マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
国立感染症研究所がまとめた9月7~13日週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によりますと、3週連続で増加中だった感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が減少に転じました。「夏かぜ」の代表格であるウイルス性感染症ヘルパンギーナは2週連続で減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病も減少し、咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいでした。5類感染症の患者報告数の上位3県が、いずれも福井以西の県(主に四国、九州地方)が占めるという西高東低ぶりが目立っています。
国立感染症研究所がまとめた7日から13日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、3週連続で増加していた感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が減少に転じた。ヘルパンギーナは2週連続で減少。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病も減った。咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいだった。【新井哉】
〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約3.1%減の1.88人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(4.56人)、香川(3.82人)、宮崎(3.78人)。
〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.5%減の0.56人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.0人)、長崎(1.93人)、宮崎(1.83人)。
〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約14.5%減の0.35人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、山口(2.15人)、熊本(2.12人)、岡山(1.46人)。
〔咽頭結膜熱〕報告数は前週と同じ0.17人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福井(0.48人)、沖縄(0.44人)、鹿児島(0.43人)。
〔手足口病〕報告数は前週比約6.7%減の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(1.46人)、鹿児島(1.09人)、沖縄(0.59人)。

出典:医療介護CBニュース