳥インフルのヒトへの感染に大きな懸念

    2024-04-22

    世界保健機関(WHO)は18日、鳥インフルエンザH5N1型に対する監視と備えを強化するよう呼びかけたようです。米国で牛を介してヒトへの感染が起きたことを受けたものです。今のところ、ヒトからヒトへの感染は確認されていません。ただし、過去2年間で鳥インフル陽性になる哺乳類が増加しており、ウイルスがヒトに感染しやすく変異しつつあることが懸念されています。2003年以降、23カ国から889人の感染者が報告され、52%に当たる463人が死亡しているそうです。WHOは「ワクチンや治療薬、診断薬によって、すぐに対応できるようにしなくてはならない」と指摘しているとのこと。CNNの記事です。

  • 米で偽ボトックスの被害が増加 偽物を見極める方法は?

    2024-04-22

    米国では、資格を持たない施術者による偽造の「ボトックス注射」に対する警戒感が高まっているそうです。米疾病対策センター(CDC)は19日、11州で少なくとも22人がしわ取りのために偽造のボトックス注射を受け、その後、ボツリヌス毒素によるものとみられる健康被害を訴えたと発表しました。米食品医薬品局(FDA)によると、外箱やビンにロット番号「C3709C3」が含まれる▽外箱に有効成分が「Botulinum Toxin Type A」と書かれている▽外箱やビンに「150 units(単位)」との表示がある▽外箱に英語ではない言語が表記されている――場合は偽物の可能性があるといいます。NBC Newsの記事です。

  • 伝統的な日本の食生活 女性の認知機能低下を予防

    2024-04-19

    伝統的な日本食は、女性の認知機能低下を予防する可能性があるそうです。英国の研究チームが、40~89歳の日本人1636人に、口にした全ての物を3日間記録してもらい、その後2年にわたり追跡調査を実施。その結果、米や魚介類、大豆製品、キノコなどを中心とした伝統的な日本食を摂取していた女性は、西洋式の食事を摂取していた女性に比べて脳の萎縮が少ないことがMRIスキャン画像から明らかになったそうです。男性にはこうした違いが認められなかったといいます。日本食の食材に含まれるマグネシウムや植物性エストロゲンなどの栄養素は、女性の脳を特に強く保護する効果があるようです。The Conversationの記事です。

  • The 世界の仰天医療ニュースVol.1

    2024-04-19

    世界各国から奇妙な病気についての報告が上がっています。4カ月間も片頭痛に悩まされていた米国の52歳の男性がおり、脳にサナダムシの幼虫が寄生していることが分かったそうです。原因は、男性が生焼けのベーコンを好んで食べていたことのようです。せきやうつ、物忘れの症状が出た64歳の豪州の女性の脳からは、長さ8cmのニシキヘビに寄生する線虫が見つかったといいます。81歳のブラジル人女性は、56年間も胎児をお腹に持っていたことが判明。腹腔で妊娠したことで胎児が死亡し、石灰化したそうです。59歳の米国人男性は突然、人の顔が悪魔のように見えるようになったといいます。マイナビRESIDENTの記事です。

  • ジャンクフードは若者の脳に長期的なダメージを与える!?

    2024-04-19

    思春期に脂質や糖質が多い「ジャンクフード」を多く食べると、成人後の記憶力に悪影響があるかもしれません。米国の研究チームが、ラットを使って記憶力のテストを実施したそうです。ジャンクフードを食べて育った群は、対照群に比べて過去に見た物や場所を思い出せない傾向があったといいます。さらに脳の検査で、ジャンクフード群は、記憶に関連する神経伝達物質「アセチルコリン」によるシグナル伝達が低下していることも判明しました。チームは治療方法を探るため、アセチルコリンの放出を促す薬を記憶に関わる脳の海馬に直接投与したところ、ジャンクフード群の記憶障害が改善したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • テトラサイクリン系抗菌薬が、免疫細胞のがん攻撃力を増強

