非常勤医師とは?時給相場から非常勤(アルバイト)をするメリットまで|医師の現場と働き方

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非常勤医師とは?時給相場から非常勤(アルバイト)をするメリットまで

「常勤」「定期非常勤」「スポット」など、医師にはさまざまな勤務形態があります。そもそも「常勤」と「非常勤」は何が違い、非常勤の働き方にはどのような特徴があるのでしょうか。はじめて非常勤をする医師はもちろん、好条件の非常勤求人を見つけたい医師も必読です。

<この記事のまとめ>
・医師の非常勤には、所定の曜日・時間帯に勤務する「定期非常勤」と単発の求人である「スポット」勤務がある。
・医師の時給相場はおよそ1万円程度で、常勤を時給換算した場合と比較して収入水準が高い。
・非常勤には、ワークライフバランスを重視しながらキャリアを研鑽できるというメリットがある。

1.医師の常勤と非常勤(アルバイト)の違い

医師の勤務形態には「常勤」と「非常勤」があります。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

厚生労働省の通達によると、常勤医師の定義について「原則として病院で定めた医師の勤務時間の全てを勤務する者」とされています。また病院で定められた1週間の勤務時間が32時間未満である場合は、32時間以上勤務している医師を常勤医師、その他の医師は非常勤医師であるとも記載されています。ただし、これは医療機関における必要医師数の計上に関する取り決めであるため、医療機関ごとに異なる基準で常勤・非常勤を区別していることもあります。

また非常勤にも「定期非常勤」と「スポット」と呼ばれる働き方があります。「定期非常勤」は定期的なスケジュール(所定の曜日・勤務時間帯)に沿った非常勤で、「スポット」は単発の非常勤です。

定期非常勤は、常勤医師の業務を代替してくれる存在として期待されています。募集される背景として、常勤医師の獲得が難しい場合や、常勤医師の退職時に次の医師が見つかるまでの期間の人員が必要になる場合、常勤医師が家庭の事情などで休職する際に期間限定で業務に従事してほしい場合などが挙げられます。そのため、求人によっては、ある程度の経験や専門性が期待されることもあります。

「スポット」は、一時的な医療ニーズの増加に応えるため募集されるケースが大多数です。例えば、健康診断やインフルエンザの予防接種など季節性の高い業務などが代表的です。また、医療機関や介護施設で急遽夜間当直できる人材が必要になった場合や、年末年始といった連休期間の当直業務などもスポットで募集がかかります。

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2. 非常勤医師の割合は?

初期臨床研修が終了すると医師として非常勤勤務ができるようになるため、非常勤に興味のある専攻医も多いのではないでしょうか。実際に非常勤で勤務する医師は全体のうちどのくらいを占めるのでしょうか。

病院における必要医師数調査結果」(日本医師会、2015年)によると、調査対象となった全国4,319病院において現員医師の勤務形態を調査したところ、フルタイムが80.3%、短時間正規雇用が1.3%、非常勤が18.4%(男性ではフルタイム82.2%、短時間正規雇用0.8%、非常勤17%、女性ではフルタイム72.7%、短時間正規雇用3.2%、非常勤24%)でした。

病院で勤務する医師全体の構成では、約5分の1が非常勤勤務であることがわかります。また何らかのかたちで非常勤医師を採用している医療機関は92.1%にものぼり、ほとんどの病院で非常勤医師が雇用されていることがわかります。

診療科別に見ると、非常勤の割合が高い診療科は、「内科系(内科、心療内科)」、「全科(総合診療部など)」、「皮膚科」などが挙げられます。一方常勤の割合が高い診療科は、第1位「産科」、第2位「心臓血管外科」、第3位「臨床検査科」となっており、これらは非常勤医師では対応しにくい特性があるためと考えられます。

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3.非常勤医師の時給相場

非常勤医師は、どのくらいの収入を得ているのでしょうか。

令和2年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省、2021年)によると、調査対象となった短時間労働の医師9,386人(男女計)の「1日当たり所定内実労働時間数」は5.1時間、「年間賞与その他特別給与額」は4万5,700円となっています。

「1時間当たり所定内給与額」は1万2,136円で、他職種と比較して圧倒的に高い水準です。

業務内容や地域によっても異なりますが、定期非常勤であってもスポットであっても、非常勤勤務はおおむね時給1万円が相場と考えていいでしょう。非常勤のみの収入でも、他職種と比較して余裕のある収入を得ることができるため、中には非常勤を複数組み合わせてフリーランス医として勤務をする医師もいます。フリーランス医は自分の都合に合わせて勤務サイクルを組み立てることができるため、ワークライフバランスを重視したい医師に合った働き方です。

もちろん、常勤を基本としつつさらに収入を得るために、休日などを利用して非常勤をする医師も多数います。常勤先の研究日を非常勤の仕事に充てたり、大学などで研究や教育に従事しながら非常勤の仕事をこなしたりすることも可能です。

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4.医師が非常勤(アルバイト)をするメリットとは?

常勤と比較した場合に、非常勤勤務にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリット①常勤よりも時給換算の収入が高め

前述のとおり、医師の非常勤の時給相場はおよそ1万円程度といえます。職位にもよりますが、常勤を時給換算した場合と比較すると非常勤のほうが収入水準が高い傾向があるといえます。さらに、専門性の高い分野で高いスキルを有する医師であれば、より高額の報酬を提示されることもあります。

また、緊急度の高いスポット勤務の求人の場合、破格の給与が提示されることもあるので狙い目です。スポット勤務は募集期間が限られていたり、募集が出てもすぐに定員に達してしまったりするため、転職エージェントを利用して好条件のスポット求人情報の情報収集をするのがおすすめです。

メリット②プライベート重視の働き方ができる

出産・育児・介護などのライフイベントや家庭の事情などによって、プライベートを優先にした働き方をしたい時期も出てくると思います。そんな時に、非常勤はおすすめの選択肢です。

定期非常勤の場合、曜日を固定した勤務形態や時間帯を固定した勤務形態など、自身の都合に合わせた勤務が可能なので、プライベートと両立しながら働き続けることができます。また非常勤でキャリアを研鑽し続けることができるため、将来的に常勤を再開する場合にもブランクを感じることなく勤務ができます。定年退職後、体力に負担をかけずに働き続けたい医師にもおすすめです。

最近では、オンライン診療の非常勤も注目が集まっています。対面での診療と比較すると給与水準は低めですが、職場へ移動せずに勤務ができるという利点がありとくに子育て中の医師に人気があります。

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メリット③経営ノウハウを学ぶことができる

将来的に開業を検討している医師には、クリニックでの非常勤もおすすめです。さまざまなクリニックでの非常勤を通して、クリニックごとの特色を間近で見て経営手法を学んだり、自身が開業をした際のイメージを膨らませたりできます

とくに病院勤務とクリニック勤務では求められる役割も異なるため、総合病院などで常勤をしている医師にとってクリニック勤務は貴重な経験となるでしょう。

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5.医師は非常勤(アルバイト)で柔軟な働き方ができる

以上見てきたように、医師の非常勤はプライベートの都合に合わせながら業務経験を積んだり収入を得られたりするという利点があります。定期非常勤でもスポットでも、転職エージェントに希望の勤務エリアや勤務時間帯をあらかじめ伝えておくと、希望に合った求人が出た場合に連絡を受け取ることができます。転職エージェントをうまく活用しながら希望に合った求人を効率的に見つけ、自分にとって働きやすいサイクルを作っていきましょう。

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