小児科医が感じる大変なことは?仕事内容や魅力、向いている人の特徴も紹介|医師の現場と働き方

小児科医が感じる大変なことは?仕事内容や魅力、向いている人の特徴も紹介

子どもの健康と健やかな成長を支える小児科医。次世代を担う子どもたちの健康を守るという仕事に大きなやりがいを感じられるとして、女性医師の活躍も増えています。今回は、小児科医が感じる大変なことや具体的な仕事内容、魅力、向いている人の特徴などについて紹介します。

こんな方におすすめの記事です!
  • 小児科医の仕事内容ややりがいについて知りたいと思っている方。
  • 子どもと関わる仕事に興味を持ち、医療分野を目指している方。
  • 小児科医の労働環境やキャリアパスを考えたいと思う方。

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目次

  1. 小児科医の仕事内容
  2. 小児科医のやりがい・魅力とは?
  3. 小児科医の大変さとは?
  4. 小児科医に向いている人
  5. 小児科医に転科することはできる?
  6. 次世代の健康を守る小児科医を目指そう

小児科医の仕事内容

小児科医は、出生前の胎児から成人するまでを対象とし、子どもの健全な発育を総合的に支援する「子どもの総合医」です。診療対象年齢は、これまでは、15歳までを目安とされていましたが、平成18年から引き上げられ「成人するまで」となりました。また、NIPT(出生前遺伝学的検査)をはじめとする検査が可能になったことから、日本小児科学会は出生前コンサルト小児科医を認定し、妊婦やその家族の相談にも対応するなど活動の幅が広がっています。まずは、小児科医の主な仕事内容について見てみましょう。

1-1.診療と治療

小児科医は、患者となる子どもの診療と治療が主な業務です。特に乳幼児の時期は、痛みや不安を的確に表現できないため、同行者や保護者からの情報や、子どもの表情やしぐさなどから体調不良の原因を読み取りながら診察する必要があります。また、小児科医は低年齢の子どもが罹患しやすい感染症をはじめ、子どもが罹患しやすい先天性疾患や障がいなどへの知識も求められ、診療や治療には幅広い知識が必要になります。

1-2.地域活動

小児科医は、各地域の保健福祉事業と関わる機会が多くあります。集団検診や予防接種のほか、子どもやその家族を支える活動に携わるなど、多岐にわたります。ときには学校と連携して精神的な不安を抱える子どものケアや、特殊な疾患を持つ児童のサポートも行います。また、疾患や障がいを抱える子どもたちと家族が少しでも負担の少ない生活ができるように小児在宅医療に携わるなど、さまざまな役割が求められます。

1-3.研究活動

小児科医は、小児科学の更なる発展のために研究活動に取り組む役割も担います。近年、iPS細胞の開発や次世代シークエンサーの導入等により、多くの小児難治性疾患の研究が発展しており、これまで治療困難であった疾患領域の予後が大きく変化する可能性があります。臨床研究に携わることも、小児科医の業務の一環です。

1-4.出生前コンサルト

NIPTを実施している医療施設では、妊婦が産婦人科医師を介さず直接に、連携する小児科専門医と面接できる機会を提供しています。妊婦は希望するときに直接、出生前コンサルト小児科医の支援を受けられる仕組みが整っています。

小児科専門医は、NIPTの説明の段階から関与することで、染色体異常について妊婦と家族に正しい理解を促しながら、その結果から中絶を強要されることがないように支援するという重要な役割を担います。

小児科医のやりがい・魅力とは?

では、小児科医にはどのようなやりがいがあるのでしょうか。その魅力をお伝えします。

2-1.子ども本人や、不安を抱えた家族から感謝される機会が多い

小児科医は、診察や治療を行った子どもやその保護者、家族からも直接感謝の声を聞く機会が多くあります。子どもから、お礼として絵や手紙を手渡されたり、治療を担当した子どもから「先生のような小児科医になりたい」などと打ち明けられたりするなど、素直な感謝の気持ちを受け取ることで、小児科医としてのやりがいを感じられるでしょう。

また、自身の言葉で気持ちを伝えられない子どもでも、体調不良時には見られなかった嬉しそうな表情や楽しそうな表情を見られることも小児科医としてのやりがいにつながります。

2-2.子どもの成長を見守ることができる

かかりつけの小児科医となれば、患者となる子どもたちを長年支援することになります。地域で活躍する小児科医は、特に子どもたちの成長を直に見守ることができるでしょう。生まれたばかりの頃から、社会人になるまで、人生を作り上げる時期を支える存在であり、子どもたちの変化を実感できることも大きなやりがいといえるかもしれません。これまで自分が携わってきた活動や実績にやりがいを見出すことができます。

2-3.幅広い疾患や症状に関する経験を積むことができる

小児科医は、幅広い疾患や症状に対応しながら、細やかな管理もしなければなりません。そのため、非常に幅広い知識や技術が求められますが、医師としてさまざまな経験を積みたいと考えている場合は、大きな魅力の1つといえます。

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小児科医の大変さとは?

