男性に比べ、ライフイベントの変化によりキャリアチェンジを余儀なくされることが多い女性医師。今回は結婚や出産を機にキャリアチェンジをすることになった、麻酔科医から、希望する条件を満たした美容外科医に転科した女性医師(34歳)の転職体験レポート「条件の良い病院を見つけるまで」をご紹介します。
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1.女性医師特有の病院への不満
現在働いている病院への不満の有無に男女差はないと思いますが、それでも女性特有の不満というものは出てきます。当時は中規模な市中病院で麻酔科医として働いていました。週4日就業して、当直やオンコールはなしという条件を付けていました。医師として医療に携わることはとても重要なことですが、同時にプライベートを充実させるのも自分にとって、とても重要なことだったからです。その後、しばらくは働きやすい状況が続いたのですが、医師数が増え手術件数が増えるに従い、担当する麻酔症例も増えて、残業時間が大幅に増えていきました。
当時、忙しくなった時期と重なりちょうど結婚をして、仕事も家庭も大事にしたいという気持ちが高まっていきました。残業時間が増え、家に帰れる時間が読めないということはとてもストレスになり、働く環境に不満を持つようになりました。
結婚や出産でライフスタイルが変わると、今まで「平気だった働き方」ができなくなることが、女性医師にとっては多々あると思います。ライフイベントによって左右されやすいというところが、女性医師特有の病院への不満の原因だと思います。
2.どのような条件の病院が望ましいか?
家庭を大事にしたいか、仕事を充実させたいか、これは本人の自由だと思います。家庭を大事にするのも、仕事を充実させるのもどちらも素晴らしいことだと思うので、どちらが良くてどちらが悪いということはありません。私の場合は仕事もしますが、どちらかといえば家庭を大事にしたいタイプだったので「週4日勤務」「オンコール、当直なし」「できれば交通の便が良いこと」を条件として、新しい転職先を見つけることにしました。
このとき、どんな条件が望ましいかはそれぞれ個人差があると思います。バリバリ働きたい人や医師としてキャリアアップしたい人は「週5日勤務かつ指導医がいるところ」などといった条件になると思います。まずは自分の中で軸となる条件を1つ選んで、そこから1つか2つ「できれば叶えたい条件」を加えるのがちょうどいいと、実体験から感じました。
3.希望する病院を見つけるためのコツ
私は「週4日勤務」「オンコール当直なし」「交通の便が良い」この3つを満たす病院をすぐに見つけることができました。ただしこれは大変運が良かったのだと思っています。医師が自分で転職先を見つけることは少数だと思います。ほとんどの人が転職エージェントに依頼して、マッチングをしてもらうことになるかと思います。
希望する病院を見つけるためには「エージェントをどれだけうまく使うか」によると思います。上に挙げた3つのほかにも給与や残業、人間関係など細かい条件も挙げてマッチングする病院を探してもらいました。
希望する条件を「多過ぎ」というくらい挙げたほうが、後々のミスマッチは減ると思います。
私は今回の転職で麻酔科から美容皮膚科に転科しました。未経験でも就業可能で、ある程度シフトにも融通が利き、オンコールや当直もなく、交通の便が良く、給与水準も高いと女性にとっては働きやすい職場だと思っています。
文:山田かおり(美容外科医)
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