    2024-04-18

    テトラサイクリン系抗菌薬は免疫系を活発にするそうです。既存の免疫チェックポイント阻害薬などのがん免疫療法は一部の患者にしか効果がないため、大阪大学の研究チームが新たな方法を探していたといいます。チームは、テトラサイクリン系抗菌薬を肺がん患者のがん組織に加えると、組織内の免疫細胞・Tリンパ球(T細胞)の「がん細胞傷害活性」が増強することを突き止めたそうです。この抗菌薬が、がん細胞が産生する免疫抑制物質「ガレクチン-1」の働きを阻害することで、Tリンパ球によるがんへの攻撃が活発になるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ハグをしよう! 痛みや不安の軽減に有効なことが明らかに

    2024-04-18

    ハグなどの身体的接触は、心身の健康によい影響を及ぼすようです。ドイツとオランダの研究チームが、計1万2966人を対象とした212の先行研究を分析したそうです。その結果、身体的接触が痛みやうつ、不安の軽減に役立つことが示されたとのことです。こうしたプラスの影響は、大人でも子どもでも確認されたといいます。身体的接触の種類については、ハグでもマッサージでも大きな違いは見られませんでしたが、頭や顔への接触がもっとも効果的だったそうです。また、短時間の接触を頻繁に行うと、より効果が高まることも明らかになったとのことです。Science Alertの記事です。

  • 米FDAの「迅速承認」で、効果不明なまま投薬される多数のがん患者

    2024-04-17

    米食品医薬品局(FDA)の「迅速承認プログラム」は、重篤な疾患に対する有望な薬を正式承認前にできるだけ早く患者に届けることを目的として実施されています。米国の研究チームが、こうした薬が実際に患者に恩恵をもたらしているのかどうかを調べたそうです。チームは2013~17年に迅速承認された46個のがん治療薬を5年間にわたって追跡調査。このうち厳密な検証試験で臨床的有益性が示されたのはわずか20個(43%)だったそうです。それにもかかわらず、29個(63%)が通常の承認に切り替えられたといいます。効果不明な薬を、そうとは知らずに投与されている患者が多くいるようです。AP通信の記事です。

  • 米カンザス州で、飼い猫2匹と獣医技師がまれな真菌感染症に

    2024-04-17

    米疾病対策センター(CDC)は10日、カンザス州の同じ家で飼われていた猫2匹に「スポロトリクス・シェンキィ」と呼ばれるまれな真菌が感染し、治療に当たった獣医技師も猫に引っかかれて感染したと発表したそうです。獣医技師は8カ月間も抗真菌薬を使って、ようやく回復したといいます。一匹目の猫は治療が遅れて状態が悪化したために安楽死させられ、もう一匹は抗真菌薬で回復したとのこと。この真菌はバラのとげなどから体内に入ることが多く、感染すると長引く皮膚病変を引き起こします。本来は伝染性ではありませんが、猫に感染すると他の動物への伝染リスクが高まるそうです。NBC Newsの記事です。

  • 「ふん便移植」がパーキンソン病の治療に有効な可能性

    2024-04-16

    健康な人の腸内細菌を移植する「ふん便移植(FMT)」で、パーキンソン病(PD)の症状が改善する可能性があるようです。ベルギーの研究チームが初期PD患者を集め、22人には健康なドナーのふん便を、24人にはプラセボをそれぞれ鼻から小腸に移植。1年後、ふん便移植を受けた人は、震えやバランス障害などの運動症状が、緩やかではあるものの有意に改善したといいます。こうした改善が顕著に認められたのはふん便移植から6カ月以降だったとのことです。また、PDの進行とともに現れることが多い便秘の症状についても、ふん便移植で抑制されたそうです。Science Alertの記事です。

