転職の時期とスケジュール|STEP.1

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STEP.1 転職の準備

【医師の転職活動】いつから始めるのが正解?時期とスケジュールは?

この記事は約 5 分で読むことができます。

現在働いている医療機関に不満を持ったことはありませんか? 給与や労働時間、人間関係といった医療機関への不満やプライベートの生活環境の変化がきっかけとなり、転職を検討する人は多いと思います。ところが、いざ転職を決意してみると、どんなスケジュールで転職活動を進めたらいいのか分からないこともあるのではないでしょうか? 今回は、医師が転職活動を行う際のスケジュールと、いつからどのような準備を始めるべきかについて解説します。

この記事のまとめ

  • 退職する医療機関と良好な関係を保つためにも、退職交渉は転職する3カ月~6カ月ほど前にしておくのが吉。
  • 応募してから内定を得るまでは、最短で1週間~約1カ月と短期間。ただ、希望に合った求人が見つかる期間を考慮すると、早めに転職スケジュールを立てるのがおすすめ。
  • 転職エージェントに登録をしておくと効率的に情報収集ができる。

1.医師は急には辞められない

まず、大前提として、現在働いている病院を急に辞めることはできないことを意識しましょう。もちろん、退職をする場合は退職する日の2週間前までに上司などに伝えればよい、ということは民法で決まっています。病院側も、医師が「どうしても2週間後に辞めたい」と言ってきた場合、申し出を拒否することはできません。

しかし現在、医師の数は全国的に不足している傾向にあります。大きな大学病院や総合病院ならばともかく、市中病院や地方の病院では慢性的に医師が足りていません。辞めた医師の替わりの人を補充しようと新しく求人を募集しても、2週間という短い期間では採用しきれないことがほとんどです。そのため、退職を申し出た医師が「慰留」という形で引き止めされるケースが多くみられます

どうしても辞めたいならば、2週間前までに退職を申し出れば強行して辞めることは可能です。しかし、病院側に迷惑がかかることや、人員配置の事情などを無視して退職してしまうと、その病院関係者との人間関係が悪化してしまうことがあります。

医局の影響力が下がってきているからといって、大学病院や関連病院を身勝手に辞めてしまうと、のちにその地域での採用に影響がでる可能性もあります。採用に影響(制限)がでてしまうと「また前の病院に戻りたい」「前の病院でスポットを募集しているから応募したい」と思っても、強行して辞めたことが原因で受け入れてもらえないこともあります。立つ鳥跡を濁さず、ではありませんが可能な限り前職との関係は良好に保つべきです。

そのためには次の病院へ入職する3カ月~6カ月ほど前 (※) までに退職交渉をしておくとよいでしょう。急な申し出は避けたほうが無難です。

2.転職スケジュールは早めに立てよう

次の職場でも常勤医として働きたい場合、転職活動には最低でも6カ月程度かかると考えましょう。もしも4月に入職を希望しているのであれば、遅くとも前年の10月くらい(※) から動き出す必要があります。退職交渉は最低でも入職の3カ月ほど前には済ませたいので、自分の希望に合った求人を見つけ、内定を得るまでの時間は3カ月程度しかありません。もちろん、入職希望の6カ月よりも早い時期から転職活動を開始すれば、よりスケジュールに余裕を持つことができます。

具体的なスケジュールとしては、入職希望の6カ月~1年前から転職エージェントに相談したり、転職サイトに登録したりして、希望する条件を満たす転職先を紹介してもらいます。そこで気に入った求人が見つかれば、履歴書や職務経歴書を作って応募し、面接に臨んで内定を獲得します。

3.応募から内定までは約1カ月

自分に合った転職先を見つけるためには、現在の職場のどのような点に不満を持っていて、どのような点を改善させたいかをはっきりさせておく必要があります

■医師の転職スケジュールの一例

医師の転職スケジュールの一例

実際に応募してから内定を獲得するまでは、最短で1週間~約1カ月程度(※) かかると考えましょう。また、希望する条件が多ければ多いほど、それに合致する病院は少なくなるので見つけるのに時間がかかります。転職をスムーズに進めたいのなら、しっかりとスケジュール感を把握したうえで転職活動に臨みましょう。

4.非常勤は1週間程度で決まる

常勤医の転職は、自己分析や情報収集、履歴書・職務経歴書の作成、面接、条件交渉などさまざまな作業が発生します。医師としての日常の業務と並行して行うため、体力面でもハードな状況になり思うように転職活動が進まないケースも。6カ月~1年程度の活動期間が必要となる場合もあります。

一方、スポットや非常勤医の採用であれば1週間もかからず決まるケースもあります。

いずれにしても、希望する病院へ入職するためには、勤務形態を考慮して早めに活動スケジュールを立てることが転職成功のカギとなります。

5.迷ったら転職エージェントの登録から

「なんとなく転職したいな」と思っている人でも、早めに転職エージェントに相談したり、転職サイトに登録したりすることをおすすめします。少しずつでもさまざまな求人の情報収集をしているうちに、よりよい条件の病院を見つけることができるからです。また、いよいよ現在の病院への不満に耐えられない、という事態に陥ったときにも早急に転職活動を開始することができます

「転職したい!」と心に決めている人は退職期間も考慮に入れて、できるだけ余裕をもって転職活動を開始しましょう。転職エージェントは希望に合った求人のリストアップや面接のスケジュール調整、さらには条件交渉などでもサポートしてくれるので、とくに多忙な医師におすすめです。転職エージェントへの相談も、転職サイトの登録も、どちらも無料で簡単に行うことができるので、このチャンスにぜひ行動に移してみてください。

(※)文中でご紹介した転職活動スケジュールはあくまで一例であり、希望の転職を確約するものではありません。目安として考え、できるだけ余裕のあるスケジュールで活動しましょう。

文:太田卓志(麻酔科医)

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