2024年度から施行される「医師の働き方改革」。これが本格的に始まると、時間外労働時間の上限を「年間＝原則960時間」とするルールが勤務医に適用されることになります。救急医療における人手不足が深刻化するなかでどのように対応していくのかが課題となっていますが、この問題にスポットを当てたドラマ『ナイト・ドクター』（フジテレビ、毎週月曜21時～）が6月21日(月)より放送されます。完全オリジナル脚本という、意欲作の見どころを紹介します。
夜間救急が舞台! オリジナル脚本による青春群像医療ドラマ
ドラマ『ナイト・ドクター』の舞台となるのは、医師たちの当直制度を廃止すべく、試験的に昼夜完全交代制を導入した病院です。夜間救急専門の「ナイト・ドクター」結成のために集められた、若き医師たちの活躍や葛藤を描きます。
本作は、原作のコミックや小説が存在しない完全オリジナル作品。『グッド・ドクター』（2018年・フジテレビ）や、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート』（2019年・フジテレビ）などの医療ドラマでおなじみの大北はるかさんが脚本を担当しています。
迫力満点の医療シーンもさることながら、とくに注目したいのが人間ドラマです。「医療者」としてだけでなく、「一人の人間」として悩み、傷つき、プライベートでもさまざまな悩みや問題に直面していく医師たちの姿に心を揺さぶられるのではないでしょうか。
「ナイト・ドクター」とは？医師の昼夜完全交代制という新しい働き方
2024年から施行される「医師の働き方改革」を踏まえつつ、医師の当直制度を廃止すべく試験的に導入された夜間救急専門の「ナイト・ドクター」が結成されることが、このドラマの骨子となっています。架空の設定ではなく、3年後（2024年）には確実に向き合わなければならない現実を描いている点でも新鮮です。
夜間専門の医師を配置することで病院の昼夜を完全交代制にしつつ、「医師のワークライフバランス」と「夜の救急医療」を同時に守ろうとする試みが、どのように機能するのかも気になるところではないでしょうか。
舞台となる柏桜会あさひ海浜病院では、「365日 24時間『どんな患者も断らない医療』」を目指しています。
腕の良い一流の医師ほどわざわざ夜中に働きたがることはなく、当直仕事は若手医師に押し付けられがち……という、現実の勤務事情がドラマにも反映されていますが、患者さんが運ばれてくる時間帯に、昼も夜も関係ありません。そのような状況下で若手医師たちがどのように向き合うのかもドラマの重要な見どころです。プロデューサーの野田悠介さんは「夜の病院で戦う彼らを通して、夜間救急の過酷さも少しでも伝えられたら」とコメントしています。
波瑠さん、田中 圭さん、岸 優太さん……豪華キャストが続々登場
「ナイト・ドクター」として招集された5人の救急医を演じるのは、月9枠初出演にして初主演となる波瑠さん、田中 圭さん、岸 優太さん（King ＆ Prince）、北村匠海さん、岡崎紗絵さんという、今をときめく豪華キャストたちです。そして5人を厳しく指導する指導医役を、沢村一樹さんが演じます。
医療者ならではの共感ポイントが凝縮
「夜の病院」が仕事場のため、彼らが仕事から解き放たれるのが朝や昼であるところも多くのドラマとは趣が異なる点かもしれません。医師のみなさんをはじめ、夜勤経験のある視聴者は思わず共感してしまうような風景が登場するのではないでしょうか。
現実世界とリンクする設定が盛り込まれたドラマ「ナイト・ドクター」。現代の救急医療や人出不足の問題、さらには働き方改革がどのように描かれるのか、期待が高まります。注目の第1話は6月21日(月)21時～、初回30分拡大で放送予定です!
文：マイナビDOCTOR編集部
月9ドラマ『ナイト・ドクター』2021年6月21日(月)21時～初回放送
■出演 波瑠、田中 圭、岸 優太（King&Prince）、岡崎紗絵・北村匠海／沢村一樹 ほか
■脚本 大北はるか（『ラジエーションハウス～放射線科の診断レポート～』『グッド・ドクター』）
■プロデュース 野田悠介（『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』『コード・ブルー特別編―もう一つの戦場―』）
■演出 関野宗紀（『ラジエーションハウス～放射線科の診断レポート～』『ハラスメントゲーム』）、澤田鎌作（『監察医 朝顔』『悪魔の手毬唄～金田一耕助、ふたたび～』）
■制作・著作 フジテレビ
最新情報は『ナイト・ドクター』オフィシャルサイトをチェック!
【公式Twitter】@nd_fujitv
【公式Instagram】@nd_fujitv