  • 肝硬変の進行を抑制 腸内の毒素を吸着する「カーボンビーズ」

    2024-04-16

    腸内環境の悪さは、肝硬変などの深刻な病気につながるといいます。英国の研究チームが、それを改善する画期的な方法を見つけたそうです。チームは、腸内の悪玉菌が産生する毒素や代謝物を吸着することができる微小な「カーボンビーズ」を開発。これをラットやマウスに数週間にわたって毎日経口で与えたところ、肝硬変の進行を抑制するのに有効であることが分かったそうです。また、慢性肝不全の急性増悪(ACLF)による死亡率も低下したといいます。肝硬変患者28人に対する試験も実施し、このビーズが安全であることを確認したとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ボトックス注射の健康被害 米9州で19人に

    2024-04-16

    米国でボツリヌス毒素を使った「ボトックス注射」による健康被害が起きている問題で、米疾病対策センター(CDC)は15日、ボツリヌス症の症状を訴えた患者は九つの州で計19人に上ると発表したそうです。19人は25~59歳の女性。1人以外は美容目的で、不適格な個人からや非医療施設で注射を受けたといいます。偽造品や誤った処理をされた製品が使われたケースもあったそうです。CDCは、注射を受ける際に▽免許を持っているか▽訓練を受けたか▽承認された製品か▽製品の供給源は信頼できるか――を確認するよう呼び掛けています。CNNの記事です。

  • 偽造品ボトックス注射で健康被害 米5州で患者確認

    2024-04-15

    米疾病対策センター(CDC)は、ボツリヌス毒素を使った美容医療用「ボトックス注射」の偽造品について、注意喚起を行うそうです。イリノイ州とテネシー州では、偽造品を使ったボトックス注射が原因とみられる「ボツリヌス症」のような症状で、それぞれ2人が入院。患者は目のかすみや顔の垂れ下がり、呼吸困難などの症状を訴えているといいます。これまでに計5州で同様の症例が確認されているそうです。ボトックス注射は通常は安全ですが、米国で承認されていない偽造品が出回り、非医療施設が無許可で行っていることもあるといいます。NBC Newsの記事です。

  • クラミジアワクチンが実現か 第1相治験で有望な結果

    2024-04-15

    一般的な性感染症の「クラミジア感染症」に対するワクチンが実現するかもしれません。英国とデンマークの研究チームが、病原菌クラミジア(・トラコマチス)に感染していない平均年齢26歳の健康な男女を対象に、クラミジアワクチンの第1相試験を実施。安全に免疫応答が誘導されることが分かったそうです。クラミジアは女性の不妊の主な原因の一つで、男性は尿道炎や精巣上体炎などが起こります。また、目に感染すると結膜炎を起こし、視力低下の危険もあります。今回の治験では、ワクチンは腕への注射だけでなく、目薬でも投与したといいます。NBC Newsの記事です。

  • 新型コロナ感染を防ぐ5種類のお茶

    2024-04-12

    紅茶や緑茶を飲むと、新型コロナウイルスの感染が抑えられるかもしれません。米国の研究チームが市販の茶葉24種類を使って、これらを抽出したものを飲んだ場合のコロナ感染抑制に対する有効性を、実験室でシミュレーションしたそうです。最も効果が高かったのは紅茶で、わずか10秒で唾液中のウイルスを99.9%減少させることが示されたといいます。また、紅茶の他に、緑茶、ラズベリージンジャー、ユーカリミント、ミントメドレーがウイルスを96%以上減少させることが分かったとのこと。お茶の濃度を上げれば、うがいでも同様の効果が期待できるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 「怒り」は紙に書いて捨てよう! 気持ちを鎮める効果を確認

    2024-04-12

    怒りを簡単に抑制する方法が見つかったようです。名古屋大学の研究チームが、実験の趣旨を知らない参加者を集め、まず社会問題についての意見を書いてもらったそうです。次に、それに対してわざと低い評価を付けた上で、「学のある人がこんなことを考えるなんて信じられない」などと侮辱したコメントを付けてフィードバックし、怒りを生じさせたといいます。そして参加者に、その時の怒りの感情を紙に書かせたそうです。この紙をゴミ箱に捨てたり、シュレッダーで処分したりした人は、怒りのレベルが侮辱される前の状態に戻ったそうです。一方、怒りの気持ちを書いた紙を捨てずに持ち続けた人は、怒りのレベルがわずかに低下しただけだったといいます。ScienceDailyの記事です。

  • モテの科学で、結婚も恋愛もうまくいく!?

