マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
日本専門医機構では、かねて懸念されていた専攻医の研修地が、東京に一極集中している問題について、研修3年目には8割超が5割超まで低下しているデータに基づき「循環がうまくいっている」と見解を示しました。
日本専門医機構は13日、東京の基幹施設に所属する専攻医の研修地に関する都道府県別のデータを公表した。東京には1年目に全体の8割超が集中するが、3年目にはこれが2割以上減るとしている。【松村秀士】
同機構は、専攻医の研修地について287施設から回答を得た。その結果、東京の基幹施設に所属する1年目の専攻医(1524人)は、86.4%が東京に集中していた。3年目には、東京で研修を受ける専攻医の割合が56.3%まで低下する。
13日に開かれた理事会後の記者会見で、松原謙二副理事長(日本医師会副会長)は、専攻医の研修先について、「循環がうまくいっている」とし、3年目には東京への一極集中が緩和されるとの見解を示した。
出典:医療介護CBニュース