やりがいのある小児科医ですが、大変な面も多々あります。どのような苦労を伴うのか、代表的な例を見てみましょう。

3-1.診察や治療の対象が「成長期の個体」である

小児科は成長期の個体を対象とするのが最も大変な点です。たとえば、内科であれば、呼吸器、消化器、精神科などの専門領域に分かれ、その分野に特化した知識や技術を駆使しながら治療に当たります。しかし、小児科では、患者となる子どもが抱える疾患や不調すべてを対象として治療を行わなければいけません。とはいえ、小児科にも専門領域があり、重篤な疾患については、紹介を行いながら対応します。手術や怪我などは小児外科や整形外科が担いますが、外来においてはそうした専門分野での振り分けを行うような役割もあります。

3-2.診察や治療に患者本人の協力が得られにくい

幼児は、未知の出来事である治療や、慣れない人や環境などに不安を感じて、抵抗してしまうことがあります。泣くことで感情を表しますが、ときには泣き続けて、診療や治療が思うように進まないことも少なくありません。スムーズに外来が進まず、業務が立て込む可能性もあります。発達段階や個性に応じて、安心して診察や治療を受けられるように工夫と配慮を求められます。

3-3.優れた洞察力と年代に合わせた幅広い知識が必要

子どもは、自分が抱える苦痛や症状を的確に表現できないことが多くあります。小児科医は同行者や保護者からの情報だけでなく、患者である子どもの表情やしぐさなどから体調不良の原因を読み取り、治療を進める必要があります。加えて、小児科医は、新生児から成人までを対象とするため、幅広い専門知識や技術を取得しなければいけません。

小児医療は、成人医療と比較するとおよそ3倍の人手と時間を要するともいわれ、思うようにスムーズに診療や治療、処置などが進まないことに大変さを感じることもあるでしょう。また、思春期にある子どもたちとの関係性を築くことに難しさを感じることもあります。

3-4.緊急性の低い患者も多く、多忙になりやすい

小児科医は、多忙になりやすい傾向にあります。医師の働き方改革に伴い、労働環境の整備も進められていますが、地域や施設によっては労働環境に大変さを感じる場合もあるでしょう。

というのも、小児科医の労働環境は、自治体の制度が影響を及ぼしていることがあるからです。現在、各自治体では子育て支援の一環として「子どもの医療費援助」を実施し、子どもは「無償」で受診ができる状況にあります。本来、この制度は、医療費の負担を案じずに子どもたちが必要な医療を受けられる環境を整える仕組みであり、疾患の早期発見による医療費の削減を目的とするものです。しかし、この制度下では、軽症や受診不要な状態でも費用援助があるため気軽に受診する状況も生み出してしまいます。結果、小児科医の時間外労働を増加させる原因となり、小児科医の負担増大が問題視されています。

小児科医に向いている人

大変な状況にあっても、やりがいを見出せる人が小児科医に向いています。小児科医を目指すときに考えておきたい、向いている人の特徴や要素について紹介します。

4-1.子どもが好きな人

小児科は、日々、子どもやその家族と向き合いながら仕事を行います。子どもと関わることが好きな人、子どもの笑顔や喜ぶ姿を見ることが好きな人は、やりがいを感じながら仕事を続けられるでしょう。

4-2.洞察力やコミュニケーション力に優れた人

どの診療科においても洞察力やコミュニケーション力は必要です。しかし、先にもお伝えしたように、自身の体調不良や苦痛について的確に表現できない子どもも対象とするため、言葉以外から症状を見抜くための高い洞察力やコミュニケーション力が求められます。また、小児科医は子どもの家族とも良い関係を築き、家族へ配慮しながら治療や療養に取り組むことも必要です。そのため、これらの能力が優れている人は、小児科医に向いているといえるでしょう。

4-3.子ども発育に関して幅広い知識や技術を身につけたい人

小児科医は、年齢や発達段階の異なる子どもを対象とするため、診察や治療には子どもの身体、心理、発育の全体像を総合的に判断するためのさまざまな知識や技術が必要です。小児科の専門分野も広く、出生前から関わる可能性もあります。子どもの発育に関する幅広い知識や技術を身につけたい人は小児科医に向いています。

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小児科医に転科することはできる?

現在、別の診療科に属している場合でも、将来的に、小児科医に転科することは可能です。ただし、出生前や小児疾患など、小児科に特化した領域においては、経験や知見が求められます。小児科への転科を目指すのであれば、早い段階から取り組む必要があるでしょう。

少子化の時代を迎えていますが、依然として小児科医の需要は高い状況です。たとえば、僻地の小児科医不足は深刻であり、十分な医療を受けられない子どもたちもいます。また、近年は低出生体重児の出生数が問題視されており、新生児医療へのニーズも高まっています。小児科医に転科する場合には、どのような地域や領域で活躍したいのかを考えたうえで、キャリアパスを構築することが大切です。

次世代の健康を守る小児科医を目指そう

小児科医は、最新医療技術を用いた治療を実践する総合病院や、地域密着型のクリニックなど、さまざまな活躍の場所があります。地域医療に関わる場合、子どもの健やかな成長発達を支える役割もあり、かかりつけ医として関わることもできるでしょう。小児科の専門領域も多彩なため、自分の目標に向かって効率よくキャリアを積んでいくことが大切です。キャリアプランの立て方に悩んだときには、医師専門のエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

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