保険協会の診断書作成ガイドラインが改定、医師の業務負荷に配慮|業界ニュース

医師の求人・転職・アルバイトはマイナビDOCTOR

保険協会の診断書作成ガイドラインが改定、
医師の業務負荷に配慮

マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
医師の文書作成業務の負担軽減を考慮し、生命保険協会と日本損害保険協会の「診断書様式作成にあたってのガイドライン」が改定されました。医療現場から削除の要望が強かった「前医欄」は「告知義務違反や責任開始前発病を問わないケースでは欄自体を設けないことが求められている」と明記。診断書発行縮減のため、医療機関発行の領収証を代用できる「簡略請求」の推進も盛り込まれています。ガイドラインに拘束力はないものの、医師の負担軽減の着実な推進につながる措置として期待されます。

厚生労働省は25日、生命保険協会と日本損害保険協会の「診断書様式作成にあたってのガイドライン」が改定されたと発表した。新ガイドラインは、厚労省と金融庁が共催した研究会が昨年12月に取りまとめた「議論の整理」に沿って、両協会が医師の文書作成業務の負荷軽減を考慮して見直したもの。ガイドラインに拘束力はないが、両協会の加盟各社向けに、保険金・給付金請求時の標準的な診断書様式を示している。

両協会の新ガイドラインでは、従来の様式で医療機関が自由に記載する形式となっていた「経過欄」について、「可能な限り項目を設けないことが望ましい」とし、必要な項目は所定欄に追加するなど、医療機関側の記入の負荷に配慮した対応を求めている。

医療現場から削除に向けた強い要望があった「前医欄」に関しては、「告知義務違反や責任開始前発病を問わないケースでは欄自体を設けないことが求められている」と明記。一方、保険制度の健全性の維持や保険契約者間の公平性確保の観点から欄を設ける場合は、危険選択において真に必要となる証明項目か否かを検討し、その趣旨に添わない項目(所在地や治療内容等)は「設けない」とした。「既往症欄」についても「証明項目の精査を行うことが望ましい」としている。

診断書発行枚数の縮減に向け、医療機関発行の領収証などを代用する「簡略請求」の推進も盛り込んだ。

厚労省は、新ガイドラインについて「医師の働き方改革の着実な推進にとっても有効なもの」との見解を示している。

出典:Web医事新報

RECENTLY ENTRY最新記事

RECOMMEND ARTICLEおすすめ記事

CATEGORY記事カテゴリ

医師転職ナレッジ
意外と知らない医師の転職市場。ここでは、医師の転職市場全体の動向や、診療科目別のトレンドなど希望のキャリアを実現するナレッジを紹介いたします。
医師の現場と働き方
このコンテンツでは、勤める環境によって、医師がどんな働き方になるのかをデータや現場レポートを交えて紹介いたします。
DOCTORY(ドクトリー)
「Doctor=医師」+「Story=物語」+「Victory=成功、喜び」から成る造語です。第一線で活躍される先生方のキャリアや生き方に関するお話をうかがい、若き医師たちの指針となるようなメッセージをお届けします。
スペシャルコラム
最新の医療関連情報はもちろん「開業」のヒントや「お金」の話など、医師のライフスタイルを豊かにする情報満載。
世界の医療NEWS
世界の医療ニュースの中から、厳選した記事をギュッと凝縮して紹介します。1日数本を1分で、サクッと読むことができます。日々の情報収集、話のネタ探しにお役立てください。

求人検索

まずは【勤務形態】を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

※都道府県は3つまで選択可能です。

条件を選択してください

※市区町村は5つまで選択可能です。

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください

条件を選択してください