医師のWEB面接で必要な準備とは?【パソコン・スマホ・アプリ・場所・服装】|医師転職ナレッジ

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医師のWEB面接で必要な準備とは?
【パソコン・スマホ・アプリ・場所・服装】

医療機関の新しい採用方式として導入が増えつつあるWEB面接。いざWEB面接に臨むことになった際にあわてないよう、基本的なマナーをおさえておきましょう。シリーズ「医師の面接 WEB面接のマナー」#1【心がまえ編】につづき、今回は面接当日までに準備しておきたいツールの設定や環境づくりについて解説します。

<この記事のまとめ>
・通信機器、ネットワーク環境、ビデオ会議ツールの動作確認を必ず事前に行う。友人や家族にチェックしてもらうと安心。
・WEB面接は自宅など静かで明るい場所で行う。ビジネスの場にふさわしい環境・身だしなみで臨む。
・面接時間の15分前にはスタンバイし、できればデバイスを電源に接続した状態で行う。

1.WEB面接における通信機器の準備

WEB面接は対面面接と異なり、面接会場まで足を運ぶ必要がありません。自宅など慣れた環境で行うことができるため、対面面接よりも気軽に行えるイメージがあるようです。しかし、WEB面接で伝わる情報はパソコンなどを介した映像と音声に限られるため、実は対面面接以上に事前準備を万全に行うことが大切です。ちょっとした工夫が面接時の印象を左右することを念頭に置いておきましょう。

1-1.デバイス

WEB面接で必須なのは、指定されたビデオ会議ツールやアプリケーションを正しく起動・操作できるデバイスです。パソコンだけでなくタブレットやスマートフォンでもOKですが、面接中は画面が揺れないようしっかりと固定しておきましょう。スマートフォンを使用する場合は手持ちではなく、スタンド等に固定して使用しましょう。

1-2.カメラ・マイク

カメラが付いていないパソコンの場合は、外付けのカメラを用意しましょう。スマートフォンの場合はカメラやマイクが標準装備されているものがほとんどですが、パソコンの場合はカメラやマイクの画質・音質に問題がないか注意が必要です。相手の発言をしっかりと聞き取るため、自身の発言を分かりやすく伝えるために、マイク付きイヤホンを用意しておくことをおすすめします。

1-3.ネットワーク環境

安定したネットワーク環境が確保できるかどうかも確認しましょう。固定回線が利用できる場合、有線接続のほうが速度面で優位ですが、Wi-Fiなどの無線接続でも問題なく進められると思います。集合住宅の場合、ご近所のWi-Fi使用状況により速度が低下することがありますので、その場合はモバイル回線に切り替えるなど、臨機応変に対応しましょう。

ただしモバイル回線の場合、料金プランによっては通信容量の上限に達して回線速度が低下する可能性もありますので要注意です。

2.WEB面接におけるビデオ会議ツール・アプリケーションの準備

WEB面接に使用するビデオ会議ツールやアプリケーションの設定も必須です。多くの場合、WEB面接はZoom、Google Meet、Skypeなどのビデオ会議ツールを用いて行われます。事前に医療機関側から案内されたURLに、約束の面接時間にアクセスをすると相手が映し出され面接が開始する……いうのが一般的な流れですが、事前にどのような準備が必要になるのでしょうか?

2-1.インストール

面接当日ではなく、事前に手持ちのデバイスで起動や操作ができるか必ず確認しましょう。ツールによっては、アカウントを取得しなければアクセスできないこともあります。アプリケーションのインストールが必要な場合は必ず事前にインストールしておきましょう。インストール済みでも、長期間使用していない場合はアップデートに時間がかかることがありますので注意が必要です。

2-2.アカウント情報の確認

プライベートでも使用しているビデオ会議ツールやアプリケーションの場合は、アカウント名やプロフィール画像がビジネス視点で問題がないかを念のため確認しましょう。趣味の画像やペットの画像など、判断に迷う場合は設定なしの初期状態に戻しておくほうが無難です。メールやSNSなどの通知をオフにすることも忘れずに。

デバイスやビデオ会議ツールによって、映像や音声の伝わり方は変わりますので、家族や友達に協力してもらいリハーサルを行うことをおすすめします。映像や音声の鮮明さや声の聞き取りやすさから通信状況、デバイスの配置場所やカメラの角度、顔の明るさ、背景の映り込みなどを本番と同じ環境で動作確認しておくと安心です。家族や友人にお願いしづらい場合は、転職エージェントでもWEB面接のリハーサルをしてもらえるので活用しましょう。