    2024-04-12

    他人から「魅力的な人だな」と思われたくないですか。各国の研究チームが、「魅力」について科学的に解明しようと研究を続けています。フランスの研究チームによると、小麦粉や白米、砂糖などの精製炭水化物を頻繁に摂取すると、顔の魅力度が下がってしまうそうです。また、米国の研究チームは、低い声の人は、結婚など長期的な関係を築く相手として魅力的に思われることを発見したといいます。なお、これを実践する人はいないと思いますが、トキソプラズマ原虫が感染している人の顔は左右対称である傾向が高く、他人から魅力的だと思われることが多いそうです。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 妊娠中のアセトアミノフェン、子のADHDや自閉症に関連せず

    2024-04-11

    妊娠中に解熱・鎮痛薬のアセトアミノフェンを服用すると、子どもの注意欠如・多動症(ADHD)や自閉症のリスクが上昇するという報告があります。米国の研究チームが、スウェーデンの子ども200万人を26年間追跡したデータを分析し、これを否定する研究成果を発表しました。チームは、兄弟姉妹のペアで、母親が一方の妊娠中にアセトアミノフェンを使用し、もう一方の妊娠中には使用しなかったケースに着目。アセトアミノフェンに関連する神経発達症リスクの上昇はみられなかったそうです。リスクに関連するのは、遺伝など他の要因である可能性が示されたといいます。NBC Newsの記事です。

  • 米の高名ながん研究所、2カ月で論文7本撤回の異例事態

    2024-04-11

    米ハーバード大学の「ダナファーバーがん研究所」の信頼が損なわれる事態が生じているそうです。問題の発端となったのは、英ウェールズの微生物学者が今年1月、自身のブログでダナファーバーの研究者が執筆した数十の論文に使われている画像に誤りや改ざんがある可能性を指摘したことでした。研究所は誤りを認め、この2カ月で医学誌「Journal of Immunology」と「Cancer Research」に掲載された計7本の論文を撤回したそうです。このうち6本の筆頭著者は、骨髄腫分野の第一人者で、この分野に多大な影響力を持つケネス・アンダーソン教授の研究だといいます。NBC Newsの記事です。

  • ALS薬「レリブリオ」販売中止 大規模治験で効果証明されず

    2024-04-10

    米アミリックス・ファーマシューティカルズ社は4日、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬「Relyvrio(レリブリオ)」について、販売から撤退すると発表したそうです。第3相試験で有効性を証明できなかったためです。今後は、新規の患者が同薬を使用することはできなくなるといいます。3月に公表された結果では、48週間後の患者の呼吸や嚥下、会話能力を示す指数がプラセボを上回らず、QOL(生活の質)や全生存期間、呼吸機能にも有意な改善はみられなかったそうです。レリブリオは、2022年9月に米食品医薬品局(FDA)が小規模治験の結果をもとに承認しました。CNNの記事です。

  • コロナ後遺症、治療の標的は「炎症」か 患者の血中に関連タンパク質

    2024-04-10

    新型コロナウイルス感染症の後遺症(コロナ後遺症)に関する治療の鍵は、「炎症」かもしれません。英国の研究チームがコロナ重症患者650人を追跡調査。6カ月後、このうち426人がコロナ後遺症の症状を訴えたそうです。そして、こうした後遺症患者の血液中に、通常はウイルス感染直後にのみ認められる炎症関連タンパク質が継続的に存在していることが分かったそうです。さらに、胃腸症状のある患者で、腸と脳のコミュニケーション障害に関わることで知られるSCG3タンパク質が増加するなど、一部のタンパク質が特定の症状に関連している可能性も示されたといいます。BBCの記事です。

