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健康や寿命、組織再生を改善するといわれる「断食」について、米国の研究チームが腸幹細胞に着目した研究で、メリットとデメリットを明らかにしたそうです。英科学誌Natureに研究成果を発表しました。
チームがマウスを使って調査したところ、腸の損傷や炎症からの回復を助ける腸幹細胞の再生能力が、断食中にいったん低下し、断食明けに食事を好きなだけ取り始めてから24時間経過した時点で最も高いレベルまで上がることが分かったそうです。これは、細胞の成長や分裂に関わる細胞内の物質「ポリアミン」の産生が増大するためだといいます。
一方、断食によって幹細胞の再生能力が高まることによるデメリットも示されました。腸幹細胞について、断食明けに食事を再開したマウスの発がん遺伝子をオンにして調べたところ、断食中または断食を行わなかったマウスの発がん遺伝子をオンにした場合に比べて、前がん状態のポリープが作られるリスクが高くなったとのことです。