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麻酔薬が人の意識を失わせる仕組みは、はっきりとは分かっていません。米国の研究チームが、全身麻酔などに使われる麻酔薬「プロポフォール」について、そのメカニズムの一端を明らかにしたと、科学誌Neuronに発表しました。
チームは、サルにプロポフォールを1時間投与し、「視覚」「音声処理」「空間認識」「実行機能」に関与する脳の4領域における電子記録を分析。さらに、周囲からの刺激(感覚入力)などに対する脳の反応も数値化したといいます。
通常、神経活動はなんらかの刺激(入力)を受けて急増し、すぐに制御を取り戻して過度の興奮を防ぐそうです。しかし、プロポフォールを投与すると、サルが意識を失うまで過度の興奮状態が増大し続けることが分かったといいます。薬が神経細胞の活動を抑制することで、脳内のネットワークが不安定になり、意識を失ってしまうことが示されたとのことです。