マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
厚生労働省は4日、幹部人事を発表しました。旧厚生、労働両省のうち厚生出身の次官が2代続くことになりました。新たに設けられる次官級ポスト「医務技監」には医系技官の鈴木康裕保険局長(57)を充てます。発令は11日付です。
厚生労働省は4日、局長級以上の幹部人事を公表した。事務次官に蒲原基道(かもはら・もとみち)老健局長を起用し、新たな次官級ポスト「医務技監」には鈴木康裕保険局長を充てる。また、保険局長には鈴木俊彦年金局長、医政局長には武田俊彦医薬・生活衛生局長が就任する。同省は11日付で発令する。【松村秀士】
新たな人事は、同日の閣議後の記者会見で塩崎恭久厚労相が発表した。
老健局長には浜谷浩樹大臣官房審議官(医療介護連携担当)、健康局長には福田祐典大臣官房技術・国際保健総括審議官、医薬・生活衛生局長には宮本真司日本年金機構理事がそれぞれ就任。一方、二川一男事務次官や岡崎淳一厚生労働審議官、神田裕二医政局長らはいずれも辞職する。
医務技監は、事務次官に次ぐ“官僚ナンバー2”の位置付けで、厚生労働審議官に並ぶポスト。医療関係者とのハイレベルな調整や革新的な医療技術の実用化の推進、国際的な保健外交の分野などで中心的な役割を担う。
医務技監に就任する鈴木氏は、慶大医学部出身の医系技官。2006年9月に老健局の老人保健課長に就任し、09年度の介護報酬改定を担当したほか、12年度の診療・介護報酬の同時改定では、保険局の医療課長として診療報酬改定の取りまとめに当たった。
出典:医療介護CBニュース