新型コロナ感染症による死亡リスクに血清亜鉛値の低さが関連~欧州学会で発表|業界ニュース

医師の求人・転職・アルバイトはマイナビDOCTOR

新型コロナ感染症による死亡リスクに血清亜鉛値の低さが関連
~欧州学会で発表

マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
新型コロナウイルス感染症患者の生存率に亜鉛が関連していることを示唆する研究が欧州の学会で発表されました。バルセロナの大学病院に入院したCOVID-19患者249人のうち、入院時の血清亜鉛値が50µg/dL以上の場合と比較して50µg/dL未満のケースでは院内で死亡するリスクが2.3倍に増加したとのこと。亜鉛はトランプ米大統領がCOVID-19で入院した際に治療サポートとして用いられたことでも知られています。

トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した際、医療チームが治療サポートとして使用したことでも注目されている「亜鉛」「ビタミンD」「メラトニン」。このうち亜鉛に関してCOVID-19患者の生存率に関連していることを示唆する研究が欧州の学会で発表された。米国の医療情報サイト「Medscape」が10月8日に報じた。

「Medscape」によると、欧州臨床微生物感染症学会(ESCMID)のCOVID-19会議においてスペインのグエリ・フェルナンデス博士らが、バルセロナの大学病院に入院したCOVID-19患者の空腹時血清亜鉛値を分析した研究をもとに、ベースラインの血清亜鉛値が低いCOVID-19患者は生存率が低下すると発表。

50µg/dL未満は死亡リスク2.3倍
研究対象となった249人の患者のうち、生存者の血清亜鉛値は63.1µg/dLだったのに対し、死亡した患者は43µg/dLと有意に低く、入院時の血清亜鉛値が50µg/dL以上の場合と比べ50µg/dL未満のケースでは院内で死亡するリスクが2.3倍に増加したという。

日本臨床栄養学会の「亜鉛欠乏症の診療指針2018」では、血清亜鉛値60µg/dL未満を「亜鉛欠乏症」、60~80µg/dL未満を「潜在性亜鉛欠乏」としており、血液中の亜鉛濃度を少なくとも60µg/dL以上のレベルに維持することがCOVID-19による死亡を防ぐ意味でも重要であることが裏付けられた格好だ。

出典:Web医事新報

RECENTLY ENTRY最新記事

RECOMMEND ARTICLEおすすめ記事

CATEGORY記事カテゴリ

医師転職ナレッジ
意外と知らない医師の転職市場。ここでは、医師の転職市場全体の動向や、診療科目別のトレンドなど希望のキャリアを実現するナレッジを紹介いたします。
医師の現場と働き方
このコンテンツでは、勤める環境によって、医師がどんな働き方になるのかをデータや現場レポートを交えて紹介いたします。
DOCTORY(ドクトリー)
「Doctor=医師」+「Story=物語」+「Victory=成功、喜び」から成る造語です。第一線で活躍される先生方のキャリアや生き方に関するお話をうかがい、若き医師たちの指針となるようなメッセージをお届けします。
スペシャルコラム
最新の医療関連情報はもちろん「開業」のヒントや「お金」の話など、医師のライフスタイルを豊かにする情報満載。
世界の医療NEWS
世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

求人検索

まずは【勤務形態】を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください