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幼いころの記憶が大人になってもずっと残っているはなぜでしょうか。米国などの研究チームが、記憶力の良し悪しに関連するタンパク質「KIBRA」と記憶形成に重要な役割を果たす酵素(タンパク質キナーゼ)「Mzeta(PKMzeta)」の相互作用に着目した研究で、その理由を明らかにしたそうです。マウスの実験で、長期記憶が形成されるシナプス(神経細胞間の結合部)において、KIBRAが「接着剤」の役割を担うことが分かったといいます。記憶形成の際に活性化するシナプスにKIBRAが選択的に付着し、それが目印になってPKMzetaがそのシナプスに引き寄せられるそうです。こうして強化されたシナプスにまたKIBRAがくっつくというサイクルが繰り返され、記憶が長期間保持されるといいます。KIBRAとPKMzetaの結合を切ると、古い記憶が消去されることも確認されたとのこと。 論文は科学誌Science Advancesに掲載されました。