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WHO(世界保健機関)のアメリカ地域事務局である汎米保健機構(PAHO)は10日、中南米における2024年のデング熱患者が昨年の3倍近くに達したと発表しました。今年確認された患者は1260万人、死者は7700人を超え、1980年に統計が開始されて以来、いずれも最多を記録したといいます。
特にブラジル、アルゼンチン、コロンビア、メキシコで感染が拡大しており、これらの国々の患者が全体の90%を占めるそうです。子どもや基礎疾患を持つ人は特に重症化リスクが高いといいます。グアテマラではデング熱による死亡者の70%が子どもで、メキシコ、コスタリカ、パラグアイでは重症患者の3分の1以上が15歳未満だったとのことです。
ブラジルやアルゼンチンなど一部の国ではデング熱ワクチンの接種がすでに行われていますが、ホンジュラスなどでは25年から接種を開始する予定だそうです。
デング熱は蚊に刺されることによって感染するウイルス性熱性疾患です。発熱、激しい頭痛、目の奥の痛み、筋肉痛、関節痛、斑状発疹などの症状がみられます。重症型の場合、激しい腹痛、倦怠(けんたい)感、嘔吐(おうと)、吐血、血便などに見舞われることがあります。