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自己免疫疾患の全身性エリテマトーデス(SLE)の患者を世界で初めてCAR-T細胞療法で治療したと、ドイツの研究チームが医学誌The Lancetに発表しました。
患者は当時15歳の少女で、SLEの急激な悪化によって一生入院生活を送らなければならない状態だったそうです。医師があらゆる手を尽くしたにもかかわらず、「ループス腎炎」によって腎臓機能は著しく低下し、人工透析が不可欠だったといいます。
チームは最後の手段として2023年6月、血液がんの治療に使われるCAR-T細胞療法を実施。SLEに関与する自己反応性B細胞を破壊するために、少女自身のT細胞を遺伝子改変したものを投与したそうです。
治療3週間目から改善が認められ、徐々に全ての症状が消えていったといいます。治療によって正常なB細胞も破壊されたため、感染症予防のために毎月1回、抗体の投与を受けていますが、透析の必要もなく、少女は通常の生活を送っているとのことです。