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「お化け屋敷」で恐怖を味わうと、炎症が軽減する可能性がある。そんな研究成果をデンマークの研究チームが科学誌Brain, Behavior, and Immunityに発表しました。
チームは、平均年齢29.7歳の113人に約50分間のお化け屋敷を体験してもらう実験を行ったそうです。参加者が報告した恐怖レベルは、1~9段階で平均5.4だったといいます。
血中の炎症マーカーである「高感度CRP(hs-CRP)値」を調べたところ、お化け屋敷の体験前に軽度の炎症が認められた22人のうち、18人(82%)で、3日後のhs-CRP値が低下したそうです。さらに、10人(45.5%)については、3日後のhs-CRP値が正常になったといいます。
血液中の免疫細胞を調べたところ、元々hs-CRPが正常だった人はリンパ球、単球、好酸球、好塩基球が、軽度の炎症があった人はリンパ球と単球が、お化け屋敷体験から3日後にそれぞれ減少することが分かったとのことです。
娯楽としての恐怖によって血液中のhs-CRP値や免疫細胞数のバランスが調整される可能性が示されました。