  • アマゾン先住民「ヤノマミ族」から高濃度の水銀検出

    2024-04-09

    アマゾンの先住民族「ヤノマミ族」が深刻な水銀汚染の被害にあっているようです。ブラジルの保健当局がヤノマミ族300人から採取した毛髪を分析したところ、84%から健康被害につながる可能性のある「1gあたり2μg」以上の水銀が検出されたといいます。周辺地域ではかねてより金の違法採掘が横行しているとのこと。違法採掘では金の抽出処理の過程で水銀が使われることが多く、これが河川などの汚染につながるそうです。この地域の魚からも高濃度の水銀が検出されており、汚染された魚を食べることで水銀が体内に取り込まれてしまうといいます。水銀は主に神経症状を引き起こします。AP通信の記事です。

  • サルと接触した男性が高致死率の「Bウイルス病」発症/香港

    2024-04-09

    香港で37歳の男性がマカク属のサルと接触してけがをし、致死率の高い「Bウイルス病」を発症したそうです。Bウイルスはマカク属のサルを自然宿主とし、唾液やふん尿に含まれています。男性は2月下旬に公園で野生のサルと接触し、1カ月後に発熱と意識レベル低下で病院を受診。それ以降、集中治療室で治療を受けているそうです。Bウイルスは1932年に初めてヒトへの感染が確認され、これまでの感染者数は世界でわずか50人。香港では初確認とのことです。治療せずにいると70%以上が死亡するものの、近年は抗ウイルス薬による早期の治療で生存率が向上しているといいます。Science Alertの記事です。

  • なぜ喘息発作が繰り返されるのか? 英チームが原因解明

    2024-04-08

    長引く喘息(ぜんそく)発作の詳細な原因が分かったようです。英国の研究チームがマウスとヒト肺組織を使って、喘息発作の際に起こる気管支収縮の過程を詳しく調査したそうです。気管支収縮は筋肉(平滑筋)が収縮することで気道が狭くなる現象です。調査の結果、気管支収縮によって気道の上皮層が損傷されることが明らかになったといいます。そのために、長期的な炎症や感染が起こり、発作が繰り返されるそうです。マウスの実験では、「ガドリニウム」と呼ばれる元素が上皮層の損傷を防ぐのに有効である可能性が判明。ただし、臨床試験の実施までには数年かかるといいます。BBCの記事です。

  • さようなら抗菌薬!? 有望な再発性尿路感染症向けワクチン

    2024-04-08

    スペインのImmunotek社が開発した尿路感染症(UTI)の再発を防ぐ舌下ワクチン「MV140」が、抗菌薬(抗生物質)の代替手段になるかもしれません。英国の研究チームが、UTIの再発に苦しむ18歳以上の男女89人を対象にMV140の長期的な安全性と有効性を調査。なお、MV140は3カ月間毎日、舌下にスプレーする薬だそうです。MV140を使い始めてから9年後の時点で、参加者のうち48人(54%)が一度もUTIの再発を報告しなかったといいます。再発した場合でも、水を飲めば治る程度の軽い症状で済むことが多かったそうです。目立った副反応も報告されなかったとのことです。Medical Xpressの記事です。

