医師が転職面接で避けた方がいいNGなふるまいとは?【服装・言葉づかい・話題】|STEP.3

STEP.3 面接対策

医師が転職面接で避けた方がいいNGなふるまいとは?【服装・言葉づかい・話題】

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医師がキャリアをスタートする際、企業に勤める会社員のように就職面接を経験するケースは少ないと思います。しかし、転職活動には面接が付き物です。苦手意識があったり、慣れていなかったりするために面接で思わぬ失敗をしてしまい、不採用になってしまうケースもあります。そこで今回は、転職のプロであるマイナビDOCTORのキャリアパートナーに聞いた、「医師が気を付けたい面接のNGポイント」を紹介します。

この記事のまとめ

  • 医師の面接では、経歴やスキルも重要な一方、面接官に好印象をもってもらうためのマナーや態度も大切。
  • 服装はできればスーツやジャケットを着用し、シンプルなデザインで清潔感のある印象を与える洋服を選ぶ。
  • ネガティブな退職理由はなるべく避け、前向きな姿勢をアピールする。また待遇面の話は面接官から切り出されるまで自分からは話題にしないのがベター。

1.医師の面接では社会人としてのマナーに気を配る

医師の面接試験で落とし穴となるのが、服装や態度などマナー面の問題です。日常業務の中で、いわゆる「社会人のマナー」を意識する機会は少ないと思いますが、面接試験は「一緒に働きたいかどうか」を見られる特殊な場面です。診療のスキルや経験ももちろん重要ですが、同時に面接官に好印象をもってもらえるマナーにも気を配るとより転職活動がスムーズに進みます。

今回紹介するNG要素を取り除いていくだけで、面接のマナーのポイントをおさえることができます。

2.医師の面接・NG例【服装・身だしなみ】

まずは面接の際に気を付けたい、服装や身だしなみについてNG例を見ていきましょう。

2-1.ジャケットなし

面接時のマナーでまず注意したいのは服装です。常識を逸脱したカジュアルすぎる服装は、ネガティブな第一印象を与えかねません。

面接時の服装の基本は「ビジネスカジュアル」です。例えば、「スーツ+ネクタイ」「スーツ+スカートorパンツスタイル」などの装いが望ましいでしょう。しかし、医師の中にはスーツやネクタイに不慣れで抵抗のある方もいます。スーツが苦手な方は、「ジャケット+シャツ」「ジャケット+ワンピース」など、ジャケットを羽織ることをおすすめします。

2-2.短パンなどラフすぎる服装

過去には短パン姿で面接に挑んだこともる強者もいたという話を聞いたことがあります。短パンは極端な例ですが、カジュアルなデザインの洋服やTシャツ、柄や装飾が派手な洋服は避けたほうが無難です。

黒、白、グレー、ネイビー、ベージュなどベーシックな色みやシンプルなデザインを選ぶことをおすすめします。面接時の服装に関して疑問点があれば、マナー本やインターネットを参考にするほか、転職エージェントを利用している場合は担当者に確認する方法もあります。

▶【関連記事】医師が転職面接でおさえるべき服装・身だしなみのポイント

3.医師の面接・NG例【言葉づかい・態度】

話をする時の言葉づかいや態度も、応募者の印象を左右します。面接中に気を付けたい話し方について紹介します。

3-1.小さな声でボソボソ

医師に必要なのは臨床能力や医学知識だけではありません。医療行為は様々な人々と信頼関係を築いたうえで行われるものですから、患者さんやその家族とスムーズにコミュニケーションをとり、看護師などの医療スタッフと良好な関係性を築くことも医師には必要不可欠な能力だといえます。

そのため、コミュニケーション能力の高さが大きな評価ポイントとなり、面接でも重点的にチェックされるのです。面接時には、緊張していたとしてもしっかりと相手の目を見て、ハキハキ明るく話すことを心がけましょう。下を向いてボソボソと小さな声で話していては、患者さんへの説明すら十分にできないのではないかと思われても仕方ありません。

3-2.高圧的

一方、威圧的で高慢な物言いの医師も敬遠されます。長年医師として医療機関で働いていると「先生」としての振る舞いが身に付き、知らず知らずのうちに高圧的な印象を与えてしまうケースもあります。特に面接の場では、意識的に謙虚かつ丁寧な言葉を選んで話すようにしましょう

3-3.椅子にもたれかかるなど横柄な態度

医師は主に「対患者さん」の仕事ですから、面接での態度や言葉遣いはそのまま患者の接遇にも反映されるととらえられます。言うまでもなく、傲慢で横柄な態度は絶対NGです。面接時には椅子に浅く腰かけて背筋を伸ばし、面接担当者が明らかに年下であっても正しい敬語を話すよう心がけましょう

またコロナ禍を経てWEB面接が行われる機会も増えてきました。WEB面接ならではの注意点必要な準備を行いつつ、対面面接よりもやや明るい表情や声を意識することをおすすめします。

▶【関連記事】医師が転職面接の前日までに準備をしておくこと【まとめ】

4.医師の面接・NG例【話題】

面接の場では、あえて避けたほうがいい話題がいくつかあります。次の項目について話す際には表現に配慮するなど、注意が必要です。

4-1.ネガティブな退職理由

先方に快活な印象を持ってもらうためにも、面接ではネガティブな話題を意識的に避けることが大切です。例えば、前の職場の退職理由を聞かれたとき、実際は人間関係の悪化が原因だったとしても、それをダイレクトに伝えるのはNGです。ネガティブな話題は、そのまま自身のネガティブな印象となって相手の心に残りかねません。「若手の医師が多くて業務が回らず、職場の雰囲気が穏やかなものではなくなり、自身の技術を十分に生かすことができなくなった」などと婉曲的な説明をしつつ、それでも前向きな姿勢は失っていないことをアピールしましょう

また、転職回数が多い場合は、その理由を聞かれる可能性が高いと考えられます。ただし、医師の世界では、転職回数が多いからといって直ちに問題視されるとは限りません。「自身の技術を見込んでくれた知り合いの医師から誘われた」「より自身の技術を発揮しやすい環境を求めて情報にアンテナを張っていた」など、前向きな方向に落とし込んだ説明を事前に考えておきましょう。

4-2.お金の話

面接中に待遇面の話を自分から始めるときは、よくよく注意が必要です。できれば、先方から切り出されることを待ったほうが無難でしょう。転職エージェントを利用している場合は、担当者が本人に代わって交渉に入ってくれることが多いので、精神的にかなり楽になると思われます。

5.面接力の向上には転職エージェントがおすすめ

面接に慣れていない場合や初めての転職活動の場合は、転職エージェントに相談をするのがおすすめです。面接中のふるまいについてアドバイスをもらえるほか、聞かれやすい質問や回答のポイントなど面接内容についても相談できます。転職面接について客観的な助言をもらう機会は貴重なので、一度利用してみてはいかがでしょうか。

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