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新型コロナウイルス感染症後の長引く「後遺症」は、生命維持に関わる「脳幹」の炎症が影響している可能性があるそうです。英国の研究チームが科学誌Brainに論文を発表しました。
新型コロナで死亡した人の脳幹は、感染による免疫応答によって炎症などの変化が生じていることが確認されています。そこでチームは、脳幹のダメージが「コロナ後遺症」の一因であるとの仮説を立て、生きている患者の脳についても観察することにしたそうです。
脳の様子を詳細に画像化することができる超高磁場の「7テスラMRI」を使い、ワクチンが開発される前のパンデミック初期に、重度の新型コロナで入院した患者30人の脳を解析。これらの患者の多くが疲労感や息切れ、胸痛といった症状が長引いていたとのことです。
調査の結果、脳幹の一部(延髄、橋、中脳)に炎症反応と思われる異常が認められたそうです。また、脳幹の変化は精神の健康とも密接な関係があり、うつ症状や不安を生じさせていると考えられるとのことです。