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腎機能低下患者への常用量薬剤投与で影響

マイナビDOCTOR 編集部からのコメント

腎機能低下患者に対する薬剤投与で、常用量にも関わらず患者に「ろれつ緩慢」「幻視」「嘔吐症状」「汎血球減少」などの影響が出ていた事例が4年9か月の間で8件あったことが日本医療機能評価機構によって明かされました。

日本医療機能評価機構は、腎機能が低下した患者に対して投与量を減量するなど慎重に投与することが記載されている薬剤を常用量で投与して、患者に影響があった事例が2014年1月から18年10月までに計8件あったことを明らかにした。医師と薬剤師に対して注意を呼び掛けている。【吉木ちひろ】

同機構によると、薬剤の常用量の投与により患者への影響が報告された事例は抗ウイルス化学療法剤で4件、不整脈治療剤で2件、広範囲経口抗菌製剤で1件、骨粗しょう症治療剤で1件あった。

事例の1つでは、夜間外来を受診した帯状疱疹の患者に抗ウイルス化学療法剤(バルトレックス錠)を処方した。当該患者は透析を受けており、医師もそれを把握していたが薬剤の減量が必要であることを認識しておらず、通常用法・用量通りの処方をしたという。患者は2日後にろれつが緩慢になり、幻視が現れたため、入院となった。

別の事例では、医師は患者が透析を受けていることを把握せずに広範囲経口抗菌製剤(クラビット錠)を通常用法・用量通り継続して処方していたが、その後、患者の嘔吐症状が強くなり、汎血球減少が認められたため内服が中止になった。

同機構では、こうした事例が発生した医療機関で、▽医師は処方する前に患者の腎機能を把握し、腎機能に応じた用量で処方▽薬剤師は腎で代謝・排泄される薬剤を調剤する際は、患者の腎機能を確認―していることを紹介し、注意を呼び掛けている。

出典:医療介護CBニュース

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