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人気の二つの肥満治療薬を比較した臨床試験の結果を、米国などの研究チームが医学誌New England Journal of Medicineに発表しました。米製薬大手イーライリリーの肥満症治療薬「ゼップバウンド(一般名チルゼパチド)」は、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの肥満症治療薬「ウゴービ(一般名セマグルチド)」に比べて効果が優れている可能性があるそうです。
この試験では、肥満を持つ非糖尿病患者751人に対し、72週間にわたりゼップバウンドまたはウゴービを週1回皮下注射で投与したそうです。
試験終了後、ゼップバウンド使用群は体重が平均して20.2%減少したのに対し、ウゴービ使用群の体重は平均13.7%の減少にとどまったといいます。腹囲については、ゼップバウンド使用群で平均18.4cm、ウゴービ使用群で平均13.0cm減少しました。
両群ともに最も多かった副作用は胃腸関連のトラブルで、そのほとんどが軽~中等度だったそうです。
なお、ゼップバウンドは食欲や満腹感を調整する「GIP」と「GLP-1」というホルモンの分泌に関わる受容体を標的にしているのに対し、ウゴービはGLP-1受容体にのみ作用します。