マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
文科省は来年度の国公立私立大学の医学部入学定員計画について、「新医師確保総合対策」と「緊急医師確保対策」による臨時定員を今年限りで終了。代替として各都道府県が奨学金を設けたうえで選抜する「地域枠」に316人分を充てることになります。
文部科学省は16日、2018年度の国公私立大学の医学部入学定員に関する計画を公表した。17年度比で1人減の9419人とする。医師確保対策などに基づく臨時定員(317人分)がなくなるため、新たに「地域枠」を設け、同規模の定員を維持できるようにする。【新井哉】
文科省などによると、「新医師確保総合対策」と「緊急医師確保対策」による臨時定員(317人分)については、今年度で終了する。その代替手段として、都道府県が作成する医療計画などに基づき、奨学金を設けて「地域医療を担う意思」を持つ人を選抜する「地域枠」として、18年度は316人分を充てる。
「地域枠」による増員の期間は19年度まで。その後の取り扱いについては、「その時点の医師養成数の将来見通しや定着状況を踏まえて判断する」としている。
出典:医療介護CBニュース