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麻酔薬として開発され、点滴や経鼻薬などでうつ病治療にも使われている「ケタミン」。ニュージーランドなどの研究チームがケタミンの錠剤の治験(第2相)を行い、薬物治療抵抗性のうつ病患者にも有効な可能性があるとの結果が得られたとして、医学誌Nature Medicineに発表しました。チームは、過去に平均4種類の抗うつ薬を試したことがあるうつ病患者270人に試験を実施。ケタミン錠を服用した人の半数以上で、うつ病が寛解したそうです。一方で、プラセボ群の70%が13週間後に再発したといいます。このケタミン錠は肝臓で分解されるのに10時間もかかるため、極端な高揚感や解離などといったケタミンによくみられる幻覚的な副作用は報告されませんでした。オピオイドのような乱用リスクを懸念して、ケタミンのうつ病への使用に慎重な姿勢を貫く精神科医もいますが、この錠剤が懸念を和らげる可能性があります。