マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
消費税引き上げについて、日本医師会の横倉会長は「医療・介護を適切に提供するため、消費税を予定通り10%引き上げるべき」と述べました。

(23日、日医会館)
(23日、日医会館)
日本医師会(日医)の横倉義武会長は23日の記者会見で、民進党の代表選(9月1日投開票)に向けて、2019年10月に予定されている消費税率10%への引き上げが争点の一つになっていることに関連して、「消費税率の引き上げは2回にわたって延期され、来年4月の診療報酬改定の財源は非常に厳しくなっている。国民の必要とする医療・介護を適切に提供するための財源を確保しなくてはいけないので、予定通りに引き上げるべきというのが私どもの考えだ」と述べた。【君塚靖】
日医はこの日の会見で、18年度税制改正要望を公表した。社会保険診療に対する消費税が非課税であることから生じている控除対象外消費税問題については、現行の非課税制度のままで、診療報酬で手当てされている以上に負担が生じた分が還付されるような税制上の措置を早急に講ずるよう求めた。また、医療のための固定資産を取得した場合、その取得額の10%を税額控除することを通じて消費税負担を軽減する措置も同時に要望した。
出典:医療介護CBニュース