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米国などの研究チームが、減量に有効な食物繊維を明らかにしたとして、科学誌Journal of Nutritionに論文を発表しました。
チームは、高脂肪食摂取マウスに対してさまざまな食物繊維を補給する調査を実施しました。その結果、「ベータグルカン(β-グルカン)」を補給させたマウスだけが、18週間以内に体重と体脂肪が減少することが分かったそうです。また、このマウスでのみ、減量に関連するとされる腸内細菌Ileibacteriumが増加することも示されました。
さらに、β-グルカンを補給させたマウスの腸内では、食物繊維の代謝産物である酪酸の濃度が上昇することも判明。酪酸はインスリン分泌を促すホルモンGLP-1の放出を誘発することで知られています。糖尿病や肥満症の治療に使われる「オゼンピック」などの薬剤はこのGLP-1を模倣して作られており、β-グルカンがオゼンピックと似た効果を持つ可能性が明らかになりました。β-グルカンは、きのこや大麦、オーツ麦などに多く含まれています。