マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
自民党の一部議員との調整が難航し、受動喫煙防止の強化策を盛り込んだ法案の国会提出ができなくなっています。日本医師会は、厚生労働省のまとめたこの法案成立を後押しするために全国規模の署名活動を開始しました。 趣意書・署名用紙は都道府県医師会・医療機関を通じて配布・回収するほか、日本医師会のウェブサイト新着情報一覧からもダウンロードでき、記入した原本の直接送付も可能とのことです。集まった署名は、首相官邸、衆参両院議長などに提出する予定です。
厚生労働省がまとめた受動喫煙防止の強化策を盛り込んだ法案が、自民党との調整が難航していることにより国会提出できない状況が続いていることを受け、日本医師会(日医)は同法案の成立を後押しするために全国規模での署名活動を開始する。10日の記者会見で横倉義武会長は、「膠着状態を打開しなくてはいけない。署名は国会会期末までに相当数集まるだろうから、その段階で提出したい」と述べた。【君塚靖】
署名は全国民が対象で、署名の趣意書と用紙は、日医から都道府県医師会、郡市区医師会を通じて会員に向けて配布する。日医のウェブサイトからも用紙などをダウンロードすることが可能だ。医療機関を受診する患者には、待合室などで署名してもらう。日医は200万から300万筆の署名を集めたい考えだ。集められた署名は、首相官邸のほか、衆参両院議長などにも提出する予定だ。
受動喫煙防止への署名を呼び掛ける横倉会長(10日、日医会館)
出典:医療介護CBニュース