マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
東京・大井町の東芝病院が2018年3月30日をもって、カマチグループを運営する緑野会に285億円で譲渡されます。太平洋戦争中の1945(昭和20)年にオープンした東芝病院は73年の歴史に幕を下ろしますが、緑野会に譲渡されることで、地域のニーズに沿った医療が継続できると判断した模様です。
経営再建中の東芝は、東芝病院(東京都品川区、308床)について、医療法人社団緑野会(神奈川県大和市)と事業譲渡契約を締結したと発表した。譲渡予定価格は285億円。2018年3月30日に譲渡を完了する見通し。【新井哉】
東芝によると、同病院は1945年に設立された。外科や小児科、神経精神科、リハビリテーション科、緩和ケア科など24の診療科目がある。2017年3月期の医業損益は約2億7900万円の赤字だった。緑野会に譲渡することで、地域のニーズに沿った医療を継続できると判断した。
譲渡先の緑野会が所属するカマチグループは、九州や関東地方を中心に、高度急性期から回復期、在宅復帰までの医療事業を展開。26病院、12診療所に加え、看護師を養成する専門学校なども運営している。
出典:医療介護CBニュース