マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
これまで2つのみが保健適用されてきたロボット支援下内視鏡手術ですが、中医協の総会で新たに胃切除術、肺悪性腫瘍手術、子宮悪性腫瘍手術など12件が保健適用へと盛り込まれる運びとなりました。
中央社会保険医療協議会(中医協)は17日に開いた総会で、下部組織の医療技術評価分科会が報告した、2018年度診療報酬改定に向けた医療技術の最終的な検討結果を了承した。これまでロボット支援下内視鏡手術の保険適用は2つのみだったが、今回、胃切除術や肺悪性腫瘍手術、子宮悪性腫瘍手術などが認められた。【大戸豊】
今回、医療技術評価分科会での評価対象は817件(新規技術334件、既存技術483件)で、このうち307件が「診療報酬改定において対応する優先度が高い技術」とされ、中医協の答申に盛り込まれる。
優先度が高い技術の中で特に注目されるのが、ロボット支援下内視鏡手術だ。現時点での保険適用は、腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術と腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術のみだが、今回は腹腔鏡下胃切除術や胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術、腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術などが盛り込まれており、ロボット支援下内視鏡手術の保険適用が拡大する。
出典:医療介護CBニュース