診療報酬改定「第1ラウンド」の議論、次回一巡 中医協、早ければ月内にも整理へ|業界ニュース

診療報酬改定「第1ラウンド」の議論、次回一巡
中医協、早ければ月内にも整理へ

マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
2020年度の診療報酬改定に向けた議論の「第1ラウンド」が佳境を迎えています。ここまでの議論では、「地域医療や患者さんの服用薬減少に貢献した薬局を評価すべき」「オンライン服薬指導の対象となる薬剤は最小限に」などの意見が上がってきています。早ければ月内にも取りまとめを行い、9月ごろより診療報酬での具体的な評価について議論する「第2ラウンド」に突入する見込みです。

中医協・総会の様子(10日、東京都内)
中医協・総会の様子(10日、東京都内)

中央社会保険医療協議会は、2020年度の診療報酬改定に向けた「第1ラウンド」の議論を17日に予定している次の総会で一巡させる。早ければ月内にも「第1ラウンド」の整理を行う方針だ。【松村秀士】

20年度改定に向けた検討のスケジュールでは、4月ごろから8月ごろまでを「第1ラウンド」とし、中医協・総会で患者の疾病構造や受療行動などを意識しながら年代ごとの課題を話し合ったり、医師の働き方改革など最近の医療との関連性の高いテーマなどを議論したりするとしていた。9月ごろから年末までの「第2ラウンド」では、外来・入院・在宅・歯科・調剤といった個別テーマに分け、従来の診療報酬改定での検討項目や他の審議会での議論などを踏まえ、診療報酬での具体的な評価に向けた話し合いを進める方針だ。

「第1ラウンド」ではこれまで、地域医療に貢献したり、患者の服用薬の減少につながる取り組みをしたりした薬局・薬剤師への手厚い評価をすべきだとの意見が上がったほか、病棟の薬剤師が実施する調剤の技術料の評価を求める声もあった。また、オンライン服薬指導の対象となる薬剤は最小限にとどめる必要があるとする指摘や、対面診療を原則とした上でオンライン診療の要件を緩和すべきだとの要望も出た。

■入院医療評価体系の再編・統合、影響の検証を求める声

10日の中医協・総会では、18年度改定で従来の入院医療の評価体系を再編・統合した影響について、吉森俊和委員(全国健康保険協会理事)が、「病床機能の再編、急性期入院医療の削減につながったのかどうかを十分に検討すべきだ」と強調。平川則男委員(連合総合政策局長)は、厚生労働省が進める地域医療構想の実現と医師らの働き方改革、偏在対策について、「診療報酬で何ができるかというのを考えながら、検討することが重要だ」と指摘した。

総会の終了後、厚労省の担当者は記者団に対し、「現状の施策と診療報酬で対応してきたことを振り返りながら、今後の課題を整理していくという段階だ」とし、「第1ラウンド」の議論の取りまとめ作業を進める考えを示した。18年度改定に向けた検討では、中医協・総会が17年8月9日に「第1ラウンド」の議論の整理を公表した。

出典: 医療介謹CBニュース

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