マイナビDOCTOR 編集部からのコメント
インフルエンザが10道県で注意報レベルになっています。
厚生労働省の発表によると、今シーズンの全国累計患者数は約206万人となりました。昨年12月26日~1月1日までにインフルエンザで全国の医療機関を受診した推定患者数は、前回より約8万人増の約59万人。
年齢別では20代が一番多く、約9万人でした。ウイルスの種類は直近5週間でAH3亜型が最も多く、次いでB型、AHpdm09の順となりました。
今シーズン(昨年9月以降)にインフルエンザで医療機関を受診した患者が200万人を超えたことが11日、厚生労働省が公表した患者報告で分かった。200万人を上回ったのは昨シーズンよりも1カ月ほど早かった。10道県で注意報レベルとなっており、患者が増加傾向の自治体では、急な発熱や咳などの症状がある場合、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
昨年12月26日から今年1月1日までの週に全国の医療機関を受診した推定患者数は、前週より約8万人増の約59万人で、年齢別では20歳代が約9万人で最も多かった。今シーズンの全国の累計患者数は約206万人となった。過去5年で200万人に最も早く達した2014年から15年にかけてのシーズンと同じ時期に200万人を上回った。
この週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約2%増の定点当たり8.54人。10道県で注意報の基準値(10.0人)を上回った。
都道府県別では、岐阜が18.26人で最も多く、以下は秋田(17.54人)、茨城(14.31人)、福井(12.66人)、愛知(12.55人)、沖縄(12.21人)、埼玉(11.87人)、北海道(11.42人)、群馬(11.26人)、福島(11.12人)、香川(9.38人)、福岡(9.1人)、東京(9.08人)、富山(8.96人)、岩手(8.95人)、神奈川(8.94人)、千葉(8.67人)などの順だった。
ウイルスの検出状況については、直近の5週間ではAH3 亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順だった。
出典:医療介護CBニュース