Message
遠軽地区の医療の中心である遠軽厚生病院の産婦人科では
2015年に産婦人科医がゼロになる経験をしました。
現在も、たったひとりの医師が診療を行っていますが、希望するすべての
妊婦や患者さんを診られるわけではありません。
そのため、他地区の病院へ、数時間かけて通わなくてはいけない人たちかがいます。
彼女たちの不安と負担を軽減するためには、
みなさんの医師の手が必要です。
北海道の北東部、オホーツク総合振興局管内における、紋別郡遠軽町・湧別町・常呂郡佐呂間町の3つの町を合わせた地域のことです。鉄道交通では、遠軽駅がJR石北本線を通じて旭川・北見と接続しているため、道内での移動は比較的容易な場所です。
Recruit
遠軽厚生病院では、年齢・性別を問わず、常勤として働いていただける産婦人科医を随時募集しています。
また、臨床経験の豊富なシニア世代の方や、短期勤務になる可能性がある方も歓迎しています。ぜひ、あなたの希望する働き方について、お気軽にご相談ください。
例えば海外留学後などのキャリアの空白期間で地方医療に携わってみたい方や、関心はあるが継続に不安がある方など、数ヶ月程度の勤務になる可能性がある方も当院は歓迎します。遠軽地区における、産婦人科医療のバトンをつないでください。
常勤として長期就労していただくことを望みますが、年齢や次のキャリアを考慮した結果、数年間の勤務になるとしても構いません。次代の産婦人科医にタスキを渡すまで、そのキャリアをぜひ遠軽地区で活かしてください。
About
JA北海道厚生連
遠軽厚生病院 院長
遠軽厚生病院は、遠軽地区と紋別地区を含む1市6町1村、7万人の遠紋医療圏をカバーする中核病院です。高齢化・過疎化が進むこの地域では、適切な医療提供が大きな課題です。当院には30名以上の常勤医が在籍しているものの、医師不足は深刻であり、産婦人科では2015年に一時的に常勤医が不在となりました。現在も1名の常勤医で対応する苦しい状況にあり、限界が生じる恐れがあります。なんとか複数名体制をつくり、安定した周産期医療の提供を通じて地域の明るい未来に貢献したいと考えています。産婦人科医の皆様のご応募を、心よりお待ちしております。
医師不足というと、休みなく働くことになる印象を抱くかもしれませんが、当院は特定の医師にオンコールが集中しないよう科の垣根を超えてカバーし合い、QOLを重視した勤務体制を構築しています。毎週の休日はもちろん、夏季休暇なども10日程度は取っていただいています。
遠軽町は田舎ではあるものの、スーパーマーケットやコンビニ、飲食店など生活インフラには困りません。さらに自然やアクティビティが充実し、食べ物はなんでも美味しい、暮らしやすい町です。また、病院の設備や提供する医療レベルについても、都会の病院と変わりないと自負しています。
脳外科疾患などの急患が運ばれてきた際、当院では患者を北見赤十字病院に送るまでの処置や検査を、専門科に関わらずすべての医師が行います。それをどう捉えるかは皆様次第ですが、医師としての総合力が養われます。そのほか、学会への出張や研修、専門医資格の取得などについて費用面を含めて積極的なバックアップでレベルアップを支援します。
Activity
遠軽地区は、生活インフラの整ったコンパクトシティである一方、緑豊かな森林、清らかな川、そして四季折々のオホーツクの雄大な自然を贅沢に楽しむことができる場所。春の新緑が心地よく、夏は快適な避暑地であり、秋は圧巻の紅葉、冬は美しいパウダースノーの銀世界が広がります。さらに、スキーやスノーモービルといった冬ならではのアクティビティだけではなく、トレッキングやウォータースポーツも充実しています。
カヌーやサイクリングスポットとして有名なサロマ湖は、冬シーズンになると氷上の釣り場に大変身。ワカサギより大きい「チカ」という魚が、サビキ釣りで100匹以上も釣り上げることができます。
遠軽町は設備の整ったゲレンデも完備。夏シーズンにはツリートレッキングやバンジートランポリン、ジップラインなどのアクティビティが充実し、お子様と一緒にオールシーズンで楽しめます。
総面積12.5万㎡の敷地に、およそ200品種のチューリップを植栽しています。花の見頃となる5月にはチューリップフェアが開催され、毎年大勢の来園者が訪れる花の名所です。
約65万㎡の広大な都市公園「太陽の丘 えんがる公園」には、その一角に10万㎡に約20種類1,000万本の日本最大級を誇るコスモス園があります。オホーツクの青い空とのコントラストの美しさは、まさに絶景です。