労基署勧告による超勤手当支給など費用40億円増~岩手|業界ニュース

労基署勧告による超勤手当支給など費用40億円増
~岩手県が県立病院等事業会計の決算概要公表

マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
医療施設の経営はさまざまな要素に左右されます。岩手県が公表した2018年度の県立病院等事業会計決算の概要によると、総費用が総収益を約13億6,100万円をも上回る純損失となったそうです。費用増加の原因として給与・経費などの増加、労基監督署の是正勧告による超勤手当の支給などが挙げられていますが、岩手県立の20病院のうち、15病院が赤字という結果は予想以上に深刻です。

岩手県が公表した2018年度県立病院等事業会計決算の概要
岩手県が公表した2018年度県立病院等事業会計決算の概要

岩手県は、2018年度の県立病院等事業会計決算の概要を公表した。総費用(約1085億700万円)が総収益(約1071億4600万円)を上回り、約13億6100万円の純損失となった。費用については、給与・経費などの増加や労働基準監督署の是正勧告による過年度分超過勤務手当などの支給によって前年度よりも約40億1700万円増えたという。【新井哉】

収益については、入院、外来共に患者数が減少したが、患者1人1日当たりの収益が伸びるなどしたため、前年度と比べて約31億5100万円増えた。

費用に関しては、給与費が前年度比約7億1300万円、材料費は約2億1900万円、経費が4億7200万円それぞれ増えた。材料費が増加した要因として「高額薬剤の使用量の増加」を挙げている。

県立20病院のうち15病院が赤字となった。赤字額が最も多いのは、二戸病院(二戸市、一般225床、結核10床)で約6億4300万円。一戸病院(一戸町、精神167床、一般48床、療養47床、感染症4床)でも約6億円の赤字だった。

労働基準監督署の是正勧告については、18年6月に達増拓也知事が記者会見で、「真摯に受け止めて、きちんと対応をしていかなければならず、その中では県立病院で働く職員の労働環境の改善というものも図っていかなければならない」などと述べていた。

出典:医療介護CBニュース

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