マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
8月3日、厚労省が2022年度に医療機関や社会福祉施設など「保健衛生業」の1,396事業場で何らかの違法な時間外労働の実態を確認。是正や改善に向けた指導を行ったことを明らかにしました。36協定を締結せず従事者に時間外労働を行わせるなどの違法な時間外労働が1,396事業場であったほか、255事業場で賃金不払い残業、794事業場で過重労働による健康障害防止措置の未実施が確認されています。
厚生労働省は3日、2022年度に医療機関や社会福祉施設など「保健衛生業」の1,396事業場で何らかの違法な時間外労働の実態を確認したため、是正や改善に向けた指導を行ったことを明らかにした。【松村秀士】
厚労省によると、22年4月から23年3月までに保健衛生業の2,855事業場で労働基準関係法令の違反を確認した。
主な違反では、36協定を締結せず従事者に時間外労働を行わせるなどの違法な時間外労働が1,396事業場であったほか、255事業場で賃金不払い残業、794事業場で過重労働による健康障害防止措置の未実施が確認された。
違法な時間外労働があった保健衛生業の事業場について、時間外・休日労働が最も長い人を確認したところ、162事業場で月100時間を超えていたことも分かった。
出典: 医療介護CBニュース