マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
6月17日午後5時に立候補が締め切られる日医(横倉義武会長)の会長選に立候補した中川俊男氏(現副会長)の陣営が6月7日、都内で記者会見を開き、そこには10都道府県の医師会の会長や副会長らが出席しました。現職の横倉氏は当初、立候補せずに中川氏を次期会長に推す方針を示していましたが5月末に翻意したといい、次期会長職を争うことになりました。中川氏の選挙対策本部長を務める北海道医師会の長瀬会長が会見で「(状況が)突然変わった」と述べれば、東京都医師会の尾崎会長は「(新型コロナの感染が広がる中)できれば選挙前に一本化できることを私は望んでいる」「正義は中川先生にある」などと話し、事態は風雲急を告げている模様です。

日本医師会の会長選に立候補している中川俊男氏(現副会長)の陣営が7日、東京都内で記者会見を開き、10都道府県の医師会の会長や副会長らが出席した。中川氏は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応できる医療体制を整備するため、「都道府県医療計画に『新興再興感染症対策』を位置付けて5疾病6事業にする」などと構想を語った。【兼松昭夫】
任期満了に伴う日医の会長選は17日午後5時に立候補が締め切られ、27日の代議員会で投開票が行われる。これまでに中川氏が立候補したほか、現職の横倉義武氏が5選を目指し、立候補を表明している。横倉氏は当初、立候補せず中川氏を次期会長に推す方針を示していたが5月末に翻意したといい、中川氏の選挙対策本部長を務める北海道医師会の長瀬清会長は会見で、「(状況が)突然変わった」と述べた。東京都医師会の尾崎治夫会長は「(新型コロナの感染が広がる中)できれば選挙前に一本化できることを私は望んでいる」「正義は中川先生にある」などと話した。
会見には、北海道、山形、宮城、埼玉、東京、神奈川、京都、奈良、愛媛、高知の10都道府県の医師会から会長や副会長らが出席し、中川氏支持を表明した。また、宮城県医師会の佐藤和宏会長(東北医師会連合会会長)は東北6県のうち青森、岩手両県の医師会も中川氏支持を決めたことを明らかにした。
出典: 医療介護CBニュース