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大麻の使用は心血管疾患による死亡リスクを大幅に上昇させることが分かったそうです。フランスの研究チームが医学誌Heartに論文を発表しました。
これまで、大麻の使用が心血管系の問題と関連していることを指摘する研究はあったものの、実際にどれくらいリスクが高まるのかは明らかになっていませんでした。そこでチームは、2016年1月~23年12月に発表された24件の研究から、実世界における約2億人のデータを分析しました。
対象者の年齢は主に19~59歳で、性別が記録された研究では、大麻使用者の多くが男性でした。また、大麻使用者は非使用者よりも若年層に偏る傾向が見られたといいます。
分析の結果、大麻使用者は、急性冠症候群(冠動脈が突然ふさがることによる心筋の虚血・壊死)のリスクが29%、脳卒中リスクが20%それぞれ高く、心血管疾患による死亡リスクが非使用者の2倍に上ることが判明しました。
近年、一部地域での合法化や医療目的での使用拡大に伴い、大麻や含有物質カンナビノイドの使用が急増しているといいます。
論文に付随する論説では、「大麻はタバコと同様に扱われるべきであり、使用を控えるよう積極的に働きかけるとともに、使用者の周囲の人々を間接的な暴露から保護する必要がある」と指摘されています。