マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
就任間もない根本厚労相が「医師の働き方改革」について認識を示しましたが、やはり焦点は、医師の自己研さんを労働とみなすか? そして医師法にも定められる「応召義務」と改革との整合性です。改革が単なる言葉の解釈における屁理屈や帳尻合わせに終わらなければ良いのですが…。
根本匠厚生労働相は3日夜、省内で就任の記者会見をし、2018年度中に枠組みを固めることになっている医師の働き方改革について、医師一人一人の健康維持と地域医療の提供体制の確保をいかに両立させるかが課題だとの認識を示した。【越浦麻美】
根本厚労相はまた、「医師には自己研さんを積んでもらわなくてはならないし、地域医療の提供体制の担い手でもある」と述べ、労働時間の上限規制の枠組みを具体化する上で、医師の業務特性に配慮する必要性も指摘した。
医師の働き方改革は、省内の検討会が枠組みの具体化を進めており、医師の自己研さんを労働とみなすかどうかや、医師法の「応召義務」との整合性をどう担保するかが焦点になっている。
出典:医療介護CBニュース