  • ブタの腎臓を移植した患者が退院 人工透析不要になり経過良好

    2024-04-05

    米マサチューセッツ州ボストンの米マサチューセッツ総合病院は3日、ブタの腎臓移植手術を受けた62歳の男性が退院したと発表したそうです。末期の腎臓病を患っていた男性は先月16日、拒絶反応が起きないよう遺伝子改変したブタの腎臓を移植する手術を受けました。治療目的で患者にブタの腎臓が移植されたのは世界初です。新しい腎臓は今のところ正常に機能しており、人工透析も不要になったそうです。男性は2018年に死亡したドナーからの死体腎移植を受けたといいます。しかし昨年から、腎臓がうまく機能しなくなったそうです。BBCの記事です。

  • アルツハイマー病の新治療法か? 新たな免疫療法が有望

    2024-04-05

    アルツハイマー病(AD)を引き起こすとされる脳内の「アミロイドβプラーク(細胞外沈着物)」を除去する新たな方法が見つかったようです。米国の研究チームが、脳内のゴミを除去する免疫細胞「ミクログリア」に着目。AD患者のミクログリアで発現し、ミクログリアの不活性化に関わる受容体「LILRB4」を標的にした自家製抗体をADマウスに投与したそうです。その結果、ミクログリアが活性化してプラークを除去できるようになったといいます。さらに、記憶がなくなることから起こるマウスのリスク行動も減少したといいます。Medical Xpressの記事です。

  • 腸内フローラがあなたを放っておかない がん、認知症、パーキンソン病にも関係

    2024-04-05

    腸内細菌叢(腸内フローラ)の乱れは、さまざまな病気の発症や治療に影響を与えるようです。ある研究では、抗菌薬(抗生物質)の使用によって免疫チェックポイント阻害薬が効かなくなる可能性が明らかになったといいます。また抗菌薬の使用は、後の認知機能低下を引き起こすかもしれないとの報告も出ています。さらに、腸内細菌叢の不均衡が心筋梗塞などの心疾患を引き起こすことが明らかになったそうです。脳の神経伝達物質が減少することによって起こるパーキンソン病も腸内細菌叢と関係がありそうだという研究成果も発表されています。マイナビRESIDENTの記事です。

  • 広範囲のコロナウイルスに有効! 万能ワクチン実現か

    2024-04-04

    コロナウイルス全般に有効なユニバーサル(万能)ワクチンが実現するかもしれません。米国の研究チームがmRNAワクチンの技術を活用し、新型コロナウイルスやコウモリコロナウイルスなどに幅広く効果が期待できる3価ワクチンを開発。このワクチンをハムスターに接種したところ、試した全ての新型コロナオミクロン株系統を中和することができたそうです。さらに、コウモリの間で広がっており、将来ヒトでパンデミックを起こす危険性のあるコロナウイルスにも有効だったといいます。肺からウイルスが検出されない「完全な防御」が確認できたとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • シュガーレスガムがもたらす驚くべき健康のメリット

    2024-04-04

    米国の研究チームによると、過去24時間以内にシュガーレスガムをかんだ人は、そうでない人に比べて国が作成した食生活指針に従った食事を取る傾向にあるそうです。その結果、健康全般にも好影響が及ぶ可能性があるといいます。チームが、米国の全国健康栄養調査 (NHANES)から抽出したデータを分析して明らかになりました。シュガーレスガムをかむと、砂糖の摂取量、間食やカロリーの高い食事を取る量が減るといいます。また、口の病気が減ることから、糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患、うつ病などの精神疾患にも効果があるかもしれないとのこと。Science Alertの記事です。

  • 米テキサス州で鳥インフルが乳牛からヒトに感染か

    2024-04-03

    鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)が感染した乳牛が見つかった米テキサス州で、ヒトへの感染が確認されたそうです。この患者は仕事上、H5N1の感染が疑われる牛と直接接触していたといいます。症状は目の充血だけで、抗ウイルス薬による治療で快方に向かっているとのこと。米疾病対策センター(CDC)は「感染動物との接触でうつることがあるが、ヒトからヒトへの感染は確認されていない」としています。また、感染動物の殺菌処理をしていない乳を飲んだり、生のチーズを食べたりしないよう注意を呼び掛けています。米国でH5N1の感染者が見つかったのは2例目だそうです。ABC Newsの記事です。

