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米ニューヨーク大学ランゴーン医療センターは17日、遺伝子改変したブタの腎臓を53歳の女性に移植することに成功したと発表しました。
女性は1999年に母親に片方の腎臓を提供し、その数年後に妊娠高血圧腎症から腎不全を発症したそうです。2016年に透析療法を始め、17年に腎移植の待機待ちリストに名前が追加されましたが、ドナーは見つかりませんでした。透析のために使える血管が徐々に少なくなるなどの問題が生じたことから、女性は今年の11月25日にブタの腎臓の移植手術を受けたそうです。
ブタの腎臓が生きているヒトに移植されたのは世界で3例目です。ただ、過去の2例の患者は死亡しています。女性の経過は良好で、手術から11日後には退院したそうです。現在は毎日の診察に加えて、人工知能(AI)などを活用し、健康状態のモニタリングが行われているといいます。
今回女性に移植されたブタの腎臓は、拒絶反応を防ぐために初めて10個の遺伝子が改変されたとのことです。