マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
内閣府が公表した報告書によると、中長期的にさらなる高齢期の健康寿命の延伸が予測。ここでもビッグデータを用いたAI(人工知能)のサービスが、大きな鍵を握ることになりそうです。
内閣府は、「高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会」の報告書を公表した。認知症の高齢者の増加を踏まえ、「QOL(生活の質)の議論を進め、分野横断的な基本方針等を定めることができないか」などと提案している。【新井哉】
新しい高齢社会対策大綱の案の作成に役立てようと、検討会は、重点課題などを議論し、報告書をまとめた。
報告書では、▽医療、介護、食、住まいなどの必要性が満たされる環境の整備▽介護離職ゼロの実現▽人生の最終段階の過ごし方▽後見制度―といった高齢者の活躍の支障となる問題について、「環境整備や先進技術の活用を進めていくことが重要」とした。
中長期的には、高齢期の健康寿命の延伸などが考えられるとし、AI(人工知能)などの技術革新に基づいたサービスが創出される可能性を指摘。また、介護予防や健康改善、医療費適正化といった「具体的なゴール達成」には、ビッグデータの分析を活用する必要性を挙げた。
出典:医療介護CBニュース