  • 腹部に石灰化した胎児 摘出後に81歳女性が死亡/ブラジル

    2024-04-03

    81歳のブラジル人女性が、「石児」と呼ばれる石灰化した胎児の摘出を行い、その後に死亡したそうです。腹痛を訴えた女性にCT検査を行ったところ、腹部のスキャン画像に胎児の姿が映し出されたといいます。女性には7人の子どもがいるそう。医師らは、女性が最後に妊娠した56年前から死亡した胎児を体内に持っていた可能性があるとみています。3月14日に胎児を摘出する手術が行われたものの、翌日死亡したそうです。石児は極めてまれな症例で、腹腔で妊娠が起きてしまったことで胎児が死亡し、大き過ぎて体内に吸収されない場合に起こることが多いといいます。Medical Briefの記事です。

  • 「違法な集団行動」 医学部定員増問題で韓国大統領が対立姿勢鮮明に

    2024-04-02

    韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は1日、医学部定員増を巡って政府と医療界が対立している問題で、医師不足を解消するために定員を2000人増やす必要があることを改めて国民に訴える談話を発表したそうです。尹氏は、医療界の対応を「社会に深刻な脅威をもたらす違法な集団行動」と厳しく批判。「この計画が医師の収入減につながることはない」とも述べたといいます。また、ストライキ中の医師らに職場復帰を促し、「対話のドアはオープンである」としたそうです。一方、大韓医師協会は「従来の方針を繰り返しただけ」と、「大きな失望」を表明したといいます。AP通信の記事です。

  • 脊髄損傷の治療に効果あり? 脂肪由来の幹細胞療法、第1相試験で有望な結果

    2024-04-02

    脂肪から採取した幹細胞で、脊髄損傷による運動機能障害やまひを改善できるかもしれません。米国の研究チームが、18~65歳の脊髄損傷患者10人を対象に実施した幹細胞療法の第1相試験の結果を報告。チームは、患者本人の脂肪から幹細胞を採取し、4週間かけて1億個に増殖させ、患者の腰椎に注入したそうです。その後、患者の状態を5段階の機能障害尺度を使って2年間で10回評価したところ、10人中7人において、尺度が少なくとも1段階改善したといいます。頭痛や筋骨格系の疼痛が副作用として報告されたものの、重篤な有害事象は認められなかったとのこと。Medical Xpressの記事です。

  • 長期記憶形成には神経細胞のDNA損傷が不可欠?

    2024-04-01

    長期記憶を形成するには、関係する神経細胞(ニューロン)のDNAの損傷が不可欠なことが明らかになったそうです。米国の研究チームが、エピソード記憶と呼ばれる個人的な経験に基づく長期記憶を形成するのに十分な衝撃をマウスに与え、記憶に関わる脳の海馬領域の神経細胞を分析。DNAが損傷し、その断片が核から放出されると、炎症に関わる「Toll様受容体9(TLR9)」シグナル伝達経路が強力に活性化されることが分かったそうです。活性化したTLR9経路を介してDNA損傷が修復され、長期記憶の形成につながるといいます。Medical Xpressの記事です。

  • ゆっくり話す人は、認知機能が低下しているかも

    2024-04-01

    高齢の人の脳の健康状態を知るには、「話すスピード」に注意を払うといいそうです。カナダの研究チームが、18~90歳の健康な成人125人に、ある場面について詳しく説明してもらい、その音声を人工知能(AI)で分析したといいます。認知機能を評価するテストの結果と照らし合わせたところ、加齢に伴う認知機能低下が日常会話のスピードに密接に関連していることが分かったそうです。「適切な言葉を思い出せない」と認知機能の低下を心配しますが、「話すスピードが遅い」ことの方が正確な指標になる可能性があるといいます。The Conversationの記事です。

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