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米国の研究チームが、うつ病の患者一人一人に合わせた低レベルの電流で脳を刺激する治療法を開発したそうです。チームは研究成果を医学誌American Journal of Psychiatryに発表しました。
うつ病患者は、前頭前野の左右でアルファ波(8Hz以上13Hz未満の電気信号)と呼ばれる脳波のバランスが崩れ、左側ではしばしば過活性の状態が起きるといいます。そこでチームは、患者個人のアルファ波を測定し、その結果を基に低レベルの電流で脳を刺激することで、アルファ波のバランスを取るシステムを開発したそうです。このシステムは、対象者の脳波の情報をリアルタイムで解析し、個人に合った刺激を調整して与える「閉ループ」と呼ばれるものだといいます。
うつ病患者15人に対してこのシステムを1日1時間、5日間連続で使用したところ、80%の人がすぐにうつ症状の改善を経験したそうです。さらに、2週間経過後も症状の改善は継続したとのことです。