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ビタミンB2(リボフラビン)とビタミンB7(ビオチン)がパーキンソン病(PD)の治療に役立つ可能性があることを腸内細菌叢(腸内フローラ)の解析から発見したと、名古屋大学の研究チームが医学誌npj Parkinson’s Diseaseに発表しました。
チームは、全ての遺伝物質を解析するショットガンメタゲノムという手法を用いて、日本や米国を含む5カ国のPD患者から採取した便を分析。PDと診断された患者は、ビタミンB2とB7の合成に関与する腸内細菌の遺伝子が減少していたそうです。
ビタミンB2とB7には、PDなどでみられる神経炎症を抑制する抗炎症作用があります。さらにこの二つのビタミンは、炎症を引き起こす毒素が血流に入るのを防ぐ腸管バリア機能を維持する「短鎖脂肪酸(SCFA)」と「ポリアミン」の産生や働きにも関与するといいます。
PD患者の便中代謝産物を調べたところ、SCFAとポリアミンが減少していることも示されたとのことです。