「職場で好かれる」ということは、思ったよりも重要なことです。チーム医療でも多種多様なスタッフとの連携は欠かせません。人間関係が円滑になれば、スタッフも協力的になり、仕事を効率的にスムーズに進めやすくなります。医師として最高のパフォーマンスを発揮するため、日ごろから気をつけたい4つのポイントを紹介します。
「職場で好かれる医師」は仕事ができる!
医局では人間関係や派閥のトラブルも珍しいことではありません。人間関係が原因で休職や退職するケースもあります。逆に人間関係が円滑であれば、スタッフや同僚からの協力も得やすくなり、仕事の効率を上げることができます。
職場で好かれる4つのポイントとは?

職場で好かれる4つのポイント
POINT①:怒りの感情をコントロールする
POINT②:いつも笑顔を心がける
POINT③:「雑談力」を磨く!
POINT④:元気に挨拶する習慣を
POINT①:怒りの感情をコントロールする
仕事をする上で相手に怒りの感情が湧くこともあると思います。しかし感情をあらわにするのはやめましょう。あくまで冷静に悪いところを指摘する程度にします。怒られると、人間は委縮してプレッシャーを感じ、ミスも多くなります。致命的なアクシデントでなければ声を大きく上げて他者を怒るのは避けるようにしましょう。
POINT②:いつも笑顔を心がける
手術中などは笑顔でいることはできませんが、いつも笑顔でいるよう心がけましょう。忙しくて疲れたような顔をしていると、周囲の人は近寄りづらさを感じてしまいます。なるべく笑顔でいることで話しかけられやすくなり、仕事上でのコミュニケーションも取りやすくなります。
POINT③:「雑談力」を磨く!
休憩時間などにほかの医師やスタッフと話すこともあると思います。なんでもいいので雑談のネタを考えておくとコミュニケーションが取りやすくなります。たとえば休日にどこかに遊びに行ったのならばみんなで食べられるようなお土産を買っていくと話が弾みます。気心が知れることで、互いに協力的になり、仕事が進めやすくなります。
POINT④:元気に挨拶する習慣を
「おはようございます」「ありがとう」「お疲れさまでした」といった挨拶はコミュニケーションの基本です。元気に挨拶をすることを習慣にするだけでも、周囲の人は親しみやすい印象を持ってくれます。なるべく自分から元気に挨拶をする習慣を付けましょう。
まとめ
これらのことは人間関係をうまく構築するうえで基本的なことです。無意識で行っている人も多いのではないでしょうか? どれも今日からできる簡単なことです。もしできていないところがあれば実行することでさらに人間的な魅力が高まります。
文:太田卓志(麻酔科医)