3.WEB面接における面接環境の準備

WEB面接は採用担当者と応募者が直接対面して行うわけではないため、人柄や雰囲気などをうまく伝えづらく、意思疎通も図りにくいのが難点。映像を通して先方に伝わる表情や声の調子が印象を大きく左右します。そのため、明るく健康的に見える印象づくりがWEB面接のポイントだといえます。

3-1.面接場所

静かで明るい環境として、自宅が最も適しています。自宅で静かな環境を維持するのが難しい方は、プライバシーを保つことができ、周囲の音が入らない静かな場所を用意しましょう。周囲の音が入らないかを事前に確認して、貸し会議室などを利用するのも手です。ネットカフェが思い浮かんだ方もいると思いますが、周囲の雑音が聞こえるケースが多くセキュリティの観点からも避けたほうがいい場所です。

また顔色を明るく見せるためにデスクライトを利用するのもおすすめです。家族や友人に協力してもらい、印象がよく見えるライトの配置場所を確認しておくと安心です。

3-2.背景の映り込み

WEB面接では映像の背景に面接にふさわしくないものが映り込まないよう、注意が必要です。無地の白壁があればベストです。部屋のレイアウトの都合で壁を背景にできない場合は、映る場所の整理整頓・掃除をしっかり行いましょう。キャラクターやタレントの大きなポスター、フィギュアなど、個人的な趣味を強く反映するものは映り込まないよう配慮が必要です。映りこんでも問題ないか判断に迷ったら「ビジネスの場にふさわしいかどうか?」を考え、それでも迷ったらはずすことをおすすめします。

なお、ビデオ会議ツールやアプリケーションによっては背景を変えることができる種類のものもありますが、くだけた雰囲気になりかねないため、面接では使用しないほうが無難です。

3-3.資料と筆記用具

面接では自身の略歴を説明するよう求められることが多いため、履歴書のコピーなど医療機関への提出資料を手元に用意しておきましょう。カメラに映らない位置に、転職理由や志望動機などの定番の質問事項に対応するカンペを用意しておくと安心です。

また面接中にメモをとる場合に備えて筆記用具とメモ帳を用意しておくと安心です。日常業務ではパソコンに打ち込む方も多いと思いますが、キーボード音は思いのほか響きますので手書きでメモをとるようにしましょう。

4.WEB面接における身だしなみ

WEB面接では実際に面接官と顔を合わせないとはいえ、あまりにもラフな格好で臨むのはNG。堅実かつ清潔感ある印象を与えるため、通常の対面面接と同じようにスーツやジャケットを着用してください。もちろん、髪型も整え、女性であれば薄めのメイクを施し、男性であれば髭の処理をすることも忘れてはなりません。

スーツやジャケットは暗い色合いになるため、中に着るトップスは明るい色のものがおすすめです。トップスを工夫するだけで表情の印象が大きく変わります。また、WEB面接では上半身しか映らないと考えがちですが、想定外のアクシデントで席を立つこともあるのでボトムスも気を抜いてはいけません。ジーンズや部屋着などが映れば非常にだらしない印象を与えることになります。スーツやジャケットに合わせたボトムス、靴下、ストッキングを着用しましょう。

5.WEB面接の準備は余裕をもって

WEB面接当日は、約束の時間より10~15分ほど早くスタンバイしましょう。ビデオ会議ツールやアプリケーションのアクセスに時間がかかる可能性も考えられます。事前にチェックしている場合でも、面接時間ギリギリにツールを立ち上げるのはリスキーです。慣れないWEB面接は思いのほか緊張するものですから、時間に余裕を持ってスタンバイすることで気持ちを落ち着かせることもできます。

WEB面接中は、デバイスを電源に接続して使用することが望ましいですが、そうできない場合は事前にフル充電しておくことも大切です。ビデオ会議ツールやアプリケーションでは多くの電力を消費します。充電が中途半端にしか残っておらず、WEB面接中にシャットダウンしてしまえば、「準備不足」「注意散漫」といったネガティブな印象を持たれかねません。また、古いデバイスはバッテリーが劣化していて想像以上に早く充電が切れてしまう可能性もあるので、電源に接続した状態で使用するか、別のデバイスを用意したほうがいいでしょう。

<シリーズ「医師の転職 WEB面接のマナー」#【心がまえ編】を読む>
※#3【本番編】は2020年7月22日(水)に更新予定です。

PROFILE

執筆/成田 亜希子(なりた・あきこ) 
 
医師・ライター。2011年に医師免許取得後、臨床研修を経て一般内科医として勤務。その後、国立保健医療科学院や結核研究所での研修を修了し、保健所勤務の経験もあり。公衆衛生や感染症を中心として、介護行政、母子保健、精神福祉など幅広い分野に詳しい。日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。

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